2010年10月01日

マグロ漁船で借金返済

仕事帰りに映画館の側を通るので、1000円の日だし久しぶりに映画観ようかと思い、とりあえず観るなら『悪人』と『十三人の刺客』だなという二者択一を思い浮かべたが、劇場に行くと時間の関係で『BECK』と『ハナミズキ』という二者択一しかなかった。ここはガッキーヲタとして『ハナミズキ』を選択。





舞台は2000年の北海道。進学校で早稲田を目指す紗枝(ガッキー)と水産高で漁師を目指す康平(生田斗真)は同じ電車に乗り合わせ、電車が鹿を跳ねて急停車したため試験に間に合わなくなるガッキーにせがまれ仮免にも関わらず叔父さんの軽トラックをすっ飛ばす康平。もちろん事故る。紗枝は試験に間に合わず早稲田の推薦も落としてしまう・・・

という映画的に完璧な出会いをし、恋に落ちる。
「水産と女子高なんて、釣り合わねえよ!」
と言われるも急接近する二人。結果紗枝は早稲田に合格。遠距離恋愛が始まる。

「離れても二人の気持ちは変わらない」

そう信じていたものの、東京の生活で垢抜けていく紗枝を見、さらに借金が膨らみ船を手放すはめになった上に父親の死という不幸に見舞われる康平は別れを告げる。


数年後、憧れのNY生活を始めた紗枝は同じNYでカメラマンの夢を追い続ける大学の先輩、純一(向井理)にプロポーズを受ける。
親友の結婚式のため北海道に戻ってきた紗枝。その前に結婚相手を連れて現れる康平。借金に苦しみつつ漁師を続ける康平との距離を感じる紗枝。NYに住み続けることを決意した紗枝はかつて康平にもらった船の模型を返し未練を断つ。別れの時にしっかと抱きしめあう二人。遠く離れていても二人の気持ちは変わらない!


しかし運命は重く二人にのしかかる!康平の家は借金で破産し、追い打ちに離婚!
NYに戻った紗枝の元に純一から「戦場に取材に行くんでしばらく帰れない。この間のプロポーズの返事を聞かせて欲しい」と手紙が。
「私、彼が帰ってきたら結婚するかも」
と見え見えの死亡フラグが立ち、予想通りの地雷を踏んだらサヨウナラな結果に(ホントは銃撃されて死亡)。

悲しみを乗り越えて紗枝はかつて暮らしていたカナダへ。父が残した写真に写っている灯台を探す旅へ出たのだ。そしてカナダから去ろうとしたところ、通りがかった店のショーウィンドーに康平に返したはずの船の模型が!!店の人間曰く


「それは2,3日前に来た日本人が置いていったんだよ。この街には日本からのマグロ漁船が立ち寄るんだ」


どうやら康平は借金返済のためにマグロ漁船に乗っていたらしい。この手のおしゃれ映画では聞きなれないマグロ漁船のフレーズに吹いたわ!




そんな紆余曲折を経て二人は好きな人と100年続くわけですが、邦画にありがちなもっさい描写が耐えられない。例えばガッキーが務めるオフィスみたいなところにいる外国人が常に
「HAHAHAHA!」
「オーマイガッ」
みたいな単語会話で、いちいちフレンドリーな空気をかもしつつ、必ずハグという、一体何十年前の外国人描写やねん・・・
そしてヒロインのガッキーにまるで感情移入できない。生田くんの家庭には不幸がつるべ打ちで襲いかかり、最終的に一家離散に近い状態にまでなって、それでもガッキーに語った漁師の夢が捨てられずにマグロ漁船にまで(マグロ漁船と口にする度吹いてしまうw)乗ってしまう辺りに狂気に似た純真さを感じるが、対するガッキーには大した不幸も訪れない。
早稲田の推薦は得られず、自力で勉強したら合格判定D(いいかい?澪君 合格率20%ってことは5回に1回は受かるってことですよ?)。にもかかわらずあっさり合格。就職の内定が一年以上も取れずに焦るも次の場面ではあっさりNYに移住して仕事を始め、カナダの灯台もすぐに見つかる。不幸といえばせいぜい純一が戦場で死ぬぐらいで、こいつのどこに苦労や困難があるのかと・・・

はっきりいやあね、この女、イヤなヤツなんですわ!!
クリスマスに東京で康平と再会するシーンがあるんだけど、東京の生活で洗練され、モデルみたいなメイクと衣装のガッキーがこじゃれたレストランを予約。北海道の漁師町しか知らん康平には完全に嫌味!
ちなみにその後ガッキーの部屋で結ばれるんだけど、チュンチュン・・・な朝を迎えた時にガッチリパジャマ着てるのも許せない。そこは掛け布団からナマ肩出すシーンやろがい!!『恋空』に引き続き着衣セクースをまたも繰り返すガッキー。
ストーリーとして破綻した部分があまりないのと(いや、マグロ漁船の場面は・・・)、超展開が少ないのと、なんだかんだいってもガッキーが可愛いので採点としては☆☆☆1/2ってとこかな。
でもこんなの二時間も観るぐらいなら一青窈の『ハナミズキ』をエンドレスで聴いてた方がマシです。  


Posted by 縛りやトーマス at 23:32Comments(3)映画