2017年07月26日

ビルドドライバーとビルドライバーが似ていてややこしい

 平成18作目となる最新作『仮面ライダービルド』が発表。


仮面ライダービルド PRE001
http://www.toei.co.jp/tv/build/story/1210206_2766.html

 本作の主人公像は「平成ライダー史上最高のIQを持つ天才物理学者」という設定で、変身ベルトである『ビルドドライバー』にふたつの『フルボトル』をセット、組み合わせによる『ベストマッチ』が存在し、必殺技を使うことができるというもの。
 『ビルド』という名前にふさわしく変身アイテムを自ら実験で作ってしまうというのは昭和ライダーにもない設定で面白いかも。IQ600を誇る1号ライダー、本郷猛ですら自分で変身アイテムを作ってはいないのだから…

 平成ライダーは毎年斬新な設定とデザインで攻めているのだが、今回、デザインだけは既視感がある。



 左右非対称のカラーリングは仮面ライダーダブルっぽいし、ふたつのそれぞれ能力の異なるアイテムで変身するというのもなんか似てる(現在放送中のウルトラマンジードにもなんだか似ている)。
 特にここ数年は鎧武、ドライブ、ゴースト、エグゼイドと斬新すぎるマスクデザインにカラーリングが続いてきただけに驚きの少ないデザインで残念。

  


Posted by 縛りやトーマス at 23:24Comments(0)特撮・ヒーロー

2017年07月21日

次はマッハバロンでお願いします

 国産初のヒーローもの『月光仮面』を生み出した宣弘社が70年代に発表した特撮ヒーロー番組『シルバー仮面』と『スーパーロボットレッドバロン』が合体する形で実写映画としてリバイバル。


1970年代特撮「シルバー仮面」×「レッドバロン」が実写映画化!40年以上の時を経て…
https://www.cinematoday.jp/news/N0093070


「テレビ放送から40年以上の時を経て、再び実写映画としてよみがえることが明らかに」ってあるけど、シルバー仮面は11年前の2006年に実相寺昭雄監督が『シルバー假面』のタイトルでリメイクしてんだけどなぁ…



 それはともかく、この『BRAVE STORM』はすでに完成し劇場公開の目処も立っているのですが、「大成功を実現させるには、更なる 広告宣伝費の増強」が必要であるということでクラウドファンディングを実施することに。製作費ではなく広告宣伝のためにクラウドファンディングやるってのも珍しいな。

http://www.patrons.jp/project/s/project_id/14


「製作委員会方式を避けた資金調達方法により、自社製作体制を突き進めた」という制作体制も素晴らしい。中規模予算ながらスタッフは『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の岡部淳也が監督、クリーチャーデザインは雨宮慶太作品や『仮面ライダードライブ』のクリーチャーで知られる竹谷隆之という一流どころが参加しているではないか。
 出演陣も『クローズZERO』シリーズの大東駿介、『仮面ライダーオーズ/OOO』の渡部秀をダブル主役に『ウルトラマンジード』に出演中の山本千尋、『仮面ライダーフォーゼ』の鬼島役、タモト晴嵐などが揃っており、特撮ファンにも目配せをしたキャスティングも最高だ。
 肝心の内容も予告編に使用された真っ昼間に鉄橋をぶち壊して現れる巨大ロボのシーンなどに邦画特撮ではあまり見られないダイナミックさがあり、期待が高まる。ラストはメインビジュアルにも使われているレッドバロンVSシルバー仮面ジャイアント(だよな)の決戦になるというのもわかってるな。上映時間が81分というのが何よりいい。つまらない邦画ほどダラダラと2時間以上もあるんだよな。映画は2時間以内に収めてくれ。上映時間2時間以上にさせる鉄面党が許せなぁ~い

 国産の巨大ロボットものはほぼ壊滅的状況(海外でも成功作が少ないし)だというのに果敢にチャレンジしたスピリット+出来(予告編みただけだけど)は評価したい。しかし1500万円の資金は集まるのか?まだ140万しか集まってませんよ!このまま地球人類のために戦っているのに人間社会から爪弾きにされる春日兄弟のようになってしまうのか?




