2018年04月23日

デブオタクのピチT問題

 僕は常々「なぜアイドルグッズのTシャツを着ているオタクはいつもピチピチなのか」を考え続けている。

 アイドルライブにいくオタクには一定数デブが混じっているのですが、その多くはピチピチのシャツを着ています。通常XXLサイズを着用してようやくピッタリぐらいのオタクでも、Lサイズを着ていたりするのです。なぜかというとアイドルのライブグッズの定番、Tシャツはほとんどの場合S~XLまでしかなくて、デブオタクは渋々小さめのシャツを買うハメになり、どう見てもサイズがあってないのにアイドルライブにグッズを着ているアピールがしたくて、醜いピチT状態になっているファンいますよね。お前のことだよ!

 ああいうのを見て、このアイドル運営は自分たちのファンをどう思ってるのかわたし、気になります!夢みるアドレセンスなんて一時期MAXのサイズがLの時があって、お前らいくら自分たちがモデル出身グループだからってファンまでモデル体型に合わせるつもりかと、憤りました。

 最近ではXLサイズまで出すグループが増えましたが、やはりデブにもう少し優しくXXLサイズまで幅を広げてほしいのです。ももクロを卒業した有安杏果さんは最後のソロコンツアーでXXLサイズを登場させていて、あんなに小さいのにデブの気持ちを忖度してくれていて本人の人柄の良さが伺えました。
 そのももクロですが、来月行われる結成10周年の東京ドームライブ「10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-」オフィシャルグッズの第二回先行予約が開始、その中に10周年記念Tシャツがあったのですが、なんとMAXサイズにXXXLが登場!


http://harue-shouten.jp/category/SENKOU/MOM180510TS.html


 ようやくももクロもデブに対して優しい扱いをしてくれるようになったのですね。そもそものマネージャーがデブのkwkmなのにどういうことなんだと思ってたけど、デブに配慮したグッズを出してくれるのならば問題なし。大手のももクロがデブ対応Tシャツを出してくれたのだから、他のグループも続いて欲しい。デブに愛を!




  


Posted by 縛りやトーマス at 23:00Comments(0)ももいろクローバー

2018年04月21日

巨匠のマジコン疑惑

 80年代オタクが大歓喜の映画『レディ・プレーヤー1』、日本でもつい公開され大ヒットを記録。巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督がまるで30~40代ぐらいの時に撮ったかのような瑞々しいアクション・アドベンチャーで、まさに年代そのものが80年代に回帰したかのような傑作の誕生です。これを71歳のスピルバーグが撮っているというのは物凄いことです。
 そんなスピルバーグ監督が来日、映画について語ってくれました。

【インタビュー】『レディ・プレイヤー1』スティーブン・スピルバーグ監督「皆さんを、空想と希望のある世界にいざないたかった」
https://ovo.kyodo.co.jp/interview/a-1149929

>-監督は、実際にVRゲームをプレーしたことはあるのでしょうか。

>プレイステーションで「マリオ」などをやりました。最初にやったときはゴーグルを外したくありませんでした(笑)。


 「プレイステーションでマリオをやった」ってどういうこと?映画の中にガンダムが出てきたり、『シャイニング』を追体験していることよりもこっちの方が気になってしょうがない!
 まさか巨匠がマジコン的なアイテムを使っていたということなのでしょうか?いやそんなことはあるまい。なにしろスピルバーグは巨匠ですから、巨匠に相応しいPSでもマリオが遊べる巨匠専用ハードを所有しているに違いない。さすが巨匠は一味違うぜ。




  


Posted by 縛りやトーマス at 23:18Comments(0)映画オタクハリウッド・スキャンダル

2018年04月16日

モリトモ・ペーパーズとは規模が違い過ぎるな『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』



 1971年、泥沼化する一方のベトナム戦争を分析した国防総省の機密文書、“ペンタゴン・ペーパーズ”をスクープしたニューヨーク・タイムズ、そして追随したワシントン・ポストの記者たちの奮闘を描く。

