2019年08月01日

やっぱり帰ってきた庵野ウルトラマン

 先日は円谷プロが「当社が発表したものではない」といっていた『シン・ウルトラマン』ですが、本日、カラーの発表で樋口真嗣監督、庵野秀明企画・脚本として制作されることが正式に発表!やっぱり(笑)


『シン・ウルトラマン』映画化に関するお知らせ
https://www.khara.co.jp/2019/08/01/01/

帰ってきた?庵野ウルトラマン
http://sthomas.otaden.jp/e446316.html

 やっぱり正式に発表するタイミングではなかったので、微妙なコメントになっただけなのね。東宝系配給も発表されたので、長澤まさみも出演するでしょう。まさみタンがユリアンやグリージョのように変身するのか、巨大フジ隊員や月星人・南夕子ばりの扱いになるのか(昔出ていたウルトラ怪獣図鑑とかに巨大フジ隊員や月星人・南夕子が扱われていて、怪獣扱いかいっ!と思ったことは秘密だ)。気になるね

 ゴジラ、ウルトラマンと日本の特撮界では確固たるポジションを築きながら、大人向け作品としてはすでにその役目を終えていた作品の復活を担ってきた庵野・樋口。そうきたら、次回は『シン・大魔神』ですね!『シン・ガッパ』でもいいんですよ?

 あと、今回のポイントは帰りマン名前問題にどう決着をつけてくれるのかだ!




  


Posted by 縛りやトーマス at 06:56Comments(0)特撮・ヒーロー怪獣

2019年06月11日

ゴジラファンは複雑なのだ『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』



 2014年版『GODZILLA ゴジラ』の続き。前回はオリジナル怪獣のムートーとの戦いが描かれたが、今回は世界中に眠る怪獣たちが目覚め、地球の王座を巡って戦いが起こる。王の座は渡さんと再びゴジラが現れる。挑むのはキングギドラ、ラドン、モスラ!(そのほか)『怪獣総進撃』か?『オール怪獣総進撃』か?はたまた『FINAL WARS』か!?

 ・・・と期待を煽るだけ煽って我々の前にやってきたのは平成ゴジラシリーズ程度の大盛焼きそば一万倍野郎でしかなかった!

 とはいえ制作はハリウッドで、今世界でもっとも景気のいい中国資本をバックにつけたレジェンダリー作品なので、VFXはすさまじいの一言で、南極でのゴジラVSキングギドラ戦やメキシコでのラドン大暴れなどは絶句。が、後半のクライマックスは一切緩急がつけられず、ただただハイテンションで突き進むだけなので見ていて疲れるし飽きる。

 なにより怪獣バトルのすさまじさと比較しても人間ドラマの雑さ、酷さはいくら僕たちが『ゴジラ対メガロ』『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』とか、平成ゴジラVSシリーズとかに耐えてきたとはいえ、納得できなかった。

 まずこの映画の主役であるラッセル一家。マーク(カイル・チャンドラー)とエマ(ヴェラ・ファーミガ)はモナークの科学者で、サンフランシスコの惨劇で息子を失ったことからマークは組織を離れ、エマはマークが考案した怪獣と交信できる機械“オルカ”を完成させ、中国のモナーク施設でモスラを目覚めさせた上にコントロールすることに成功。しかしエコ・テロ集団に捕まり、助けにやってきたマークの前でオルカを使いキングギドラを復活させる。その後

「地球は死に瀕している!怪獣たちに地球を好き放題破壊させ、地球の寄生虫である人類を激減させるのだ!(サノスかよおめーは)そして地球を再生させよう!」

 とか突然言い始める。彼女はモナークにいたときは逆のこと言ってたのに、地球を破壊しようとするエコ・テロ連中に感化されたのか、平和のためにつくられたはずのオルカが人類に牙をむくのだ。これはゴジラシリーズで描かれてきた「科学の暴走が人類を破滅させる」というテーマに沿っているかもしれないが、このエマと娘マディソンのやることが支離滅裂。
 エマとマディソンはキングギドラが眠る南極にまで助けに来たマークを振り切ってキングギドラを目覚めさせる。
中国でエコ・テロ連中に捕まった時点で感化されてるわけだ。
 しかしその後、メキシコで無差別に暴れまわるラドンを見て「住民が避難するまで攻撃しない予定だったのに」とか言い出して母娘決別。しかし怪獣が暴れれば犠牲がでるのは当たり前で、その程度の覚悟で怪獣蘇らせたんかい!と言いたくなるし、娘もなに今更善人ぶってんだ!南極では親父すら無視しておいて!そして急に正義感に目覚めた娘はエコテロ施設を抜け出してオルカを持ち出し、ボストンのフェンウェイ・パークまでたどり着く。ここまでエコ・テロ連中の誰にも気づかれないまま・・・マディソンはオルカで世界中の怪獣の動きを停止。そして娘の行動を知ったエマはエコ・テロ連中を捨ててボストンへ・・・

