2016年07月31日

モノが違う『大怪獣モノ』



 日本が世界に誇る“どこに出しても恥ずかしい男”こと、バカ映画の巨匠・河崎実監督による怪獣VS巨人映画!今年はあの『シン・ゴジラ』が公開されるということで自称・便乗を義務とする男・河崎実がこれに乗っからないわけがない!

「シン・ゴジラは黙っていても客が入るし、満員で追い返される人もいるだろう。そんな人達がほかになにか怪獣映画やってないかと調べた時に怪獣モノの映画がやっていれば観に来るだろう」

 とまるで『スター・ウォーズ』に便乗した『宇宙からのメッセージ』ばりの便乗魂で本作品はつくられた。


 北関東の山岳地帯にある明神岳が250年ぶりに噴火、地割れの中から50mの大怪獣、モノがあらわれた。モノは自衛隊の攻撃をモノともせず、「怪獣の人権を守れ」(怪獣だから獣権か)「私は怪獣と意思が通じ合う」などとほざくモノどもを丸呑みにして地中に消えた。
 日本政府はモノの脅威に対抗すべく、超理化学研究所の西郷博士を訪ねる。西郷博士(ウルトラマンレオ・おゝとりゲンでお馴染みの真夏竜)と娘でリケジョの美和(河西美希)はかつて万能細胞セタップXの有無を巡り記者会見で「セタップXはありまぁす」と言い放ったためマスコミからの激しいバッシングに遭い、学会を追放されたのだった。しかし美和が明神岳で発見した謎の生物の卵から採取したDNAの解析に成功、人間に注射すれば巨大化させることができるセタップXを完成させたのだった。
 モノに対抗するにはセタップXで人間を巨人化させるしかない。事務次官(ウクレレえいじ)は西郷博士の提案する一発芸勝負に勝利し(ここ必見)博士の協力を取り付ける。セタップXの被験者に選ばれた助手の新田陽出人(斉藤秀翼)を人体実験代わりに使おうとする。渋る新田に「セタップXを注射すればムキムキマッチョになれる。君が惚れとる娘の美和はマッチョ好きだぞ!」と強引に注射を迫る。邪な理由で被験者となるのを了承した新田はたちまち身長40メートルの巨人(プロレスラーの飯伏幸太)に変身!モノと対決する。

 これは単に怪獣映画というわけではなく、怪獣対巨人の映画なのだ。怪獣対巨人映画といえば特撮ファンには『フランケンシュタイン対地底怪獣』(65)『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(66)が思い出される。怪獣映画がゴジラを初め、ガメラ、ガッパ、ギララ、バランと作られているのに怪獣と巨人が戦う映画はこの二本しかない。それはなぜか?サンダ対ガイラの公開年、66年に『ウルトラマン』が作られたからだ。ウルトラマンとは怪獣と巨人が戦う話である。これがシリーズ化し人気が出たために怪獣と巨人が戦う映画は途切れてしまう。特撮映画の歴史の中に消えてしまったミッシングリンク、怪獣対巨人の映画を復活させよう、というのが『大怪獣モノ』に隠されたコンセプトの一つである。

 巨大化した新田(飯伏)は当然、人間のままの衣服を着ていられない。全裸状態を避けるために西郷博士は自ら開発した伸縮自在の特殊繊維で出来た布(パンツ)を用意する。これは海外の巨人映画『戦慄!プルトニウム人間』(57)で放射能の影響で巨人化したマニング大佐(グレン・ランガン)が米軍の開発した特殊繊維のパンツを着用する場面の再現である。日本のみならず、海外の巨人映画にも言及する、さすがは河崎実!

 新田はプロレス技で見事モノを撃退。一躍スターとなった新田には取材が殺到、なれないキャバクラ遊びにうつつを抜かす日々。そんな新田に謎の美女・リサ(赤井沙希)が急接近。純朴そうな棒読みの飯伏幸太、彼女とキスシーンまでこなす。
 再度現れたモノは凶暴化しており、遊び呆けていた新田はあえなく惨敗。手のひらを返したようにマスコミからのバッシングが容赦なく新田と西郷博士を打ちのめす。西郷博士の友人であり神道研究家の泉忍道(『アイアンキング』の不知火太郎役でおなじみ、堀田眞三)は「モノと戦うには滝の水を切るような特訓が必要」と説くのだが、西郷博士は

「滝の水など切れん…絶対に切れん!」

 と絶叫。あぁ…過去のトラウマが刺激されたのね…されど新田は滝の水が流れる場所でウルトラマンレオばりの猛特訓を開始。見事必殺技を習得。モノとの決戦が迫っていた!


