2017年07月31日

オヤジなんかいらない『JKニンジャガールズ』



 『スパイダーマン ホームカミング』のプレミア試写に日本版主題歌を担当してる関ジャニ∞がゲストに来ていて、彼ら目当てのジャニーズファンが挨拶だけ見て映画を見ずに帰るという行為に非難が殺到したそうですが、アイドルファンって男女問わずそういうもんでしょ。僕はそういう光景を何度も、何十年も見てきた…アイドルファンはアイドルを見たいのであって映画を見たいわけじゃないというのをアイドル映画製作者は理解しておかないといけない。

 というわけでこの『JKニンジャガールズ』である。ハロプロ研修生から誕生した8人組ユニット、こぶしファクトリー主演映画。ハロプログループ主演の映画化というと、なんとあの『ピンチランナー』『カントリー・ガール 北海道牧場物語』(00)以来、三作品目。メンバー単独での出演はあってもグループだと℃-uteやBerryz工房、スマイレージですらグループ主演映画はないというのに…この事からもハロプロの期待の高さが伺え、ももクロの『幕が上がる』(15)みたいな感動作を期待したんだけど…

 関東と関西が人知れず、日本の覇権を巡って争っているという話で、その影で蠢いているのが女子高生忍者たち。首都東京を守るべく東京の女子校に送り込まれたJKニンジャガールズの4人・霧隠ノエル(浜浦彩乃)、石川ラブリ(広瀬彩海)、服部ココア(野村みな美)、百地イブ(和田桜子)。彼女らは関西忍者が企む「東京タワー消滅作戦」を阻止せんとする。
 …というあらすじだけ見たら、残り4人のこぶしファクトリーメンバーが関西ニンジャガールズとして戦うと思うのが普通だろうけど、なぜか関西のニンジャは温水洋一をリーダーとする忍者オヤジーズだった!なんで!?忍者オヤジーズはそのままでは関東JKニンジャガールズの居る女子校には潜入できないので、忍術を使って女子高生に憑依する。オヤジたちが輪になって「女子高生になっちゃ~え」と歌い踊る、悪夢のような光景を見せられ、温水洋一らは残り4人のこぶしファクトリーメンバーの中に入って無事女子校への潜入を果たす。こんな話にした脚本家の頭をかち割って覗いてみたいわ(脚本家は吉川ひなの主演の『デボラがライバル』を手掛けた伴一彦)。

 潜入したものの忍者オヤジーズは振る舞いそのものがオヤジなので(おしぼりで顔拭いたり、思いっきり足を開いて下敷きで仰いだりする)、JKニンジャガールズたちに怪しまれるのだが、主役の立場であるノエルはすげえアホ(アホガールか!?)という設定なので「あの子たちはオヤジーズじゃないよ!絶対に違う!」と何の根拠もないのに決めつける。ノエルのアホさにつけ込んで忍者オヤジーズのリーダー、大野ノゾミ(井上玲音)は彼女に接近して関東忍者の秘密を探ろうとするのだが、ノゾミに憑依する猿飛茂助(温水洋一)はノエルがあまりにカワイイので一目惚れ(笑)してしまい、しまいには車に轢かれそうになったノエルを救うために忍者の奥義、「消滅の術」を使ってしまう!
 その後ノエルとノゾミが百合的関係になってしまうんだけど、それなら温水洋一が憑依するって設定、別にいらないと思うんだけど!はっきりいって温水洋一らオヤジーズの存在がまったく不要で、こぶしファクトリーだけのゆるゆり話にしても成立するだろうに、なぜこんな話にしてしまったのか…責任者でてこい!

 実はこれ、舞台版がもともとあって、そちらは関東JKニンジャガールズとなにわニンジャガールズの対決になっていて、普通にノエルとノゾミが仲良くなってしまう展開とのこと。じゃあなんで映画でオヤジを出したんだよ…
 JKニンジャガールズの首領である浅野ゆう子が東京都知事で都民ファーストとか言ったり、昔はディスコで暴れまわっていたとか、寒すぎるギャグの数々に凍りつくばかり。オヤジの僕でも笑えません!
 ニンジャガールズがとにかくカワイイってのはいいんですけどね。何かやる度に「ジェケニン!」って決めポーズとるところ、悶絶するほどカワイイんだけど30回ぐらい繰り返すので途中で飽きてくる。1時間半がひたすら苦痛。これは舞台挨拶があったら映画を見ないで帰っても許されると思う。アイドルファンにとって映画は苦行だな。


  


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2017年07月07日

フリースタイルアイドル映画『リリカルスクールの未知との遭遇』



 アイドルヒップホップユニット、lyrical schoolが本人役で主演するハーセルフ映画。変に演技なんてさせようと思わずに本人役をやらせるという思い切りのいい設定。

 売れないアイドルグループを自虐的に演じるlyrical school。売れないというより、売れる感が一切しない。テレビ番組に出演してインタビューされてもまともに答えられない。
「新曲へのこだわりは?」と聞かれても「玉の輿に乗りたい!」「女優業にチャレンジしたい!」そういうこと聞いてんじゃねえから!ライブの場所、日程すらド忘れする彼女たち、マネージャー(バッファロー吾郎A)からは「0点だよ0点!」とドヤされ、「もっと売れ線のビジョンを持てよ!君らの意思なんかどーでもいいから!」と本人たちのやりたいことを無視して「売れ線のビジョン」を押し付けてくるマネージャーのやり方に文句はあるが、さりとて「自分たちのやりたいこと」が見いだせないlyrical school。そんな自分にイライラしてバイト先である「こだわりのレコード店」で大暴れ。すると店に置いてあるキモいぬいぐるみが喋りだした!
 ぬいぐるみは“スペース・バムバータ”と名乗り、乗ってきた宇宙船がエネルギー不足で不時着、レコード店の店長(スチャダラパー・ANI)に助けてもらって店でぬいぐるみのフリをしていたのだった。『マペット放送局』に出てくるようなパペットのバムバータ(声がマペット放送局のゴンゾ役、塩屋浩三)とlyrical schoolの絡みはSF映画と思わせない(そう、これはSF映画なのだった!)不思議な味わいがある。

