2018年11月19日

今日もどこかで阿久悠

 作詞家・阿久悠が手掛けたアニソン、特ソンから厳選した50曲のコンピレーションアルバム『誰もが勇気を忘れちゃいけない 〜大事なことはすべて阿久悠が教えてくれた〜』が発売される。

阿久悠がアニメや特撮など子どもたちのために書いた歌50曲を収めた2CDコンピ発売決定
http://amass.jp/113531/




 アルバム名はウルトラマンレオの主題歌からである。



 他にも「君はどうする 君はどうするか 君は じゅうりんされて 黙っているか」「たのむ たのむ たのむマッハバロン」でおなじみの『マッハバロン』、「そうさ この世のどぶさらい悪にゃめっぽう強いやつとばすマシーンのシルバーが暗い闇夜をひきさいた」の『ワイルドセブン』をはじめ、ウルトラマンレオやファイヤーマンの主題歌といった追い詰められてもうあとがない、といった絶望的な状況からヒーローが登場して希望になるといったメッセージ性の強い阿久悠の歌詞が楽しめるラインナップがズラリ。
 「デビルチョップはパンチ力」という不可解な歌詞の『デビルマンのうた』、「 ため息つく程イキじゃない 拍手をする程働かない 子供の夢にも出て来ない 大人が懐かしがることもない」と自虐を突き付けつつ、「だからと云って駄目じゃない」「結構いいとこあるんだぜ」とこれまた希望を見せてくれる『宇宙船サジタリウス』の『スターダストボーイズ』も収録。映画『伊賀野カバ丸』の主題歌、『青春丸かじり』も初CD化の嬉しい二枚組は12月19日発売ですよ。



  


Posted by 縛りやトーマス at 21:44Comments(0)アニメ特撮・ヒーロー音楽

2018年11月18日

怪奇大作戦、初のブルーレイ化 封印は解かれるのか

 2019年3月に円谷プロの『怪奇大作戦』が東映ビデオより初のブルーレイ化、BOX発売される。

https://www.toei-video.co.jp/special/kaiki-bd/

 オリジナルの16㎜ネガから新たにHDテレシネ化したHDリマスター映像で収録。特典ディスクにはスタッフインタビュー、8月に行われた放送50周年記念トークショーの映像など。本編には各話の台本が収録されるという。Amazon限定版には怪人カード11枚が付いてくる、ファン垂涎のアイテムだ。



 そして怪奇大作戦の映像ソフトといえばみんなが待望の、欠番となった24話『狂鬼人間』の封印解禁があるのかどうか?だが、予想通りというか残念ながら今回も解禁は見送られる形に。どうしても見たい人はプレミア価格のLDを買うか、ネットで探しましょうね。





 24話『狂鬼人間』は同じ円谷プロで封印されているウルトラセブン12話『遊星より愛をこめて』と違い、どこから抗議が来て封印に至ったかの理由が現在でも判明せず、あくまで自主規制によるものなので円谷プロ側が解禁したいと思えばできるはず(でなければ余程、封印を解除したくない理由があるのだろう)。もう50年も経ってるのだし、封印解禁して欲しかったが、またの機会に譲ろう。




  


Posted by 縛りやトーマス at 22:09Comments(0)特撮・ヒーロー

2018年11月08日

ニチアサ役者の青春映画『走れ!T高バスケット部』



 弱小バスケットボール部に強豪校からの転校生がやってきて「これで全国に行けるぜ!」と俄かに盛り上がるが、転校生はある理由からバスケットを遠ざけていた…という最近では『ガールズ&パンツァー』でもおなじみの展開、王道スポーツ青春モノ。ちょっと、最近ではありえないぐらいのまっすぐ青春映画だ。


