2013年11月30日

モテナイ男がどこにもいない『すべては君に逢えたから』

『すべては君に逢えたから』を観る。



来年12月に開業100周年を迎える東京駅を舞台に10人の男女がグランドホテル形式でおりなすオムニバス映画。
この映画はなんとあの『ラブ・アクチュアリー』の日本版をイメージして作られたそうである。クリスマスのロンドンのヒースロー空港を舞台に19人の男女がおりなすラブストーリーは世界中で大ヒットし、一時期クリスマスの時期には好きな女の子に『ラブ・アクチュアリー』のDVDをプレゼントするという小っ恥ずかしいムーブメントまで起きていたという、良作ばかりを送り出すワーキング・タイトル・フィルムズの代表作のひとつではないですか。あとイギリスにおけるおしゃれ映画の筆頭でもあるのだがそれをおろかにも日本でパクろうとは・・・しかも『ラブ・アクチュアリー』ってユニバーサル映画じゃないですか。『すべては君に逢えたから』ってワーナー・ブラザーズ映画なんですけど。いいのか?

さて本作は10人の男女による6つのエピソード、近づいてくる女が全部自分の金目当てにしか見えないヤンエグ社長の玉木宏と女優を目指して上京したがまったく目が出ずに小さい児童劇団所属どまりの高梨臨が高級レストランで偶然出会って・・・という<story1>
被災地に出張している建設会社員の東出昌大と遠距離恋愛している新人デザイナー木村文乃のすれ違いを描く<story2>
片思いの先輩に告白する勇気が出せず、先輩がやってくるカラオケ大会の日にバイトの予定を入れてしまう女子大生・本田翼がバイト先のケーキ屋のオーナー兼パティシエの倍賞千恵子に相談する<story3>
養護施設でクリスマスの日に親が迎えに来るのを待ち続けている少女・甲斐恵美利と施設職員の市川実和子のエピソード<story4>
余命いくばくもない新幹線の運転士・時任三郎が残されたわずかな時間を息子と過ごそうとするのだが、病気のことなど知らない息子はずっと家にいてつきまとってくる父親を「仕事もしないでブラブラしてるリストラ親父」と勘違いして疎ましく思い始める・・・という<story5>
ケーキ屋のオーナー兼パティシエの倍賞千恵子が片思いの相手に告白する勇気のないバイトの本田翼に自身が経験した過去の大恋愛を話して聞かせる。由緒ある家柄の男性と恋に落ち、クリスマスの日に駆け落ちの約束をしたが待ち合わせ場所の東京駅に彼が現れなかったこと、傷ついた彼女の心を癒してくれたのがクリスマスケーキだったこと、ケーキ職人を目指した彼女はその後何度か恋に落ちたものの、誰とも結婚しなかったこと・・・そして閉店間際の店にある男があらわれて・・・という<story6>の6つで構成されている。

この6つのエピソードを並べただけで「どこが『ラブ・アクチュアリー』なんじゃい!!」と突っ込まずに居られない。
『ラブ・アクチュアリー』で俺が大好きなエピソードはクリス・マーシャル演じるモテナイ男が
「俺は悟った・・・冷たいイギリス女には俺の魅力はわからない。陽気なアメリカ女なら俺の魅力がわかるに違いない!俺はアメリカに行くぜ!」
とルームメイトの静止を降りきってアメリカにいったところ、バーに入った瞬間に3人組のギャルに逆ナンされ、部屋にまで誘われ、さらに「後で友達もう一人くるから」と5P状態のノリノリ天国になったところ。
このモテナイ奴にも夢と希望を与える優しさが『ラブ・アクチュアリー』が世界中でヒットすることになった要因であると言ってもいいのだが、『すべては君に逢えたから』にはモテナイ奴のエピソードなんてまったく出てこない。この一点だけでもスタッフが『ラブ・アクチュアリー』をまるで理解してないと言ってもいい。