 バムバータの宇宙船のエネルギーを回復させるには
「周波数45khz~136khz、音量150dbの音を一定時間BPM110で20.9℃の気温、75%の湿度の条件を揃える」
 必要があって…まあ、要するにパーティーやればいいんだよ!ということでバムバータによる地獄の特訓が開始。亜沙美ママのやってる飲み屋でママのおしゃべりを観察、窓拭き、床掃除、うどん粉踏みとヒップホップと何の関係があるんだよ!という特訓をやらされなんでこんなのやらなきゃいけないの?と辟易するリリスクメンバー、一人いい子ちゃんぶるayakaと他メンバーの間で口論が始まるがバムバータが「ラップでケンカしろ!」するとありえないほど饒舌なスキルを発揮するリリスクメンバー、そう、窓拭きも床掃除もうどん粉踏み、亜沙美ママのおしゃべり観察もすべてヒップホップの技術を磨くためだった!という『ベスト・キッド』ばりの展開に。ようやく自分たちのやりたい音楽を見つけたリリスクはマルイ屋上のパーティーを成功させるべく準備を始めるが、バムバータの力を狙う悪い宇宙人が現れバムバータとhimeをさらってしまう。

 未知との遭遇を描いたSF映画と師匠と弟子の熱い関係を描いたスポ根と未熟なアイドルの成長を描いた青春映画と様々な要素をmixさせた上で「アイドル映画は画面に写っているアイドルが可愛くなくてはならない」という鉄の掟もきちんと守られ、クライマックスのパーティーシーンのリリスクは最高に可愛くカッコよく映えている。これぞフリースタイルのアイドル映画だ。
 リリスクによって街の人々の気持ちがひとつになるという、『ロッキー』な展開もあって監督のデモ田中は日本のジョン・G・アヴィルドセンだ!


  


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2017年04月04日

見ているこっちが罠にハメられた『潜入捜査官~妖しい罠(トラップ)』



 グラドル兼女優の今野杏南がセクシー捜査官を演じるという、エスワンの『秘密捜査官の女』、アイポケの『秘密捜査官の女』(どう違うんだよ)シリーズみたいなもんですね。

 上司から新型ドラッグの取引を抑えるべく潜入捜査を命じられる警察官、レイナ(今野杏南)、「潜入捜査は違法だが、成功したら希望の部署に行かせてやる。ただし失敗しても当局は一切関知しない」という上司の『大江戸捜査網』ないし『スパイ大作戦』チックなありがたいお言葉をいただいて眼鏡かけたもっさい格好の今野杏南、潜入捜査を決意。マンションの一室を改装した(ようにしか見えない)怪しげなクラブに潜入。あっという間にエロい新人の嬢に早変わりした(変わりすぎやろ)レイナ、初日にターゲットである店の常連に目をつけられる(早すぎだよ!)。
 上司から「お前は女の魅力にかける。いい女になれるブツを送るんで、それで勉強してすぐそいつを落とせ!」と指令が飛ぶ。郵送でエロい服と売れるキャバ嬢になれる教本が送られてくるのだが、イケてない女のレイナは自宅ですでにこんな格好なので説得力に欠けます。普通は郵便屋さんに押し倒される展開ですよね。


 たちまちイケてるキャバ嬢になったレイナはターゲットの男から怪しいアルバイトを紹介される。それはドラッグ取引現場の監視役。ニセ押尾学風のチャラ男が道端でヤク中の男に手渡しするところを、摘発がないか見張るって仕事なんだけど、そんなのキャバ嬢にまかせてどうするんだ。無事仕事を終えたレイナに「もっと稼ぎたいだろ?」とベッド行きを要求。彼女を可愛がるようになった男を見て愛人は嫉妬しまくり。
 ターゲットのオフィスに出入りできるようになったレイナはドラッグ取引のデータを盗み出そうとする。わざわざエナメルスーツに着替えて薄暗いオフィスを抜き足差し足。今野杏南のエロい肉体がたっぷり拝めますけど、展開的には全然必要ありませんね。それをいうとこの作品の必要性がなくなりますけど。

 今夜もドラッグ取引現場の見張りをするんも、たちまちトラブルに。チャラ男の部屋で互いの身の上話をする二人。「病気の妹の治療代を稼がないと」という聞くからに胡散臭い話にホロリとするレイナ。彼女も元警察官の父親に反発して不良になっていたが、病気で死んだ父親が最後に残した手紙に感動して更生、警察官として戦うことを決意するのだった…ってその辺のキャバ嬢でももう少しまともなサクセスストーリー(?)を書くと思います。


不良時代のギャル杏南

 レイナはチャラ男を更生させようと組織への裏切りを誘ってPCにアクセスするパスワードを入手。いつものようにエナメルのスーツに着替えて(だから、意味あるの?)潜入したところ、あっさりバレて捕まってしまう。鞭打ち、スタンガンとあらゆる拷問、責め苦がレイナを襲う!といってもスーツ着せたまんまだから、エロさには欠けますけど。所詮は今野杏南主演だから、トップまでは見せないんだよ。じゃあなぜ作った(なぜお前も見た)



 隙を見て(この話が隙だらけだけど)脱出したレイナは警察病院入り。いけしゃあしゃあとやってきたチャラ男をどうしても憎めないレイナは組織に捕まった彼の妹を助けるべく病院を抜け出す。みなさんの予想通りすべては組織の罠でチャラ男はレイナを嵌めるために近づいてただけなんですけどね。

 この直後、ここまで真面目に見ていた(嘘つけ)自分がアホらしくなるようなどんでん返しが待っています。これを見ているユーザーが怪しい罠(トラップ)にハメられた気分。アイドルDVDを作っているリバプールからリリースされてるのですが、なんでこんなストーリーものにしちゃったの?普通にエナメルスーツの着替えシーンや拘束シーンがあるだけのイメージDVDにした方がよかっただろうに。変に演技できてしまうところが彼女の欠点ですね。それがなけりゃあこんな中途半端なものつくらなくてよかったのに。こんなのアイポケやエスワンの最後にヤク漬けにされるバッドエンドなAVの方がよほど抜ける、いや感動できるというもの。AVからやり直し。


