2018年08月30日

『カメラを止めるな!』の本当の元ネタ?忘れ去られたアニメ『超変身コス∞プレイヤー』


 興行成績15億を突破し、20億円が見えている映画『カメラを止めるな!』FLASHが煽ったパクリ騒動もなんのその、夏映画の話題を掻っ攫っています。
 さてそのパクリ騒動の最中、月一で一緒にトーク・イベントをやっている友人Aことアシスタント・トモにこの作品を勧めたところ、「これって『超変身コス∞プレイヤー』に似てますよね?」と言い出すので何のことかさっぱりわからなかった。トモによると2004年にサンテレビで放送していた15分アニメ枠の『A15』で放送していたシリーズだという。14年前!元大学で自主制作映画を撮っていたトモは「撮影本編と劇中劇の舞台裏を描く二重構成の物語がカメ止めと酷似している」と指摘。「むしろ舞台GHOST IN THE BOX!よりもこちらがパクリかも知れない」とまでいうので見てました。以下解説。

 『A15』はポニーキャニオンのアニメレーベルm.o.eの15分アニメ枠の総称で、その中の『変身3部作』と呼ばれているうちの第一部にあたるのが『超変身コス∞プレイヤー』だ。


 コスプレ好きの女子高生である星野古都は、偶然邪神を復活させてしまい、その結果世界は魔物の徘徊する危機的状況に陥ってしまう。この状況を打破するため、彼女はコス∞プレイヤー(コスモポリタン・プレイヤー)と呼ばれる祈祷師の一人であるミコレイヤーとなり、仲間のコス∞プレイヤー達とともに敵と戦うことになる。
 古都はミコレイヤーとして仲間たちと戦い続けるが、強敵・黒祈士の正体が自分が邪神を蘇らせたために異世界に取り込まれ犠牲となったクルスであったことが発覚。クルスの帰還を他のコス∞プレイヤーが喜ぶ中、「本当は彼が黒幕ではないのか?」と疑いはじめ、仲間たちと袂を分かつことに。クルスはコス∞プレイヤーたちを目覚めさせるために彼女たちを無理やりトラウマに向き合わせたり、クルスに愛情を抱くスカーレット/シスタレイヤーをSM責めにしたりする。真相は古都を見守り導いていたタキツヒメこそが黒幕だったのだが最終的にコス∞プレイヤーたちの奮戦によって世界は救われる…という話が全8話に渡って展開されるが、前後のつながりが支離滅裂で破綻しているのだ。あとはコス∞プレイヤーたちが戦闘中に不必要としか思えないパンチラ、エロ描写を山ほど見せられるという出来の悪い(ただし作画レベルは高い)映像を見せられ何が何だかわからないまま完結。
 すると翌週からは『ヒットをねらえ!』という第二部にあたる作品が何の説明もなくスタート!


 生田美月は映像制作会社・宝竹の新人で、子供の頃に見た刑事ドラマに憧れて入社、ついにプロデューサーとしての仕事を任されることになるが、それは刑事ドラマではなく子供向け特撮番組の『超変身コス∞プレイヤー』であった…実は8話かけて放送されたものは同名のテレビ番組だった!ということが明かされる。生田はプロデューサーとして度重なる脚本制作のトラブル、上層部のワガママ、芸能事務所の方針に振り回されながらもなんとか番組を完成させようと奮闘。その様子をコメディタッチで描くという、おお、まるで『カメラを止めるな!』ではないか!
 劇中劇のアイデア自体はこれがオリジナルではないですが、似たようなことを14年も前にやっている人たちがいた!しかも深夜アニメの世界で!この二部では一部の『超変身コス∞プレイヤー』の展開が支離滅裂なのはダイジェスト版だったからということも明かされるし伏線の回収も行われる。『ヒットをねらえ!』はトラブルにもめげず作品を完成させようとする生田の姿に思わずほろりとしてしまい、特撮番組制作の舞台裏を知っている人には思わず頷ける場面も多い。登場人物の名前がいのくままさお(仮面ライダーシリーズで有名なベテランカメラマン)のパロディのかのうたつおとか、大物脚本家の名前が高原進三というどう見ても上原正三のパロディで特撮ファンはニヤリ。『ヒットをねらえ!』はカメ止めのように産みの辛さがきちんと描かれ泣き笑いもあり大変面白く、本作だけソフトを買ったという意見も聞く。しかし、このシリーズは『変身3部作』である。さらに第3部にあたる『LOVE♥LOVE?』がスタートするが、これが大変な問題作なのだ。


