2018年01月30日

みんな大人になった『劇場版マジンガーZ / INFINITY』



 永井豪の画業50周年(!)を記念して製作されたマジンガーZの新作アニメ。なんと74年の『マジンガーZ対暗黒大将軍』以来の映画化。

 Dr.ヘル率いる地下帝国との闘いに勝利した兜甲児とその仲間たちは平和な時代を過ごしていた。光子力は完全無公害のエネルギーとして平和利用され、マジンガーZらのロボットたちも博物館で展示され、戦闘メカとしての役割を終えていた。10年が過ぎたとき、突然平和は破られた。Dr.ヘルらは復活し、統合軍のロボットを蹴散らすと世界中に「平和的共存」を宣言する。Dr.ヘルとあしゅら男爵、ブロッケン伯爵の機械獣軍団になすすべもない世界は「戦闘よりも共存」を選ぼうとするが、Dr.ヘルらは富士山で発見された謎の巨大遺跡、インフィニティの力で世界を思うが儘に作り替えようとするのが真の目的であった。この陰謀を止めるべく今や科学者となって戦闘から10年離れていた兜甲児は隠していたマジンガーZに乗り込むのだった。

 40年以上も前のアニメの続編をつくると聞いて、一体どういう話にするのかと思ったらシリーズ最終回から10年後、という設定になっていた。とはいえ時代的には2010年代を背景に描かれており、甲児たちがスマホをもっていたりする。10年という時の流れの中で登場人物たちは当然のように大人になり、甲児は科学者になり、弓さやかは新しい光子力研究所の所長に、弓教授は総理大臣に(!)なり、ボスはラーメン屋の大将に。衝撃的なのがみんな大人になったので悟ったようなことを口にし、ロボットが出てくれば昔は自分もマジンガーやアフロダイAに乗って暴れまわってたのに、大人になって責任ある立場に収まった彼らは好き放題できない。さやかは光子力を軍事利用できる立場にないし、弓教授は総理大臣の立場から各所の調整に追われる始末。ボスなんかコクのあるしょうゆラーメンとか作ってんだぜ。そこはコテコテでギトギトの脂っぽいとんこつじゃねーのかよ!!

 みんな大人になって責任のある立場になったことで緊急事態に何もできなくなる、というのはかつて子供だったが今は大人になって家庭もつくって責任ある立場になったであろうマジンガーファンには「あぁ~わかるわかる」てなもんだ。「俺も昔は暴れまわってたのにな~」としみじみすること間違いない。まぁ、中には未だに大人になっていない人もいますが…

 大人のためのマジンガーZはまさかの全国のお父さんがしみじみとしてしまう湿っぽさもあるけれど、フル装備で出撃する兜甲児とマジンガーZがため込んだストレスを発散せんばかりの大暴れを楽しんでチョーダイ!

 あと暗黒大将軍とかをなかったことにしているのだけは納得できないので次回作に期待する。


  


Posted by 縛りやトーマス at 18:46Comments(0)映画アニメ

2018年01月30日

2018年2月予定

2月予定(今確定してる分


2月5日(月)
『旧シネマパラダイス』
会場:なんば紅鶴
開場:19:30
開演:20:00
料金:1,000円(1drink&1food込)
コメンテーター:縛りやトーマス

 今月は心理的虐待を表す用語の語源になったイングリット・バーグマン主演サスペンス『ガス灯』(44)をご紹介。




2月9日(金)
『アイドル十戒~新たなる挑戦 其の六』
場所:アワーズルーム
開演:19:30
料金:1,500円(1drink別)
出演:竹内義和 縛りやトーマス

 グループを去ったももクロ有安杏果6年間の軌跡を振り返りつつ、ゴキ帝大阪クソイベリポート
※曜日と開場時間がいつもと違うのでご注意を


2月10日(土)
『深大阪地獄絵図~おおさかオモシロマップ』
場所:なんば紅鶴
開演:20:00 料金:1000円(1drink別)
出演 :射導送水 B・カシワギ 縛りやトーマス