  


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2017年04月02日

ストイックな部活青春ものに圧倒『ハルチカ』



 橋本環奈は今、もっともストイックな十代女優である。『セーラー服と機関銃―卒業―』では寂れた商店街を守るために文字通り体を張る(首締められても!)。美少女すぎて可愛らしい役しか回ってこずに損してるのが勿体無い。福岡のアイドル時代も見た目と裏腹のデカ目の態度と押しの強さで人気だったので、彼女を活かす作品が少なくて残念だが、邦画界には彼女の才能に目をつけてなんとか活かそうとしている模様。

 負けん気の強いチカ(橋本環奈)は高校に入学した日に憧れの吹奏楽部に入ろうとするが、部員わずか二名で廃部寸前!小学校の時の同級生、ハルタ(佐藤勝利)がホルンをやってたことを思い出して勧誘するが「僕は高校では勉強するから…」と気弱に断りを入れるハルタにチカの重いローキックが一閃!かつてチカにいじめまがいの行為を受けて子分扱いされていたハルタは彼女の軍門に下って部員集めに付き合わされる。時にはビラ配りに本気が足りないとボディブローを喰らいながら
 タイムリミット寸前で最低限の人数を集めることに成功したチカたち。早速練習だ!フルートを選択するチカ。「チカちゃんフルートできるんだ」「ううん全然」なんとチカはフルート初心者だった!中学時代にやってたバレーを怪我で断念した時にたまたま聴いた吹奏楽部のフルートに心を奪われたチカはそれだけでフルートに憧れていたのだった。

 明後日の方向へと転がる物語に戸惑いを隠せないが、ここから観客は王道の破壊から再生を目の当たりにする。なんとかオーケストラのできる人数20人をかき集めた吹奏楽部は元指揮者だった顧問の草壁(小出恵介)の指導のもとコンクール出場を目指す。
 しかし初心者のチカはフルートのソロがうまく吹けず、練習はいつもそこで詰まってしまう。草壁は壁にぶつかった時、部員たちに「どう対処するか」を自分たちで考えさせるタイプの人間なので課題だけ与えてチカを突き放す。部員たちはチカに不満を抱くようになりケンカを始めてしまう。チカのおかげで再生するはずだった吹奏楽部がチカのせいでバラバラになりかける。
 再生のきっかけはハルタだった。急に倒れてしまったハルタは両親との約束で学業に専念するはずだったが、小学生時代のいじめをよりひどい行為で救ってくれたチカをヒーロー扱いしていたハルタはチカのために学業と部活を両立させようとして頑張りすぎたのだった。それ、恋だよ!!いや、ひょっとしたら彼女から受けた様々な暴力が忘れがたかったのかも…

 普通ならここでチャラチャラとした恋愛ものに陥りがちな話だが、チカはハルタの気持ちを組みながらも「フルートのソロをこなす」ことで答えようとする。元髭男爵という経歴の市井昌秀監督は今時ありえないほど生真面目な物語として本作を撮り、原作のミステリー部分やチカ、ハルタ、草壁の三角関係という大事な部分を無くしてまで「吹奏楽部をテーマにしたストイックな部活青春もの」として完成させた。この「ストイックで生真面目な部活青春もの」に重いローキックやボディブローをビシ!バシ!と決めてくれる橋本環奈ほどうってつけのヒロインはいないだろう。凡百の製作者ならハルタとチカのチャラチャラ恋愛ものに落とし込むところを彼女を使ってストイックな部活青春ものとして描き、見事なクライマックスに集約させる。
 草壁は「様々な問題や不条理に直面した時は少し顔をあげて仲間たちがいることに気づいてほしい」とアドバイスする。チカは「ソロはひとりではできない、仲間がいるからこそできる」ことに最後の最後に気づく。それが痛いほどわかるクライマックスは10年に一度、いや1000年に一度の圧巻だ。

  


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2017年03月30日

笑顔がいいだけで全米が震撼『チア☆ダン』



 『ちはやふる』『怒り』で2016年日本の10代女優界の頂点に君臨した広瀬すず。2017年はより良い作品に出て活躍するところが期待されるが、その2017年第一弾に選んだのはチアダンスであった。なんか、『恋空』で人気爆発した新垣結衣が『フレフレ少女』に出演するぐらい、不安だよ。

 『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』は福井県立福井商業高等学校のチアリーダー部、福井JETSがまったくの素人ながら3年で本場アメリカのチアダンス選手権で見事優勝、その後2017年まで5連覇を達成しているという実話を元にした映画である。こういう話は如何に実際の福井JETSに興味をもってもらえるか、素人が全米No.1ということがどれだけの偉業か、映画から感じてもらえるようにしないといけないはずが、この映画見ても何がスゴイのかまったくわからない。

 広瀬すず演じる主人公、ひかりはサッカー部に入った同級生(真剣佑)を応援したいという不純な動機でチアリーダー部に入るが、「全米選手権出場」を掲げる顧問、早乙女(天海祐希)の指導は「おでこを出せ」「恋愛禁止」とスパルタそのもので、部員は次々逃げ出していく。残ったひかりも運動神経ゼロでまるでついていけず、逃げ出そうとするのだが早乙女から「あんたは笑顔がいい」という理由で残らされる…
 ものすごい技が使えるとか、実は他の部員たちにはない才能があるとかじゃなくて「笑顔がいい」って…そりゃあ広瀬すずの笑顔は現代日本の十代少女で頂点に達するレベルであり、全米笑顔選手権なら7連覇はしそうな気もするが。コレ、チアダンスの話なんで!コメディリリーフとして登場する富田望生が母親にネグレクトされてる妹たちのためにアルバイトしながらダンスの特訓をしてたりする(なんでこんなハードな話が急に飛び出すんだ)ストイックさを発揮したりしているのに、広瀬すずは真剣佑とチャラチャラしながら笑顔がいい!ってええかげんにせえよ!
 そもそも天海祐希の指導力に疑問がある。彼女は夢はでかいけど、指導が適当なので誰もついてこず、最後にはあらゆるスポーツ界の指導者が書いた指導教本を読み漁るのだが、一番影響を受けるのが松岡修造の本って時点で駄目だこりゃ!
 クライマックスも怪我をして全米の舞台に立てない広瀬すずを最後の最後に笑顔を見せるためだけに起用しちゃってそのまま優勝。広瀬すずが笑顔を見せるだけで優勝できる全米って大したことないんだな。全米が震撼した!
 こんな適当な映画つくられちゃって、福井JETSの偉業が霞むなあ。実際のドキュメントを見た方が面白いんじゃない?