 タレントを目指す高校生の大泉直人はオーディションに落ち続けるが、ひょんなことから特撮番組『超変身コス∞プレイヤー』の脚本とメイキングビデオのカメラマンを任されることに。プロデューサー生田により大泉は『超変身コス∞プレイヤー』の原作者であり脚本家であることを隠してカメラを回す。メインヒロインである星野古都/ミコレイヤーを演じる八神菜摘は大泉のクラスメイトで彼女に好意を寄せる大泉はつい彼女を中心に撮影してしまう。ところがある日をきっかけに他の出演者の女性たちから大泉は熱烈なアプローチを受けることになる。八神一筋と決めている大泉は懸命に抗うのだが、童貞野郎・大泉を襲うラッキースケベの罠は如何ともしがたい!その裏では度重なる脚本の変更を生田に要求され、「あのチビッコがぁー!」と部屋でひとり悪態をつく日々を送る大泉の精神は崩壊寸前に。そんな中、演技の悩みを抱える八神の相談を受けた大泉は気が付けばラブホテルに二人きりに!

 当時の深夜アニメ王道のエロ・ラブコメ描写も極まれりといったところで物語は驚愕の展開に!なんと大泉が原作者であり脚本家であることは八神たち女性出演者全員が知っていて、彼女たちは自分たちの出番を少しでも増やしてもらおうと打算で大泉に迫っていただけだったことが発覚!
 真相を知った大泉は自分を馬鹿にしていた彼女たちに脚本上で復讐しようとする(!)ストーリー上不必要なSM責めに遭わせて
「純粋な俺の気持ちを踏みにじりやがって…!謝罪しろぉ!」
 と妄想を募らせる。そんな脚本、プロデューサーチェックの段階で引っかからない?と思うが、『ヒットをねらえ!』ではこの時期仕事がうまくいきすぎている生田がそんなことが起きてるとはつゆ知らず、大泉を信じて脚本をノーチェックで通していたことが描かれていたのだ!(まさかこんなところに伏線が)なのであとからこのシーンって必要なの?とぼやく生田に「脚本通したのは生田さんですよね!?」と強気に出る大泉!この後まあ色々あって(とても書けない)番組は打ち切りになってしまうのだった。


「二重構成で本編&劇中劇の舞台裏を描く」という『カメラを止めるな!』のスタイルを14年前に完成されているのがスゴイ。こちらは二重どころか三重だもの。
 しかしこの『変身3部作』が『カメラを止めるな!』同様の熱い支持を受けて今も語り継がれる作品なのかというと疑問。僕も全然知らなかったし(この枠でやってた『鋼鉄天使くるみ』は見てたのに)、このカメ止め騒動で類似点を指摘しているような意見もほとんど聞かない。
 でもその理由もわかる気がする。3部作のうち面白いのは二部の『ヒットをねらえ!』だけで『超変身コス∞プレイヤー』はイマイチな出来の萌えアニメで、『LOVE♥LOVE?』は人間のドロドロした部分を描きすぎで、視聴者が応援できる部分がほとんどない。『カメラを止めるな!』はその辺が本当に上手くできていて、あの出演者たちを観客全員が応援したくなるようになっているが、『変身3部作』にそれが感じられるのは『ヒットをねらえ!』だけで『LOVE♥LOVE?』であんなスキャンダルを起こしている連中を安易に許すような展開に納得できない。はっきりいって『ヒットをねらえ!』までで終わっておけば傑作として語り継がれたかもしれない。
 深夜の萌えアニメにこんなこというのは野暮だけどパンチラもエロも必要以上に多すぎ物語のテンポを削ぐ勢いで入り込むので(ただでさえ15分アニメなのに!)まったく萌えられない。
 本シリーズの脚本を書いた荒川稔久さんはスーパー戦隊シリーズでおなじみの人でアイドル好き、萌えアニメでも定評のある人なのになぜこんなことに。『LOVE♥LOVE?』ではヒロインの八神が大泉に「この人の脚本を読んで、ヒーローものが好きなんだなあってことがすごく伝わってきたんだ」っていうけど『超変身コス∞プレイヤー』を観る限り、そういうの全然伝わってこないよ…