2月17日(土)
『僕の宗教へようこそ第一〇二教義~ももかありがとう』
場所:なんば白鯨
開場:18:30
開演:19:00
料金:1,500円(1drink込)
出演:縛りやトーマス アシスタント・トモ

 突然の卒業を迎えたももクロ・有安杏果を追い続けた6年間を語らずにいられない。


1月27日(火)
『スーパーヒーロートーク@紅鶴 』
場所:なんば紅鶴
開場19:45
開演20:00
料金:1,500円(1drink込)
出演 :にしね・ザ・タイガー ソエジマ隊員 花鳥風月 緒形 縛りやトーマス 茅野みずほ  


2018年01月27日

僕の宗教へようこそ、声優グランプリ10回記念大会

 本日。なんば白鯨でのイベントの案内です。


1月27日(土)
『僕の宗教へようこそ第一〇一教義~声優グランプリ10周年』
場所:なんば白鯨 開場:18:30 開演:19:00 料金:1,500円(1drink込)
出演:縛りやトーマス アシスタント・トモ



 毎年、年始に行っている“一番カワイイ女性声優って誰なの?を決める『声優グランプリ』の10周年記念大会です。今回はいつものトーナメント方式を一新して歴代チャンピオンを5つの要素で競い合わせ、トータルの優勝者を決めようじゃないか!という大会です。5つの要素は当日発表。ちなみに歴代チャンピオンは以下になります。

2009 第一回 釘宮理恵
2010 第二回 豊崎愛生
2011 第三回 田村ゆかり
2012 第四回 平野綾
2013 第五回 阿澄佳奈
2014 第六回 花澤香菜
2015 第七回 戸松遥
2016 第八回 竹達彩奈
2017 第九回 上坂すみれ


 果たして栄冠に輝く「最もカワイイ女性声優」は誰なのか、10年かけてたどり着いた結末にこうご期待!!







  


Posted by 縛りやトーマス at 00:47Comments(0)告知声優僕の宗教へようこそ

2018年01月24日

オーケン、ドス竜で培った怪演技再び『平成ジェネレーションズFINAL』



 2019年に生前退位を予定している今上天皇。19年には平成最後の年、平成31年となるわけです。平成ライダーも30年10月にスタートするであろう作品が平成最後の作品になるわけです。それに先んじて「平成最終章」と銘打った劇場映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』は文字通りファイナルにふさわしい作品だった。

 本作ではゲスト出演としてゴースト、鎧武、フォーゼ、オーズの4ライダーが出演する。ただ出るのではない。ガワではなく、演じている役者本人が登場するのだ。ガワ(スーツ)のライダーは過去作に何度も出演している。しかし役者側がこれだけ大量に出演しているケースは稀だ。『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』(16)にドライブ役の竹内涼真、ウィザード役の白石隼也が出たケースもあるが、今回は4人プラス1人。スケールが違う。
 そのうえゲスト出演のライダー全員に固有のサイドストーリーが存在しており、エグゼイド/ビルドの世界観に無理やり当てはめたわけではなく、それぞれの世界が影響しあっているという設定も凝っている。メインの主人公であるエグゼイド、ビルドをサポートするだけの存在ではないというのは過去作に思い入れがあるファンにとってたまらない魅力ではないですか。
 中でもオーズ(渡部秀)とアンク(三浦涼介)が本編最終回以来の再会を果たす場面はあまりに劇的で、ファンの涙を誘う。さらに再び別れることになる場面でアンク役を演じた三浦が感極まってしまうシーンはNGテイク寸前の演技で、人外のキャラクターを演じた三浦の外見の変わらなさ(奇跡か!)と相まってシリーズ終了後6年を経てこんな未来が待っているなんて想像もしなかった。ライダーファンを続けていてよかった!