 怪獣による世界中の破壊は全部この家族が原因なのに、ラストでは誰も死ぬことなく(追記:母親は死んでました)家族が再会できてよかったね、じゃねーよ!あっちなみにクライマックスではゴジラやキングギドラの真下で家族が怪獣を見上げてなんか騒いでました。話が雑過ぎる!大森一樹のゴジラでさんざん見た光景を2019年のハリウッド作品で見ることになろうとは・・・

 死ぬべき人間が誰も死なず、死ななくてもいい人間がみんな死ぬ、という不条理。この家族が怪獣を止めるために全員死なないと納得できない。そもそもモナークっていう組織自体が無能の集まりだよね。怪獣を発見して管理しているといいながら、実際は世界中で共有すべき情報を独り占めしていたわけで、なんか一握りの富裕層が世界の富を支配している、みたいな揶揄に見えなくもない。そして芹沢猪四郎博士(渡辺謙)の犠牲で世界が救われ、チャン・ツィイーが生き残る!見ようによっては欧米社会が支配してきた富をアジア人が再分配するストーリーに見えなくもない・・・ってこんな前田有一みたいな戯言を抜かしてる場合ではない。

 この杜撰なお話をやってしまったマイケル・ドハティ監督が大森一樹やら大河原孝夫の平成ゴジラVSシリーズのファンだというのはわかった。初代のファンです、みたいな戯言でお茶を濁さなかったことは好感がもてる。
 僕も青春時代のゴジラがVSシリーズだったからあのシリーズは憎みつつも愛している部分があるので、今回も腹が立つけど好きだといえる。ゴジラファンは複雑なのだ(面倒ともいう)。

  


Posted by 縛りやトーマス at 20:32Comments(4)特撮・ヒーロー怪獣

2018年06月05日

ワクワクが止まらない!『ランペイジ 巨獣大乱闘』



 キョダイカが止まらない!宇宙ステーションで遺伝子操作の実験が行われていたが、巨大化したネズミが暴走。アトキンズ博士(『グラインド・ハウス』に出ていたマーリー・シェルトン)は脱出するが、巨大ネズミはステーションと脱出ポッドもろとも破壊し、実験のサンプルは地球に降り注ぎ、サンプルの飛沫を浴びた動物たちが巨大化する…
 という乱暴な設定による大アクション映画だ。主演したザ・ロック様ことドウェイン・ジョンソンは『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』に次ぐ大ヒットとなり、この二作でドル箱スターに。ロック様の役どころはデイビスという霊長類学者。あの外見で!?動物保護地区で面倒を見ていた希少種であるアルビノのゴリラ、ジョージ(おさるのジョージか!?)が突然巨大化して熊を殴り殺していた。そこにやってきたコールドウェル博士(ナオミ・ハリス)が巨大化の理由がエナジー社の遺伝子実験によるものだと説明。そのころエナジー社はブラックウォーターばりの民間軍事会社にサンプルの回収を要請するが、巨大化したオオカミ・ラルフによって全滅。エナジー社のタワーから発信されている低周波によってジョージ、ラルフ、ワニのリジーがシカゴに集結する。軍隊はまるで歯が立たない。コールドウェル博士とデイビスはエナジー社に保管されている治療薬を一本だけ回収。ジョージを正気に戻すことに成功。デイビスはジョージとともに軍隊から横どった武器を使って巨獣たちに戦いを挑む。

 この手の巨大モンスターものは人間の手に負えないサイズであるため、人間のキャラはただモンスターが暴れまわるのを見るだけになりがちだけど、なにしろ今回の主役はロック様なので巨獣たちと互角に渡り合うのだ。学者にそんなことできるの?と思われるが、デイビスは元特殊部隊の隊員だった!こんな強引な設定、ロック様以外に許されないだろう。デイビスは密猟者専門の部隊に居た時、アルビノのゴリラを狩ろうとする密猟者が親ゴリラを殺して子供を奪おうとした連中を皆殺しにし、人間に絶望したという過去があった。そんな彼が親を殺されたジョージとタッグを組んで人間たちを守ろうとするのだ。これは…深いテーマだな…最後までドキドキワクワクが止まらない!!
 ラストにはジョージが崩壊したビルから子供を助けたりする『猿人ジョー・ヤング』(1949)風の場面もあってゴリラ映画への目配せも忘れていないあたりがいいですね。



  


Posted by 縛りやトーマス at 09:39Comments(0)怪獣