 主人公、田所陽一はバスケの強豪・白瑞高校のレギュラーだったがいじめにあっているチームメイトをかばったために今度は自分がいじめのターゲットにされてしまう。しかもかばった部員までもがいじめに加担していた!それって『HUGっと!プリキュア』と同じ話じゃないか!はなちゃんと陽一は同じだよ!めちょっく!陽一は自主退学を選び転校することに(これも同じ!)。転校先の多田野高校で勉強漬けの日々を送る陽一。しかしバスケット部の部員たちが陽一が元・白瑞バスケット部と聞いて勧誘に。多田野高バスケ部は白瑞とくらべものにならない弱小で、ただの学校イコールT高と呼ばれるぐらい。キャプテンの矢島俊介はやる気も実力もあるが他は…
「もうバスケはやらない」
 と誘いを断る陽一だが、3年の引退試合にふがいないプレーをする部員たちにくやしさのあまり憤慨するマネージャーの浩子や英会話教室で出会った謎の黒人教師との1on1を通じてバスケットの楽しさを思い出す。
「彼らとなら白瑞とは違う本当に楽しいバスケができる」
 晴れてT高バスケ部に入った陽一の影響でやる気のなかった部員たちも真剣にバスケに打ち込むように。ウインターカップ出場という目標を掲げ合宿を開始。しかし図体はでかいが気の弱すぎる部員を他の部員たちがふざけていじめているのを見てしまう陽一。蘇る白瑞時代のトラウマ!転校してもいじめはなくならないのか!?

「お前ら、やめろよ!」

 そのいじめをやめさせたのはキャプテンの俊介だった!

「俺はそういうの、一番嫌いだ!」

 俺…この学校でバスケ部には入れてよかった!白瑞とは違うんだ!結束を高めた仲間たちはウインターカップ制覇に向け突き進むが、彼らの前に立ちはだかるのは当然のごとく強豪・白瑞。いじめたやつらもいじめを訴えたが知らんぷりして責任逃れの発言に終始していた校長・教師・監督たちもまったく反省していなかった!(これだから…)
 彼らに復讐するのではなく、自分たちが目指す「楽しいバスケ」をやろうと決意するT高バスケ部だが、俊介たちが白瑞バスケ部と小競り合いを起こし、逃げる途中で俊介は車に撥ねられた!どうするT高バスケ部!


 いじめをするやつや、それを見てみぬフリする連中は心の底から腐っており、それに純粋な気持ちで立ち向かうT高バスケ部は洗練潔白な絶対の正義であるという善悪がはっきり分かれている。技術のあるなしよりも仲間の団結が勝利のカギになるという展開には若干疑問を覚えなくもないが、それは問題ではない。なにしろ役者陣の多くが東映のニチアサ、スーパー戦隊や仮面ライダーに出演した面子なのだ。

・志尊淳(列車戦隊トッキュウジャー)
・戸塚純貴(仮面ライダーウィザード)
・西銘駿(仮面ライダーゴースト)
・鈴木勝大(特命戦隊ゴーバスターズ)

 さらにゲスト出演が
・千葉雄大(天装戦隊ゴセイジャー)
・竹内涼真(仮面ライダードライブ)

 こんな豪華な面子をそろえられたのはテレ朝のニチアサ担当プロデューサー、佐々木基が企画に関わったからだが、毎週日曜朝に仲間を想う気持ちや団結の素晴らしさを説いている佐々木プロデューサーだからこそ、善悪のはっきりした映画にはスーパーヒーロー出身役者でなければならない…!と思ったに違いない!
 ヒロインであるマネージャー(早見あかり!)との恋愛も言い訳程度に挟まれてるけど、本当に大事なのはそこではない。イケメンたちの汗ほとばしる爽やかな友情こそが大事な要素なのだ。あといじめをする人間は心身ともに腐りきった最低の人間たちであるという真理もスポーツ界のパワハラがまかり通る現代には痛切なメッセージとして観客に届くはずだ。

 ところであの英会話教室の黒人先生はなんだったんだ?あとで会いに行ったら「そんな人は初めからいない」とか!なんなの?

  


Posted by 縛りやトーマス at 02:07Comments(0)特撮・ヒーロー

2018年11月01日

響鬼さん帰ってくるぞ!