 しかし、影響された人たちはいたようで二年後の2006年に同じサンテレビで放送されたアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』は本編の劇中劇『朝比奈ミクルの冒険 Episode00』から第一話がスタートして後にその舞台裏が明かされるのだ!まったくの偶然だろうが、類似性や影響力を考えずにいられない。

 こういうのを見てみると『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が同じようなテーマでも観客が応援したくなるような物語にして、カタルシスを与えるのが上手かったのかがわかるね。
 上田監督、次回作は『超変身コス∞プレイヤー』と『ヒットをねらえ!』の実写リメイクやってくれないかな?絶対アニメより面白くなるよ。『LOVE♥LOVE?』はやらなくていい。

※変身3部作は別に封印作品でもなんでもないので、DVDやBDもしくはバンダイチャンネル、U-NEXTなどの配信サービスでも観られます

  


Posted by 縛りやトーマス at 02:45Comments(6)アニメ特撮・ヒーロー

2018年08月08日

あ~るスタンプ

 31年ぶりの「最新刊」が登場したり、完全版の復刻が為されているという一体今は何年なんだ、といいたくなる『究極超人あ~る』ですが、この度LINEスタンプが登場した。

https://store.line.me/stickershop/product/4232522/ja

 漫画の名台詞、名場面がバッチリ再現されており、「まーかして!」「ぼくはとうだいにいかねばなりません」「無罪」など使用頻度の高そうな(?)スタンプが揃っているので毎日使いたい。LINEやってなくても使いたい。「ばるぱんさーの変身ポーズはこうだ!」「名付けて・・・超人野球!」「諸君!この続きは放課後にしたまえ!」などがないのが残念だ。

 しかし、このスタンプから発表からなかなか購入できなかったのだ。定められた時間に前後2時間ずつの幅をとる光画部時間を採用していたり、スタンプのひとつR・デコの「あなたは堕落しました」が「墜落しました」になっていて(こっちの方があってるかもしれない・・・)の漫画のネタを思い出してしまう、そこまで再現しているのか!ホントのところは間違ってただけなんだけど。



 色んな意味で年代物のオタクをワクワクさせてくれるあ~るLINEスタンプ。理屈じゃないんだ!スタンプなんだよ!

  


Posted by 縛りやトーマス at 13:52Comments(0)アニメ漫画

2018年07月29日

大規模公開の私的作品『未来のミライ』



 マッドハウスの齋藤優一郎と細田守が共同で立ち上げたスタジオ地図の第三回作品であり、細田守監督第五作。

 4歳の男の子、くんちゃん(CV:上白石萌歌)は両親や周囲の愛情を一身に受けて育っていたが、母親が妹のミライを生むとみんなの愛情はミライが独占することに。ミライに嫉妬したくんちゃんはミライにイタズラをしたり、鉄道のおもちゃで殴ろうとしたりしたので、お母さんはくんちゃんをしかりつける。くんちゃんは怒りを爆発させて家の中庭に飛び出すと、見知らぬ異世界に飛ばされてしまう。その世界には中学生になったミライがいて、「お兄ちゃん、どうして私に意地悪するの!」とくんちゃんをしかるのだった。

