2016年02月07日

北のミサイルマンが目を覚ます

 大阪ではチラ雪も降った日曜朝。平穏なニチアサタイムを切り裂く緊急警報に揺れることになったのであった。


北朝鮮ミサイル発射でワンピースの放送が1秒で終わりファンが激おこ
http://matome.naver.jp/odai/2145480939603485601


 沖縄方面に向けて北朝鮮の「事実上のミサイル」(意味不明)が打ち上げられ、小さなお友達から大きなお友達まで毎週ワクワクしているアニメ『ワンピース』の放送が休止になり緊急報道番組に。地方によってはわずか数秒で切り替わったところもあったそうです。
 ニチアサキッズの魂の安息(厳密にはワンピースはニチアサ枠じゃないけど)に横槍を入れるとは、許さん、許さんぞおおおおおお!とはいえ新作プリキュア放送後を狙い撃ったような状況に「実は金正恩第一書記はプリキュアオタク」「ニチアサ派の第一書記がフジ枠を狙い撃ったに違いない」のではないかというシンクタンクの解析も聞かれるという。

 ちなみに今年公開されるワンピースの新作映画タイトルが『ワンピースフィルムゴールド』というのは単なる偶然に過ぎないだろう。シンクロニシティ!

http://www.onepiece-film2016.com/index2.html#from_news



  


Posted by 縛りやトーマス at 22:36Comments(0)映画アニメ世界のとんでもニューステレビ

2016年02月07日

アメリカだから!?『エージェント・ウルトラ』



 マリファナ中毒でコンビニバイトのダメ野郎、実は政府の人体実験によって育成されたスーパースパイだった!!という荒唐無稽なスパイ・コメディ。脚本は『クロニクル』のマックス・ランディス。

 ウェストバージニアに暮らすマイク(演じるは『ゾンビランド』で童貞で半引きこもりの映画、ゲームオタクという三重苦を兼ね備えたオタクのヘレン・ケラーを演じ、『ソーシャル・ネットワーク』でオタク長者マーク・ザッカーバーグをやって名実ともに今、アメリカでもっともオタク役が出来る男ジェシー・アイゼンバーグ)。普段は地元の人間しか来ないような寂れたコンビニでバイトをし、暇を見つけて超能力を持った猿が主人公の漫画を書き、それ以外はマリファナ吹かしてる見るからにダメ野郎だ。こんなヤツにも同棲している彼女がいるという不思議。なぜだ?アメリカだから?
 マイクは同棲彼女のフィービー(クリステン・スチュワート)に最高のシチュエーションでプロポーズを決めるべく、ハワイ旅行で指輪を渡そうとするのだが、搭乗直前にパニック発作を起こしてあわれ計画は台無しに。それでもフィービーは怒りもせずに慰めてくれるのだった。なんでこんなダメ男にイイ女が!アメリカだから?欧米か!

 その数日後、打ちひしがれながらコンビニバイトを続けるマイクの前にサングラスにマスク、ロングコートという見るからに怪しい女(コニー・ブリットン)が現れ「戦車は進む…×××××」と謎の言葉をつぶやいて去ってしまう。その後マイクは駐車場で自分の車を荒らしている男たちを見つける。やめさせようとしたマイクに二人組は拳銃を抜いてきた。その瞬間、マイクは手にしたスプーンで二人を瞬殺してしまう。俺は一体どうしちまったんだ!?
 実はマイクの正体はCIAが極秘に行ってきた超人的な能力を持つスパイを人体実験で育成するMKウルトラ計画唯一の生き残りだった!!
 謎の女はCIA諜報員のラセターで生き残りであり、計画の中断により記憶を消されて平穏な生活を送らされているマイクの監視を続けていたが、ラセターのライバルでもある諜報員エイドリアン(『スパイダーマン3』のヴェノム役、トファー・グレイス)が計画の封印を目論んで殺し屋を送り込んだため、マイクを守るために記憶の封印を解除したのだ。
 エイドリアンの策略で封鎖された田舎町で次々送り込まれるイカれた殺し屋どもと戦うマイク。それどころじゃない!俺はフィービーに「最高のプロポーズ」をしなくちゃ!しかしフィービーは最強の刺客・ラファ(ウォルトン・ゴギンズ)に捕らわれてしまった!


 この映画で描かれるMKウルトラ計画とは1950年代から60年代後半にかけて実際にアメリカで行われてきた実験で、CIAは冷戦時代のライバル、ソ連が超能力の研究をしているということからそれに対抗すべく極秘に続けられていた。
 マインド・コントロールの実験、強制的なLSD投与などによって障害を負ったりした被験者を多く生み出し、結局実験は一度も成功しなかったという。スティーヴン・キングの小説『ファイアスターター』(映画『炎の少女チャーリー』の原作)や陰謀論が大好きなタクシー運転手メル・ギブソンが実はこの被験者だったという『陰謀のセオリー』など創作の元ネタになっていることも多い。
 空恐ろしい人体実験をこんなとぼけたコメディのネタにするとはマックス・ランディス、さすが親父のジョン・ランディス譲りのコメディセンス、反骨精神の塊というべきか。
 とはいえクライマックスのホームセンターを舞台にした大アクションは『イコライザー』の100倍ハード。ちりとりで相手のクビを掻っ切るアイゼンバーグは最高にウルトラ!!ラストでは『007』や『ボーン・アイデンティティー』風に続編が示唆されるがシリーズ化すると陳腐になっていく気がするので一本限りにした方がいいのでは。



  


Posted by 縛りやトーマス at 12:40Comments(0)映画