 放送12周年!『仮面ライダー響鬼』がブルーレイBOX化!

「仮面ライダー響鬼」ブルーレイ化!細川茂樹の新規インタビューも
https://www.cinematoday.jp/news/N0104599

 これまでの世界観を一新し、斬新すぎるデザインと中盤からの突然な路線変更に戸惑う視聴者も生まれ、未だに忘れがたい一作であることは間違いなくこの機会にぜひ見てほしい。主演の細川茂樹が前事務所とのトラブルがあったり、二号ライダーポジションの渋江譲二が突然AVソムリエに転身したことは本編の路線変更より驚いた!秋山奈々がレイヤーとして活躍中だったり(そして二児の母!)、森絵梨佳ちゃんが子供産んでたりとか役者陣のその後にもいろいろあって話すことが尽きないな(本編について話せや)
 すでに芸能界を引退した栩原楽人くんのインタビューもぜひ入れてほしい。BOXは来年発売だ。




  


Posted by 縛りやトーマス at 08:46Comments(0)特撮・ヒーロー

2018年10月05日

周平は考え直さない『純平、考え直せ』



 今年のワールドカップ、日本代表のポーランド戦における消極的かつショッパイ試合を見てしたり顔のサッカーマニアな芸能人が代表のショッパさに理解を示す一方、こんな試合はないわーと否定的な見方をしていたのが足立梨花と野村周平。同調圧力によって謝罪させられましたが野村周平、いい奴だなと思った。そんな彼の主演作。


 歌舞伎町で組の下っ端としてこきつかわれる坂本純平(野村)は「本物の男」になるべく弱気を助け強気をくじく、今どきありえない男だ。組長(大谷亮介)から鉄砲玉になれと命じられ一丁の拳銃と支度金、決行日まで三日間の猶予が与えられる。その間に思い残すことがないよう過ごせということだ。純平はなじみのバーから依頼を受けて悪徳不動産屋から金を回収、その様子を見ていた従業員の加奈(柳ゆり菜)は時代錯誤ながら一途な純平に惚れて三日間を共に過ごす。純平とずっと一緒にいたい加奈は鉄砲玉などやめるよう説得するが純平は止まらない。加奈はSNSに「ヤクザの彼氏が鉄砲玉になるのでやめさせたいのだがどうすればいい?」書き込んで相談。SNS上は無責任なコメントであふれるが次第に純平の生き様に惚れた人たちは彼のことを本気で心配しはじめる…


 野村演じる純平の行動がSNS上で炎上するという偶然にしてはタイムリーすぎる話!ポーランド戦後の野村は本当に純平になった!と興奮していたに違いない。現実では同調圧力の前に折り合いをつけた野村だが映画ではスマホも持たない男なので騒ぎそのものを知らない。いつもコインランドリーにいる売り専のゲイボーイ(佐野岳)から「あんた話題になってるよ」と言われても気にしない。純平は組や出世だけが目的の兄貴分に利用されているだけで、事実を同期の下っ端(戸塚純貴)から教えられても彼は止まらない。純平は考え直さない!
 野村以外の人間がやっても嘘くさいの一言で済まされるが、実際に炎上した野村だからこそ今時な男が演じられたとしか思えない!そんな彼に心を寄せたために髪を切られて強姦されるヒロインを堂々演じた柳ゆり菜の熱演も素晴らしく、軽い気持ちでSNSに書き込む程度の決意では火傷する映画である。

 佐野岳、戸塚純貴をはじめ森田涼花、佐藤祐基といった特撮系役者が脇を固めているところもニチアサおじさんたちは注目だ。


  