  


Posted by 縛りやトーマス at 20:35Comments(0)映画アイドル映画

2017年02月21日

これが正しい漫画実写映画だ!『咲-Saki-』



 麻雀が健全な国民的遊戯として認知されている世界でインターハイ全国出場を目指す少女たちの物語を描いた漫画『咲-Saki-』は作者の小林立が描く色んな少女たちが何より素晴らしい。美少女から平均的、さらにはイマイチな女の子まで色んな少女が描き分けられており、ただ美少女を描くだけの漫画家はゴマンと居るところ、ブサイクまで魅力的に描いてしまう作者は本物の天才だ。
 なのでその漫画の実写化という以上様々な少女たちをどれだけ再現できるかにかかっているが、その点この実写は何もかも最高です!「麻雀台におっぱいが乗る」という作中描写を再現するために選ばれたとしか思えない原村和役の浅川梨奈(普段と正反対のキャラをやらされて演技だけは苦労していたが)、アニメ版の声優、釘宮理恵に負けずとも劣らぬ声で張り合う片岡優希役の廣田あいかを始めとして、文堂役の樋口柚子、沢村智紀役の金子理江などは漫画そのままにしか見えないし、普段は美巨乳グラドルなのに、5キロ増やしてキャラクターに似せた深堀純代役の星名美津紀、シルエットが激似の上に醸し出す雰囲気がこれまたキャラクターそのままの東横桃子役のあの(ゆるめるモ!)などのキャスティングはあまりにも絶妙で、正しい漫画実写映画とはこういうことでしょう。一瞬しか登場しない今宮女子の門松まで似ていて、執念を感じた。
 このように各校のキャラクターが完全に再現されているので決勝の4校それぞれの気持ちになって楽しむことも可能で、リピーターはその時々で推しの高校を決めて観るという(!)。
 唯一、龍門渕の大将であり長野予選最強の“怪物”である天江衣はアニメ版で福原香織が演じた幼女イメージを見た目から覆した。実写版を演じた菊地麻衣は『貞子vs伽椰子』で盲目の少女・珠緒を演じてまるで異界の住人にしか見えない怪演だったが、本作でも圧倒的な“怪物”のイメージを漂わせ原作の持つオカルト麻雀のイメージを裏切らなかった!

 映画公開に先駆けてテレビで放送されたドラマ版ではやや退屈だった麻雀の説明部分も、ダイナミックな大技が決まるところをピックアップして見せており、捨て牌や待ち牌による引っ掛けなどはあまり描かずにカットしてしまう大胆さで約2時間の長編ながらスピーディーな展開で飽きさせない。

 漫画実写映画とは何か、をわかってるスタッフとキャスティングによるこれぞ完全再現映画であり、今後同様の漫画実写映画ができる際の基本にしてもらいたい。


  


Posted by 縛りやトーマス at 00:15Comments(1)映画アイドル映画

2016年11月23日

あれは姉です

 角川映画40周年を記念して様々な話題作が実写映画化されるのだが、(『セーラー服と機関銃-卒業-』『聖の青春』『破裏拳ポリマー』など)その中でも最大の話題と思われる古典部シリーズの『氷菓』のスタッフ、キャスティングが発表になった。主演の二人は山崎賢人&広瀬アリス!


山崎賢人&広瀬アリスW主演!来年公開映画「氷菓」
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20161121-OHT1T50341.html

 漫画・アニメの実写映画の主演ばかりしている山崎賢人がまた起用!『L・DK』『ヒロイン失格』『orange』『オオカミ少女と黒王子』 『四月は君の嘘』『一週間フレンズ。』『斉木楠雄のΨ難』(2017年公開予定)『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』(2017年夏公開予定)…そして『氷菓』!どうしてヤマケンばかりが漫画実写の主演になるのか、わたし、気になります!
 広瀬アリスは言わずと知れた電波人間タックル広瀬すずの姉であり、元気いっぱい娘の妹と違って陰のある美少女役が似合う(実写『マリみて』にも出てたしな!)のでえる役は適役だろう。この配役について妹のすずさんが面白ツイートをしていた。



私じゃなくて姉ですw


 面白いやんけw こういうところにすずの非凡なセンスを感じる。映画にも期待する(だから主演はすずじゃない)。


  


Posted by 縛りやトーマス at 18:34Comments(0)映画アニメアイドル映画

2016年10月29日

何もかも完璧な実写化ですね

 「はいてないから、恥ずかしくない」でおなじみの美少女麻雀青春ストーリー漫画『咲-Saki-』の実写化プロジェクトの内容が公開。メインキャストの発表が一斉解禁。


咲-Saki-実写化プロジェクト
http://www.saki-project.jp/


もはや何もかもが完璧な片岡優希役・廣田あいか。お前もタコス好きの呪われた一族なのか!?