個々のエピソードも始まった瞬間にオチが手に取るようにわかるようなものばかりなんだが、唯一<story1>だけは結構考えぬかれていて面白い。
玉木宏演じる男が何の理由があったか知らないが女を敵視していて、高級レストランで高梨臨と目があい、その後で同じバーに居合わせただけで
「偶然を装って俺に近づく作戦か!」「俺のブラックカードが目当てだな!」(ブラックカードをレストランごときの支払いに使うような嫌味野郎なんですこの男)
呼ばわりする最低なやつで高梨臨が仕返しに
「死んでしまった彼氏と待ち合わせをしたレストランだったんです・・・でも彼は来なくて・・・」
女優の卵仕込みの嘘泣きをしたら途端に「僕が悪かった!」と反省した玉木宏、彼女の舞台稽古にデパチカの高級メニューを差し入れ(またそれも嫌味な)、悪いことをしたと思った高梨臨があれは嘘泣きで・・・と言ったら「君は最低だ!」といきなりぶち切れる。そんな怒るようなこと?あんたの性格の方が最低だと思うんだけど・・・
玉木はいつも秘書に「今の僕の気分にあったDVDをレンタルしてきてくれ!」とムチャぶりしていて、すると秘書が必ずその時の気分にぴったりハマった作品を持ってきてくれるんだが、秘書はレンタル屋の店員にオススメをチョイスしてもらっていて、その店員が実は高梨臨だった!という展開は上手いと思った。でも社長、わざわざレンタルするのね。買えよDVD。ブラックカードで!

とまあ<story1>だけは色々と笑えるツッコミが出来るんだけど、他は全部ひどくて、特に本田翼がメインの<story3>は片思いの先輩や本田翼に「思い切って告白しちゃいなよ!」と煽る友人などは画面に一切登場せず、本田翼がケータイごしに友達と電話しているだけなのだ。おそらく彼女を何かの理由で強引にキャスティングしたとか、スケジュールの都合でどうしても他の役者とからむ場面が取れず(倍賞千恵子とだけ一緒に映る)苦肉の策としてこんな一人芝居をさせられる羽目に。

ここには『ラブ・アクチュアリー』に出てきた学校一の人気者の美少女に恋をする男の子や言葉も通じない女性に必死に覚えた外国語で愛の告白をする作家といったモテナイ、もしくは寂しい男のエピソードがまったく描かれていない。恋愛に浮かれ狂ったカップルのうぬぼれ話か時代錯誤も甚だしい駆け落ち話・・・しかもこの駆け落ち話のオチがひどくて、倍賞千恵子のケーキ屋に小林稔侍がやってくるんだけど、これが絶対駆け落ち相手なんだと思うでしょ?でも彼は駆け落ち相手の弟で、「私が駆け落ちを止めたんです」って言うの。で、少し前に亡くなった弟が肌身離さず持っていたのが新幹線の切符です・・・ってこの展開なら本人が来なきゃ嘘だろ!
しかも倍賞千恵子が未婚だったからいいけど、仮に別れた時に身ごもってて子供でも産んでたら財産分与で大揉めですよ。っていうか小林稔侍もその確認のために来たんじゃないのか!?これをなんかよさげなオチにしようとするのって無理があるような・・・まあこのやり取りを見た本田翼が「やっぱ告白した方がいいわ」って思って友達に電話(一人芝居で)するんだけど。そう考えるといい話かも。

東京駅開業100周年は来年なのにこんな一年も前から記念映画を作るぐらいなら、一年の間に『ラブ・アクチュアリー』を何度も観直してから作るべきだったと思います。


『ラブ・アクチュアリー』から“ポルトガルより愛のテーマ”  


Posted by 縛りやトーマス at 23:35Comments(0)映画

2013年11月30日

12月告知・改

太字部分が追加

12/9(月)
『旧シネマパラダイス』
場所:なんば紅鶴
開演:20:00
料金:1000円 (1drink&1food付き)

紅鶴新イベント!毎月プレゼンターがおススメする
パブリックドメインな映画達を大音量&大画面で上映!
しかもワンフード+ワンドリンク付き!
今回のプレゼンターは関西のミスターハードコア縛りやトーマス氏です
お仕事帰り、暇つぶし、デートプランに是非!
今回は大昔の映画といえばコレ!『メトロポリス』です。



12/10(火)
『特撮ヒーロー広報部』
場所:なんば紅鶴
開演:19:00~
料金:1000円(1drink別)
出演:ツーコ 縛りやトーマス 火の玉アタック 花鳥風月緒形 うてなゆき 舞姫 他
MC :にしね・ザ・タイガー