Posted by 縛りやトーマス at 00:14Comments(0)特撮・ヒーロー芸能人ヌード

2018年08月30日

『カメラを止めるな!』の本当の元ネタ?忘れ去られたアニメ『超変身コス∞プレイヤー』


 興行成績15億を突破し、20億円が見えている映画『カメラを止めるな!』FLASHが煽ったパクリ騒動もなんのその、夏映画の話題を掻っ攫っています。
 さてそのパクリ騒動の最中、月一で一緒にトーク・イベントをやっている友人Aことアシスタント・トモにこの作品を勧めたところ、「これって『超変身コス∞プレイヤー』に似てますよね?」と言い出すので何のことかさっぱりわからなかった。トモによると2004年にサンテレビで放送していた15分アニメ枠の『A15』で放送していたシリーズだという。14年前!元大学で自主制作映画を撮っていたトモは「撮影本編と劇中劇の舞台裏を描く二重構成の物語がカメ止めと酷似している」と指摘。「むしろ舞台GHOST IN THE BOX!よりもこちらがパクリかも知れない」とまでいうので見てました。以下解説。

 『A15』はポニーキャニオンのアニメレーベルm.o.eの15分アニメ枠の総称で、その中の『変身3部作』と呼ばれているうちの第一部にあたるのが『超変身コス∞プレイヤー』だ。


 コスプレ好きの女子高生である星野古都は、偶然邪神を復活させてしまい、その結果世界は魔物の徘徊する危機的状況に陥ってしまう。この状況を打破するため、彼女はコス∞プレイヤー(コスモポリタン・プレイヤー)と呼ばれる祈祷師の一人であるミコレイヤーとなり、仲間のコス∞プレイヤー達とともに敵と戦うことになる。
 古都はミコレイヤーとして仲間たちと戦い続けるが、強敵・黒祈士の正体が自分が邪神を蘇らせたために異世界に取り込まれ犠牲となったクルスであったことが発覚。クルスの帰還を他のコス∞プレイヤーが喜ぶ中、「本当は彼が黒幕ではないのか?」と疑いはじめ、仲間たちと袂を分かつことに。クルスはコス∞プレイヤーたちを目覚めさせるために彼女たちを無理やりトラウマに向き合わせたり、クルスに愛情を抱くスカーレット/シスタレイヤーをSM責めにしたりする。真相は古都を見守り導いていたタキツヒメこそが黒幕だったのだが最終的にコス∞プレイヤーたちの奮戦によって世界は救われる…という話が全8話に渡って展開されるが、前後のつながりが支離滅裂で破綻しているのだ。あとはコス∞プレイヤーたちが戦闘中に不必要としか思えないパンチラ、エロ描写を山ほど見せられるという出来の悪い(ただし作画レベルは高い)映像を見せられ何が何だかわからないまま完結。
 すると翌週からは『ヒットをねらえ!』という第二部にあたる作品が何の説明もなくスタート!


 生田美月は映像制作会社・宝竹の新人で、子供の頃に見た刑事ドラマに憧れて入社、ついにプロデューサーとしての仕事を任されることになるが、それは刑事ドラマではなく子供向け特撮番組の『超変身コス∞プレイヤー』であった…実は8話かけて放送されたものは同名のテレビ番組だった!ということが明かされる。生田はプロデューサーとして度重なる脚本制作のトラブル、上層部のワガママ、芸能事務所の方針に振り回されながらもなんとか番組を完成させようと奮闘。その様子をコメディタッチで描くという、おお、まるで『カメラを止めるな!』ではないか!
 劇中劇のアイデア自体はこれがオリジナルではないですが、似たようなことを14年も前にやっている人たちがいた!しかも深夜アニメの世界で!この二部では一部の『超変身コス∞プレイヤー』の展開が支離滅裂なのはダイジェスト版だったからということも明かされるし伏線の回収も行われる。『ヒットをねらえ!』はトラブルにもめげず作品を完成させようとする生田の姿に思わずほろりとしてしまい、特撮番組制作の舞台裏を知っている人には思わず頷ける場面も多い。登場人物の名前がいのくままさお(仮面ライダーシリーズで有名なベテランカメラマン)のパロディのかのうたつおとか、大物脚本家の名前が高原進三というどう見ても上原正三のパロディで特撮ファンはニヤリ。『ヒットをねらえ!』はカメ止めのように産みの辛さがきちんと描かれ泣き笑いもあり大変面白く、本作だけソフトを買ったという意見も聞く。しかし、このシリーズは『変身3部作』である。さらに第3部にあたる『LOVE♥LOVE?』がスタートするが、これが大変な問題作なのだ。