『未来のミライ』は細田監督の長男が妹が生まれた途端に我儘を言い出すようになった、という自身の見て感じたエピソードを元に制作されている。くんちゃんは4歳児ならではのメンタリティで我儘放題に振舞う。両親が「くんちゃんはお兄ちゃんなんだから」と言われてもくんちゃんには自分が王様のようにふるまえる世界しか知らない。そこに飼っている犬のゆっこが人間の姿で現れる。「自分はこの国の王子だった」というゆっこはかつては自分がこの家の王子だったのに、くんちゃんが生まれると両親はくんちゃんにばかり愛情を注ぐようになった。くんちゃんがミライによって両親の愛情を奪われたのと同じことが起きていたのだ。
 くんちゃんの元に未来から人がやってきたり、または過去の世界に飛ばされたりして、くんちゃんは色んな人によって自分が生かされていること、自分は世界の王様ではないことを知って少しずつ成長していく。くんちゃんの冒険を両親はまったく知らないのであっという間に子供が大きくなり、大人になっていくのを目の当たりにしてしんみりするのだ。「子供は大人の知らないところであっという間に成長する」というのは現実の世界でもそうだし、細田監督が実際に感じたことだろう。
 と聞くと、どの家族にも相通じる不変のテーマのようだが、根底にあるのは細田守の私的な思いであり、これが災いして作品としては締まりの悪いプライベートフィルムになってしまった。

 この背景には今回単独で細田守が脚本を書いてしまったことにある。細田守は『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』では奥寺佐渡子という脚本家に任せて、『バケモノの子』では共同で脚本を書いていたが今回は細田単独だ。エンターテイメントとして完璧にストーリーを構成していた奥寺なしで、しかも細田守の私的な思いによるエピソードを並べただけの話は脈絡がなく、無意味な演出が積み重なった。
 最初のエピソードでは未来から来たミライにより「同じ時間軸では二人の人間は同時に存在できない」というタイムパラドックスが説明されるが、後半では同じ人物が同じ時間軸で存在している。その説明は一切ない。さらにくんちゃんは不満を爆発させ、家の中庭に降りると異世界(過去や未来)に移動するが、そのルールもほとんど説明されないので観客の多くはうっかり見落とすだろう。なぜこんなわかりにくいルールにしたのか。『時をかける少女』みたいにラベンダーの匂いを嗅いだらタイムリープする、みたいなわかりやすいやり方になぜしなかったのか。
 最初の「ひな人形を片付ける」というエピソードで人形のもっているしゃもじ状のものがお父さんの背中に張り付いていて、それをくんちゃん・ミライ・ゆっこが気づかれないように近づいて取るというのも、くんちゃんがサッと近づいて取ればいいだけでこれを物凄いドキドキ感あふれる演出にする必要ある?

 くんちゃんという人間の名前だかなんだかわからないのは一体なんなのか。妹が生まれたらくん兄ちゃんではないか。こんな口にするのも憚るような名前をなぜつけた。そのくんちゃんが犬の尻尾の尻穴に差し込んで歓声を上げる場面も細田監督の趣味かなんだかわからんけどさあ…相変わらずの獣好き、美少年もしくは美青年好きの細田守の性癖が炸裂してましたが、宮崎駿といい新海誠といい、日本のアニメ監督の性癖はなぜ歪んでいるのか。オタクだから?

 これを夏の時期に360館以上でかけた東宝の蛮勇には恐れ入る。『カメラを止めるな!』ぐらいの小規模でやるべきでしょう。細田守もこの規模でこんな私的な作品が許されるわけないのだから、せめてエンターテイメントに徹する勇気が必要だったのでは?