12/11(水)
『ギリギリアウト×無能座~大暴年会~』
場所:なんば紅鶴
開演:19:00~
料金:1000円(1drink別)
出演:山田ジャック 山田あみん 万次郎 縛りやトーマス えりこぎたー 日本クレール 宮城ゆか 姫宮りん 夢野さくら ミウ・マッカートニー ビッグベン 渚稜 にょ総帥 他


12/13(金)
『深大阪地獄絵図~おおさかオモシロマップ~』
場所:なんば紅鶴
開演:20:00
料金:1000円(1drink別)
出演:射導送水 B・カシワギ 縛りやトーマス



12/14(土)
『アイドル十戒 七戒目』
場所:アワーズルーム(肥後橋)
開演:19:00~
料金:2000円(1dink別)
出演:竹内義和 縛りやトーマス アシスタント・トモ

サイキック青年団をやっていた人と聞いていた人によるアイドルトーク!怒涛のかぶせあいに思い出が蘇ったり蘇らなかったり


12/17(火)
『新漫画党編集会議』
場所:なんば紅鶴
開演:19:30~
料金:1000(1drink別)
出演:もみちゃんズ 花鳥風月緒形 ぶたお Bカシワギ 縛りやトーマス



12/29(日)
『僕の宗教へようこそ第五十二教義~第6回地下ニュースグランプリ』
場所:なんば紅鶴
開演:18:00~
料金:1000円(1drink別)
出演:縛りやトーマス アシスタント・トモ

ついに6年目に突入した地下ニュースグランプリ。2013年に起こった色んな出来事を振り返ります。今年も年に一度の紅鶴開催、3時間の長丁場となりますがどうかお付き合いください。


12/30(月)
『2013締めくくり大阪裏ガイド』
開演:20:00 料金:1000円(1drink別)
場所:なんば紅鶴
出演:B・カシワギ 射導送水 縛りやトーマス

2013年の締めくくりとして相応しい紅鶴おススメイベント!
大阪のディープスポットをトピック別に紹介!

翌日のイベントと合わせてどうぞ!  


Posted by 縛りやトーマス at 00:49Comments(0)告知

2013年11月29日

底力はどん底です

モザイクの奥の懲りない面々ことMUTEKIレーベル、来年一発目が元AKB48、逢坂はるなの二本目。



国民的アイドルSEX解禁
▼ 作品詳細

出演者
: 逢坂はるな
品番
: DVD TEK-057  Blu-ray 9TEK-057
収録時間
: DVD 160分  Blu-ray 160分
発売日
: DVD 2014年01月01日  Blu-ray 2014年01月01日
価格
: DVD 3,980円+税  Blu-ray 3,980円+税

あの国民的アイドル逢坂はるなが遂にSEX解禁!初オナニー、そして顔を赤らめビクビク感じちゃって潮まで噴いちゃうHな部分を完全収録!MUTEKIの底力をお見せ致します


前回のデビュー作は1時間以上に渡るインタビュー後、全裸公開、男優とベロチュー、手コキ発射のみという詐欺以外の何物でもなかった。アリスJAPAN、SODでリリースしたやまぐちりこ、SODの橘梨紗と比べMUTEKIという時点で覚悟はしていたけれどこんな酷いものはない。二本に分けて出すのが予定どおりだったようで、だから今回は「SEX解禁」なワケ。一本にまとめて出せや!!
でも、どうせ擬似なんだろうな~いくらなんでも、もう騙されねえから!!お前らの底力はどん底ですから!!
こんなんでも売れてるらしいから、関係者は笑いが止まらんな。AKBグループ本体も今や人気が下火になりかけてるのと比例するように、AVに出るやつのレベルもどんどん落ちてくるという、AVは時代を映す鏡なのである。
MUTEKIいいかげんにしろ。そしてAKBもいいかげんにしろ。  