 タレントを目指す高校生の大泉直人はオーディションに落ち続けるが、ひょんなことから特撮番組『超変身コス∞プレイヤー』の脚本とメイキングビデオのカメラマンを任されることに。プロデューサー生田により大泉は『超変身コス∞プレイヤー』の原作者であり脚本家であることを隠してカメラを回す。メインヒロインである星野古都/ミコレイヤーを演じる八神菜摘は大泉のクラスメイトで彼女に好意を寄せる大泉はつい彼女を中心に撮影してしまう。ところがある日をきっかけに他の出演者の女性たちから大泉は熱烈なアプローチを受けることになる。八神一筋と決めている大泉は懸命に抗うのだが、童貞野郎・大泉を襲うラッキースケベの罠は如何ともしがたい!その裏では度重なる脚本の変更を生田に要求され、「あのチビッコがぁー!」と部屋でひとり悪態をつく日々を送る大泉の精神は崩壊寸前に。そんな中、演技の悩みを抱える八神の相談を受けた大泉は気が付けばラブホテルに二人きりに!

 当時の深夜アニメ王道のエロ・ラブコメ描写も極まれりといったところで物語は驚愕の展開に!なんと大泉が原作者であり脚本家であることは八神たち女性出演者全員が知っていて、彼女たちは自分たちの出番を少しでも増やしてもらおうと打算で大泉に迫っていただけだったことが発覚!
 真相を知った大泉は自分を馬鹿にしていた彼女たちに脚本上で復讐しようとする(!)ストーリー上不必要なSM責めに遭わせて
「純粋な俺の気持ちを踏みにじりやがって…!謝罪しろぉ!」
 と妄想を募らせる。そんな脚本、プロデューサーチェックの段階で引っかからない?と思うが、『ヒットをねらえ!』ではこの時期仕事がうまくいきすぎている生田がそんなことが起きてるとはつゆ知らず、大泉を信じて脚本をノーチェックで通していたことが描かれていたのだ!(まさかこんなところに伏線が)なのであとからこのシーンって必要なの?とぼやく生田に「脚本通したのは生田さんですよね!?」と強気に出る大泉!この後まあ色々あって(とても書けない)番組は打ち切りになってしまうのだった。


「二重構成で本編&劇中劇の舞台裏を描く」という『カメラを止めるな!』のスタイルを14年前に完成されているのがスゴイ。こちらは二重どころか三重だもの。
 しかしこの『変身3部作』が『カメラを止めるな!』同様の熱い支持を受けて今も語り継がれる作品なのかというと疑問。僕も全然知らなかったし(この枠でやってた『鋼鉄天使くるみ』は見てたのに)、このカメ止め騒動で類似点を指摘しているような意見もほとんど聞かない。
 でもその理由もわかる気がする。3部作のうち面白いのは二部の『ヒットをねらえ!』だけで『超変身コス∞プレイヤー』はイマイチな出来の萌えアニメで、『LOVE♥LOVE?』は人間のドロドロした部分を描きすぎで、視聴者が応援できる部分がほとんどない。『カメラを止めるな!』はその辺が本当に上手くできていて、あの出演者たちを観客全員が応援したくなるようになっているが、『変身3部作』にそれが感じられるのは『ヒットをねらえ!』だけで『LOVE♥LOVE?』であんなスキャンダルを起こしている連中を安易に許すような展開に納得できない。はっきりいって『ヒットをねらえ!』までで終わっておけば傑作として語り継がれたかもしれない。
 深夜の萌えアニメにこんなこというのは野暮だけどパンチラもエロも必要以上に多すぎ物語のテンポを削ぐ勢いで入り込むので(ただでさえ15分アニメなのに!)まったく萌えられない。
 本シリーズの脚本を書いた荒川稔久さんはスーパー戦隊シリーズでおなじみの人でアイドル好き、萌えアニメでも定評のある人なのになぜこんなことに。『LOVE♥LOVE?』ではヒロインの八神が大泉に「この人の脚本を読んで、ヒーローものが好きなんだなあってことがすごく伝わってきたんだ」っていうけど『超変身コス∞プレイヤー』を観る限り、そういうの全然伝わってこないよ…