 かといって懐古趣味だけに陥ってない面も。ビルドの2号ライダーである万丈龍牙(赤楚衛二)は自分の冤罪を晴らすために戦う男なので、自分を犠牲にしてまで他者のために戦う他のライダーたちが理解できなかったが、彼らとの出会いを経て自分以外の者のために戦うヒーローとして目覚めていくという物語もあり、ビルドファンの新規や一見も満足。ここ数年の歴代キャラを消費するだけの空虚なお祭り騒ぎから一歩抜きんでた、大きなお友達も納得の一本です。


 そんな感涙必至の物語を破壊するのが最強の敵、仮面ライダーカイザーを演じる大槻ケンヂ!!一体なんでこの作品のしかも大ボス役にオーケンが起用されたのか理解に苦しむ。オーケンの役は一人二役で体の半分を失った物静かなキャラと、陽気すぎるふざけたキャラ(口癖は「ファンキー!」)でどちらもオーケンのキャラではない。かつて初主演したドス竜の怪演技を完全に再現して世にも奇妙な悪役を演じきってました。
 かつて朝の5時に高尾に集合、という呼び出しに耐えられず役者は廃業したオーケン(本作でも朝の7時に呼びされたらしいけど)。東映は一体何を考えて起用したんだ。本当にこれでよかったんですか!?スクラップ&ビルド、壊してばっかですけど本当に大丈夫なの??


  


Posted by 縛りやトーマス at 03:11Comments(0)映画特撮・ヒーロー大槻ケンヂ関連

2018年01月23日

開放性と有安杏果

 ももクロ・有安杏果突然の卒業を巡っては未だ納得できない・その決断の理解に苦しむ人々がああでもないこうでもないと独自の解釈のもとブログを更新しており、中には卒業ライブの発言を巡って批判的なことを言い出す(ファンなのに)連中も出てくる始末。まったく理性的でない意見の数々には辟易するばかり。だが中には科学的見地に基づく発言をする人もいる。九州大学大学院理学研究院教授の矢原徹一氏だ。

科学者として考えた杏果がももクロを卒業した理由
ももクロが直面した「かなわない夢」

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/52156

 科学者でありながらガチモノノフという矢原氏は保守系右派メディアのJBpressでももクロのことを語り続けるという突き抜けた人。小林よしのりの例を見るまでもなくアイドルと保守は共通点があるのだろう。それはさておき、矢原氏の分析によると有安杏果は開放性が高い性格であるという。

>人間には、開放性と呼ばれる性質がある。好奇心や創造性の背景にある性質であり、外の世界への関心の強さや、自由な創造への意欲の強さに関係している。ビッグファイブと呼ばれる性格因子の1つであり、代表的な判定項目には「絵画などの制作、著述、または作曲をする」「哲学的、精神的な問題を考える」が挙げられる。有安杏果は、自ら作詞・作曲をし、写真による表現に取り組んでいるので、間違いなく開放性が高い性格である。

 そのうえでこう指摘する。

>開放性が高い人は、何よりも自由を好む。一方で、スケジュールやルールに束縛されるのが苦手である。

>開放性の高い人にとっては、周囲の評価はどうでも良い。また、自分の才能に満足することはあまりない。常により高い水準に、あるいは何か新しいことに興味を抱くので、なかなか自己満足ができないのだ。

>有安杏果は日本大学藝術学部で学ぶ中で、開放性が高い学生たちに出会い、自由に創造することへの憧れを次第に強く抱くようになったのではないだろうか。ももクロの活動を続けながら4年間で日本大学藝術学部を卒業したほどの努力家なので、自分をきちんとコントロールできる人なのだが、創造活動に必要なのは自制心よりもむしろ自由である。彼女の気持ちの中で、自由な時間がほしいという思いが次第に強くなり、その思いを抑えることに「疲れ」て、ついにももクロを卒業するという決断に至ったのだろう。



 ももクロきっての常識人であり、ソロコンも高城れに、佐々木彩夏がアイドル性やステージの楽しさといった部分を突き詰めたのに比べ、自分で撮った写真を見せたり、歌手としてのステージクオリティをひたすら高めることに邁進していた有安杏果は確かに自己満足ができない、開放性の高い人物といえる。