 アイドルから若手女優までがズラリと揃い、色んな美少女がいることが魅力の漫画なのでモロに低予算なのにゴージャスさを感じさせてします素敵なプロジェクトだなヲイ!
 まずは12月にテレビドラマとしてプロローグを放送して、来年2月の劇場公開を迎えるという形。なんと製作がMBS!相変わらずいいところに目をつけているなあ。『闇金ウシジマくん』と同じやり方でヒットを狙っているわけ。『RANMARU 神の舌を持つ男』で同じことをやろうとしたが、ドラマが大コケして映画化プロジェクトから逃亡した(といわれている)TBSとはえらい違いだな!!
 主演が東宝芸能所属、東宝シンデレラ7期で新設されたニュージェネレーション賞受賞の浜辺美波ということもあってTOHOシネマズ系全国公開で、企画的には東映という感じもするのだが、興行トップをひた走る東宝は売れそうな企画を見逃しませんな。

 監督の小沼雄一は『天牌』『凍牌』『兎-野生の闘牌-』などの麻雀コミックの実写化経験があって白羽の矢が立ったと思われるが、咲はオカルト麻雀だから別に麻雀描写が適当でも問題ないですよ。だから作品の質を高めることにまったく影響してないと思うんだけど、小沼監督といえば日本映画大学で今村昌平クラスの卒業生として

「卒業後、君たちが映画の現場に出てぺーぺーになったとき、寝る時間もなく極度の疲労で心身ともボロボロになるだろう。だがそんな状況であっても、『監督、本当にこれでいいんですかねえ』と、一言ボソッと呟けるスタッフになって欲しい。監督はそれを待っているモノだ」

 と言われたことにいたく感動して、池田敏春監督の現場でさっそくその言葉をいったところこっぴどく叱られたというエピソードが辛すぎて泣けてしまう(よりによって池田敏春の現場でそれはないわ)。他にも幸福の科学の主人公の意識が幕末の志士に乗っ取られるスピリチュアル映画『ボディ・ジャック』や石原真理子の自伝映画『ふぞろいな秘密』の現場で監督補をやっており、プロフィールがとにかく辛すぎ。きっと咲の現場にも活かされることでしょう。例えば風越女子の池田華菜(演じるは武田玲奈!)が久保コーチに「池田ァァァァッ!」とドヤされる場面のたびに「ああ、俺は今村昌平監督のいうことを真に受けたために池田敏春監督にこっぴどく叱られたんだ…」と思い出して絶望、池田華菜も真っ青の大号泣をする羽目になるんだ…


  


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2016年07月23日

困り顔の生娘演技の方がホラー『ホーンテッド・キャンパス』



 極度の怖がりなのに幽霊が見えてしまう八神森司(中山優馬)は絶対にそれらと関わらない、幽霊を見て見ぬふりして過ごす毎日を送っていたが、高校時代に物置から飛び出す不吉な黒い影に襲われそうになっている後輩の灘こよみ(島崎遥香)をなりゆきで助けてしまう。幽霊などにはまったく縁がないのになぜかそれらを引き寄せてしまう体質のこよみを放っておくことが出来ず、彼女に関わってしまう森司だが、怖がりな上に臆病なのでまったく彼女に告白できないまま卒業…俺のバカ!!

 一浪して進学した森司と同じキャンパスにこよみが!立場的に同級生になった森司はこれを期に告白を考える。そうだ、大学なんだから彼女が入るサークルに一緒に行けばいいんだ!

「ねえ、何かサークルとか入らないの?」
「私、幼なじみの知り合いがいるところに誘われてて…」
「へえ、どこなの?」
「オカルト研究会です」

 彼女のために渋々オカルト研究会に入ることになった森司。さっそく舞い込んできた依頼は「引越し先の部屋の壁に女の形をした染みができる」というもの。ノリのいい部長にしてこよみの幼なじみ、黒沼麟太郎(安井謙太郎)らはさっそく件の部屋へ。森司は壁のシミから長い黒髪の女が現れるのを見てしまい、能力が部員たちにバレてしまう…

 元NYCの中山優馬映画初出演、そして『劇場霊』で映画初主演を果たした島崎遥香共演ということでハイティーン向けの恋愛×青春×ホラーというジャンルなのだが、特に前半の内容はハイティーン向けとは思えないようなキッツイもので…

 この「壁の染みから女の幽霊が現れる」という事件を調査するオカ研メンバーは依頼者であり部屋に引っ越してきた学生がアンティークショップで買ったというアルミ缶の中から指人形を発見、これが幽霊の出る理由ではないかと判断。そのショップへ。ショップの店長(下條アトム)は指人形を見て驚く。それは彼が中学生の頃に近所に住んでいた幼なじみのものだった…

 ここからその幼なじみとの馴れ初めが語られる。その子は明るく活発な子だったのに、母親がある男と再婚してから暗く沈むようになったという。やがて母親は亡くなり、義父とふたりきりの生活を送るようになると彼女は義父から性的虐待を受けるようになり、耐えかねた彼女は義父を刺殺し、首を吊って死んでしまう。
 森司が能力で女の子の幽霊から教えられた真実は、義父に性的虐待を受けた上に子供まで産まされており、しかもその子は死産。息を引き取った嬰児の遺体を抱いて子守唄を歌い出す女の子…彼女の霊は森司に惨劇の場となった家の床下を指差す。そこからは腐乱死体となった子供が…って相当年月経ってるだから、白骨死体になってると思うんだけど!

 ジャニファンが目当てにやってくる可愛らしいホラーかと思ったら本格的なやつじゃないの!中山優馬のファンはそんな義父に犯される女の子が子供を死産する話とか、見たくないだろ!
 ヒロインを演じる島崎遥香は常にかばんをランドセルみたいに背負っていて、常に困り顔の「怖いのとかわかんなぁ~い」みたいな初な生娘演技をしているがまるで似合っておらず、こっちの方がよっぽどホラーだわ。

  


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2016年03月10日

卒業なんてしたくなかった『セーラー服と機関銃-卒業-』



 1981年に公開された薬師丸ひろ子主演版はリアルタイムで見られず、のちにビデオで見た類だが、確かに薬師丸ひろ子の瑞々しい演技と存在感は素晴らしく、当時梅田東映で行われる予定だったひろ子の舞台挨拶に数千人が集まって劇場側が「何が起こるかわからない」と舞台挨拶はおろか上映すら中止になり、その後収まりきらないファンがひと目ひろ子を見ようと大阪空港、新大阪駅と彼女を追い回したという伝説も容易に信じられる。その後『死者の学園祭』に主演した深田恭子の舞台挨拶&握手会が同所で行われ、数百人が集まってごった返した時に人数は違えどあの騒動を思い出した。
 そんな邦画界ではレジェンド級扱いの『セーラー服と機関銃』は度々リメイクされているが、今回続編の『卒業-セーラー服と機関銃・その後』を初の映画化!主演は薬師丸ひろ子に劣らぬ伝説級のアイドル、Rev. from DVLの橋本環奈。かんな様の星泉にみんな納得できるのか!?