 怪獣対巨人映画への溢れんばかりの愛があり、数えきれない特撮パロディをぶち込み(善の力だけでは勝てないと、悪の力の化身・鈴木みのるが登場するのはもちろん『サンダ対ガイラ』であろう)、あまりにもアホらしくなる(褒め言葉)クライマックスのオチなど、現状思いつく限りのアイデアを出してきた河崎実渾身の傑作!金はないがアイデアはある!映画はアイデアだ!モノが違うぜ!


  


Posted by 縛りやトーマス at 22:55Comments(0)映画特撮・ヒーローオタク

2016年07月29日

交際は公認

 猛暑が続く中、スカッとSUMMERな話題!


ご心配をおかけしている皆様へ



皆さんこんにちは

本日の報道によりお騒がせしてしまい申し訳ありません

和田正人さんの事は公私ともに尊敬しており、いいお付き合いをさせて頂いております


ですのであたたかい目で見守って頂ければ幸いです

どうぞこれからも応援の程よろしくお願い致します

吉木りさ


http://ameblo.jp/yoshiki-risa/entry-12185325386.html


 いい年しながら(29)あんまり浮いた噂が聞こえず、関テレのもてカンではさんざんモテナイ女扱いされてた吉木りさと『非公認戦隊アキバレンジャー』でさえないもてない煮え切らないの三重苦キャラだった和田正人のカップルとは…この日一部で交際報道されたことを受け、双方が交際を認める発言。交際は、非公認じゃなかった!
 久しぶりに祝福できるカップルのようで安心した。最近の芸能カップルひどすぎでっせ(余計なお世話)。




  


Posted by 縛りやトーマス at 23:43Comments(1)アイドル特撮・ヒーロー

2016年07月27日

川崎のひみつ

 7月28日の川崎競馬場は宇宙人に乗っ取られる!といってもムーとか、Xファイルのネタではありません。


川崎競馬場が「ウルトラ怪獣」に支配される!? 全レース名が怪獣だらけのコラボと、「怪獣居酒屋」のちょっぴり悲しいコンセプトとは!?
http://biz-journal.jp/gj/2016/07/post_935.html


 川崎駅前で地球侵略計画の一環としてひっそり経営されている怪獣酒場とのコラボ企画『競馬場侵略作戦!!』で、去年に引き続き二回目である。全レースの予定は以下。

1R 脳波怪獣「ギャンゴ」杯3歳8
2R 戦車怪獣「恐竜戦車」杯3歳7ロ
3R 宇宙恐竜「ゼットン」杯3歳6イ
4R 双頭怪獣「パンドン」杯C3三 四 五
5R 触角宇宙人「バット星人」杯C3三 四 五
6R 放浪宇宙人「ペガッサ星人」杯C3三 四 五
7R 怪獣酋長「ジェロニモン」杯C2選定馬
8R 地獄星人「ヒッポリト星人」杯C1四
9R 酔っぱらい怪獣「ベロン」杯3歳1
10R 宇宙忍者「バルタン店長」杯B1二B2一
11R 黄金怪獣「ゴルドン」杯C1二


 最終レースが金塊を食っちゃうゴルドンという、景気良さ気なやつなのが競馬らしい。金杯で乾杯といったところか。メインレースは店長バルタンの名を冠したレースである。なお12Rに予定されていた吸血宇宙人スペル星人杯は欠番とのこと(嘘です)


惨敗して新橋のガード下で安酒を煽る帰りマン(嘘


  


Posted by 縛りやトーマス at 23:40Comments(0)特撮・ヒーロー

2016年07月25日

創刊伝説・ロッキー編

 大人のコロコロ、コロコロアニキ第6号が発売。

http://www.corocoro.tv/aniki/

 人気連載の『コロコロ創刊伝説』はついに『ファミコンロッキー』の話に。俺の青春時代ドストライク漫画!当時すがやみつる先生のアシをやっていたあさいもとゆき先生にすがや先生自ら「うってつけの若者がいる」と打診。当時22歳のあさい先生、「一度も漫画を書き上げたことがない」というのだが、すがや先生から「クリィミーマミのエッチな同人を描いてるでしょ!」と突っ込まれる。あさい先生何描いてんのw その後のインタビューではアニメのエロパロなどを描いてアシの給料よりも儲かっていたと告白!