Posted by 縛りやトーマス at 18:56Comments(0)MUTEKI

2013年11月29日

良心さの塊『キャリー』

『キャリー』を観る。



スティーブン・キングが認めた数少ない自作の映像化のひとつにしてブライアン・デ・パルマ監督の代表作を37年ぶりにリメイク。しかも37年前のものを現代風に置き換えて再現するというタイプのリメイク。
この手の何十年も前の作品をリメイクする時、面倒なのが進化したハイテク、ガジェットの数々であろう。特に携帯電話!密室サスペンスなどでは閉じ込められてどこにも連絡ができない・・・というのが恐怖を煽る演出になったりしたのに、現代では「携帯で連絡すればいいのに」の一言で終了。それを否定するために「ここはケータイが通じない!」といちいち説明風のセリフを入れなければならず、面倒だったらありゃしない。
この『キャリー』のリメイクも現代に舞台を置き換えたがためにスマートホンなんかを登場させなければならず、また無理のある展開になるんだろうなと思ったら、冒頭シャワー室でいじめに遭う、前作にもあった場面でいじめっ子たちがスマホを最大限に利用していじめ動画を撮ってYouTubeに放流。いじめのリーダー、クリスがこの時のログを消していなかったがために、「いじめなんかしていない」という言い訳が通用せずにプロムの参加を禁じられるという実に無理のない展開にスマホが使われていて唸らされた。

それ以外はほぼ同じ形で元の作品をなぞっている。ほとんど同じ展開、物語には
「リメイクの意味あるの?」
という批判もあるが、37年前のやつが完璧すぎるので仕方ないでしょう。よくある今時の連中による「俺的に解釈した」というクリエイターのうんざりするほどの自己愛に満ちた『キャリー』を見せられるぐらいなら、キンバリー・ピアースによる『キャリー』は良心的とさえ言える。むしろこの良心さこそが『キャリー』を作る上で必要不可欠だと言っていい。
なぜ『キャリー』に良心さが必要かというと、『キャリー』が傑作と評価されたポイントはなんといっても友達のいない寂しい少女がリア充どもを虐殺するシーンが快感すぎるのと、いじめられるほど繊細な人間が基本は良心の塊であるからだ。リア充は他人をいたわらないゴミクズ同然の存在なのでいじめグループの仲間たちは孤立するクリスを助けないし(所詮その程度の関係でしかない)、豚だって平気で殺しちゃうよ!母親のいうことを聞きすぎて学校生活を悲惨なものにするほど良心的なキャリーだってクリスらの陰険な復讐がなかったらリア充グループの仲間入りができたかもしれないが、所詮リア充とぼっちが仲良くなれるはずもないので、最後には強烈なしっぺ返しを受ける。繊細さと良心さの塊だったキャリーが爆発する原因は全部他人のせいだ。悪いのは全部周囲だよ!
その良心的さは前作で血まみれの復讐鬼として描かれたキャリー像にも現れていて、プロムの虐殺場面では唯一自分に優しくしてくれた体育教師も前作では復讐の巻き添えにされたのに今回は救われてるし、いじめたことを反省するスーの体の異変にもただ一人気づくのであった。あの間抜けすぎるバケツが頭に当たって死ぬドリフばりのコントであったトミーの死まで忠実に再現されていたのだから、良心的すぎる(でもここは変更してもよかったと思うけどな!)。
前作より徹底してヒロインのキャリーを良心さの塊として描いた2013年版は前作に匹敵する出来だと決め打ちする。

37年経ってもリア充はリア充で、ぼっちはぼっちという事実には愕然とさせられるけどな・・・  


Posted by 縛りやトーマス at 02:52Comments(1)映画

2013年11月28日

あなたが知っている私が本当の私とは限らない『ルームメイト』

北川景子×深田恭子の共演作『ルームメイト』を見る。



美人ゆえになんか怖そうな部分を潜ませてる二人がメインを張る上に、黒沢清や高橋洋の元で映画製作に携わっていた古澤健さんが監督なのでテーマはもちろんミステリー、サスペンスである。

派遣社員の春海(北川景子)は交通事故に遭い、入院先で看護師の麗子(深田恭子)に出会う。家族も友達もいない春海は献身的に支えてくれる麗子と意気投合し、退院をきっかけに二人はルームシェアを始める。面倒見のいい麗子は春海に代わって事故の加害者、工藤(高良健吾)の友人の保険会社員との交渉まで引き受けてくれる。
「なんていい人なんだろう」と思っていたのもつかの間、部屋でひとりきりで誰かと会話をしていたり、会話の途中でいきなり口調が変わって別人のような態度を取り始める麗子。
ある日住んでいるマンションの掲示板に「犬を探しています」と張り紙を見かけた春海が部屋に戻ると、台所は血まみれに、鍋は煮えたぎっていた!恐る恐る春海が鍋の蓋を開けると・・・ギャー!!という『危険な情事』ばりのショッキングシーンも飛び出し、ただごとではない雰囲気に。
ちなみに北川景子は2011年に味の素クノールカップスープのCMでスープにパンを浸していたのでてっきりコーンスープでも煮込んでるんだろ、と思ったらそんなことはなかったぜ!




