2015年04月19日

破壊的な演技力『暗殺教室』



 突然現れたピースマーク風の謎の生き物はマッハ20で空を飛び、月の7割を破壊してしまった!(だから月がずっと三日月のまま)この生物を危険視した各国政府は軍隊を送り込むが、歯が立たない。日本にやってきた生物は一年後に地球を破壊することを宣言。だが椚ヶ丘中学校3年E組の担任になることを条件に、E組の生徒たちに学校に居る間はいついかなる時でも暗殺してもよいと宣言。日本政府は生徒たちに謎の生物の暗殺を依頼。報酬は100億円。
 ありとあらゆる手段で生徒たちは暗殺を試みるがことごとく失敗。挙句に謎の生物の「手入れ」を受けてしまう。生徒たちはどうやっても殺せない謎の生物を殺せない先生=殺せんせーと名付け、進学校の落ちこぼれで誰からも相手にされない自分たちに唯一本気でぶつかってくれる殺せんせーに親近感を抱き始める。


 週刊少年ジャンプの今や看板漫画となった人気連載の実写化。えっ実写化!?どう考えてもアニメ向きの企画なのに(アニメも放送中)なぜ実写にした!
 殺せんせーはどうしたってスーツで再現できないので、ROBOT製作の3DCGによって描かれた。ハリウッドのブロックバスター映画風のすげえCG技術を見せるための映画…なんだけど、そういうのは『トランスフォーマー』『ミュータントタートルズ』レベルのCGになって初めて観客が「すげえ!」と思うのであって、殺せんせーなんかいくらCGで見たってすごいと思わないだろうに…表面はペラペラの凹凸もない2Dキャラなんだから!

 肝心のCGで見どころがないなら、話の部分に見るべきところがあるのかというと…漫画では「漫画だからね」で済むようなものでも、実写ではある程度のリアルさが必要なのだが、それすらも…
 対殺せんせー用の武器として生徒たちには特殊なBB弾を発射するエアガンと特殊な素材で出来たナイフが渡される。この特殊な素材は殺せんせーを傷つけることができるが、普通の人間には一切効果がない。これによって教室中で弾をばらまいても安心、というわけだがそもそも特殊な素材ってなんだよ!昔矢追純一が出てるCMで「矢追さん、UFOはなんでできてるの?」っていう質問に「それはねぇ、不思議な不思議な金属でできているんだよ」って説明になってねえだろ!というのがあったけど、それと同じ。漫画では突拍子もない設定や展開がコメディとして通用するけど、実写じゃ最低限納得のいく説明がなきゃねえ。そもそもこの生き物、何者だよっていうところから…

 Hey! Say! JUMPの山田涼介を始めとする役者陣の破壊的な演技力も凄まじく、特にノルウェーから送り込まれたAI兵器、自律思考固定砲台を演じるRev. from DVLの橋本環奈(天使すぎるアイドル!)!この自律なんとか砲台もただの長方形の箱なので、どうやって移動してるのかわからない(教室に置きっぱなしにされている)。確かに環奈ちゃんは天使すぎると言われるほどカワイイ。人間とは思えない。だから人間でない機械の役やらせるとは、見事なキャスティングではないか。演技力は旧時代のPC、BASICみたいな融通の効かない演技だけど。この子たち大丈夫?

 まったくどうして実写にしたのだろうか。アニメで充分ですよ!わかってくださいよー。これで良しとした連中、全員暗殺してやる!!


  


Posted by 縛りやトーマス at 05:44Comments(0)映画漫画