 そんなあさい先生をコロコロ編集部は「まだ一本も書き上げたことがないのは面白い!」と前向きにとらえてロッキーを描かせることに。あのゲーム拳必殺50連打は単に攻略法だけを漫画に取り入れてネームを挙げたあさい先生に編集者が「地味だね~!これじゃ熱くない!」とダメ出し、必殺拳でゲームに勝つんだ!とアイデアを授けた結果だという。

 そして当時の読者誰もが思っていた「ゲームに存在しない再現不可能な技の数々を当時のメーカーがなぜ許していたのか?」という疑問についての回答は…

 今となってはわからない!!!

 わからないのかw まあ、わからないよな~

 それとのむら先生によるロッキーヒットの背景には「めちゃエロい女の子たちがいたから」とあった。確かに!クリィミーマミのエロ同人描いてただけはある!!ちなみにインタビューによると打ち合わせはアシスタントもやってたあさい先生の奥さんに任せっきりで「もっと可愛くてエロいシーンを!」と奥さんが発破かけてたという話も。いい奥さんだな~

 おっと忘れていた。のむら先生の別れた奥さんと家族はどうなったのか?についてはなんと、ついに!娘さんからメールが来たという…



 運転免許を失効するというトラブルにまみれながらも、娘からのメールが来た先生、奥さんとの和解も近いのか!?がんばれ!のむら先生!!困った時はゲーム拳で解決だ!!


  


Posted by 縛りやトーマス at 22:43Comments(0)ゲーム漫画

2016年07月24日

俺は泣かずにいられない『好きにならずにいられない』



 「氷の国から届けられた、切なくも感動的な愛の物語」と銘打ったアイスランド映画。アイスランドといえば『完全なるチェックメイト』などの映画でお馴染み、チェスのチャンピオン、ボビー・フィッシャーが晩年を過ごした土地である。フィッシャーは晩年に事実婚をしたが子供はいなかった。『完全なる~』ではアイスランドのレイキャビクで会見したフィッシャーが「チェスこそがこの世の真理にたどり着く唯一の方法だ」と叫んでいた。独り身の偏屈を受け入れてくれる土地柄だといえよう。本作もいい歳して独り身の男についての映画である。

 43歳、彼女ナシ(当然人生イコール)、200キロの大柄、趣味はヘビメタ専門ラジオ番組へのリクエスト、ジオラマでエル・アラメインの戦い(第2次大戦でロンメル将軍が敗北を喫し、負けっぱなしだった連合軍が逆転するきっかけとなった歴史的重要な戦いである)を再現するという…まあ、もてる趣味ではないわな。そういうモテとは縁遠い生活を送っているフーシ(グンナル・ヨンソン)は空港の荷物係として働いているが同僚たちからバカにされるわ、同じアパートに引っ越してきた父娘の父親からは汚いものでも見るような目つきをされ、娘のヘラ(フランチスカ・ウナ・ダグスドッティル)からはなぜか好意を持たれるのだが「おじさんはどうして大人なのに結婚してないの」とあんまりなことを言われる始末。言うなよそういうこと(泣)

「いろいろあるんだよ…」

 と寂しい反論をするフーシ。そんな彼を見かねたフーシの母親(大方の予想通り、母親と一緒に暮らしてます)とその彼氏(フーシの父親はすでに亡くなっている。この彼氏と母親の情事を目撃しちゃったフーシはゲンナリ)からダンス教室のチケットを渡される。要するにダンス教室でもいって彼女見つけてこいってこと。
 渋々出かけるフーシだが、気圧されて教室には入らず車の中でヘビメタラジオを聞いて過ごすが、ダンス教室から出てきた女性が「吹雪が酷いから車で送って」と声をかけられる。
 シェヴン(リムル・クリスチャンスドッティル)と名乗る女性を家まで送ったフーシは次回のダンス教室に誘われてしまい、思わずOK。チケットをあげたものの、どうせ一度で嫌になるだろうと思っていた母親(ひどすぎ)はダンス教室にいそいそと出かける息子を見てびっくり。ダンス教室の帰りに「良かったら食事にいかないか?」フーシは行きつけのパッタイ料理の店にシェヴンを誘う。車の中でいつものヘビメタラジオにシェヴンの好きなカントリー音楽をリクエスト。
ツーカーの関係になってるラジオDJからは「どうしたんだ?頭がおかしくなっちまったのか?」とこれまた酷いことを言われるのだが

「今…仲の良い友達といるんだ…女の子なんだけど…彼女の好きな曲なんだ」
「そうか、わかった。他ならぬあんたの頼みだ。いつもはやらないが、彼女のために素敵なナンバーをかけてやるぜ」

 なんという感動的なシーン!タイトルは『好きにならずにいられない』だが、俺は泣かずにいられない!