  


Posted by 縛りやトーマス at 20:01Comments(1)アニメオタク

2018年07月03日

マンホールさん

 アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台となった静岡県沼津市がコラボして設置されたマンホールを損壊させ、その様子を動画にとって拡散していたバカがあっさり逮捕されました。

「ラブライブ!」マンホールを損壊した男子高校生2人を逮捕 静岡・沼津 
http://www.sankei.com/affairs/news/180702/afr1807020019-n1.html

静岡県警沼津署と県警サイバー犯罪対策課などは2日、器物損壊の疑いで、埼玉県春日部市の男子高校生(17)と東京都練馬区の男子高校生(16)を逮捕した。同署は認否を明らかにしていない。

>同署によると、2人は友人で、埼玉県の男子高校生がマンホールを傷つけ、東京都の男子高校生はその様子を動画で撮影していたという。


 春日部在住のくせにアニメとコラボしたものを損壊しようとはふてえ奴だ。カスカベ防衛隊がだまっちゃいないぜ!埼玉やアニメスタジオでおなじみの東京練馬からわざわざ静岡出かけてなにしてんの。聞くところによると犯人二人は同じアニメ内のキャラクターでも「〇〇ちゃんこそ至高。よって✖✖は認めない」といった派閥の連中で気に入らない娘のマンホールを損壊させ、Twitterで自慢気にしていたという。こういう極端なモノの考え方はアニメオタクならではですね。普段は陰キャのくせに仲間がいると途端にイキリだすやつ、君の隣にもいるんじゃないかな~?



 こういうバカなやつらこそ自ら命を絶つべきだと思います。どうせ大した罰も負わず、ほとぼりが冷めればこの一件を自慢話にしてイキリだし、「マンホールさん」などと呼ばれて調子に乗るに決まってるんだから!イキリオタクよ滅びよ!

  


Posted by 縛りやトーマス at 11:12Comments(0)アニメオタク日本のとんでも事件

2018年07月01日

奇想天外!これこそバットマンだ!『ニンジャバットマン』



 バットマンが日本の戦国時代にタイムスリップ。歴史を改変しようとするジョーカーの野望を止めようという想像の斜め上を行く物語である。知能を持った猿、ゴリラ・グロッド(CV:子安武人)の時空震エンジンによるマシンの暴走でゴッサムシティのヴィランたちとバットマンらがタイムスリップ。たどり着いた先は日本の戦国時代。バットマンより2年先にタイムスリップしていたジョーカー(CV:高木渉)、ハーレイ・クイン(CV:釘宮理恵)、そしてヴィランたちは戦国武将とすり替わる形でこの国を手中に収めつつあった。ジョーカーは第六天魔王と名乗り、ハーレイは森蘭丸的なポジション。デスストロークは独眼竜正宗のようないで立ちをし、ポイズン・アイビーは上杉謙信(女性だったのではないか?という伝説に準じる形で)のように越後を支配し、ペンギンは風林火鳥と武田信玄のような幟を立てる!
 バットモービル、バットウィングといったハイテクメカを早々に使いつぶしたバットマン(CV:山寺宏一)に残されたものはアルフレッド(CV:大塚芳忠)、ロビン(CV:梶裕貴)ら仲間と己の肉体のみ!


 『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのOP、『ポプテピピック』でおなじみ神風動画がはじめて長編に挑戦。それがバットマンのアニメでしかも戦国時代が舞台ってどういうこと?しかしこの選択が間違ってなかった!バットマンの世界観に完璧にハマっているのだ。もともとバットマンは蝙蝠の面をかぶったオッサンが夜な夜なイカれた悪党を私刑して回るという悪趣味(キャンプ)なジャンルだからこの奇想天外な設定、アクションこそがバットマンのスタイルといえる。ひたすらリアルにしようというクリストファー・ノーランのシリーズはやっぱダメだな。

 クライマックスでは城から手足が生えてロボットになる。アメコミで城がロボットに!東映版スパイダーマンのレオパルドンかよ!さらに5体合体で巨大ロボットに!ボルトロンだ!アメリカ人ではなかなか出てこない発想だ。

 そして中堅、ベテランのプロ声優による豪華な声の共演。『ニンジャバットマン』を見てもまだ俳優のイマイチな吹き替えをやらせようなどという連中は時空の彼方に消え去るといい。百姓に身をやつした高木渉&釘宮理恵の名演技を見てくれ!俺は魂が震えたね。

  