  


Posted by 縛りやトーマス at 10:21Comments(0)特撮・ヒーロー

2017年07月01日

まるで70年代東映二本立て『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO』



 日渡茉莉花(木下あゆ美)が目覚めると、そこは留置所だった…突然襲われた怪物から逃れた茉莉花は胡堂小梅(菊地美香)と再会するが、双方あっさりと殺されるのだった。が、死んだはずの茉莉花は再び同じ留置所で目覚め…

 東映のお家芸である女囚モノを思わせる世界観に短パンやシャツから伸びた手足をローションでテカテカさせた(なぜ濡れているのか、それはエロいから!ぐらいの理由しか思い浮かばない)女優陣が謎の化物に殺され続け、このループから脱出する方法を探るという『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO』は『スペース・スクワッド』の前日譚。本作は女優陣だけのスペース・スクワッドで、なぜこんなことになっているのかというと、男性のホルモンを嗅ぐと凶暴化する怪物・ヘルバイラ(『時空戦士スピルバン』で森永奈緒美が声をアテてた敵キャラ)の潜む施設に閉じ込められたソフィ(遊井亮子)を救うべく女性だけのチームを厳選するためのシミュレーションだった…という女優陣しか出てこない理由が極めて合理的に説明されている。決してスケベな目的や視点からではない。

 『スペース・スクワッド』と本作両方の監督をした坂本浩一は敬愛するジャッキー・チェンのように女性にもアクションがつけられる人なので、『スペース・スクワッド』にも負けず劣らずのハードアクション(しかも女優の)が展開。ジャッキーと違ってエロスな部分もあるよ!これってあれだ、東映70年代の二本立てだよ!これが二本立てじゃなかったのが本当に残念!


  


Posted by 縛りやトーマス at 04:01Comments(0)特撮・ヒーロー

2017年06月27日

すぅちゃん殴られすぎ『スペース・スクワッド』




 『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』から2年後の2017年にS.P.Dと宇宙刑事ギャバンが再集結!東映が数年前からマーベル・コミックのヒーローを同一の世界線上で描くマーベル・シネマティック・ユニバースに影響されて仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズ、メタルヒーローシリーズ等を同一の世界線上で描くクロスオーバーとしてスーパーヒーロー大戦シリーズを作っていたけど、その多くは単にヒーローたちがいっぱい出てくるだけでマーベル・シネマティック・ユニバースが同一の世界線上にするため年代設定などを一から作り直して統一しているのに比べ、東映のスーパーヒーロー大戦シリーズはそういうことを一切していないのでどれもこれも悲惨な脚本になっていたが、本作ではギャバンとデカレンジャーを同一の世界線に存在するキャラクターとして設定しなおしている。ギャバンが所属する銀河連邦警察はデカレンジャーが所属する宇宙警察内の組織犯罪対策部門という風に。
 同様にキャラクター性も若干設定変更が為され、二代目ギャバン、十文字撃(石垣佑磨)は従来の無鉄砲な熱血さに加え、冒頭で行方不明になる相棒のシェリー(森田涼花)と並々ならぬ関係であることが強調され、以前までと違う設定にやや観客戸惑う。そうなった理由は一方のデカレンジャー側の江成仙一:デカグリーン(伊藤陽佑)と胡堂小梅:デカピンク(菊地美香)の結婚という前作までは匂わす程度で済まされていた関係に決着が打たれる、という話なので間をとってギャバンとシェリーもくっつけてしまえ、という制作側の神の声があったと思われる。
 ギャバン側には初代から二代目への継承というエピソードも含まれ、マッドギャランに武器のレザーブレードを折られた撃のために初代ギャバン(大葉健二)自ら作り上げたレーザーブレードを手渡すという継承の儀式を大仰に演じていて、62歳の大葉による大アクションも披露されてリアルタイム世代の僕は泣かずにいられません。かつて『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』で自分が守った地球をあっさり破壊しようとしていた時には「ギャバンはそんなキャラじゃない!」と憤ったこともありましたが、そういう部分も含め今回は納得できるキャラクターにされていて本当によかった。


 そういった「世界観の統一、再構築」「違和感のないキャラクター創作」が行われた結果、クロスオーバー作品としては極めて納得のいくものが出来上がったのではないかと。事件の背後に控える黒幕を匂わせていて、今後のシリーズ化にも期待がもてそう。ちょっとだけ言わせてもらうと、せめて黒幕の存在を少しだけでも描いておけば良かったのにとは思う。007のブロフェルド初登場シーンみたいに猫撫でながら失敗したやつを処刑するぐらいの演出が欲しかったところ。

 あと変な部分もあって、森田涼花演じるシェリーがありえないぐらい異常な暴行を受けるんだ。しかもかなりの長尺で。パンフレットによるともっと長かったのをカットしたというのでどんだけ殴られてんだよ。すぅちゃんは昔握手会でストーカーにプロポーズされてましたけど、その時でもこんなに追い詰められてなかったよ!