 シェヴンの家でお茶を誘われたフーシは生涯初めての恋だと信じずにいられない。唯一の友人(フーシと違って家庭持ち)モルドゥル(シガージョン・キャルタンソン)は「男ってのはやるときはやるもんだ」と発破をかける。
 お茶に誘われた時、彼女がハワイに旅行に行きたいと聞いたので、一緒にいくために予定を立てる。空港で働いているのに一度も飛行機に乗ったことがない(!)。フーシだが、最高の旅行計画を立ててtシェヴンが働いている花屋に向かうが彼女の姿はない。花屋の主人はシェヴンはもう働いていないという。偶然、街でシェヴンを見かけたフーシは彼女を呼び止めるが以前とはうってかわって冷たい態度を取られ、「あなたを勘違いさせたみたい」と帰られてしまう。

 何がなんだかわからない!それからのフーシは散々で空港の同僚に誘われたパーティでコールガールをあてがわれる(同僚らはあくまで善意でそうしたんだけど、童貞をこじらせたフーシには悪魔の誘いと思わずにいられない)が、「僕は嫌だ」と大暴れ。翌日、ヘラから「ドライブに連れてって」とせがまれたので連れて行ってやると警察に幼女誘拐犯と間違われちゃう!警察の取り調べで

「あの子は昼間は父親がいなくて寂しそうにしているので…時々遊んでやってるんです」
「中年のお前がどうやって子供と遊ぶんだ?」
「人形(兵士のフィギュア)で…一緒に遊ぶんです(エル・アラメインの戦いのジオラマで)」
「人形…?お前の持ってる人形か?」

 あんまりな釈明をするのだった。よく勾留されなかったもんだ。逮捕勾留は免れたものの、ついに近所の人たちから気持ち悪い中年男と蔑まされるフーシ。お前ら、中年童貞に冷たすぎ!何もしてないのに!!
 このままでは単なる寂しい中年童貞だったはずが、犯罪者予備軍扱いされてしまう!フーシは意を決してシェヴンの家に。そこで発見したのは荒れ放題の家の部屋に閉じこもるシェヴン。彼女は鬱病だったのだ。

 病気のために不安定な日常を送るしかない彼女のためにフーシは生まれて初めて「人のために何かをしたい」と思い行動する。あまりに純粋すぎるその行動に周囲の誤解は溶け始める。
 かつて『40歳の童貞男』(05)から巻き起こった童貞映画ブーム、それらの多くは童貞をこじらせた中年男性を「病的にシャイで女性と付き合う機会がなかっただけなのだ」と分析し、本当は誰よりも心優しい人々なのだと論じていた。『好きにならずにいられない』のフーシも同様で、誰よりも人のために何かをしてあげようとするフーシの姿はあまりにも美しい。だがこれはハリウッド映画ではないので安易なハッピーエンドを許さない。待っているのはリアルでやるせない結末なのだ。寒い国の人間はシビアだな。フーシの人生、俺は泣かずにいられない。



  


Posted by 縛りやトーマス at 16:36Comments(0)映画オタク

2016年07月24日

8月イベント告知

8月予定

8/1(月)
『旧シネマパラダイス』
場所:なんば紅鶴
開演:20:00
料金:1,000円 (1drink&1food付き)

色褪せない魅力を放つ『旧シネマ』の世界へご招待。
今回はシドニー・ルメット監督の法廷外サスペンス『十二人の怒れる男』です。
ノット…ギルティ!


8/7(日)
『サロン感@紅鶴』
場所:なんば紅鶴
開演:14時ー20時(予定)
料金:1500円(2ドリンク付き)

アニつるともアニごっつとも違う大人のゆったりアニソンイベント


『続・新アイドル十戒 八戎目』
場所:アワーズルーム
開演:19:00
料金:2,500円(1drink付)
出演:竹内義和 縛りやトーマス

世紀末感溢れる現代アイドル事情を読み解く。乳繰り合いはゆるさなぁ~い


8/13(土)
『僕の宗教へようこそ第八十四教義~真夏の体験学習』
場所:なんば白鯨
開場:18:30
開演:19:00
料金:1,500円(1drink込)
出演:縛りやトーマス アシスタント・トモ


釜ヶ崎夏祭りとスーパー玉出レポ


8/17(水)
『スーパーヒーロートーク(仮)』
場所:なんば白鯨
開場:19:15 開演:19:30
料金:¥1,000- (1drink別)
出演:にしね・ザ・タイガー、ソエジマ隊員、花鳥風月緒形、縛りやトーマス、他

特撮ヒーロー好きによるトークライブ!ジュウオウジャー、仮面ライダーゴースト、夏映画も始まり、特撮オタクが熱く語る!