Posted by 縛りやトーマス at 22:02Comments(0)アニメ漫画

2018年06月30日

オタクとシニア世代ビジネス

 オタク第一世代の人たちはすでに60から70代になろうとしているといいます。夜通し「ガンダムはSFか否か」「スター・ウォーズはSFと認めない」などといった話題で殴り合うこともできないのです。オタクとはもはやシニア世代を差す言葉かもしれません。

 そんな話題に敏感なシニア市場に夢、クリエイションなバンダイが反応。シニア世代に向けた「杖」を販売するのです。

バンダイ、シニア市場参入 「鉄人28号」などコラボの「杖」で
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1806/29/news084.html

 「鉄人28号」「マジンガーZ」「ゲッターロボ」とコラボしたカラーのステッキを販売。ターゲットは「50代以上」とのこと。ガンダムとかエヴァンゲリオンとかにいかなかったところは評価に値する。
 しかし残念なのはせっかくアニメとコラボしてるのにただの杖というのはもったいない。アニメとコラボする以上、杖に何か仕込んでもらわないと。日本刀とかステッキ銃とか仕込んでくれないとシニア世代のオタクは納得するまい。ゲッターロボ杖はボタンひとつでトマホークに変わるとかしてくれれば僕も将来のために買ったのに。なんならプレバンで出してくれてもええんやで。あと特撮モノも出してほしい。第一弾はもちろんダイヤモンドアイで。





  


Posted by 縛りやトーマス at 18:17Comments(0)アニメ

2018年06月21日

イメージを著しく損なう表現って…

 アニメ第一期(いつから一期になった?)も無事完走した競走馬擬人化アニメ『ウマ娘プリティーダービー』。今季アニメのトップをひた走り、同人界隈も沸き立っており夏コミの人気を独占する、と言われてましたが…


応援してくださっているファンの皆さまにご注意いただきたいこと
2018.06.20

これからも応援してくださっている皆さまとウマ娘を大切に育てていくために、ウマ娘プロジェクトから一点お願いがございます。

キャラクターならびにモチーフとなる競走馬のイメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮いただけますと幸いです。
本作品には実在する競走馬をモチーフとしたキャラクターが登場しており、許諾をいただいて馬名をお借りしている馬主のみなさまを含め、たくさんの方の協力により実現している作品です。
モチーフとなる競走馬のファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮くださいますようお願いいたします。

ウマ娘プロジェクトは、名馬たちの尊厳を損なわないために、今後も皆さまとともに競走馬やその活躍を応援してまいります。

https://umamusume.jp/news/detail.php?id=news-0106


 公式から突然の「二次創作には気をつけろ」とのお達しに夏コミにグラスワンダーちゃんがスぺちゃん(スペシャルウィーク)を拘束したり、スぺちゃんが仲良くしてるサイレンススズカに嫉妬して攫ってきたり、ちっともかまってくれないスぺちゃんをムリヤリ✖✖✖✖✖するような口にするのもおぞましい新刊を出そうとしていた作家のみなさんが一斉に「ウマ娘本は中止」「もう無理~!」と悲鳴をあげています。ねえ、どうして君たちの描くグラスワンダーちゃんはいつもヤンデレなの?

 どう見てもこの公式からのお達しは「18禁本、出すべからず」と言ってるのと同じだよね!こんなことになったのは馬主側に忖度した結果と言われています。なにしろ馬主ときたら一国一城の主、気に入らない商売には協力したくないという姿勢。社台グループのブエナビスタ、オルフェーブルなんかは出てこないので企画を嫌って許可が下りなかったという話。
 これ以上余計なことで馬主側を挑発したくない、というのが公式の意見なのでしょう。下手をすれば神社本庁を激怒させた『社にほへと』のようになるかも知れないのです。せっかく盛り上がったコンテンツなのだから、『けものフレンズ』みたいになるのだけは避けたい…!
 そもそも馬主にオタク用語とか通用しないのだから、いきなりヤンデレとか言ってもそりゃあわかりませんよ!!だからグラスワンダーちゃんをヤンデレ化するのは(以下略)




  


Posted by 縛りやトーマス at 22:49Comments(0)ゲームアニメ

2018年06月09日

帰ってきたけいおん!