  


Posted by 縛りやトーマス at 05:03Comments(0)特撮・ヒーロー

2017年06月12日

ひらパーヒーローショーにガチ勢も興奮



 6/11はひらパーで行われた宇宙戦隊キュウレンジャーショーを見てきました。今回のゲストは特捜戦隊デカレンジャーよりデカレッド、デカマスターは登場。そのせいか、会場には『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』のシャツを来たガチ勢が多数集結。ごく普通の家族連れのお父さんが今やってるキュウレンジャーは知ってるけどデカレンジャーは知らない人で、「このデカレンジャーっていうの、なんで出てるの?去年のやつ?」って言ってたけどお父さん、もう13年前のやつなんです…

 この日の朝に放送されたキュウレンジャー18話では、もうすぐ公開されるギャバンとデカレンジャーの共演映画『スペース・スクワッド』宣伝も兼ねてギャバンとデカレンジャーが出演していたのですが、その内容はマーダッコを追ってワームホールに飛び込んだラッキーたちが自分たちのいる宇宙とは違う別世界に到達。そこではギャバンやデカレンジャーたちがいて…という話。
 ひらパーのショーではなんとデカレッドとデカマスターが犯人を追ってワームホールに突入、そこはキュウレンジャーたちのいる地球だった…というTV本編とは逆の話に!(ヒーローショー関係の人たちはTV本編の数話先の内容を教えてもらえるということを聞いたことがあるので、今回もこの日放送の内容を聞いた上でこういう話にしたとしか思えません)
 しかもラッキーにはデカレッドと会った記憶が当然あるんだけど、デカレッドらの方は「2004年の世界から来た」という設定なのでキュウレンジャーのことを知らないという、凝った話。それを説明するためにデカレッドはファイヤースクワッドのコスチュームを着ておらず、それをラッキーから聞いたバンが「そうか、俺は吹っ切れたんだな」とTVシリーズ見てた人間はグッとくるセリフで相変わらずひらパーヒーローショーの脚本はどうかしてるよ!
 ひらパーのショーははいつもTV本編では消化しきれなかったエピソードや回収できなかった伏線をさらっと織り交ぜたり、キャラクターの背後関係をわずかなセリフだけで匂わせて補完したりとどう見てもオタクの仕事です。ガチ勢のみなさんはデカマスターが登場したり、TV本編の敵ボス、エージェント・アブレラが出て来るだけで大喜び。特にアブレラが出て来るだけで別に倒されたりするわけではないという展開もオタクの仕事ですね!

 と、完全にデカレン話になってた今回のショーですが、キュウレンジャー関連も凝っており、これまではラッキー、ガル、ハミィ、スパーダ、ナーガの5人だったのがナーガを外して、スティンガーとラプターちゃんが初登場。TV本編ではリベリオン本部に引きこもってるスティンガーが「セイザブラスターを取りに戻っただけ」(19話で本部にいるスティンガーがブラスターとジャケットを外してどこかに行く描写がある)とつぶやいてショー後にやる握手会でも完全に手持ち無沙汰、背景と化していた。握手会ですらキャラクターの特性を出しているひらパーショーの本気ぶりときたら。


めっちゃアピールしてるラプターやスパーダと比べてスティンガーの黄昏っぷり

 あとラプターが握手待ちの間、ずーっと観客アピールしていて、どう見ても本人。ハミィと並んでBGMのキュータマダンスに合わせて体揺らしたりしていて、何この可愛い生き物。


 下手すると本編の特別編やDVDシリーズより凝っているひらパーヒーローショー、注目。次回は18日のウルトラ父の日。


  