 叔父(榎木孝明)を殺された報復に暴力団・浜口組に仲間とともに乗り込んだ目高組4代目組長にして女子高生の星泉(橋本環奈)は機関銃をぶっ放し、目高組は地元の商店街だけにシマを限ることを条件に組を解散する協定を結ぶ。今では商店街にある小さなメダカカフェを組員3人と切り盛りする毎日であったが、任侠道が抜け切らない組員らは泉をうっかり「組長!」と呼んでしまいがち。

 数年前に長澤まさみ主演でドラマ化した際は原作にもある泉が男子3人組(高校生トリオ)を従えて登下校する様を当時は「男を従えて歩く女を描いてもまさみタンファンのオタクには受けない」と思ったのか女子校に変更されてたが、それでは赤川次郎の原作のテイストを出し切れてない!と今回のスタッフは判断したようで、高校生トリオが復活!普通の子、ややイケメン、ふとっちょとタイプの違う3人を子分のように従え桃太郎みたいに歩くかんな様!しかも男子はタメ口!原作が書かれた当時の女子高生像なのだが、やっぱ『セーラー服と機関銃』はこうでなきゃ。

 泉の元に同級生がやってきて、モデル事務所に登録したのだがどうも詐欺らしい…という陳情を受け事務所に乗り込む。すると相手は「うちには浜口組がバックについているんだ!」とケツ持ちの存在を匂わす有様。「協定破りだ!」と怒り心頭の泉たちが浜口組に殴りこむ。しかし浜口組組長(伊武雅刀)は「協定やぶりはそっちじゃねえか!」と最近街でばらまかれている麻薬入りクッキーの出処が目高組ではないかと言い出す。見に覚えのない泉。疑惑は自ら晴らすしかない!
 橋の下のアイスキャンデー屋でクッキーが売られているのを確認、売り子は「浜口組がケツ持ちなんだ」と吹聴しており、浜口組がいよいよ怪しくなるが、浜口組の若頭・月永(長谷川博己)は東京から進出してきたヤクザ・安井(安藤政信)の存在を突き止める。安井は介護ビジネスを利用して老人たちを食い物にする手口(モデルはワタミかな?)で事業を拡大化していた。

 安井は浜口組長を懐柔して目高組の商店街も荒らそうとしている。それが許せない月永は泉と手を組んで安井に対抗するための証拠集めを始める。企みがバレないようにラブホテルで月永と待ち合わせをすることに。怪しまれないように目高組の古株・土井(武田鉄矢)とラブホテルにしけこむ泉!どう見ても援交女子高生とオヤジにしか見えません!!そこに安っぽいホステス嬢とキスしながら現れる月永にドギマギ(死語)する泉!そう、泉は年上のカッコいいお兄さんの月永に惚れていたのだった!そんな組長の様子を知った土井は「今は目的のために手を組んでいるが、あんただけは組長に近づかせねえ!あんたがしたことを俺たちはまだ許してねえんだ」と睨みつける。実は先代の組長、泉の叔父さんを殺したヒットマンは月永だったのだ!この恋、破局しか想像できねえ!
 こうして証拠を掴んだ泉たちは意気揚々と安井、浜口の会談現場に乗り込むがすべては安井の仕組んだ罠だった!捕まえられロープで首締められ、苦悶に歪む橋本環奈!なんというビザールな首吊りシーン、みんな後半のキスシーンで騒いでるけど俺はこっちの首吊り場面の方が見どころだというね!ビンビンですよ!

 星泉というキャラクターはちょっと勝気で、男勝りを感じさせるキャラクターでほとんど素の橋本環奈そのままで彼女は星泉を演じるために現れたとしか思えない。薬師丸ひろ子は相米慎二によって持ってないものをうまく引きずり出された感のある演技だったが、橋本環奈は自分を演じてるようにしか見えない。素晴らしい。よって彼女はとにかく最高なんだけどそれ以上の仕事を監督の前田弘二が放棄している。ひどいのは敵側のキャラ。安藤政信は意味もなくヘラヘラと笑い、聞いてもいないのに自ら悪事をべらべら告白する、邦画における紋切り型の悪役を抜け出ておらず、個性もなく汚職に塗れる警察官など悪役の造形があまりに杜撰すぎてクライマックスの対決が盛り上がらない。「私は認めない!こんなもん全部ぶっ壊してやるよー!」と機関銃を撃ちまくる橋本環奈の台詞は本人の偽らざる本音にしか聞こえない!

 ラストは卒業式の場面なんだけど、これって『セーラー服と機関銃』に人生を狂わされ、いつまでも『セーラー服と機関銃』を卒業できないお前らはいいかげんに卒業しろって意味だったのかな。だとしたら余計なお世話ですよ。僕らはこのまま何時間でも抱いていたかった。ずっとビューティフル・ドリーマーのままでいたかった。終わらない学園祭を過ごしたかったんだ。


  


Posted by 縛りやトーマス at 23:28Comments(1)アイドル映画オタクトンデモ映画

2016年03月08日

ケ・ン・ガ・イ

 Rev. from DVLの橋本環奈ちゃんの初主演作『セーラー服と機関銃-卒業-』がついに公開されたのだが、予想を下回る不入りに苦戦中。


橋本環奈の『セーラー服と機関銃 卒業』爆死! 一方『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』が旧作を凌ぐ高評価!! 【週末映画興行成績】
http://otapol.jp/2016/03/post-5936.html