>一度普通の(自由な)暮らしをしてみて、自分にどんな表現の道があるのかをじっくり考えたい、というのが彼女の本心だろう。この気持ちは、クリエーター特有の心の乾きだ。彼女が思い描く「普通の生活」は、決して平凡な暮らしではないはずだ。私の推論が正しければ、彼女はいずれ自分なりの表現手段を見つけて、クリエーターとして頭角をあらわし、ももクロファンの前に戻ってくるだろう。

 この分析による解釈ならば結成10周年の節目を前にグループを抜けるというのも納得できる。彼女の持つ開放性は10周年にはないということになるのだから。矢原氏はももクロの歌詞のひたすら前向きな部分を評価しており、この卒業は本人の開放性と絡めると確かに前向きであり、ゴシップ誌が囚われているハブられ、不仲説より遥かに納得できる考えだ。
 本当に不思議なのは多くのファンが矢原氏のように前向きな意見を持てずに発言ひとつを巡って批判合戦になるのか理解に苦しむ。動き出せよ!君のもとに走れよ!!


帰ってきてよね!

  


Posted by 縛りやトーマス at 15:07Comments(2)ももいろクローバー

2018年01月20日

女子SPA!は教養と知性を身につけなさい

 明日1月21日にももいろクローバーZ・有安杏果はグループを卒業、そして引退となる。


有安杏果オフィシャルブログ ももパワー充電所
ファンの皆様へ

https://ameblo.jp/ariyasu-sd/entry-12344628257.html

>私、有安杏果は

2018年1月21日のライブをもって

ももいろクローバーZを卒業します。


ありがたい環境でやらせていただきましたが、

子役時代から22年間やってきた世界から一度距離を置いて、

普通の女の子の生活を送りたいという想いが強くなり、わがままを受け入れてもらいました。

これから私は何をするか

具体的には何も決まってません。

逆に何も予定のない日々を

人生で一度くらい過ごしてみたいなと思ってます。

まずは規則正しい生活をして

ゆっくりとした日々を過ごしたいと思います。

今までの22年間で出来なかった普通のことを、少しずついろいろやってみたいです。


そして落ち着いたら、

普通の日常の生活を送りながら

22歳の女の子としての教養や知識をしっかりと身につけられるように励みたいと思います。






 卒業までわずか一週間という突然の発表に言葉もなく、ももクロを無印時代から緑推しとして過ごしてきた僕の心の整理はまだついていないのでこの卒業についての意見は差し控えたい。ただ明日の幕張卒コンを見守るのみ(チケットは落選した)。
 しかし、そんな僕も言いたいことがある。この突然の卒業について各マスコミ、ウェブメディアなどがなぜこの時期にしかも突然の卒業なのかと憶測に基づいた卒業理由を書いている。その中でもとびっきりのひどいものが以下だ。



ももクロ有安杏果、ソロの夢も叶わず…引退声明の切なすぎる一言
https://joshi-spa.jp/814881

 女子SPA!というサイゾーウーマンなみに安易な名前のニュースサイトの記事。音楽批評家と名乗る石黒隆之という人の記事があまりにお粗末すぎて…


>特に、<規則正しい生活をして、ゆっくりとした日々を過ごしたい>とか、<22歳の女の子としての教養や知識をしっかりと身につけられるよう励みたい>といった部分からは、これ以上時間をムダにはできないとの切実な思いがうかがえます。

>確かに、20歳を過ぎて「今くるよ」みたいな衣装で<コココ コーコ コッココー>(『ココ☆ナツ』)とやるのは、かなり厳しいかもしれません。


 ハァ?なにこいつケンカ売ってんの?衣装が今くるよみたいって。引用としてYouTubeの桃神祭の画像あげてるんだけど、そこに写ってるのは和風衣装のももクロであって決して「今くるよ」みたい、ではない。ははーん。こいつオッサンだな。バブル時代にSPA!を読んで勘違いさせられた哀れな読者がかつては一億稼いで派手に暮らせ、とかこいてたものの、今では「年収300万で暮らす方法」とか書いて、すっかり下流雑誌に落ちぶれたSPA!に小銭で雇われてるクズライターだな。今どきの若手ライターで今くるよなんて名前がスッと出てくるわけがないもんな。
 このオッサンのクズライター(とあえて決めつける)石黒隆之とかいうやつは続けてこんなことをのたまう。