Posted by 縛りやトーマス at 22:27Comments(0)特撮・ヒーローひらパー

2017年04月30日

まさかの「リア充じゃない」恋愛モノ『ReLIFE』



 27歳の海崎新太(中川大志)は現在休職中のニート。前職をわずか三ヶ月で辞めてしまった上にそのことを聞かれるとしどろもどろになってしまうため、面接は連戦連敗。友人たちに仕事を続けていると偽って飲み会にいくのも限界。そんな新太の前に現れた男、夜明了(千葉雄大)は「一年間、高校生活をやり直しませんか?」と持ちかける。夜明は社会からドロップアウトした人間を社会復帰させる「リライフ研究所」の職員だった。

 ViViの「国宝級イケメンランキング2016」の一位になった(!)中川大志が27歳のニートに大胆に変身を遂げた(実際は18歳)『ReLIFE』は研究所が独自に開発した薬で10歳若返った中川大志がもう一度高校生活をやり直して社会復帰を目指す物語。海外小説の『リプレイ』みたいに人生やり直しネタはもともと突拍子もないアイデアなんだけど、それを突き詰めるとこうなっちゃうのな。
 新太は17歳に戻って一年間だけ高校3年生を再度体験する。リライフの被験者ということは絶対にバレてはいけない。バレると実験は即中止。「一年間の生活費免除、実験終了後の再就職先を紹介」という美味しい条件はナシになってしまう。でもクラスメイトたちに17歳の新太の記憶は残ってしまうんだけど、どうするの?と思ったら「彼らの記憶から新太さんの部分だけ消しますから」ってどうやって!?都合のいい話だな!

 新太はいっそ誰の記憶にも残らないように…と空気になって一年間をやり過ごそうとするが、初日にクラスメイトの日代千鶴(平祐奈)の席と間違えて座ってしまったり、カバンにタバコを入れたままにしていて担任(夏菜)に説教されるわトラブルまみれの新高校生活。クラスには監視及びアドバイス役として夜明がついてくるが不安だらけ。
 空気として過ごそうとしていた新太だが、他人とまったくコミュニケーションが取れない千鶴の様子を見ていて捨て置けなくなり(もともと世話焼きの性格だったのだ)「もっと自然な笑顔をつくるんだ」とアドバイス。それがきっかけで千鶴と学年トップを争うライバル、狩生(池田エライザ)や狩生への恋心にまったく気づかない大神(高杉真宙)らの相談に乗ったりしているうちに新太には「友達」ができてゆく。そして千鶴がかけがえのない存在になっていくのだが、卒業すれば千鶴の記憶から自分のことは消えてしまうのだから、告白なんて意味がないと怖気づく。でもこの思いは止められない!
 新太は千鶴に告白するのだが、帰ってきた答えは「ごめん無理」だった。こんなセリフ、『一週間フレンズ。』でも聞いたような…なぜ無理なのか?千鶴も人には言えない秘密を抱えていたのだった…ってこんなもん誰でもわかるわ!!(あえて書かないけど)

 新太がニートになった理由は辛すぎるし、千鶴のコミュニケーション障害な理由は同じコミュ障として泣かずにいられない。恋愛モノなのに、話の軸になる主役二人がちっともリア充じゃないという設定はなかなかいいところを突いている。コミュ障にだって恋愛する権利ぐらいあるだろうが!!実際のところは人生一年やり直したぐらいじゃ問題は解決しないと思うけど…少しは夢、見させてくれよぉ!俺も一年、いやせめて3年やり直させてくれれば…うちには護星天使・アラタは来ないのかよ!!

 原作が完結していないため、映画のラストはオリジナル。完成した時はスタッフ一同これ以上ない完璧なオチだと思ったはずだけど、今となってはやっちゃったって感じだよな…公開時期が悪かったね…


  


Posted by 縛りやトーマス at 21:36Comments(0)特撮・ヒーロー

2017年04月28日

正義か悪かウルトラマンジード

 7月から放送されるウルトラマンシリーズの新作、『ウルトラマンジード』のメインスタッフ、キャストが発表。主役のジード役には濱田龍臣。メイン監督はおなじみ坂本浩一、シリーズ構成は乙一という布陣。

ウルトラマンジード公式
http://m-78.jp/geed/teaser.php

 主役の濱田龍臣は『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』にジャンボットを操る少年・ナオ役で出演していたが、この度ウルトラマンとしてシリーズに帰ってきた!しかも史上最年少、16歳のウルトラマンだ。しかも設定は最凶の悪役、ベリアルの息子という設定で嫌でもウルトラマンゼロと戦う宿命なのだろう。しかしこれは悪役なのか?正義の味方なのか?
 シリーズ構成には特撮関係では初起用と思われる乙一で、よりダークな物語になることが予想され、今までのウルトラシリーズとは一線を画する予感だ。あまり挑戦的な企画をやらないイメージのある円谷プロも2017年は変革の年なのか!?




