2014年11月10日

和製サベージ・キラー!『ゴーストリベンジャーJK』

 12月に公開される『サベージ・キラー』がとても素晴らしい。

http://www.savage-killer.com/

 聾唖の女性、ゾーイが父の形見の真っ白いポンティアックでニューメキシコ辺りを旅していると、ネイティブ・アメリカンの少年らを轢き殺す地元のチンピラ集団に遭遇。健気にも彼らを助けようとするゾーイだが、捕まってしまいボロ小屋に閉じ込められレイプされてしまった挙句、ナイフで刺し殺される。死体は埋められてしまうのだが、通りすがりのネイティブ・アメリカンのおっちゃんが「なんて可哀想に。私がインディアンの秘術で蘇らせてあげよう」と怪しげな呪術を施すと、おっちゃんの祖先である大酋長“赤袖”の霊を呼び出してしまい、彼女の霊と一緒にゾーイの肉体に入ってしまう!チンピラたちはかつてネイティブ・アメリカンを虐殺した騎兵隊の子孫たちで、赤袖はゾーイの肉体を使って彼らに復讐を始めるのであった…
 『発情アニマル』みたいなレイプリベンジ映画かと思ったらネイティブ・アメリカンの復讐劇を混ぜてあって二度ビックリですよ!手斧や弓矢でチンピラを殺すのはそのためなのね!!
 ちょっと面白いのはゾーイを蘇らせるのではなく死体に魂を戻すだけなので、ゾーイはリビングデッド状態。傷口に蛆の涌いた肉体はライフルやピストルで撃たれてもへっちゃら。折れた手首に杭を突っ込んでまっすぐに伸ばすという無茶もできるのさ。でも死体だから長くは生きられない…いや、死んでるんだけど。

 死体が蘇って復讐するといえば元ジュニアアイドルのしほの涼が主演していた『ゴーストリベンジャーJK』が似たような話だったのを思い出した。『レイジング★ユーバリ』(サラ金の取立てを苦に死んだ父親の復讐をしようとしたサックス奏者の女性がカニの屋台に突っ込んで、カニの手が体から生えるようになったんで、復讐を諦めてラーメン屋台をやる…とかそんな話だったような…)の前島誠二郎が約10年ぶりに復帰した作品。



 女子高生の木ノ下順子(しほの涼)はフェンシング界期待の星として『常識を超えた女子高生・木ノ下順子』の頭文字をとって“スーパーJK”と呼ばれていた。しかし彼女は変態ストーカーに襲われ命を落とす。悲しみにくれる彼氏の前に呪術師である姉の木ノ下ヨーコ(『レイジング★ユーバリ』のサックス奏者SARU)が現れ、順子を蘇らせる。が、死体に魂を入れただけなので肉体が腐ってしまうまでの10時間しか彼女は生きられない(いや、死んでるんだけど)。彼氏と姉、彼女のストーカー相談を受けた刑事の協力を受け、順子はストーカーへの復讐を果たそうとする。

 クライマックス、順子たちはストーカーが順子の家に忍びこんで盗んできた彼女の私物…制服、体操着、下着、ゴミ…を散りばめた愛の巣に突入するのだが、ストーカーは「これで僕は彼女と一緒になるんだぁー!」というビデオメッセージを残してすでに薬物自殺を遂げていたのだった(ええー)。

 「勝手に殺して、勝手に死んでんじゃねえよ!私なんでここにいるの?復讐はどうなるのよ!」

 絶叫する順子。こっちのセリフだよ。
 そんな順子に「復讐はできる」と言い放つヨーコ。その場で彼女は呪術を施し、ストーカーを蘇らせるのだった。なるほど、これなら復讐できる!(…)
 禍々しいサーベルを手にし、ストーカーにも武器を与えて決闘を挑む順子。わざわざ生き返らせてまで復讐のための決闘を挑まれた当のストーカーはすげえ嬉しそうで、「順子ちゃーん!ボクと決闘してくれるのぉ!?」と大はしゃぎ!これじゃ全然復讐になってないような…


 『サベージ・キラー』より4年早い「死体が呪術で蘇って復讐する映画」として今更取り上げられるとは、しほの涼ちゃんも思ってなかったに違いない。せっかくだから誰かインタビューしてくれないかな!なんならリメイクしてもいい!『発情アニマル』が『アイ・スピッド・オン・ユア・グレイブ』としてリメイクされたように…
 (でも『サベージ・キラー』って完成までに6年かかってるんだよな…アレ?向こうが先?)

  


Posted by 縛りやトーマス at 17:23Comments(0)映画アイドル映画