別人のように派手な化粧をして夜の街に出る麗子を追いかけてたどり着いた怪しげなバーに乗り込む春海。店内でいきなり春海の唇を奪う麗子!
「麗子、何するの!?早くうちに帰ろう」「何言ってるの?私は麗子じゃない・・・マリよ」
春海は麗子が二重人格者ではないかと疑い始めるのであった。


・・・とここまでは割とよくあるミステリー、サスペンスの展開なので観客にも読めるようになっていて、実は・・・というネタバレになるので書けないけど、二重人格に関する仕掛けも勘の鋭い人ならやはり読めてしまうだろうが、この映画はさらにもう一段階ひねりを入れてあるので読めるようで実は先の読めない展開、それにプラスしてドキドキ感がラストまで持続するようにしてある。
ドキドキといえば深キョンが少々強引に北川景子の唇を奪うシーン、かねてから「恭子はカワイイものが好き!」と公言してバイな噂がある深キョンの待ってました!な場面でいつ北川景子を自分のモノにしようとするのかとドキドキ!(関西の誇る映画解説者の浜村淳さんが『ありがとう』でこのシーンを取り上げて「なんか変な感じです」と同性相手のキスには興味を示してらっしゃらない模様)このルームシェアは危険過ぎる!!
美人ほど裏の素顔は恐ろしいというが、それを地で行く映画だった。美人には気をつけよう!  


Posted by 縛りやトーマス at 01:06Comments(0)映画

2013年11月27日

カネトモが溢れて僕らがのけぞる

千葉県船橋市の非公認ゆるキャラ、ふなっしー。珍妙なスタイルと毒舌、甲高い嬌声をあげて跳ね回る様はゆるというより完全にキモキャラでゆるキャラ界の中で異彩を放っているのだが、これまた声優界でひとり異彩を放つ超人・金田朋子さんが自身が出演しているラジオ『グッ チ裕三今夜はうまいぞぉ!』でふなっしーのモノマネを披露したのだが・・・






なんつうか、プロムで生徒全員を虐殺するレベルの荒業に近い。まったく似てねえしw
珍妙に珍妙をかけ合わせた結果、異界の魔が溢れでたとしか思えない光景が我々の目前に!言葉の意味はわからんがとにかくものすごいことになっていることは確かだ。まさに金朋地獄。


はねるふなっしー

つい最近、10歳年下のスポー ツマンと結ばれた金田朋子さんですが、番組の公式サイトによるとふなっしーのモノマネに
「最近ハマっている」
というのでご自宅でも旦那の前でこれを披露しているんでしょうか。当初は「カネトモ先生結 婚」の一 報を耳にし、年下のスポーツマンと結婚というあたりにあの矢口真里と同じ匂いがしてロクでもない想像しか頭に浮かばなかったものの、このモノマネにつきあう旦那さんは聖人君子(もしくは単なる変人)に違いありません。素敵な家庭を築かれていることでしょう。

http://www.joqr.co.jp/yuzo/



花澤香菜さんも挑んだふなっしーのモノマネ、かなっしー。カネトモさんに比べると破壊力が足りない  


Posted by 縛りやトーマス at 19:46Comments(1)声優

2013年11月25日

今年も来た!だれ映2013

今年もギッチョさんのサイト『破壊屋』の人気企画、『この映画は一体誰が観に行くんだ!?大賞』略称だれ映の季節がやってきました。
ワースト映画とか、つまらなかった映画、とかではなく、「一体誰が観に行くんだこの映画」というところがツボですね。