  


Posted by 縛りやトーマス at 01:20Comments(0)特撮・ヒーロー

2017年04月18日

地上最強のオレとやれ!『キングコング:髑髏島の巨神』



 『キング・コング』(33)はあらゆる特撮映画の古典である(元祖は25年の『ロスト・ワールド』)。公開当時これを見た円谷英二が特撮の世界に足を踏み入れることになる。『キング・コング』がなければゴジラもウルトラマンもなかったのだ。そんな『キング・コング』は何度となくリメイクされた。76年と2005年だ。ディノ・デ・ラウレンティスとピーター・ジャクソンのリメイクはそれぞれ33年の古典をなぞって「未開の孤島に住むコングが捕らえられ、見世物にされるためNYに連れてこられるが、鎖を引きちぎって街で大暴れ、エンパイアステートビルの屋上から落下して死ぬ」という展開の物語だ。ところが今回のリメイクは初めてこの基本設定から離れて物語が進む。


 1973年、アメリカ政府はベトナムからの撤退を決める。長かった戦争から解放されると派兵された軍人の多くは安堵するが、パッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)は去りがたいものを抱えて撤退する部隊を見つめる。そんなパッカードに特務研究機関モナークの研究員、ランダ(ジョン・グッドマン)がある孤島に地質調査に向かうため同行して欲しいと依頼。ランダは元英国特殊空挺部隊のコンラッド(トム・ヒドルストン)を島の案内役として雇い、戦場カメラマンのウィーバー(ブリー・ラーソン)らも調査隊に同行することになる。
 パッカードの指揮するヘリ部隊とともに調査隊は髑髏島に到着、地質調査のためにヘリ部隊は島に爆弾を落とす。まるで『地獄の黙示録』みたい!BGMはさすがに『ワルキューレの騎行』じゃなかったけど。そこに現れたのは巨大な大猿、キングコングであった。ジャクソン版ではコングが出るまで1時間もかかっていたが、本作では30分もしないうちにコングが現れて大暴れ!その上今回のコングは何しろデカイ!初代の6~10メートルを超える31メートル強だ。コングはヘリ部隊を全滅させ調査隊はバラバラになる。
 生き残った人間たちは島を脱出する予定の合流地点を目指して進むが島に潜む巨大な怪物たち(巨大蜘蛛とか)に襲われる。コンラッド率いる調査隊たちは島の原住民が住む村にやってくる。ますます『地獄の黙示録』になってきたなあ…そこにはなぜかアメリカ人のマーロウ(ジョン・C・ライリー)が居た。マーロウは第二次大戦中に日本人パイロットのグンペイ(MIYABI)と激しい交戦の末、島に不時着。以来島からの脱出を目指して村に定着したという。
 マーロウから「コングは島の守り神で、殺してはいけない」と教えられたコンラッドたちは戦闘機を改造したグレイ・フォックス号で川を進んで合流地点を目指す。やっぱり『地獄の黙示録』だった!
 途中ではぐれていたパッカードらと合流したコンラッドらは島からの脱出を主張するが、パッカードは生存不明の部下、チャップマンの救出を優先すると言われ島の西へ向かう。西の山中でもっとも凶暴な化物、スカル・クローラーに襲われ、クローラーの吐き出した汚物からチャップマンの認識票がからまった頭蓋骨を見つける。コンラッドらは再度脱出しようというが、部下の復讐に燃えるパッカードはコングを抹殺しようという。「これは俺の戦争だ!」

 サミュエル・L・ジャクソンがいつものサミュエル・L・ジャクソンになって爆弾をかき集め、燃え盛るジャングルをバックに人対猿の対決だ!ジャクソンの決め台詞「このファック野郎!」とつぶやこうとした途端に死んでしまうってものすごいギャグだな!

