2009年09月17日

『しんぼる』 出直してこいや!!

メキシコで滅法弱いルチャ・ドールの男『エスカルゴマン』が息子と父親の見守る試合に臨む話と、『部屋に閉じ込められた男』松本人志が頭の悪さを晒しつつ脱出しようとする、一見関係性のない二つの話がやがて一つに結びつく・・・

と普通の観客は思うのだ。
そこで「実は全然関係ないんですよ」と裏をかいてみせるのが作り手の腕の見せ所なんだけど、松本は色々映画を見てきて、色々考えた上でそういう結論に達したわけじゃなくて、

「いやー、すごいでしょ!実は全然関係ないんですよぉー!ビックリしましたぁー?でもこれぐらいでビックリされたらね~ぇ」

と観客を舐めきった上でちょっと俺、切れてるでしょ?ぐらいに思ってるのが痛くて痛くて・・・今更『CUBE』とか『SAW』とか(しかもまったく引用しきれてないのが・・・)やってる感性もどうかしてる。
「独創的なアイデア」とか「ぶっ壊す!」とか勇ましいこと言ってるけれど、あんたの考えてるようなことはとっくの昔に誰かが考えた上で、

「やっぱりやめておこう」
「王道が一番だよ」

という結論に達しているんだよ。あとぶっ壊す前にきちんと作れ

『大日本人』は「俺のやりたいお笑いを中々理解してもらえない」という苦悩や辛さをデパート屋上でやった「松本人志ショー」レベルなので一回目は納得したけど、子供だましが通用するのは一回だけだぜ。もう子供ですらだませてないし。  

Posted by 縛りやトーマス at 20:58Comments(2)映画