 ベトナム戦線に同行したアナリストのダニエル・エルズバーグ(マシュー・リス)は「戦線は悪化している」と報告するが、それを聞いた国防長官のロバート・マクナマラ(ブルース・グリーンウッド)はマスコミに「戦線は好転している」と正反対のことをいう。政府の方針を疑問に思ったエルズバーグは7000ページからなるベトナム戦線の分析・報告書“ペンタゴン・ペーパーズ”のすべてをコピーし、密かに持ち出す。
 コピーは大手新聞社のニューヨーク・タイムズに持ち込まれ半年に渡って分析される。タイムズは「世紀のスクープ」としてペンタゴン・ペーパーズを取り上げる。終わりの見えないベトナム戦争に疲れ果て反戦運動が高まり続けるアメリカ国内には衝撃が走る(当然)。しかしニクソン大統領(当時)は「機密漏洩だ!タイムズに圧力をかけろ!」と部下に電話で命令を飛ばす。映画の中で使われている音声はなんと本物のニクソン大統領の肉声(!)。

 結果、タイムズは「最高裁の判断にゆだねる」として途中で記事を差し止める。タイムズのスクープに臍を噛む思いだったワシントン・ポストの編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は自分たちがこのスクープを後追いし、ベトナム戦争の真実を伝えるのだ、とペンタゴン・ペーパーズのコピーをなんとか手に入れようとする。そんな折、ポスト編集部にヒッピー風の恰好をした女性が靴箱を持って現れ、箱を手渡して去っていく。その中にはペンタゴン・ペーパーズのコピーの一部が…この人が何者なのか、映画の中の登場人物でなくても気になるが、その正体は映画の後半で明かされる(まさかこんな人が…というオチで驚く)。
 コピーを入手したブラッドリーと記者たちは数日で後追いのスクープをしようとするが、折しも株式上場を果たしたばかりのポスト上層部らはタイムズが圧力に屈しかけているのを見た上に、ニュースソースが同じとなればタイムズ同様、自分たちも国家機密漏洩罪になるのでは?と記事を掲載することにストップをかけようとする。ブラッドリーらと上層部、顧問弁護士らの意見はぶつかりあい、掲載するか否かはワシントン・ポスト社主であるキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)の判断にゆだねられる。
 グラハムは前社主である夫のフィリップの自殺を経て社主になるのだが、それまでは単なる新聞社のお嬢様で、新聞のことなど何もわからないし、新聞社の人間として政府の高官らや大統領ともプライベートの付き合いがある身分。マクナマラ長官とは普段からランチの時に同席するような仲だったりする。ポストがペンタゴン・ペーパーズをスクープすることは友人・知人を敵に回すことになるのだ。プライベートの付き合いを取るか、それとも合衆国憲法修正第一条に則って国民の知るべき権利のためにこのスクープを掲載するのか?


 スピルバーグ監督は新作『レディ・プレーヤー1』の撮影後にこの企画に取り掛かり、わずか9か月ほどで企画・撮影・完成となり、アメリカでは2017年12月に限定公開、翌年1月に拡大公開。こんな突貫作業になったのはトランプ大統領下のアメリカでマスメディアを「フェイクニュース」呼ばわりし、萎縮する報道に「ビビらずに真実を報道しよう、ペンタゴン・ペーパーズを報道したタイムズとポストを見習おうよ!」と喝を入れるためだったという。
 今、この映画を一番楽しめるのは日本人であることは間違いない。日本でも今、モリトモ・ペーパーズ問題が大きく報道されているが(なんというベストタイミング!)、多くのメディアがビビッてしまい、まともに報道できないではないか。本家に比べてあまりにも規模が小さすぎるけれど、日本のマスメディアもぜひ戦って欲しい。
 政府に媚びを売るのが報道ではない、報道は国民の知るべき権利のためにあるのだというメッセージ、そして男性優位社会の中でまともに声をあげられなかったキャサリン・グラハムら女性たちが勇気を振り絞って戦う姿こそが正義というテーマははベトナム戦争の時代であろうが、2018年であろうが、不変のものだ。


  


Posted by 縛りやトーマス at 23:35Comments(0)映画世界のとんでもニュース

2018年04月15日

応援絶叫ヒロイン『トゥームレイダー ファースト・ミッション』



 2000年代に公開された映画『トゥームレイダー』のリブート版作品。3Dアクションゲームの金字塔である『トゥームレイダー』はプレイヤーキャラであるララ・クラフトが女性であることもあって単なる記号を越えたアイコンとして支持されている(もっとも成功したゲームのヒロインとしてギネスにも載った)。実写映画にされる時、ララをアンジェリーナ・ジョリーが演じると聞いてみんな拍手喝采したものだ。秘宝を巡って世界を駆け巡り、男勝りの活躍を繰り広げる大富豪の令嬢―などというキャラはジョリーしか演じられない!―だが出来上がった映画はあまりに中途半端でヌルかった。ド派手なアクションで開幕するも実は自宅での冒険シミュレーションだった!という腰砕けな冒頭の展開がそのまま終盤まで続いてしまうヘナチョコで、ジョリーはラジー賞にノミネートした。続編もヘナチョコなナンパ野郎とのかったるい恋愛ごっこを見せられ、ゲームシリーズが拡大を続け、大ヒットする中、映画版は忘却の彼方へ消えた。