 まさかの12位スタート、カ・イ・カ・ンならぬケ・ン・ガ・イで一周目の興収2000万円だったのでは?と言われるほどの沈没ぶりに思わず同情。映画の内容はともかくとしてここまで悲惨な結果になったのは今時の映画興行を左右するのはF1、F2の女性層なので橋本環奈がその辺の人たちにはまったく評価されてないってことが(わかってたけど)判明したね。今ランキングの上位にいるのは『黒崎くんの言いなりになんてならない』『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』といったF1、F2層が支持している映画だし。そんな連中に『セーラー服と機関銃』で勝負するっていうのは厳しかったのかも知れない。しかし角川映画がドストライクだった層にはバカ受けしているのは確か。彼女が表紙を飾った映画秘宝3月号は売れまくっているというし。

 このことで橋本環奈人気を所詮は架空の人気とかほざく輩もいるけど、そんな奴らはほっとけ!F1、F2層に阿る映画興行なんてまっぴらだ!かつて梅田東映に薬師丸ひろ子の『セーラー服と機関銃』舞台挨拶を見るために8000人集まってビビった映画館が上映そのものを中止してたけど、その時集まってたような人々、『セーラー服と機関銃』をいつまでも卒業できない俺たちはこの映画と橋本環奈を断然支持するね!!F1、F2なんかくそくらえだ!


永久保存


  


Posted by 縛りやトーマス at 23:15Comments(0)映画アイドル映画

2016年03月07日

佐藤聖羅頑張りましたね『血まみれスケバンチェーンソー』



 ゾンビと巨乳と血まみれでおなじみ三家本礼漫画の実写化。マッドサイエンティストの同級生がつくりだした改造ゾンビ軍団と戦うふんどし女学生、鋸村ギーコ鮮血の美学!ギーコを演じるのは『仮面ライダードライブ』の霧子役で人気爆走中の内田理央。


 追試を受けるために学校にやってきた解体屋の娘にして無頼派のスケバン、鋸村ギーコ(内田理央)は校門でいきなり改造ゾンビにされたクラスメイトに襲いかかられる。手にしたチェーンソーでクラスメイトを撃退、続いて襲いかかってきたチアリーディング部の爆谷さゆり(元SKE48の佐藤聖羅)と対峙。さゆりは体内に仕込んだ銃器を駆使し、必殺技のアソコミサイル(股間から撃ち出されるミサイル。永井豪のオッパイミサイルを超えた!)を発射するもギーコに返り討ち。佐藤聖羅頑張ってるなあ。SKEやめてよかったね!

 彼女たちはギーコと同じクラスのマッドサイエンティスト、碧井ネロ(山地まり)によって改造されたのだった。ネロは夏休みの自由研究につくった「死んでいるのに動く猫」(猫の死体にキャタピラをつけて動くようにした)を持ってきたためにクラスでイジメに遭ってしまい(そりゃそうだよ)その仕返しにクラスメイトを改造したのであった。残る一人はギーコのみ!ここにネロの改造クラスメイト軍団とスケバンギーコの血まみれバトルが展開する!


 あまりに壮絶すぎるエログロ描写故に映像化不可能だよと言われたもののスタッフがかなり頑張って原作の再現に挑んだ上、内田理央が美脚を堂々見せまくり(ふんどしが散々宣伝されてますけどそんなに出てこないから)チェーンソーを振り回しクラスメイトをぶった切る場面は一見の価値あり!
 さらにネロを演じた山地まりがだーりお様を上回る怪演ぶり。白目を剥いて唇をひん曲げる顔芸&台詞回しに一体どこが処女アイドルだよ(彼女の売りは処女アイドルなんだけど、この映画を見る限り絶対嘘だと思った)…彼女のおかげで内田理央の方が清純可憐な乙女に見えるという…ギーコの方が完全に処女設定だもんな。この二人のキスシーンはみんなもっと騒いだほうがいい。

 生真面目打った一部観客が「こんな気持ち悪い意味不明な映画で騒げるなんてわかんなーい」と破茶目茶すぎる設定にイチャモンつけてるけどそんな奴らはチェーンソーで真っ二つにしたるわ!君らが求めてるようなシネフィル(笑)は跡形もなく滅びるだろうがゾンビとチェーンソーは千年たっても残ってるんで!それにしても血まみれ・スケバン・チェーンソーって三段落ちみたいなタイトル、最高だなあ。タイトルとしては『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に圧勝している。これに勝てるのは『徳川セッ クス禁止令』だけ。



  


Posted by 縛りやトーマス at 22:02Comments(0)映画漫画アイドル映画

2016年02月12日

話題賞なんかでごまかされないぞ

 あえて言おう、カスであると!!


ももいろクローバーZ「日本アカデミー賞」話題賞に輝く

ももいろクローバーZが、「日本アカデミー賞」にて話題賞を受賞したことが明らかになった。

「日本アカデミー賞」話題賞はニッポン放送「オールナイトニッポン」のリスナーによる一般投票で決定。4万7014通の投票が寄せられた結果、ももクロは「幕が上がる」での演技が評価され俳優部門の受賞を果たした

http://natalie.mu/music/news/175865

☆ありがとうです。あーりんです。☆
http://ameblo.jp/sasaki-sd/entry-12127916149.html

 ももクロちゃんやあーりんには悪いけど、ないわー。話題賞とか、ないわー。『幕が上がる』がぶっちぎり日本アカデミー賞を受賞して当たり前だろうが…!もちろん新人賞だってもももクロ。主演女優賞を誰が取るかで揉めて結局あーりんが横からかっさらい、助演男優賞は天龍源一郎が獲得(当然)、壇上で天龍の名言、聞かせてくれよ!滑舌が悪くっても熱い気持ちは伝わるんだからよぉ!!

 …となるのが当たり前なのにすでに発表された日本アカデミー作品賞には『幕が上がる』関係はひとつもノミネートしなかった。
 今回リスナーによる投票で話題賞となったのは純粋に一般世間の声がももクロを求めたということでしょう。談合によって決められたノミネートにNo!を突きつけたということなんだぞ!日本アカデミー協会員は猛省せよ。



日本アカデミー賞協会員、反省しろ


  


2015年12月10日

護あさなの人形霊『劇場霊』



 『女優霊』のキャットウォークから落下する死体のシーンで観客を心底震え上がらせた中田秀夫監督が同じテーマで撮った作品。今度は劇場だ!!