 今季放送のアニメは『銀河英雄伝説』『ゲゲゲの鬼太郎』『キャプテン翼』『キューティーハニー』『カードキャプターさくら』『フルメタル・パニック!』『イナズマイレブン』と今は本当に2018年なのかと疑わしくなっているのですが、漫画雑誌の方でも過去作品の復活があるようです。

あの作品の続編が遂に登場! 「けいおん!Shuffle」(かきふらい)が表紙&巻頭カラーを飾ります! 今度の主役はドラム担当!?
http://www.dokidokivisual.com/magazine/kirara/




 来月発売のまんがタイムきらら本誌にて『けいおん!』の新作が連載開始!誌面に「連載開始から10年」とあってもうそんなになるんだなあ…と(連載終了からは6年)。もはや若者に縞々パンツや、うんたんの話をしても通用せず、「バンドのアニメと言えば?」に今時のアニヲタは『バンドリ!』『天使の3P!』『風夏』と答えるのでしょう?これに『けいおん!』『Angel Beats!』『マクロス7』などとうっかり答えた日には老害扱いです。

 すでに『けいおん!』ブームも過ぎ去りしつつあるのに、なぜに今更復活するのか。きらら本誌は過去にアニメ化された『三者三葉』『ゆゆ式』『あっちこっち』『スロウスタート』、『うらら迷路帖』『城下町のダンデライオン』の系列誌からの移籍作品が人気連載なんだけど、他には『こはる日和。』、川井マコトの『甘えたい日はそばにいて。』あたりのアニメ化待ち作品以外はパッとしてなくて起爆剤となる新連載が欲しかったのか。
 作者のかきふらい先生も『けいおん!』しかないし、別名義でやっていたとされる『あくまでじょし』も休載続きで完全に煮詰まっており、リフレッシュとして『けいおん!』のリスタートはありかも。

 当時のポスト・涼宮ハルヒの憂鬱として一般社会に浸透するほどのブームを経験したリアルタイム世代の僕は原作漫画はおいといて、3期アニメ化に早くも期待したいぜ!!




  


Posted by 縛りやトーマス at 13:31Comments(0)アニメ漫画けいおん!

2018年05月10日

変態すぎ

 久しぶりに声優オタクがやらかしましたねー

「お尻を触ってる気分」女性声優の利用した便器を触ったオタクが大炎上。イベント運営と県知事も怒りのコメント
https://togetter.com/li/1225643


 ユーフォテーブルが徳島で毎年開催しているアニメイベント『マチ★アソビVol.20』のゲストに来ていた声優の高田憂希さんが飲食店のトイレから出てきた直後に出くわしたオタクがそのトイレに入って便座を撫でまわす写真をSNSにアップ、「お尻を撫でまわしている気分」と変態丸出しのツイートをして大炎上(当然)。そういう写真をアップする行為がまず、理解できないが、あちこちから抗議を食らうと「便座に触ったぐらいで」と常識を超えた反論を展開。さすが、自分が何やってるのかわかってないだけのことはある(笑)。

 こういう人間はネコがネズミが目の前いるから捕まえた、みたいなもんで動物の本能だけで行動してるよね。声優がトイレに入った→便座を撫でる→写真撮ってSNSアップ までに一瞬の躊躇もないな。僕とか曲りなりにも理性を持った人間だからトイレに入るの見ても「ああ、花を摘みにいったのか」ぐらいのことしか考えないけど、動物に理性のある判断しろって言っても無駄ですよね。オタクはみんな動物なんだ。

 この一件で何がかわいそうって、高田憂希さんの名前を検索窓に打ち込んだらサジェスト検索で「おしり」「便器」とか出ちゃうこと。二次被害にも程がある。


この人・・・変態すぎます・・・!