 しかし、影響された人たちはいたようで二年後の2006年に同じサンテレビで放送されたアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』は本編の劇中劇『朝比奈ミクルの冒険 Episode00』から第一話がスタートして後にその舞台裏が明かされるのだ!まったくの偶然だろうが、類似性や影響力を考えずにいられない。

 こういうのを見てみると『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が同じようなテーマでも観客が応援したくなるような物語にして、カタルシスを与えるのが上手かったのかがわかるね。
 上田監督、次回作は『超変身コス∞プレイヤー』と『ヒットをねらえ!』の実写リメイクやってくれないかな?絶対アニメより面白くなるよ。『LOVE♥LOVE?』はやらなくていい。

※変身3部作は別に封印作品でもなんでもないので、DVDやBDもしくはバンダイチャンネル、U-NEXTなどの配信サービスでも観られます

  


Posted by 縛りやトーマス at 02:45Comments(6)アニメ特撮・ヒーロー

2018年08月21日

ジオウ回撮影?

 本日8月20日に半田健人、村上幸平、ISSAの三人が立て続けにある仕事についてツイート。


半田健人【公式】
‏@handakento

本日、撮影最終日。

暑かったですがいいモノが撮れた実感!

近くご報告できるかと思います。
10:49 - 2018年8月20日

https://twitter.com/handakento/status/1031357545749786624


ISSA from DP
‏@ISSA_from_DP

先日とあるレコーディングしました
平成最後の夏にこんな嬉しい事はない
8月30日午前7時のWEB解禁までしばらくお待ち下さい
13:19 - 2018年8月20日

https://twitter.com/ISSA_from_DP/status/1031395357467402240


村上幸平
‏@kohei__murakami

映像作品、本日クランクアップいたしました!
いや~、暑い熱い夏だった!!
お疲れ様でした!!
情報解禁をお待ちください!!
15:43 - 2018年8月20日

https://twitter.com/kohei__murakami/status/1031431495481577472


 これは9月から放送が始まる平成仮面ライダー20周年記念作品『仮面ライダージオウ』の撮影だったのではないか?と言われている模様。『仮面ライダージオウ』は平成ライダー全部の力を使える主人公が登場し、過去作の登場人物も本人が登場すると言われているので『仮面ライダーファイズ』登場回の撮影!?ISSAも主題歌の新録か!?
 これが本当だったらジオウはディケイドみたいなことにならずに役者本人がなるべく出演するということかな。本放送に期待が高まる。



  


Posted by 縛りやトーマス at 00:05Comments(0)特撮・ヒーローテレビ

2018年08月02日

アミィ引退

 獣電戦隊キョウリュウジャーのキョウリュウピンクとして活躍した今野鮎莉さんが芸能界引退を発表。

2018-08-01 13:45:33
ありがとうございました。

https://ameblo.jp/ayuri-konno/entry-12394835594.html
今野鮎莉に関しまして
http://www.toyotaoffice.jp/180731-2/

 自分のやりたいことが見つかったとのことで、非常に前向きな芸能界引退なのでほっとしますね。この業界ろくでもない理由で去る人が多いものなあ。
 残念ながら2023年の『獣電戦隊キョウリュウジャー10 YEARS AFTER』に6人そろうことはなくなってしまいましたが…先に100 YEARS AFTERやってるからいいかな…
 今野さんの第二の人生を応援したいと思います。


惜しまれるこのアクション

  


Posted by 縛りやトーマス at 20:38Comments(0)特撮・ヒーロー

2018年07月06日

倒錯趣味があってもいいじゃないか『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』



 アメコミ『ワンダーウーマン』の起源に迫る『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』を観た。日本では劇場公開されずDVDスルーになった作品だ。2017年公開の実写映画は全世界で異例のヒットを飛ばしたがその作品は如何にして誕生したか?