>筆者が今回の引退をことのほか痛々しく感じたのには、加えてもう一つ理由があるのです。それはカミラ・カベロ(20)の存在。2018年1月9日にリリースした初のソロアルバム『Camila』が大ヒットを記録している、いま最もホットなポップスター。そのカミラ、もともとフィフス・ハーモニーというガールズグループの一員でした。

>しかし、グループの一員として与えられた曲を歌うだけでは満足できなくなり、ソロになる決意をしたのだそう(2016年12月脱退)。

>これが、ももクロ在籍時からソロ活動をしていた有安杏果の境遇と実によく似ているのですね。



 全然似てねえよ!グループから脱退してソロになった以外共通点ねえよ!比較する対象が間違ってるよ!そしてカミラ・カベロの曲と有安杏果の曲では耐用年数(意味不明)に著しく差があるとし、カミラの曲はエルトン・ジョンもファンだ、とか言ってさも有安杏果のソロ曲には価値がないといわんばかりだけど、そもそも比較するところが間違ってる。
 この石黒隆之のほかの記事を読むと、音楽批評をするときに批評の根拠として他のミュージシャンを引き合いに出してるんだけど、どれもこれも比較になってないような…
 この石黒の中では単に洋楽>邦楽>アイドルとなってるんだろうな。アイドルには絶対興味がなさそう。というかバカにしてる。今回も大御所エルトン・ジョンの名前を出せばひれ伏すだろうと思ってんだな。
 日本のアイドルをバカにしているオッサンライターが洋楽は素晴らしいんだぞーと戯言を垂れてる前世紀の遺物のような記事なわけ。

 こいつに言いたいのはアイドルにも、ももクロにも興味がないんなら黙って洋楽村の中に閉じこもってろと。でもアイドルをバカにしたくてしょうがないから物申さずに居られなかったというんだな。こういうやつの文章には特徴があって、対象を気遣うフリをとりあえずはするんだよな。批判への防御策として。だからこんなことを書く。


>ここに冒頭の<22歳の女の子としての教養や知識をしっかりと身につけられるよう励みたい>との言葉がくるから、余計にいたたまれなくなるのです。もちろん、彼女には“芸能活動を頑張った”という自負や実感はあるでしょうし、それはかけがえのない財産でしょう。

>けれども、その後に継続的に活かせる技能や教養の資本が残らなかった。そのことを有安さん自身が言い切ってしまったところに、今回の引退声明の辛さが集約されているわけですね。



 こいつにはももクロも有安杏果のこともわからないから、あのブログに込められたメッセージは批判するためのネタにしか映らない。有安杏果の8年間はこいつにとって今くるよみたいな衣装を着てコココ コーコ コッココーと歌わされて何一つ身にならなかった、としか断じられないわけだ。

>誤解のないようにしておきたいのですが、これは決してももクロや有安杏果をどうこう言っているのではありません。むしろ、彼女の一言からはもっと大きな問題が見えてくるような気がします。

 どうこう言いたいから、書いてるんじゃないのか。大きな問題があるのは石黒隆之のライターとしての姿勢ではないのか。


 ではここで石黒隆之風に他の人の文章を引き合いに出してみよう。タブロでハロプロ関連の記事をよく書いている大塚ナギサが有安杏果卒業について書いた記事だ。


『有安杏果と前田憂佳』 ーーももいろクローバーZの有安杏果がグループからの卒業を発表ーー
http://tablo.jp/media/news002756.html