投票は以下から
http://hakaiya.com/darei/vote13

その映画を観ていなくても投票できるというところもこの企画のポイントです。その映画に対する批判ではなく、シャレだからね!
ちなみに去年の一位は『新しい靴を買わなくちゃ』というバブル時代に大量生産されたトレンディドラマ映画を蘇らせようとして見事に失敗した映画。
2012年にフジテレビの常務取締役に就任した大多亮がかつてのプロデューサー時代に生み出したのがこのトレンディドラマブームで、常務就任してやった仕事が『アイアンシェフ』のリバイバルという「バブルの夢をもう一度!」「トレンディドラマブーム再興!」というものでしたが見事に低視聴率で打ち切り。2012年という年は『新しい靴を買わなくちゃ』『アイアンシェフ』二つの失敗にバブルが完全に終了し、トレンディドラマはもう古いどころか腐っているという事実を改めて実感した年になったものです。
そんな歴史をランキング形式にして表している企画なのでみなさんぜひ参加してみてください。今年は香取慎吾出演作品の4年連続ベスト3入りという記録もかかってますが、『人類資金』がだれ映にしては小粒なので難しいかな?主演ではなく、脇役に回ったのにこの体たらく、香取慎吾のだれ映オーラが半端無い!!

投票は年末12月31日まで!!

現時点の一位  


Posted by 縛りやトーマス at 17:11Comments(0)映画

2013年11月24日

ニワカよりも僕らを優遇して!『映画 ドキドキ!プリキュア(略』

『映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』を観る。



映画プリキュアといえばなんといっても入場者に配られるミラクルライトだ。劇中ピンチに陥ったプリキュアたちが
「お願い!みんなの力を貸して欲しいの!」
助けを観客に求めてきたところ、颯爽と取り出したミラクルブーケライトを取り出しスクリーンに向けて光を照らすのだ!ライトの光とみんなの声援でパワーアップしたプリキュアは劇場用モードを発動させたりしなかったりで勝利する・・・という映画プリキュアは観客参加型映画で、ウィリアム・キャッスルの系譜に連なっていると言えなくもない!

映画プリキュアを観るということには「参加する」という意味合いもあるのでこのミラクルライトがあるかないかが重要なところなのだが・・・



なんと!このミラクルライト(と紙製のバイザー)は入場者の中でも中学生以下の小人しかもらえないのであった・・・
おい!それじゃ大きなお友達にはライトはもらえないのか!!どうやって僕らはプリキュアを応援すればいいんだ!!
それに僕らは無印プリキュアの頃からプリキュアたちを応援しているのに、いやいうなればその前のおジャ魔女どれみシリーズや、さらにその前の『夢のクレヨン王国』のころから(『明日のナージャ』除く)世界の平和を守っているというのに!こんな子供たちはせいぜい『ハートキャッチプリキュア!』ぐらいから見ているニワカに過ぎないのに、あいつらよりも僕達を優遇すべきではないのか!もっというと大きなお友達ということで子供たちより余計に料金を取られているのに。僕らが余分に負担していることで子供たちが安く映画を観ることができるのに、その分の優遇はあっていいのではないか・・・!

ということを劇場係員に申し立てたところ控え室に連れて行かれそうになりました。人をアイカツおじさん扱いしやがって・・・

しかし制作側の方でもそういった苦情を考慮したようで、映画が始まってすぐにミラクルブーケライトの使い方をキュアエース様がご指南してくれるのだが(そうしないと劇中、なんでもないところでライトを点灯させたり、振り回したりする子供が出てくるからね)、ミラクルブーケライトがもらえない我ら大きな友達はどうすればいいのかという問いに答えてくれている。

「持ってない人は、心の中で祈れ」

と・・・
さすがはキュアエースを演じる釘宮理恵様、我々冷たい視線に晒されながら劇場に駆けつけている大きな友達にまで気を遣っていただけるのですね。くぎゅ!くぎゅ!

「・・・べっ、別にあんたたちのために言ってあげたんじゃないんだからねっ!勘違いしないでよねっ!!」

脳内再生余裕でした。


さて映画の内容は過去の世界に封じ込められたプリキュアたちのうちマナだけが死んでしまって今はもういないおばあちゃんや愛犬マロとの辛い別れを再度経験することで
「こんな辛い未来が待っているのなら、ずっと楽しかった思い出の世界の中にいた方がいい」
と同じ時間を何度も繰り返すビューティフル・ドリーマー状態に陥るというオタクニンマリな展開。謎の敵マシュマロや妖精ベベルの正体など、なかなかひねられていて(さらにいうと『マナ結婚!!?』というサブタイトル自体がひっかけになっている)、シリーズ単独映画としては史上最長の72分という上映時間にもかかわらず飽きさせない仕掛けになっている。
恒例でもある最後の3Dモデリングアニメも前回のNS2に比べて技術が格段に飛躍し、グレードアップした造形で来年のNS3はもっとすごいことになるのかと期待。
興行成績も前年度対比110.3%のスタートで最終10億越えは間違いないという好成績で、公開時期が映画まどマギと上手く被ってるのと、渕上舞や寿美菜子(そして釘宮理恵)といったアイドル的人気のある声優を起用した影響と思われる。今まで興行記録持ってたのも水樹奈々が出ていたハトプリだから、アイドル的人気のある声優起用って必要なんですね。