 舞台は1928年。ハーバード大で心理学の教授をしていたウィリアム・モールトン・マーストン(ルーク・エヴァンス)と妻のエリザベス(レベッカ・ホール)は嘘発見器の原型の開発にも着手していたがウィリアムよりも優秀なエリザベスは「自分には女性器がついているから博士号が取れない」と不満の日々。
 ウィリアムは新入生のオリーブ・バーン(『高慢と偏見とゾンビ』のジェーン役で知られるベラ・ヒースコート)の美しさ故に周囲から浮いている様子に惹かれ、助手に雇う。オリーブの母エセル・バーンは産児制限のハンストを起こして倒れるぐらいのフェミニスト活動家で、幼い頃は修道院に預けられていた。
 3人は研究者と助手という関係を続け、嘘発見器の完成にまで至るが、ウィリアムとオリーブの関係に嫉妬したエリザベスによって引き離される。が、オリーブが本当に想っていたのはエリザベスの方だった。彼女は同性愛者だということに苦しむけれど、ウィリアムは「だったら3人で暮らせばいいじゃないか!3Pしよう!」と堂々言い放つ(笑)。画してオリーブは他の男との婚約を解消し、マーストン夫妻とポリアモリー(三人婚)の関係に至る。ポリアモリーは男性側からの一方的な関係を迫られがちな一夫多妻制とは違い、複数人が完全な同意の元に行われる関係だが、3人の関係は当然ながら周囲の理解をまったく得られず、大学に関係が発覚するやウィリアムは解雇されてしまう。
 オリーブの妊娠もあり、3人は引っ越した上同居するが周囲にはその関係がバレないようにしていた。ウィリアムとオリーブは作家として、エリザベスはウィリアムの秘書として家計を支えることに。


 ・・・これのどこが『ワンダーウーマン』誕生につながるの?とモヤモヤするが、直後に話は急展開する。ウィリアムは偶然立ち寄ったボンデージ趣味の衣装屋でフェティッシュアートの数々を見せられる。これは自分が長年研究してきたDISC理論(DOMINANCE=支配、INDUCEMENT=誘因、SUBMISSON=服従、COMPLIANCE=承諾 四つの交互作用で人間関係は築かれるとする理論)そのものだ!

「最大の幸福は愛するものに服従すること」
「大事なのは喜んで従うことだ。自らの意思で」
「人に強いられて望まぬことをするとただの承諾になってしまう。人は承諾すると、不満と抑圧を感じるものだ」
「恨みも生まれる。極端になると犯罪や戦争、ファシズムを生む」
「承諾を避ける方法は誘因だ。考え方を変えさせる」
「完全に支配するんだ。相手は望み通りに動く。自ら喜んで。誘因こそが愛や平和をもたらす」

 衣装屋で公開SMショー(にしか見えない)を見せられたエリザベスは嫌悪感を露わにするが、ワンダーウーマンそのまんまのコスチュームを着たオリーブに見とれて”真実の縄”をオリーブに這わせる。ウィリアムはギリシア神話に登場する女性だけの部族、アマゾーンを元にした漫画原作『スプリ―マ・ザ・ワンダーウーマン』を考案し、出版社に持ち込んでコミック化に成功する。
 真実の縄は3人が完成させた嘘発見器に基づくアイデアだし、インビジブル・ジェットはウィリアムが子供たちと遊ぶためにもっていた透明飛行機からのインスパイアだ。
 ワンダーウーマンは毎回敵から拘束されたり、縛られて鞭打たれるが“承諾”の楔を断ち切って女性の自由のために立ち上がる!そしてワンダーウーマンの誘因によって世界は愛と平和で満たされるという…
 コミックだけでは伝わらない背景があるとわかって目から鱗が落ちる思いだ。しかも倒錯的な趣味嗜好があるとわかったのも衝撃だ。そんな趣味の人でも最も有名な女性ヒーローの漫画を作れるのだから、まったく趣味嗜好だけで人を変態扱いするのは止めてほしいものだ。僕だってあんなに強くてカッコイイ女性がいるなら服従させてもらう。こちらからお願いしたい。完全に支配するんだ。相手は望み通りに動く。自ら喜んで!