 だが、2018年になって2013年のリブート版ゲームを元に復活。リブート版ゲームでのララ・クロフトはまだ冒険家としてスタートも切っていない時代の設定だ。ララは何年も前に失踪した大富豪の父親リチャードの帰還を信じて遺産の受け取りを拒み、自転車メッセンジャーのバイトをして暮らす貧乏学生。ある日、邸宅の隠し部屋を発見するとそこには古代のお宝や資料がザックザク。残されたビデオメッセージには自分が世界中の秘宝を求めて旅していた冒険家であったこと、秘宝を集めて世界の支配をもくろむ“トリニティ”という組織がいること、日本の無人島ヤマタイにあるヒミコの墓の封印が解かれれば世界は破滅すること―を観たララはヤマタイへ向かう。

 新生ララ・クロフトを演じるアリシア・ヴィキャンデルは映画前半のキックボクシング場面でバッキバキに鍛え上げた腹筋を見せつけ、自転車でイギリスの街道を縦横無尽に突っ走る場面などで身体能力の高さを証明してくれるが、冒険家としては素人レベル。そんな彼女がおっかなびっくりで罠をかいくぐり、ヘトヘトになりながら冒険を続けていく様子は、アンジェリーナ・ジョリー版ララ・クロフトと比べて弱弱しく映る。ジョリーはどんな危機的状況でも薄笑いで切り抜けるキャラクターだった。なにしろ『トゥームレイダー2』において海中でサメに襲われた時、サメの横っ面をぶん殴って撃退していたぐらいだから(ジョリーならそれぐらいはする)。
 ヴィキャンデルのララはまだ『ファースト・ミッション』の段階なので、大ジャンプひとつクリアするだけで大騒ぎ。見ているこっちも「がんばれ!」と声をかけたくなる。応援絶叫したくなるヒロインとは、2018年の日本向きではないか。舞台が日本の海に浮かぶ無人島なのは、そういうことだったのか。

  


Posted by 縛りやトーマス at 13:03Comments(0)映画ゲーム

2018年04月11日

こういうのが見たかった『映画プリキュアスーパースターズ!』



 プリキュア15周年、そして歴代プリキュアが参戦するクロスオーバー作品も10周年という記念尽くし作品。はぐたんを連れてキャンプ(ゆるキャン!?)に出かけたHUGプリの3人+ハムスターは世界を嘘だらけにしようとする怪物・ウソバーッカ(CV:北村一輝)に襲われ、さあや(CV:本泉莉奈)とほまれ(CV:小倉唯)を攫われてしまう。ウソバーッカはさらにキラプリ、まほプリも攫ってしまってめちょっく!(めちゃショック、の意)残されたメンバーは、はな/キュアエール(CV:引坂理絵)、宇佐美いちか/キュアホイップ(CV:美山加恋)、朝比奈みらい/キュアミラクル(CV:高橋李依)というオールピンクな面子のみ。はなは過去に不思議な世界で出会った少年クローバー(CV:小野賢章、『北京原人』の子供原人役でおなじみ)と交わした約束を守ることができなかったことを思い出して…


 例年、クロスオーバー作品では先輩プリキュアが大量に登場して何が何だかわからないレベルの大混戦になってしまうのですが今作は直近3作品からの出演に止め、総勢12人の出演に。おかげで各キャラクターの個性を生かしたエピソードが強調されることに。例えば捕まってしまったプリキュアたちがなんとかして脱出しようとするのだが、方針を巡ってちょっとした口論に。そのやりとりの中で剣城あきら/キュアショコラ(CV:森なな子)がいつものノリで必要以上に顔を近づけるので壁ドン扱いされたり、まほプリが襲われた時にリコ/キュアマジカル(CV:堀江由衣)が身を挺してみらいを逃がそうとするんだけど、その時セリフを交わさずにアイコンタクトだけでみらいに意思を伝えて、受け取るみらいもアイコンタクトだけで応じるという目と目で通じ合うみらリコの関係性を表す名場面・・・っ!!
 プリキュア視聴者の大きなお友達が劇場でうんうん、と深く頷いたのであった。こういうところが見たいんだよな!!無理やりに先輩プリキュアいっぱい出さなくていいから!