 ももクロと同時期に活躍して、アイドル界の派遣を争っていたスマイレージ・前田憂佳の卒業とダブらせ、「思い出さずにいられない」と記事にする。正直、大塚ナギサは有安杏果をエサにハロプロ愛を語りたいだけのような気もするけど…少なくともアイドルのことは好きだし、理解してもいる人なので石黒隆之ごときアイドルに興味のないオッサンでは読み取れないようなことを有安杏果卒業から推測する。


>ゆうかりんのように「大学に行くから、アイドルを辞める」というのであれば、まさに「普通の女の子になる」ということであって、誰もが納得できることでしょう。しかし、有安さんの場合は、芸能活動と大学生活の両立を完遂してからアイドルを辞めるわけです。どちらかといえば、それは「芸能活動に専念する」にはいいタイミングであって、「普通の女の子になる」には不自然なタイミングです。

>子役時代から数えて22年間も芸能活動を続けてきた有安さんにしてみれば、芸能界はホームであり、このまま芸能活動を続けることは、決して難しいことではなかったはずです。スケジュール的にきつかった大学時代の4年間を乗り越えたのだから、むしろ余裕もできてきたのかもしれません。

>そういう意味では、ももクロと大学を両立させたハードな4年間をまっとうできたという達成感が芸能界引退のトリガーになったのでは...なんてことも想像できます。ゆうかりんに向けたとされるブログを有言実行したうえで、有安さんが今このタイミングで卒業を決めたというのであれば、なんだか妙に納得してしまいます。

>おそらく、有安さんにとっては、アイドルであり続けることよりも、「普通の女の子になる」ことのほうが、よっぽどチャレンジングな選択なのでしょう。たとえば「疲れらからやめる」とか、「休みたい」とか、そういうことではなく、前向きな卒業なのです。



 日大写真学科での4年間と無事卒業できたことを「まっとうできたという達成感」とし、「普通の女の子になることの方がよっぽどチャレンジングな選択」「前向きな卒業」という読み取り方には読んでる僕も思わず膝を打った。
 石黒隆之よ聞いてるか?お前にはこれが「中身のない達成感をエサに駆り出される若い人たちの報われなさ」にしか写らないんだな。
 さらに大塚ナギサは有安杏果が抜けて4人になるももクロにも、前向きに分析する。


>さて、やはり気になるのは、有安さん卒業後、4人で活動を続けるももクロです。

>結成当初はメンバーチェンジが多かったももクロですが、早見あかりさんが抜けてからは5人の「ももいろクローバーZ」という形を作り上げてきました。メンバーもファンも、「5人のももクロ」に少なからずこだわりがあったはずで、有安さんが抜けて5人のももクロではなくなった時点で、解散という選択肢もあったに違いありません。

>しかし、4人は「ももいろクローバーZ」という看板を守る選択をしました。「メンバーが減っても、ももクロはももクロ」ということを明示したのです。

>つまり、「5人であること」よりも「ももいろクローバーZ」という看板のほうが重要であるという意思表示がなされたわけです。そういう意味では、「ももクロ」という看板さえあれば、どんなグループにも変わっていけるはずです。さらにいえば「5人でなければいけない」という枷が外れたことで、もっともっと自由に進化していくももクロが見られかもしれないということなのです。



 枷が外れたことで、もっともっと自由に進化していくとは考えてもみなかった。これは目から鱗が落ちた。確かにももクロは早見あかりが脱退すると同時に改名して6人態勢から5人態勢のももいろクローバーZという新しい形を示してやってきたわけだから、今度は4人態勢の新しいももクロになることができるわけだ。喪失ではなく進化だという過程は今までやってきたことなのだから、できないわけではない。
 大塚ナギサの言う通り、ファンはこれからを期待して見届ければよい。これはファンに希望を抱かせるメッセージであり、アイドルがわかってる人間じゃないと書けないでしょ!
 石黒隆之は好きでもなく、興味もないものに面白いことをいうわけでもない汚物以下の駄文を書き散らす前にまっとうな音楽批評家としての教養や知性を身につけてはいかがでしょうか。