  


Posted by 縛りやトーマス at 12:55Comments(0)特撮・ヒーローレンタル映画館

2018年07月04日

メレ様が実質主役『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』



 メタルヒーローシリーズとスーパー戦隊シリーズのクロスオーバー作品第3弾。今回は『宇宙戦隊キュウレンジャー』とのコラボ。テレビシリーズから数年後。新たに開発されたネオキュータマが12の犯罪組織を配下に収める幻魔空界によって奪われる。襲撃者がカメレオングリーン・ハミィ(大久保桜子)だったことから現在宇宙連邦大統領(物凄い立場だ)の鳳ツルギ(南圭介)は全宇宙にハミィの指名手配を宣言。「仲間を信じないのか」とツルギの態度に激昂した獅子レッド・ラッキー(岐洲匠)と彼に同意するオウシブラック・チャンプ(CV:大塚明夫)らと袂を分かつ。かつての仲間を信じたいが、信じきれないワシピンク・ラプター283(CV:M・A・O)らと心ならずも対立することになるキュウレンジャー。一方、幻魔空界の手先、宇宙忍デモスト(CV:日野聡)は手に入れたネオキュータマで腑破十臓(唐橋充)、エスケイプ(水崎綾女)といったスーパーヴィランたちを蘇らせ下僕としていたが、メレ(平田裕香)だけは「なぜ生き返らせた」とデモストに反目し、ハミィの裏切りにも理由があるのではと考える。


 当初はかつてのキャラクターの再利用を目的とした安易な公式による二次創作と思っていたこのシリーズも回を重ねるごとにこなれていき、独自性が出てきて新たな魅力が生まれてきた。石垣佑磨演じる宇宙刑事ギャバンtype-Gをシリーズを通した主役にし、その時々に応じて共演する戦隊やキャラクターを絡めていくわけだが、今回はギャバンが本拠で同時に展開する事件の指示を出しながら、烏丸舟・宇宙刑事シャイダー(岩永洋昭)の方をギャバンの代わりに現地に赴かせ、軽いノリのシャイダーが事件の裏に隠された真相を起用に探り当てる、という展開だ。ギャバンが安楽椅子探偵的なポジションになっているわけ。

 かつての仲間たちがすれ違いから敵となり争う、というのはアクション監督を担当した坂本浩一の定番だが、さらに悪役側のヴィランたちも一枚岩ではなく、誰も彼も人のいいなりになるより己の生き様を真っ当したいタイプのキャラクターなので単に悪役のひとりとして蘇らされたわけではない、というのが旧作ファンの心をガッチリ掴んでます。中でもメレ様は実質主役の扱いで、理央様の愛のために生き、理央様の愛のために戦うラブウォリアーとしての生き様を真っ当したまま死んでゆく!他のヴィランもキュウレンジャーやギャバンたちに敗北するのではなく、役目を終えて消えてゆく、という心憎い演出。旧作のファンからすると単にやられ役として出てきて、あっさり新作のキャラにやられるのではいつも納得がいかなかったので、満足。悪役側の話がよすぎるのでキュウレンジャー側がどうでもよくなるレベルだ。

 ラストには今後の展開を予想させるキャラクターも登場し、僕の青春時代ど真ん中のシリーズがついにやってくるのかと感慨深い。本部長も復活してくれ!

  


Posted by 縛りやトーマス at 22:44Comments(0)特撮・ヒーロー