8/19(金)
『深大阪地獄絵図~おおさかオモシロマップ』
場所:なんば紅鶴
開演:20:00 料金:1000円(1drink別)
出演 :射導送水(さばラジオ) B・カシワギ(青春あるでひど) 縛りやトーマス


後、追加分あり〼  


Posted by 縛りやトーマス at 09:10Comments(0)告知

2016年07月23日

困り顔の生娘演技の方がホラー『ホーンテッド・キャンパス』



 極度の怖がりなのに幽霊が見えてしまう八神森司(中山優馬)は絶対にそれらと関わらない、幽霊を見て見ぬふりして過ごす毎日を送っていたが、高校時代に物置から飛び出す不吉な黒い影に襲われそうになっている後輩の灘こよみ(島崎遥香)をなりゆきで助けてしまう。幽霊などにはまったく縁がないのになぜかそれらを引き寄せてしまう体質のこよみを放っておくことが出来ず、彼女に関わってしまう森司だが、怖がりな上に臆病なのでまったく彼女に告白できないまま卒業…俺のバカ!!

 一浪して進学した森司と同じキャンパスにこよみが!立場的に同級生になった森司はこれを期に告白を考える。そうだ、大学なんだから彼女が入るサークルに一緒に行けばいいんだ!

「ねえ、何かサークルとか入らないの?」
「私、幼なじみの知り合いがいるところに誘われてて…」
「へえ、どこなの?」
「オカルト研究会です」

 彼女のために渋々オカルト研究会に入ることになった森司。さっそく舞い込んできた依頼は「引越し先の部屋の壁に女の形をした染みができる」というもの。ノリのいい部長にしてこよみの幼なじみ、黒沼麟太郎(安井謙太郎)らはさっそく件の部屋へ。森司は壁のシミから長い黒髪の女が現れるのを見てしまい、能力が部員たちにバレてしまう…

 元NYCの中山優馬映画初出演、そして『劇場霊』で映画初主演を果たした島崎遥香共演ということでハイティーン向けの恋愛×青春×ホラーというジャンルなのだが、特に前半の内容はハイティーン向けとは思えないようなキッツイもので…

 この「壁の染みから女の幽霊が現れる」という事件を調査するオカ研メンバーは依頼者であり部屋に引っ越してきた学生がアンティークショップで買ったというアルミ缶の中から指人形を発見、これが幽霊の出る理由ではないかと判断。そのショップへ。ショップの店長(下條アトム)は指人形を見て驚く。それは彼が中学生の頃に近所に住んでいた幼なじみのものだった…

 ここからその幼なじみとの馴れ初めが語られる。その子は明るく活発な子だったのに、母親がある男と再婚してから暗く沈むようになったという。やがて母親は亡くなり、義父とふたりきりの生活を送るようになると彼女は義父から性的虐待を受けるようになり、耐えかねた彼女は義父を刺殺し、首を吊って死んでしまう。
 森司が能力で女の子の幽霊から教えられた真実は、義父に性的虐待を受けた上に子供まで産まされており、しかもその子は死産。息を引き取った嬰児の遺体を抱いて子守唄を歌い出す女の子…彼女の霊は森司に惨劇の場となった家の床下を指差す。そこからは腐乱死体となった子供が…って相当年月経ってるだから、白骨死体になってると思うんだけど!