  


Posted by 縛りやトーマス at 21:46Comments(0)映画アニメ

2018年04月06日

湊くん!全部私のせいだ!

 『仮面ライダー鎧武』の仮面ライダーデューク/戦極凌馬役などで知られる俳優の青木玄徳さんが強制わいせつ致傷で逮捕されてしまいました。

仮面ライダー出演俳優が逮捕 青木玄徳容疑者 強制わいせつ致傷の疑いで
https://www.daily.co.jp/gossip/2018/04/06/0011138509.shtml

青木玄徳容疑者は逃走も 現場にプロモーション用資料を落とし発覚
http://news.livedoor.com/article/detail/14541000/

 産経の記事によると

>同署によると、青木容疑者は現場周辺の飲食店で午前1時ごろまで1人で飲酒。店を出た後、30分ほどの間に4人の女性に次々と抱きつく姿が防犯カメラに映っていた。

 酔った勢いでは済まされないレベルの行為。本人は罪を認めて鎧武の戦極凌馬のように「全部私のせいだ!」と供述したそうです(嘘つけ)。



 彼は今年公開される実写『パタリロ!』のバンコラン役担当なんですが、このまま降板してしまうのか気になるところ。この日青木玄徳のスタッフ公式Twitterアカウント(以前までの事務所を退所して、この4月からフリーランスになった)が開設されたのですが、その一時間後に本人逮捕でアカウント削除。展開が早いなあ。最近の仮面ライダーみたい。
 鎧武では黒幕としてあらゆる人間を苦しめて視聴者と登場人物を絶望のどん底に突き落としてましたが、実際の生活で一般人女性を絶望させてどうするんだ…

  


Posted by 縛りやトーマス at 23:10Comments(0)特撮・ヒーロー

2018年04月04日

これは怪獣映画だ『シェイプ・オブ・ウォーター』



 第90回アカデミー賞、作品賞と監督賞の両方を受賞した瞬間、世界中の怪獣映画オタクが涙したという…メキシコ出身のギレルモ・デル・トロ監督は子供の頃テレビや映画館で見たモンスター映画に夢中になり映画作りの道を目指した。その彼の最新作は半魚人と人間の女性の恋愛についての映画だ。ジャンル分けをするならば恋愛映画、ファンタジーということになるが、この作品は間違いなく怪獣映画なのである。


 冷戦時代のアメリカ。航空宇宙研究センターという施設で清掃員として働く聾唖の女性、イライザ(サリー・ホーキンス)はアパートの隣室の住人である画家の老人ジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)、職場の黒人女性ゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)以外に話し相手もいない、職場と自宅の往復を繰り返す退屈な日々を送っていた。
 センターにソ連から亡命してきたホフステトラー博士(マイケル・スタールバーグ)が巨大なタンクを運び込み、「俺はトイレでは用を足す前しか手を洗わない。手を二度洗う男は根性なしだ!」とのたまう傲岸不遜な軍人ストリックランド(マイケル・シャノン)が指を切る大けがをし、イライザとゼルダは急遽部屋を清掃するよう命令される。イライザはその部屋でタンクの中にいる半魚人を見つける。ここは航空宇宙研究センターの名を隠れ蓑にした秘密研究施設だったのだ。

 神秘的な外見に心奪われたイライザはその後も隙を見ては部屋に忍び込み、エサとしてゆで卵を差し出し、手話を通じて半魚人と心を通わせていく。半魚人とは人間の言葉で会話などできないが、イライザだって口が聞けないから何も問題はない。

