2013年05月26日

B級万歳!映画クレしん『バカうまっ!B級グルメサバイバル!』

今作で21作目となった映画『クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!』を観た。



前作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』がイクメンというクレしんファンの子供たちにまったく馴染まないテーマの上にゲストがココリコ、土田晃之、藤井隆とこれまた子供に受けの悪そうな面子だったせいか、興行収入がシリーズ二度目の10億割れという事態を引き起こす結果に。
「これじゃあ駄目だ!子供に受ける要素を持ってこないと・・・」
と制作側が判断したのかどうか知らんが、今回のテーマはB級グルメ。これはいいチョイス。クレしんの客層自体がB級やからねえ・・・(おっと失礼)
世間を感動の渦に巻き込んだ『アッパレ!戦国大合戦』の後に作られた『栄光のヤキニクロード』が家に帰って焼肉を食うために野原一家が七転八倒の大暴れをする内容で腹抱えて笑った(庶民にとって焼肉は特別なんだぞ!!)ので、やはり食いもんネタは鉄板といえよう。

なんと今回は脚本が東映不思議コメディーシリーズや『激走戦隊カーレンジャー』でお馴染みの浦沢義雄!(TVシリーズに参加しているうえのきみことの共同執筆)浦沢脚本定番のオカマキャラや、空腹の極限に至ったカスカベ防衛隊が食べもんめぐって野生児ばりの争いを繰り広げた挙句、感動的な和解の場面(クッキーを隠し持っていたマサオ君が贖罪のつもりでそのことを打ち明けると、しんのすけが「クッキーを大事に持っていてくれてありがとう」と勘違いする)があったりする。

敵はB級グルメを撲滅させてA級グルメだけの世界にしようとたくらむA級グルメ機構連中なんだが、クライマックスはカスカベ防衛隊が歌って踊りながら作る(浦沢義雄だから最後は当然ミュージカル!)焼きそばを食らったボスが号泣しながらウマイと嘆く。
3000円もするランチを食らい、刺身の上に塩をまぶし、恵比寿のバーでワインのコルク栓を果物ナイフで開けて飲むような『恨ミシュラン』でボロクソに批判されたグルメ文化は予想通り滅んだ。B級こそが食のサバイバルに生き残るバカうま文化なのである。
よし、今夜もスーパー玉出だぜ!

※本作は3年ぶりに初日二日で興行収入2億越え、公開4週目で10億越えとなった  


Posted by 縛りやトーマス at 15:54Comments(0)映画