2013年03月22日

Fの前はE気持ち『フライト』

ロバート・ゼメキス監督、デンゼル・ワシントン主演の『フライト』を観る。



ワシントン演じるジャンボジェットのパイロット、ウィトカー機長の操縦する旅客機は空港上空で謎のエンジントラブルを起こす。墜落の危険が迫る中、ウィトカーは機体を反転させ背面飛行のまま着陸に成功。あわや全員死亡かと思われる状況の中、死亡者6人という事態となるものの、多くの乗客を救ったウィトカーの奇跡の着陸をマスコミは褒めたたえ、一躍時の人となる。
しかし事故調査委員会の調べでウィトカーの血液からアルコール反応が出、機体のゴミ箱から空になった酒瓶が回収される。
「君は酒を飲んで操縦していたのか?」
疑惑を嗅ぎつけたマスコミから逃げまわり、酒に溺れるウィトカー。果たして彼は英雄なのか犯罪者なのか?


デンゼル・ワシントン主演でこういう話の展開なんだから、普通ならデンゼルがいかにイイヤツなのかが語られ、酒を飲んでいたとしてもなんらかの事情があったとか、不可抗力なんだとフォローされるかと思いきや、この後映画の中で描かれるのは、いかにデンゼルがイヤなヤツなのかということなのだ。
なにしろオープニングからして酔っ払ってベッドでぐでんぐでんになっているデンゼルの姿が大写しになるんだから。さらに全裸のブロンド美女がけだるそうに横たわっているし!おまけにこの美女が墜落する機体に乗るCAなの。
フライト当日の朝だというのに二日酔いのデンゼル。頭をスッキリさせるためにカプセルから白い粉を取り出し、テーブルの上に空港の白い誘導線にも似たラインを引いて一吸い。
「眠気スッキリ!」
とブラックブラックガムのCMに出ていたジャンクロード・ヴァン・ダムなみの決め顔。お薬の力でタイトルどおりフライト(ぶっ飛ぶ)するデンゼル!フライト前にE気持ち!沖田浩之もビックリですわ。
機内でもウォッカ入りのオレンジジュースをがぶ飲み。疑惑どころか完全に真っ黒、その後も飲酒運転、ドラッグ中毒の女と同棲して「ドラッグなんか止めろ。体に悪いぞ」と自分のことは棚にあげて説教する始末。どっからどうみても同情できない屑野郎なデンゼル、アカデミー賞に輝いた『トレーニングデイ』以来の悪演技がギンギンに決まってます。

こういう人間の負の一面をあぶり出したからこそアカデミーにノミネートしたのね。飛行機のように上昇と急降下を繰り返す危なっかしいデンゼルの姿に
「完璧な人間などいないッ!完璧なのは・・・神だけだッ!!」
というオチに見事着地した!ナイスランディング!  


Posted by 縛りやトーマス at 20:14Comments(0)映画

2013年03月22日

ボックスオフィスが気になるな。箱入りだけに。

今月号で惜しまれつつも休刊となったブレイクマックス。2013年3月号の『今年消えるもの』特集で行く末が危ないと予想された熊本のゆるキャラ、くまモン。くまモンに限らず地方自治体がブームに乗っかって大量生産されたゆるキャラたちもそろそろ終焉かしら・・・とゲスの勘ぐりをされる中、いち早く「引退」を発表していたゆるキャラに最後の花道が!


柳ヶ瀬、熱狂 やななラストは「映画になるの」
2013年03月17日08:30

 岐阜市の柳ケ瀬商店街の非公式キャラクター「やなな」が、今月末の引退を前に映画化されることが決まった。16日に商店街内で開かれた会見には、やななと、やななのプロデューサー佐藤徳昭さん、監督を務める橋本以蔵さんが同席した。橋本さんは「やななの苦労や思いの詰まった青春映画を作りたい。皆さんの知らないやななの秘密を盛り込めるかもしれない」と意気込みを語った。

 「ゆるキャラ『やなな』映画化」。ステージ上でやななが大きな筆でそう書くと、会場から「おおー」とどよめきが起こった。

 映画は、これまでのやななの活動体験など実話を基にした実写のコメディー青春映画。夏ごろに柳ケ瀬を中心に撮影し、年内の完成、来春の全国公開を目指す。

 橋本さんはテレビドラマ「スケバン刑事」の脚本で有名。やななが2年前にゆるキャラグランプリでトップ10入りした際、やななのPR映像を製作した東京のスタッフが、橋本さんにやななや佐藤さんの活動を伝えたところ、橋本さんは感銘を受け佐藤さんに映画化を依頼。佐藤さんも引退前にやななを作品化したいという思いがあり、映画化が実現した。

 やななは3月末で引退するため、映画には出演せず、引退まで映画の総指揮を務める。ゆるキャラが主人公になる映画は全国初めてという。

 橋本さんは「面白く振る舞うやななの活動を通して、地方の活性化という課題も考えてもらいたい」と説明。製作にも関わる佐藤さんは「映画を見た人に柳ケ瀬に来てもらえるような仕掛けを考えたい」と話した。 

 会場には、大勢のファンが集まり、引退目前のやななをカメラや携帯電話で撮影。多治見市の会社員女性(27)は「最後に映画化されることが決まってうれしい。やななのおかげで柳ケ瀬に足を運ぶようになった人やリピーターになった人もいると思う」と笑顔。愛知県春日井市の小学5年女子児童は「友達の一人がいなくなってしまうようで寂しいけど、映画は絶対に見に行く」と話していた。

 柳ケ瀬で飲食店と和菓子店を経営する女性(40)は「やななはすごいプレゼントを残してくれた。歴史に名を残す出来事。商店主の私たちもやななを見習い、柳ケ瀬の欠点に目を向けるのではなく、改善できることから着手し、人が人を呼ぶ店づくりを目指したい」と話していた。

 会見では、やななの秘書森有紀子さんが4月から、全国のゆるキャラを通訳・アテンドできる「キャラガール」として全国デビューすることも報告された。



http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130317/201303170830_19577.shtml


やなな、まさかの劇場デビュー!ご当地ヒーローの『琉神マブヤー』が映画化したことはあったけど、ゆるキャラが映画化するのは初のケース。あくまでぬいぐるみ、着ぐるみの延長である多くのゆるキャラと違ってパーソナリティーな部分も含めキャラ立ちしすぎているやななは映像作品化しやすかったのであろう。
3月に引退するのに年内完成予定、来年公開というスケジュールは遅すぎ、来年にはみんな忘れてるよ!と思うのだが、商売を考えたら引退と同時期に公開するのがベストなのに、そんな波に乗ろうとしない辺りも柳ケ瀬らしいなあ・・・と思ったりする。
さらに衝撃的なのが監督が橋本以蔵。『AKIRA』『漂流教室』の脚本で知られる、あの『軍鶏』の橋本以蔵ですよ!!やななとどういう関連があるのかわからない!
なんというか、子供が泣き叫ぶような問題作になったりするんじゃ・・・大丈夫?
引退後も映画公開まで柳ケ瀬及びやななから目が離せません。




やななでけいおん!  


Posted by 縛りやトーマス at 05:02Comments(0)ゆるキャラ