 ジャニファンが目当てにやってくる可愛らしいホラーかと思ったら本格的なやつじゃないの!中山優馬のファンはそんな義父に犯される女の子が子供を死産する話とか、見たくないだろ!
 ヒロインを演じる島崎遥香は常にかばんをランドセルみたいに背負っていて、常に困り顔の「怖いのとかわかんなぁ~い」みたいな初な生娘演技をしているがまるで似合っておらず、こっちの方がよっぽどホラーだわ。

  


Posted by 縛りやトーマス at 08:49Comments(0)アイドル映画AKB48トンデモ映画

2016年07月19日

樋口アンチとしての前田有一

 まもなく公開される夏映画ラインナップで注目度大の『シン・ゴジラ』。公開を控え様々な媒体で特集が組まれており、この手のオタクネタ(漫画アニメ特撮ヒーロー)にもうるさい双葉社のEX大衆に『ゴジラ咆哮列伝』と称した特集記事が掲載。



 記事には樋口特技監督のインタビュー、全シリーズ紹介という内容。ちなみにこの特集の前には金子修介監督が語るアイドル映画話があって頁構成としてはちょうどいい!金子監督は『セーラー服と機関銃-卒業-』の橋本環奈を絶賛していて(さすが!)「僕に一言相談してほしかった(笑)」とコメント(爆笑)。

 話を戻して樋口特技監督のインタビューには庵野さんの書いた脚本に「余計なものが入っていない純粋な情報だけで構成されていた」といい、「離婚の危機に陥った夫婦とか、娘を失った父親の悲しみとかいわゆる“ドラマ”です」そういった愁嘆場や恋愛要素を入れなくても怪獣映画は面白いというのでなるほどと。『復活の日』とかもっっさりした人間ドラマが多すぎて冷めるんだよな。
 樋口監督の意見では「現代日本にゴジラが現れたらどうなるだろうか?」というアプローチに沿うのが今回のテーマらしく、「怪獣がたくさん出てくるファンタジーな要素が強い怪獣映画だったら復権しなくてもいい」と言っており、いうなればリアル路線が『シン・ゴジラ』のテーマというインタビュー記事だった。わずか2頁のインタビューにして内容のある記事で、その後の全シリーズ紹介を含め、悪くない特集だったんだけど、特集の最後がなんと「映画レビューサイト『超映画批評』、前田有一氏が語る日本特撮映画の現状と今後」(失笑)

 前田有一に日本の特撮映画を語られその記事を読まされるなんてなんの拷問だよ…しかも特集的には樋口特技監督のコメントと対になっているように見えるのでまるで二人が意見を戦わせているみたい!この二人は顔も合わせておらず、それぞれ意見をやりあっているわけでもないのにね!だが前田有一(そしてこいつに話を聞きに行ったEX大衆)は樋口特技監督に挑むような姿勢でしゃべっている。なにしろ記事の初めはこんなやりとりからスタートする。
※以下、太字は筆者によるもの


―今回はゴジラを通して特撮映画に関するお話を、映画を長年見続けてきた批評家の前田様にしていただければと!

「樋口監督と同じ誌面に出られて光栄です(笑)。どこの馬の骨ともわからない人間に手塩にかけた作品をいろいろいわれるのは腹立って仕方ないと私も思いますし。だからこそ、監督も因縁をつけられていると感じたのでしょうが…けど、本当に絵作りに関してはスゴいなと思っています」


 こんなやつをへりくだって前田様呼ばわりするEX大衆、そしてドヤ顔で光栄だのと口走り挑発的な言動の前田。この記事がシン・ゴジラ、ひいては樋口特技監督への露骨な嫌味でしかないことがはっきりわかる。「監督も因縁をつけられている」と勝手に樋口特技監督の意見を因縁扱いするってのもどういうつもりなの?まるで樋口特技監督が因縁つけてくるのにクールに対応する俺、みたいな構図をミスリードするかのようではないか!

 この後前田が語るゴジラ話は水爆実験や核をテーマにして…というこれまで世界中のどこかで何千回と繰り返し語られたもので前田に聞かなくてもわかるよ!目新しさゼロ。前田曰く2014の『GODZILLA』でも同じようなテーマを扱っていて「『おまえら、まだそんなこと言ってんの』という気分になりましたね(笑)」だって。俺もお前の語るゴジラの裏テーマには「まだそんなこと言ってんの」という気分になったよ(笑)。

 徐々に前田の語る特撮映画話はペラペラになっていき、2作目以降は粗製濫造のプログラムピクチャーになったとし、大人の鑑賞に耐え得るメッセージ性が抜け落ち、怪獣ブームも相まって特撮は子供のものというレッテルが出来上がったとし、「大人向けの特撮作品や怪獣映画は日本ではなかなか見かけない」というEX大衆記者の意見に前田が挙げるタイトルは『ジュラシック・パーク』『ダークナイト』『インターステラー』