  


Posted by 縛りやトーマス at 20:35Comments(1)音楽ももいろクローバー

2018年01月20日

スダレハゲのストーカー

 昨今のストーカー案件に関する警察の対応の鈍さは開いた口が塞がらないのですが、一度警告した相手には厳しい措置が取られるようです。

アイドル脱退女性の母親を逆恨み、46歳男を逮捕
https://www.nikkansports.com/general/news/201801190000650.html

>逮捕容疑は2017年11月22日~今年1月15日、「母親はよくも調べず言い掛かりを付けて攻撃してきた。子々孫々まで恨み抜く」などと6回にわたり投稿、ストーカー行為をした疑い。「投稿したが、ストーカー行為ではない」と供述している。


 自分が・運営する地元のアイドルグループから脱退した女性メンバーの母親を脅したとしてストーカー規制法違反で逮捕されたこの犯人、2016年にも同じことやって捕まってるんだよな。


地元アイドル脱退メンバーの母脅迫容疑 運営の男逮捕
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/12/09/kiji/K20161209013874550.html

>逮捕容疑は5~10月、計8回にわたり、元メンバーの母親宛てに「一番大切な家庭を壊してわからせるしかない。誰に死んでもらおうかな」などと書いた文書をファクスしたり、郵便受けに投函(とうかん)したりした疑い。


 言ってることがほぼ同じ。しつこすぎだろう。そのアイドル本人より母親の方が許せないのか。この犯人の言ってることが元AKBのメンバーにプロポーズした無職のおーなんとかちゃんと同じなんだけど。彼もメンバーの母親相手に殺害予告したりして、警告書もらってるし。同じ穴の貉ってやつかな。
 こういうことが起きるのを見てもストーカー規制法って機能してるのかね。犯人やりたい放題じゃないか。おーなんとかちゃんも早く逮(以下略)


  


2018年01月18日

もう高部あいさんは帰ってこないんだ

 まんがタイムきらら系列誌のキャラクターが登場するアプリゲーム『きららファンタジア』に『キルミーベイベー』キャラが正式参戦!先行登場していたソーニャちゃんに続き、やすなとあぎりさんが登場!…あぎりさん!?



2018年01月18日
【告知】新規キャラクターピックアップ召喚


「キルミーベイベー」より折部 やすな(CV.赤﨑千夏)と呉織 あぎり(CV.篠田みなみ)が『きららファンタジア』に登場!
https://kirarafantasia.com/news/1768/

 あぎりさんの声優が新しくなったようだ。公開された動画で声が確認できるが、そんなに違和感ないな…これは忍法声変わりの術なのでは!?

https://twitter.com/kirarafantasia/status/953855021283708932

 もう彼女が二代目・呉織あぎりということでよいのでは?二代目が発表された以上キルミー二期への道が開けたということだ。放送が楽しみだ(まだ決まってません



  


Posted by 縛りやトーマス at 18:49Comments(0)声優アニメ漫画

2018年01月16日

63歳による中学生男子なみの妄想

 勘違い、それは誰の身にも起こりうる悲劇…


バスで横の席に座ってくれたので勘違い、63歳理科教諭が女子高生に求婚
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180112-00000068-mbsnewsv-l27

>男性教諭は「校外学習のときにバスで横の席に座ってくれたので自分に好意を持ってくれていると勘違いした。深く反省している」と話している

 授業中に落とした消しゴムを拾ってくれただけで「え?こいつ俺のこと好きなんじゃね?」レベルの大勘違い!これが中学生男子ならまだわかりますが、63歳の教師!ただ隣の席に座っただけで相手との結婚を夢想するのですから、もう女性は何もできない。髪をかき上げたり、まばたきをしたり、あくびをしたり、ペンを回したり、下敷きで仰いだだけで「え?こいつ俺のこと好きなんじゃね?」ですわ。変なニックネームをつけられただけで相手にプロポーズするおーなんとかちゃんの予備軍はどこにでもいるよなw