来年の新作プリキュアもそのへんよろしくお願いしますよ!あとミラクルライトを大きなお友達にも!  


Posted by 縛りやトーマス at 17:44Comments(0)映画

2013年11月23日

12月予定

とりあえず日にちが確定しているもの

12/11(水)
『ギリギリアウト×無能座~大暴年会~』
場所:なんば紅鶴
開演:19:00~
料金:1000円(1drink別)
出演:山田ジャック 山田あみん 万次郎 縛りやトーマス えりこぎたー 日本クレール 宮城ゆか 姫宮りん 夢野さくら ミウ・マッカートニー ビッグベン 渚稜 にょ総帥 他


12/14(土)
『アイドル十戒 七戒目』
場所:アワーズルーム(肥後橋)
開演:19:00~
料金:2000円(1dink別)
出演:竹内義和 縛りやトーマス アシスタント・トモ

サイキック青年団をやっていた人と聞いていた人によるアイドルトーク!怒涛のかぶせあいに思い出が蘇ったり蘇らなかったり


12/29(日)
『僕の宗教へようこそ第五十二教義~第6回地下ニュースグランプリ』
場所:なんば紅鶴
開演:18:00~
料金:1000円(1drink別)
出演:縛りやトーマス アシスタント・トモ

ついに6年目に突入した地下ニュースグランプリ。2013年に起こった色んな出来事を振り返ります。今年も年に一度の紅鶴開催、3時間の長丁場となりますがどうかお付き合いください。


後で追加ありますのでよろしく  


Posted by 縛りやトーマス at 14:58Comments(0)告知

2013年11月22日

キーッ、ガシャーン!!!『潔く柔く』

長澤まさみ、岡田将生共演作『潔く柔く』を観る。



同じ団地(団地映画や!)の隣同士として育ったカンナ(長澤まさみ)とハルタ(高良健吾)は互いの部屋を行き来して、隙を見てキスするぐらいの仲ではあるが、はっきりとした恋人同士ではなかった。
クラスメイトの朝美(波瑠)と真山(中村蒼)と仲良くなり、どこへ行くにも何をするのも四人一緒。15歳のキラキラと輝く青春の日々がいつまでも続くと信じていた・・・
えっ今15歳って言った?そう、この映画は長澤まさみらが15歳の自分たちをそのまま演じるのであった!!
物語はやがて社会人になったカンナらが15歳の頃を回想するという形なのでこうやって過去の事が描かれるのだが、だったら十代の役者に演じさせればいいと思うでしょ?スタッフは映画の中のセットや小道具にやたらとこだわったらしいが、20過ぎの長澤まさみらが窮屈そうに制服を着て十代を演じていることの不自然さについてプレスには何も書いてませんでした。
夏祭りの夜、真山はカンナに「花火は二人で見に行こう」と告げる。仲良だと思っていた真山にそんな告白をされ、戸惑うカンナ。ハルタとは幼なじみで、キスもするけど、直接「好きだ」と言ってもらったことは一度もない・・・自分のことを好きかどうかもわからん相手より確実に「好きだ!」とモーションかけてくる方に心が動くのは当たり前ですよ!!
そんなこんなで朝美やハルタに黙って真山と花火を観に行くカンナ。そんなこととは露知らずカンナとツーリングに行くバイクを買うためにガソリンスタンドでのバイトをしているハルタはバイトを終え、カンナを迎えに行くため自転車に乗りながらケータイでメールを打っているところに・・・

キーッ、ガシャーン!!!(トラックに跳ねられる)