 ベトナム戦争をテーマに怪物と怪物の新たな戦争を描いた『キングコング: 髑髏島の巨神』は最初から最後までクライマックスであり、多くの怪獣ファンが見たかった怪獣大決戦の映画である。本作はこの後『GODZILLA』(14)の続編『Godzilla: King of Monsters』(2019年)で勝ち残った怪獣とコングが対決する『Godzilla vs. Kong』(2020年)で完結するレジェンダリー・ピクチャーズのモンスターバースシリーズの一本。ということは来るべき対決に向けて「ヲイ、コング!宇宙怪獣なんかとチマチマやってねえで地上最強のオレとやれ!」っていうアピールなんだな!残念ながらコングのマイクアピールはなかったけれど…この挑戦状を受けて『Godzilla: King of Monsters』(2019年)でゴジラがどのような最強ぶりを見せてくれるのか乞うご期待!


  


Posted by 縛りやトーマス at 00:10Comments(0)特撮・ヒーロー

2017年04月15日

韓国でもブレイブ!

 『獣電戦隊キョウリュウジャー』の韓国版リメイク、『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ』がYouTubeのバンダイチャンネルで配信スタート。



 海外版ローカライズかと思ったらスーツ、アイテム、メカ、敵役まで新規およびリデコレーションされていて、新作と呼んでもいいぐらい。キョウリュウジャー以後の世界のようで、トリン、キャンデリラ、ラッキューロはその後の地球を守っていた三賢神という位置づけ。
 キョウリュウジャーブレイブに変身する6人も別のキャラクターになっており、全員が韓国俳優らしい薄味の顔立ちなのはご愛嬌か。前作のダイゴにおけるポジションのクォン・ジュヨン(ブレイブキョウリュウレッド)は初回で道路標識を引っこ抜いてゾーリ魔をぶっ倒す!この肉食じみたファイトは韓国らしいというより、坂本浩一監督の趣味だろうな~
 金持ちのボンボンで、ラッキューロのキャンデーを「そんな庶民のカラフルな食べ物みたことない!」と札束で買い叩こうとするイ・プルン(ブレイブキョウリュウグリーン)など、新しいキャラクターの性格付けは面白い。どことなく昭和のスーパー戦隊っぽい。

 1話12分なのでテンポも早くサクサク話が進むなと思ったら全12話なんだって。それじゃ実質6話分しかないじゃないか!それで話完結するの!?ひょっとしたら第2部とか作られるのかも知れないな。あと変身のステップやEDダンスが新しくなってるのでまた覚えなおさなきゃ…


  


Posted by 縛りやトーマス at 22:04Comments(0)特撮・ヒーロー

2017年03月27日

ヒロインライダーとかいうカテゴリ

 先日26日の放送で急に敵幹部クラスが10人になって突然10人衆とか出てくるジャンプ連載漫画かよとか、『魔法戦隊マジレンジャー』の冥府十神を彷彿とさせる急展開を見せた『仮面ライダーエグゼイド』。中でも衝撃だったのは味方のはずのポッピーなんとか(名前が覚えられない)が敵に回るところでしたが、それだけではなく仮面ライダーにまで変身してしまうようです。


女の子「仮面ライダー」誕生!史上2人目はポッピー
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1798242.html?utm_source=twitte


 史上二人目のヒロインライダー、とか言われるとモヤモヤする特撮オタクのみなさんお元気ですか?『仮面ライダー龍騎』の仮面ライダーファム(加藤夏希!)とか『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』の仮面ライダーなでしこ(真野恵里菜!)とかはどういう位置づけなの?とか思っちゃうよな~

「ヒロインのライダー変身は08~09年「仮面ライダーキバ」の柳沢なな(30)以来。自分専用の変身アイテムを使うヒロインの仮面ライダーはシリーズ46年目で史上初」

 とまで東映サイドから念押しされると確かにそうなんだけどさぁ…ファムやなでしこはヒロインではないかも知れないが、それなら『仮面ライダーウィザード』でコヨミ(奥仲麻琴!)が変身した白い魔法使いはどうなるんだ!それに夏みかん(森カンナ!)が変身する仮面ライダーキバーラは!?あれは劇場版『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』の出演でTV本編じゃないから別という扱いなの?(うるさい)
 東映からの公式リリースによって書かれている記事だと思うので公式では「仮面ライダーポッピーが史上二人目のヒロインライダー」という位置なんでしょうな。あと公式では電波人間タックルの扱いはどうなってるんですか?




  


Posted by 縛りやトーマス at 09:18Comments(0)特撮・ヒーローおもちゃ