 島崎遥香演じる女優の卵・沙羅は5年経ってもドラマの死体役など、端役から抜け出せない。いくらセリフが飛んでしまった刑事・諏訪太郎をフォローしようと、丸暗記した諏訪太郎の分のセリフまで諳んじて見せても溜飲が下がるわけでもなし。貧乏くさいアパート暮らしだ。
 そんな沙羅に舞台出演のチャンスが回ってくる。新進気鋭の演出家(小市慢太郎)の舞台のオーディションを受けることになったのだ。とはいえ主演はすでに同じ事務所の売れっ子女優・篠原葵(高田里穂)に決まっていたのだが。
 美貌を保つために少女の生き血を浴びていたという実在の貴族エリザベートの生涯を描いた舞台『鮮血の呼び声』のオーディションで同じように売れないながらも明日の大女優を夢見る野村香織(足立梨花)らと励まし合い、端役を手にする沙羅。エリザベートの内面を表す球体関節人形が準備され始まった舞台稽古で葵はセリフが飛んでしまい、そばにいた沙羅が小声でセリフを教えるのだが、「余計なことをしないで」と怒鳴られる。稽古の帰りに演出家の車に乗り込みどこかに消えていく葵の姿を見て
 「私、ああいうのダメなんですよね。ずるいことができないっていうか…どうしてみんな真面目にやれないのかな、って」
 というんだけど、AKBのお前が言う?おまいうとはこのことか。むしろ君とか、AKBとかが葵の立場だろ!と映画見ながらついハッスルしちゃったよ…

 そう、この映画はモヤモヤするんだよな~この後映画は球体関節人形が急に動き出したりして、周囲の人間を殺していく展開に。タイトルから劇場の呪いが人を殺していくような『呪怨』ぽいのを想像したらコレ、人形が人を殺すんだから、『人形霊』じゃないか!ちなみになぜ人形が殺すかというと、この人形を作った人形師が事故で長女を亡くしてしまい、鎮魂のために娘そっくりの人形を作ったところもっと生きていたかった長女の霊が乗り移って「ちょうだい…ちょうだい…」とつぶやきながら自分の妹を殺すのだった!

 長女役を演じているのがグラドル兼女優の護あさな。あの巨乳というよりはボインという単語がぴったりくる護あさなの人形が襲ってくる!来る~きっと来る~♪あさなの人形が襲ってきたらもう逃げられない!谷間で悶絶死させられる(恍惚の表情で)!でもこの人形ちっとも護あさなに似てないんだよな~オリエント工業あたりの技術であさなそっくりな人形つくれよ!そしてタイトルも『護あさなの”人形霊”』にするんだ。そうすれば大ヒット間違いなしだったのに。AKBなんかどうでもいいでしょ!!


護あさなの完全なるボイン

 「ちょうだい…」っていうセリフが女優の卵同士の「役をちょうだい」に引っ掛けてあるところぐらいは気が利いてたけど、根本が間違っとるわ!しかし「AKBが通った後には屍も残らない」というラストには笑わせてもらった。


  


Posted by 縛りやトーマス at 23:07Comments(1)アイドル映画トンデモ映画

2015年10月11日

クラゲ・ショック

 映画秘宝のムック本『映画懐かし地獄70’s』には「ハッタリ宣伝の東和」こと映画配給会社の東宝東和が映画に「決してひとりでは見ないでください(サスペリア)」といった観客の興味を煽るキャッチコピーや謎の上映システム<ビジュラマ>(ファンタズム)<サーカム・サウンド>(サスペリア)<サブリミナル・システム>(アリゲーター)をでっちあげたり、派手な上映イベントを企画したりした結果、大したことない映画にも観客がわんさか(そしてクレームもわんさか)集まってきたという話が書かれてあり、映画宣伝というのは本当に大変なんだなって感じ。

 そして今日もまたあらたな映画の宣伝に苦労している会社の話。


ホラー映画ロケでグラドル70人“海難事故”
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/454658/

 来年公開予定のホラー映画『アンデッド in Japan』のパイロット版の撮影として海に100人ほどの若手グラドルが入ったところ、大量のミズクラゲに刺されてしまったとのこと。約70人が被害に遭い、「殺す気ですか!」と怒り狂っている子がいたとも。
 少し前にバラエティ番組の撮影でヘリウムガスを吸い過ぎた未成年アイドルが倒れて救急車で運ばれたニュースは大騒動になったぐらいなので、このニュースだって大問題じゃないか!と思っていたら報道しているのは東京スポーツ一社のみなのであった。

 ちなみにこの『アンデッド in Japan』、どういう映画なのか。東京スポーツの記事から抜粋すると…


「脚本を手がけた加藤正人氏は、過去に堤真一が主演を務めてヒットした映画『クライマーズ・ハイ』でも脚本を務めている。『アンデッド――』の本編のキャスト陣はまだ不明だけど、堤クラスの大物俳優が顔を揃えるとささやかれていて、来年の注目作の一つと言われている」(映画関係者)


 「堤クラスの大物俳優が顔を揃えるとささやかれていて」出演するとは一言もいっていない!監督は『ケータイ刑事』シリーズや学校や自宅でヤりまくる性欲映画『僕は妹に恋をする』、市川由衣が貧相なおっぱい出してた『海を感じる時』の安藤尋だが、メインキャストの「若手グラドル」たちは加藤麻由美、山丸亜美、長嶺紗也佳、かわい瞳誰一人名前を聞いたことがない…
 まあ、要するに大したことない低予算映画の撮影中に事故が起きた!という記事を東スポに取材させて話題にしようとたくらんだわけですな。種を明かせば!
 それにコレ、パイロット版の撮影なんだよな。本編じゃない(笑)。
 この話題で出資者を集めようということなんでしょうけどヘタしたらパイロット版の撮影のみで終わってしまいそうな。可哀想に。クラゲに刺され損やん!
 映画の宣伝って大変なんだなあ。ホント。






  


Posted by 縛りやトーマス at 13:47Comments(0)アイドル映画