「日本の特撮映画のレベルが低いとは言いませんが、ハリウッドでは全世界でヒットした特撮映画が多く作られています。スピルバーグの『ジュラシック・パーク』やクリストファー・ノーランの『ダークナイト』、同じくノーランの『インターステラー』などは特撮作品の中でも特徴的なものでした。これらの作品はCGも多用していますが、特撮技術も使うべき場所で特撮だとわからないように使っている。日本の特撮には独特の味わいやノウハウもありますが、特撮だと分かって冷めてしまう部分もありますよね。それが大人の視聴に耐えられないということから子供向け、さらには子供騙しと思われてしまう理由なのでしょう」


 ジュラシック・パークはともかく、ダークナイトとインターステラーって特撮映画の括りにするものなの?少なくともゴジラや日本のいうところの特撮映画の括りには入らないと思うんだけど…俺、バートンやシュマッカーのバットマンは日本でいうところの特撮映画だと思うけど、ノーランのは違うと思うけどなあ…仮にそれらが特撮映画の括りに入れられたとしても、今回の喩え話に出すようなタイトルじゃないだろうと。
 特撮技術も使うべき場所で特撮だとわからないように使っているとか、特撮だと分かって冷めてしまう部分だとかはまったく理解できない。特撮を特撮だとはっきり主張することがなぜ大人の鑑賞に耐えられないのか?子供騙しと言われなければならないのか?繰り返しいうが理解できない。

 かつての特撮映画や特撮ドラマが前田みたいな連中に子供騙し扱いされるのはバブルとその時に生まれたトレンディドラマが理由だと思うよ。バブル期に大流行したトレンディドラマは80年代以前のものをダサい、カッコ悪いとして俺たちが最先端だと言わんばかりだったからね。スーパージョッキーで『魔人ハンターミツルギ』『電人ザボーガー』『人造人間キカイダー』などのドラマ描写をバブル期の考え方で「ダサい、カッコ悪い。笑っちゃう」としていたのもその影響でしょう。バブル期の恩恵を受けていないはずの前田有一がバブル時代の思想に囚われているって笑っちゃうけど。

 こんなやつに日本特撮映画について語られても説得力ないでしょ!樋口さんも自分のインタビュー記事、ゴジラ特集の〆にこんなの使われてるの見て、腰くだけてると思うわ。そして最後に凄まじいこと書いてあった。


「この時期にゴジラをやるのであれば震災や原発、放射能を抜きには語れないのではと思っています。
(中略)
ゴジラの配給元である東宝グループの持ちビルに東京電力が入っている以上、きちんと原子力に対してのメッセージを発信できるのかと言うと疑問が残ります」



 だって(笑)。これは映画の中に原子力に対するメッセージがなければどんなに面白くても因縁つけてボロクソにいうつもりでしょ!所詮は東電グループの圧力に負けて庵野、樋口は何も言えないに違いない。この俺、前田有一だけが言いたいことが言える本物の批評家だよ!って言いたいだけだね。

 そんなに言いたいことが言えるのなら、どうして『おかえり、はやぶさ』で批評家としての姿勢を樋口さんに非難された時に何も言い返さずに黙っていたのかね。

チョンボ批評家・前田有一
http://sthomas.otaden.jp/e218411.html

 その時のことをいつまでも根に持って、『進撃の巨人』の時に一方的に言い返せる様になったのをいいことに、今や樋口さん作品を作るたび文句つけるようになっているし。まったく因縁つけまくっているのは一体どっちなのかね。
 この一件が最悪な結果を生み出したのは一部下世話なメディアが樋口さんへのアンチとして前田有一を担ぎ出すようになったこと。この記事にも「あの人気漫画の実写映画などを本音でバッサリ斬ったことで話題となった」って書いてあるんだから!
 今後樋口作品が出る度に前田がいけしゃあしゃあと因縁をつけまくる様が想像され、この世の地獄を見た気分。幸いなのは前田が所詮まとめサイトや下世話なメディア御用達ってことかな。真っ当な映画マスコミには相手にされないというね。この記事もEX大衆だもんな。大衆グループでも一流の週刊大衆では扱ってもらえないんだなー。週刊大衆はこんなバカより巨人軍と山口組の人事の方が大事だもんな。

  