 やがて半魚人の処遇をめぐり、ロケットに載せて宇宙飛行士の代わりに宇宙へ送り込めと提案するホフステトラー(半魚人は鰓呼吸できるから、この謎を解き明かせばソ連との宇宙開発戦争に勝てる!というわけ)と手っ取り早く生体解剖すればいい、と主張するストリックランドの両者はぶつかりあう。結局ストリックランドの案を採用することになるのだが、それをこっそり聞いたイライザはジャイルズに半魚人を救う手伝いをしてほしいと頼み込む。人間ではない生き物なのに?と二の足を踏むジャイルズ。だがイライザが手話で「彼を助けなければ私たちだって人間じゃないわ」と言われ、救出を決意する。
 救出作戦が決行され、イライザは偶然居合わせたゼルダの助けを借りて半魚人を運び出そうとするが、ホフステトラーと鉢合わせしてしまう。しかしホフステトラーは「半魚人を入れる水槽には塩分を絶やすな」とアドバイスし、逃亡の手助けをする。ホフステトラーはソ連のスパイで、上官からアメリカが半魚人の秘密を解き明かす前に殺せと命令されていたが、殺すことに反対してイライザたちに半魚人を託すことに。

 無事イライザのアパートのバスタブに半魚人を匿うことに成功したのだが、こっそり抜け出した半魚人がジャイルズの部屋で飼っている猫をボリボリ食ったりするんだよな。なにしろ肉食だから(笑)。「この子たちは友達なんだから食べちゃだめだ!」と怒られてシュンとする半魚人が可愛い。
 イライザは風呂場を目張りして部屋中を水で浸して半魚人と―結ばれる。恋人もおらず仕事前の自慰行為を日課にしているような中年女性が初めて異性(?)と結ばれる場面の美しさときたら!半魚人の勃起のメカニズムもきちんと説明されてるんですよね!スゴイ映画だ!

 デル・トロ監督は子供の頃に見た『大アマゾンの半魚人』(1954)がお気に入りで、『大アマゾン~』はアメリカの探検隊がアマゾンの奥地で見つけたギルマン(半魚人)を捕獲して見世物にしようとする。ギルマンは探検隊紅一点の女性に恋し、攫おうとするが探検隊の反撃を受けて死んでしまう。モンスター映画として公開された『大アマゾン~』は異形の怪物の恐怖を描いているが、デル・トロ監督はこれを美しい愛の物語として解釈し、ギルマンと人間の女性が結ばれる話を想像したという。そのうえで『美女と野獣』風の物語にし、「『美女と野獣』はどうして野獣が最後に人間の王子に戻るんだ?純愛だというなら野獣の姿のまま愛せばいいじゃないか」という長年の疑問をぶつけた。この映画の半魚人は半魚人のままなのだ!
 なので、これはどう考えても半魚人の映画だ。恋愛映画だ、ファンタジー映画だのと甘い言葉では済まされない。どこからどう見ても完璧な怪獣、モンスター映画なのだ。そんな映画がアカデミー賞の作品賞を取ったりしたのは本当に奇跡というしかない。


  


Posted by 縛りやトーマス at 23:24Comments(0)映画

2018年04月04日

杏果TwitterとInstagram

 元ももクロ・有安杏果が公式ブログの閉鎖日としていた誕生日の3月15日に新しいTwitterアカウントとInstagramを開設。このことについてまたまた批判的な意見が…

元ももクロ・有安杏果、SNS開始で見えた脱退の真相「川上マネージャーとの根深い確執」と「アーティスト志向」
http://www.cyzo.com/2018/03/post_155621_entry.html

 いいかげん聞き飽きたkwkmとの確執ネタ。これぐらいしか書くことないんだろうな…先日、自宅に届いた杏果のラスト武道館ライブDVDを観たのだが、非常に完成度が高い上に、EXILEキッズダンサー時代を彷彿とさせるダンスを披露した『choo choo TRAIN』や前に弾き語りでやった時はへたくそすぎたのでやり直したい、ということで披露した『First Love』、ドラムに挑戦した『教育』などクオリティの高さを見せる部分があり、メドレーで逆セトリにしてみせるバリエーションありの内容はももクロ本体ではちょっとない類の杏果のアーティストとしてクオリティの高いものを見せたいという部分が大きく出ていた。
 杏果は別にももクロのステージが嫌になったんじゃなくて、アーティスト性の高いソロのステージを中心にやっていきたくなったんでしょう。しかもなるべくなら自分の意見を貫いて自分で責任の取れる形で。そりゃあスタダにいて、kwkmが関わってやる方が楽だし、プロモーションとしても有利だけど、杏果が目指すのはそこじゃなかったのだろう。

 サイゾーは「普通の女の子に戻るというのになんで実名出してSNS?」というけど、普通の女の子に戻るイコール引退なんて一度も言ってないし、普通の女の子だってみんなSNSやってるよ!あんたらが勝手に勘違いしただけでしょ!  


