2013年05月13日

おっぱいフルーツインゼリー『モンスター』

高岡早紀主演の映画『モンスター』を見る。



あまりの醜女ゆえに蔑まされ、ある事件をきっかけに故郷に居られなくなった女(高岡早紀)が整形手術を繰り返した結果、絶世の美女に生まれ変わる。別人となって故郷に帰ってきた女は片思いだった同級生(加藤雅也)の前に現れる。

というあらすじだけ聞くと誰もがエリカ様の『ヘルター・スケルター』を思い浮かべてしまい、却っていいのか、それとも悪いのか。
『ヘルター・スケルター』と比べて優れているのはブサイクが整形を繰り返して美しい外見になっていく描写がきちんと描かれているところ。『ヘルター・スケルター』ではエリカ様がいくら「かつてブサイクだった!」と言われても今のきれいなエリカ様しか画面には出てこないので、外見が変わっただけでチヤホヤする社会に対して
「所詮、人は見た目が十割か!!」
とばかり破壊活動を繰り返すエリカ様に周囲はまったく感情移入できないんだけど、この『モンスター』では主演の高岡早紀がブサイクな高校時代から整形で美しくなる現代までを一人で(!)演じきっている。特殊メイクによって外見のモンスターぶりはもちろんのこと、演じた役自体もモンスターなんだよな。大抵こういう映画だと「外見が醜くても、心は綺麗」といった典型的な描き方があるんだけど、高岡演じる主人公が故郷を追われる羽目になった事件というのが、片思いの同級生(後の加藤雅也)を自分だけのモノにすべくメタノール飲ませて失明させてやろうとして失敗、故郷に居られなくなって出奔(この同級生が実は高岡の幼児時代に灯台のそばで大雨に降られて一歩も動けず、にっちもさっちも行かなくなった時にそばにいて励ましてくれた上、彼はブサイクな自分にも優しくしてくれた心の綺麗な人だというのでなんとしても自分だけのモノにしたくて失明させようとする)・・・

あんた、中身も完全にモンスターだよ!

故郷を離れてもブサイクを理由に蔑まれる人生を送っていた高岡はふと見た美容整形の広告を見て尋ねた美容外科で一重を二重にする手術をわずか数万円でやると
「たった数万円出せば済むことでこんなに悩んでたのか・・・」
整形最高!ビバ人体改造!というアグレッシブ人間となる。
勤め先の工場で仕事を終えると風俗で荒稼ぎし、金をすべて整形に突っ込み、ブサイクな外見をからかっていた同僚をボコボコにし、人体改造ギブスをつけたまま(星飛雄馬か!)工場にやってくる高岡を誰も止められない、まさにモンスターファクトリー!

『ヘルター・スケルター』でエリカ様が素っ裸になることで外見の美しさを表したように、高岡早紀も負けじと映画のヒロインになりきって「吹っ切れたー!」(もしくは旦那との離婚の件や、副業でこさえた借金のことなど、色んなしがらみから)とばかりに(エリカ様と違って)ナチュラル巨乳を放り出すのであった。
これが『ハウスフルーツインゼリー』のおっぱいぷるぷるダンスから数十年を経て色気のあるナイスバディでしたわ。まるで整形したかのような美しさでしたね。おいおい、いらん事いうなや。

この手のヒロインにありがちな因果応報的オチだったのが個人的には残念でしたが、百田尚樹原作なだけあって『探偵!ナイトスクープ』のように綺麗にまとまったかな。

♪放さない 放すもんかって
放さない 放すもんかって 今夜も堕ちてゆく~  


Posted by 縛りやトーマス at 23:17Comments(0)映画