そのままハルタは帰らぬ人となってしまうのでした・・・
入院先の病院に真山と二人でモロにデート帰りの状況で駆けつけたカンナに朝美は
「あんたのせいでハルタは死んだ!」
と激しく罵る。いや、ハルタが死んだのはよそ見運転してたからなんだけど。
朝美の心ない一言はカンナの心に消えない傷を残し、以後カンナは恋ができないようになってしまった・・・
数年後、小さい映画宣伝会社に勤めるカンナ(ちなみにこのオフィスにはゴキブリがよく出て、それを誰よりも上手く始末するということでカンナは可愛がられていた!どういうことだ)は会社の同僚に連れて行かれたこじゃれたバーで、酔っ払いにひどい絡まれ方をしたのだが、出版社に営業周りに行くと担当者がその酔っ払いの男(岡田将生)であった!この相手との仕事のやりとりが最高で、まさみが紹介する映画を「つまんなさそう」という岡田くんに対して

「そんなことないですよ。すごく面白いです、忙しくてまだちゃんと見てませんけど

と反論するのだ。ちゃんと見てない、はねーだろ!どこの世界に宣伝する映画を見てない宣伝担当がいるんだよ・・・こんなもん、長澤まさみだから百歩譲って許されてるだけで、普通の会社ならクビだよ。
こうして最悪の出会いを経て知り合ったカンナと酔っ払いはなんとなくイイ関係になっていく。15の時から止まったままだったカンナの時間が動き出すのか?と思っているとそんな甘いことはなく、映画はますますカオスの度合いを深めていく。
長澤まさみがトラウマにまみれて恋愛できないように、実は岡田将生の方も幼少のころにとてつもないトラウマを植えつけられる出来事があったのだった。
小学生の頃、何かあると岡田くんに好き好きアピールをしてくる女の子が居て、その度に「ヒューヒュー、熱い熱い」と冷やかされるのがイヤでイヤでしょうがない岡田くん、遠足に行った時にも同じ目に遭い「いいかげんにしろよ」と女の子を突き飛ばしたところ・・・

キーッ、ガシャーン!!!(またかよ・・・)

突き飛ばした女の子に乗用車が突っ込んできてあわれ女の子は帰らぬ人に・・・
先ほどのケースと違って今回は確実に岡田くんが悪くて、未成年でなけりゃ告発されるレベルの殺人事件。未必の何とかってやつですよ。
事件後バツが悪くなった岡田くん一家は引越しをするのだが、高校生になった岡田くんが家庭の事情で元いた町に転校してくる。すると岡田くんの前に現れるのだが突き飛ばした女の子・希実にそっくりの姉、愛実(池脇千鶴)で、彼女に無理やり「家に来てくれ」とせがまれた岡田くんは焼香をあげに彼女の家に行くのだがそこで見たものは希実を失ってからずっと悲嘆にくれる一家の惨状だった。
こうして岡田くんにプレッシャーを与える彼女は止めとばかり希実が死んだ遠足地に行こう!と言い出す。

この映画は各章ごとの登場人物がつながっているという連続中編集の構成となっているので長澤まさみと岡田将生の物語が交互に展開される。つまりには長澤まさみの過去の傷を癒すべく現れた岡田将生もまた過去の傷を癒せないままでいた・・・という話なんだがこの池脇千鶴の存在が二人の間に無理やり割って入ってきて話の流れが分断される上に、「責めてないから」と言いつつも妹が死んだ後に家族を励まそうとなるべく笑うようにしていたら「何故妹が死んだのに笑っている!」と父親に責められた話を繰り出してきてチクチクと岡田くんに精神攻撃を与えたりするのだ。結婚したといいながら旦那は一度も姿を見せず、生んだ娘の睦実は生まれて以来一度も口を聞かない子で「私はあの子が希実の生まれ変わりのような気がする」とオカルトめいたことを言い出して無理やり会わせようとして、立場的には岡田くんのトラウマを乗り越えさせようとしてるんだけど、どう考えても追い込んでるようにしか見えない。もう何がしたいのかまったくわからないしちょっと頭の足りない子なのかとイライラさせられる。池脇千鶴にこんな役やらせんなよ!

ケータイ小説なみの不幸のつるべ打ちと長澤まさみらが15歳を演じることの意味がまったくわからない、傷まみれの男女が互いの傷を舐めあって癒されてチャンチャン、というじゃれ合い映画でこの映画自体が邦画史の傷なんじゃないかと!  


Posted by 縛りやトーマス at 17:08Comments(1)映画