  


Posted by 縛りやトーマス at 21:46Comments(0)声優アニメネットお前は何を言っているんだ

2018年04月30日

カンフーものに外れなし『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~』



 劇場用映画26作目。横浜・中華街を模したようなカスカベの中華街・アイヤータウンに入っていくマサオくんを見つけたしんちゃんをはじめとするカスカベ防衛隊は後をつけていくと、マサオくんは謎の拳法、ぷにぷに拳の師匠(CV:関根勤)に弟子入りしているという。一緒にやらないかと誘われるも面倒くさがるしんちゃんだったが、師匠の一番弟子である美少女のランちゃん(CV:潘めぐみ)を見て弟子入りを即決。「ぼく、兄弟子だから」と先輩風を吹かせるマサオくんだが、しんちゃんたちは8つあるぷにぷに拳を次々マスターしていくが、マサオくんはひとつも会得できないのであった。
 そのころ、アイヤータウンでは一度食べたら病みつきになり、禁断症状から暴力的になってしまうほどの中毒性を持つラーメン、ブラックパンダラーメンが大流行り。ブラックパンダラーメンのボス、ドン・パンパンはアイヤータウンを次々地上げしてチェーン店舗を建て続けていた。その魔の手は師匠の家にも伸び、対決の末に秘孔を突かれた師匠は「パンツ丸見え」しか言えなくされてしまう。師匠の仇討ちのため、ランちゃんとしんちゃんは猛特訓の末ぷにぷに拳の奥義8つをマスターし、伝説の最終奥義を会得すべく中国へ旅立つ。

 ドン・パンパンの目的はブラックパンダラーメンで稼いで稼いで稼ぎまくって大儲けするという、金もうけだけが目的の珍しい設定。映画クレしんの悪役の目的は世界征服とか、自分の思い通りの世界にするとかが最終目的で、過去のものすごいトラウマのせいでそうなったりするんだけど、今回の敵はそういうのが一切ない。それに中盤であっさりやられてしまう!
 中国でぷにぷに拳の精(声はサモ・ハン・キンポーの吹き替えでおなじみ、水島裕)から最終奥義を得る資格があるのかどうか問答になるのだが、ランちゃんは「正義のため」とか堅苦しいことばかりいう一方、しんちゃんは「最終奥義を得たら、ななこお姉さんとデートする!」とかふざけたことばかりのたまうものの、ぷにぷに拳は身も心も柔らかくしないとダメ!ということでしんちゃんが最終奥義獲得者に。納得できないランちゃんはしんちゃんが渋っている間に権利を横取りする形で最終奥義を得、帰国してドン・パンパンを片付けるも本当に悪いのはブラックパンダラーメンではなく、この世の色んな悪が問題なのだ!とコンビニで傘を持ち逃げする客を「お前の傘じゃないだろ!」と叩きのめし、満員電車ですかしっ屁をこくサラリーマンを「人に迷惑かけるな」とボコボコにしたりと、些細な悪すら許さぬ正義の人になってしまう。

 この「ヒロインが最後に悪になってしまう」という意外な展開は、僕と同い年の監督の高橋渉が「子供の頃漫画で読んだ、ゲームの『スパルタンX』でヒロインのシルビアが最後に襲い掛かってくるっていうネタが元で…」ってそれ、ファミコンロッキーじゃないか!!同じカンフーが題材とはいえ、こんなところでネタにされるとは…



 さて本作は映画の前半に張られていた伏線を見事に回収してオチがつくのだが、あまりに意外なオチのつけ方でのけぞった。そんなバカバカしい終わり方になるなんて…高橋渉監督作はロボとーちゃんやユメミーワールドなど、泣かせに走りすぎてて好きじゃなかったけど、今回はバカバカしい終わらせ方にして気持ちよかったね。カンフーものに外れナシだ。4人体制になってからの新曲となったももクロの主題歌『笑一笑 ~シャオイーシャオ!~』も作品テーマとあってバッチリだ!出番が1分以下なのはともかくとして…

  


Posted by 縛りやトーマス at 11:57Comments(0)アニメももいろクローバー