Posted by 縛りやトーマス at 13:20Comments(3)映画ネットお前は何を言っているんだ脱原発

2016年07月18日

キャンプやろうぜ

 ストーリー漫画を中心の月刊誌まんがタイムきららフォワードで好評連載中の『ゆるキャン』第二巻が発売。



 ソロキャン(ひとりでやるキャンプ)女子高生の志摩リン(6話でようやく苗字が判明)が富士山の麓でキャンプしていると、山梨から引っ越してきて自転車で富士山を見にきた各務原なでしこと出会う。カレーラーメンと携帯を貸してもらったお礼に「今度キャンプへ一緒に行こう」と誘われるのだが、リンは人付き合いが苦手で一人キャンプの時間を脅かされるのが嫌…というのがつい表情に出てしまう。リンと違って積極性の塊で誰とでも仲良くなってしまうなでしこはリンのソロキャン現場に押しかけるのであった。

 タイトルどおりのゆる~いキャンプ模様が描かれる本作はキャンプ素人のなでしこを通じて読者はキャンプに関する知識を得られるようになっている。それらの知識は作者である、あfろが見聞きし体験したものからだろう。年齢性別一切不明なんだけど、この物語のように女子高生ではないと思う(当たり前)。話題の『木根さんの1人でキネマ』『ばくおん!』同様、作者のひけらかしたい専門知識を(あえて)カワイイ女子を使って語らせる…という昨今流行りのテクニックが披露され、読むだけでキャンプに行きたくなる(もしくは行った気分になる)こと請け合い。

 あと時々見開きを使ってキャンプ地の拓けた風景が出てくるのだが、だだっぴろい突き抜けた風景に登場人物がぽつんと描かれている開放感がたまらなく、漫画の魅力になっている。






 2巻では長野にソロキャンに向かうリンと野外活動サークル(野クル)に入ったなでしこたちが展望キャンプ場に向かう話が同時に展開。
 なでしこら野クルメンバーは温泉に浸かったり、温玉揚げを召し上がり、辿り着いたキャンプ場でなでしこの振る舞う鍋料理を平らげたりと初の集団キャンプを満喫する一方、スクーターで長野に向かったリンはようやく着いた温泉が閉鎖していたというドジに見まわれるもはじめてのキャンプご飯にご満悦。その後互いのキャンプ地の夜景をスマホで送り合う(例の突き抜けた風景の見開き絵)シーンはなんとも感動的で、これをきっかけに二人は準備の時点を含めて初めて「二人だけのキャンプ」をすることになる(第10話)のです。

 あと出てくる女の子がみんなカワイイの。露骨な萌え風の絵ではなく、いかにもその辺に居そうな感じのキャラクターなんだよな。野クルの顔芸担当、大垣先輩が2巻でやらかす大ドジもカワイイし、傍にいるだけでほっこりしそうな犬山先輩(彼女がリンちゃんの性格を見抜くところなんて、上手く描かれてるなあと)もいいし、リンちゃんのいいサポート役な斉藤さんもいい。この漫画、周囲で支えるタイプの人間が丁寧に描かれているのな。
 キャンプには絶対行かないタイプの僕でも楽しめた『ゆるキャン』この夏オススメの漫画です。


  


Posted by 縛りやトーマス at 15:04Comments(0)漫画

2016年07月17日

かつて能年玲奈と呼ばれた女優

 主演ドラマ『あまちゃん』で大ブレイクするも、所属事務所であるレプロからの露骨な締め出し、いじめを受けて業界から干されている能年玲奈が改名して再スタート!?


負けるな、能年玲奈!「のん」に改名し本格復帰の能年に前事務所が卑劣な妨害工作、自ら明かした冷遇と洗脳報道の真相とは
http://lite-ra.com/2016/07/post-2419.html


 リテラはずっと能年寄りの立ち位置で取材を続けているので過去記事も目を通して欲しい。それはともかく気になってしょうがないのは改名後の名前「のん」。のんっていわれても…『ノンちゃん雲に乗る』って絵本があったけど、こっちは『のんちゃん独立する』だよ!
 「能年玲奈改めのん」ってまるで「高崎聖子改め高橋しょう子」みたい。改めっていつまで言ってんだ。あっちは能年玲奈のケースと違って前事務所も納得ずみの改名だけど!
 能年玲奈の名前のままだとレプロがうるさく言ってくるだろうから(改名してもうるさく言ってきてるけど)、改名するしかなかったんだろうけど高橋しょう子みたいに上手くごまかせなかったものか。例えばNo.年玲奈とかMoo.念平みたいにするとか、シンボルマークをつくるのはどうか。でも誰も読めないので「かつて能年玲奈と呼ばれた女優」「ジ・アクトレス」「元能年玲奈」扱いされたりして。


  


Posted by 縛りやトーマス at 14:54Comments(1)日本のとんでも事件