 不思議なのがこれだけのことして10分の1の減給処分で済むって、学校というのは不思議な空間ですね。セクハラ、パワハラなんだからクビでいいと思うの。


  


Posted by 縛りやトーマス at 15:21Comments(0)日記お前は何を言っているんだ

2018年01月15日

すべては浜村淳の思し召し『嘘八百』



 最近の邦画は原作モノに偏重していて、アニメ、漫画、小説を片っ端から買い漁ってダメなモノに作り直し、高級食材でつくったゴミが箸もつけられずに捨てられていく…そんな光景を何度も見てきた。オリジナルで面白いものができないのか?そんな邦画の現状に敢然と立ち向かったのが監督・武正晴と脚本・足立紳。この二人が挑んだのは幻の千利休の茶器を巡る駆け引きだ。

 目利きの腕はあるが、うだつの上がらない古物商の小池(中井貴一)は車の中で聞いたカーラジオからスローバラードならぬ浜村淳「西の方角に吉あり」という声に従って西に車を走らせりゃ、たどり着いたのは野田佐輔(佐々木蔵之介)という主の屋敷。佐輔が亡父から譲り受けたという蔵の中から「親父はこれひとつで車一台買えるぐらいの価値がある」という品を見せられるが、小池はそれが何の価値もない贋作だと見抜いてしまう。贋作を買ったという古美術店に行き、店主の樋渡(芦屋小雁)に「こんな立派な店が素人にタダ同然のもん売りつけるとはいただけませんな」と強請りにかけるが、大物鑑定士の棚橋(近藤正臣)が出てきて、「あんた強請りにきたんでっか」と強気に出られてぐうの音もでず、すごすごと退散。

 翌日、再び佐輔からもっと価値のあるものが、と電話されて屋敷に向かうと千利休直筆の譲り状、利休形見の一品という茶器を入れた箱がでてきた。これは間違いなく本物と見抜いた小池は「これもニセモンですわ」と佐輔をだまくらかして100万のはした金で数億円もするであろう茶器を手に入れる。しめしめ、これで大儲けや!と鼻息荒い小池だが、カーラジオの浜村淳「油断大敵でっせ!」とささやく。あわてて調べると茶器は真っ赤な偽物!屋敷へ引き返すと見知らぬ老人(寺田農)が座っていた。なんと佐輔は屋敷の主でもなんでもなく、留守番を預かっているだけのアルバイトだった…
 佐輔はかつては将来を期待された若手陶芸家だったが、樋渡と棚橋に贋作づくりでこき使われすっかり夢も希望もなくし、今では表具屋のよっちゃん(坂田利夫)、達筆な居酒屋のマスター西田(木下ほうか)、箱作りならおまかせの材木屋(宇野祥平)らとともに詐欺を働くまでに落ちぶれていた。

 小池も過去に樋渡らにハメられ、自分の店を売り払って借金を背負わされていたことから「やられっぱなしでいいのか?見返してやろうぜ」と佐輔に発破をかける。本物そっくりの「幻の利休の茶器」を佐輔につくらせ、やつらをハメてやるのだ!なにしろ佐輔のつくった茶器に小池は一瞬騙されたのだから…かくしてくすぶってる男たちの一発大逆転が始まる!


 佐輔の人生は太閤秀吉に重宝されながら、最後は忌み嫌われ切腹を命じられた千利休の人生と似ている。小池は利休が最後につくった茶器に込めた「無念だったであろう」思いをもっともらしくでっちあげて、欲深い鑑定士らを巧妙に落とし穴へと誘導する様子はまさに痛快。ハメたつもりがハメられた!と腑に落ちる話のまとめ方もお見事。観客もすっかり騙されましたわ。

 それにしても、登場人物の行動の鍵を握っているのが実は浜村淳だというのは恐ろしい。大阪ではすべてが浜村淳の手のひらで踊らされているというのか…


  


Posted by 縛りやトーマス at 01:05Comments(0)映画