Posted by 縛りやトーマス at 00:08Comments(0)ももいろクローバー

2018年04月03日

お別れだけど、さよならじゃない『リメンバー・ミー』



 ピクサーの大ヒット作である。最近のピクサーは『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『カーズ』の続編ばかりでネタ切れ感が出ていた。ライバルのディズニー(といってもピクサーはディズニーの子会社だけど)が『アナと雪の女王』『ベイマックス』『ズートピア』とオリジナルのヒット作を立て続けに公開してピクサーを追い抜いて立場が完全に逆転している。ピクサー側にディズニーアニメを上回るオリジナルのヒット作を出さなきゃ、という思いがあったのは間違いない。なにしろこの『リメンバー・ミー』は『アナ雪』や『ズートピア』と同じ流れを持っているから。

 舞台はメキシコ、とあるメキシコ人一家の物語。リヴェラ家は代々靴製造を生業としてきた一族で、かつて一族の長であった男が音楽家になる夢をかなえるために家族を捨てたことから妻のママ・イメルダは音楽を嫌い音楽をすることも聞くことも禁止する掟を家の者に受け継がせた。しかし12歳のひ孫、ミゲルは密に音楽を愛し、手製のギターを弾いて国民的人気歌手のエルネスト・デラクルスを信奉していた。

 年に一度、亡くなった先祖が残された家族に会いにやってくるという「死者の日」が迫る。祭壇に先祖の写真を飾り、墓場から家までの道を花びらで舗装する。日本の盆と同じようなものがメキシコにもある、というのは恥ずかしながらこの映画で初めて知った。

 リヴェラ家も祭壇に先祖の写真を飾っていて、家族を捨てた高祖父の顔の部分だけは切り取られていたが、折りたたまれた写真にはギターが写っていて、それはデラクルスの霊廟に保存されているギターと同じだった!自分の高祖父はデラクルスだと確信したミゲルは死者の日に行われる音楽コンテストに出場しようとするが、ママ・イメルダの娘であり、認知症を患っている曾祖母のママ・ココに代わって一家の長になっている祖母のエレナは「音楽禁止の掟」に従ってミゲルのギターを壊してしまう。夢をあきらめきれないミゲルは「自分はデラクルスのひ孫なんだから」ということで霊廟に忍び込んで祭られているギターを盗み出す。

 するとミゲルは死者の姿が見えるようになり、生きていながら死者の国へ行けるようになる。リヴェラ家の先祖たちと出会ったミゲルはママ・イメルダから「死者の物を盗もうとしたから、死者の国へ送られた。先祖の許しを得られれば生者の国へ戻ることができる」と聞かされるがその許しに「二度と音楽をしない」という条件をつけられたのでデラクルス本人にあって許しをもらおうとその場を飛び出す。ミゲルは生者の世界で家族に会いたいのだが、家族が祭壇に写真を飾っていないからダメだ、という理由で生者の国の入国管理局(風の施設が存在しているのがおかしい)に止められていた死者のヘクターが「自分はデラクルスの知り合いだ」というので、彼と行動を共にしデラクルスから許しを得ようとするのだが…


 死者の国では生者であるミゲルの体はだんだんとドクロ状になっていき、死者の国の夜明けまでに生者の国に戻らないと本当に死んでしまう。デラクルスに会うために死者の国の音楽コンテスト(ここにもあるのかよ)に出なければいけないミゲルはヘクターの知り合いにギターを借りるのだが、その友人は弱っている。「もう、俺を思い出す者は誰もいない」といって消えてしまう。死者の国にいる者は生者の国にいる子孫や知り合いがその人のことを覚えているうちは元気いっぱいだけど、その人のことを覚えている人がいなくなって忘れ去られると二度目の死を迎えてしまう。劇中、画家のフリーダ・カーロやルチャリブレのエル・サントなどが出てくるがこの人たちは生者たちに慕われているのでみんな元気なんだ。「お別れだけど、さよならじゃない」という劇中歌の歌詞はじいんとする。

 墓参りをして先祖を敬うという儀式が伝わっているアジアの人ならこの風習はすんなり理解できるだろう。この映画をきっかけにして風習、文化が異なる国のことを理解できるようになっている。ディズニーアニメ映画は『アナと雪の女王』で性の多様性を謳い上げ、『ズートピア』で種族の多様性をテーマにしていた。ピクサーもこの流れに乗らないと、と思ったのか、その試みは見事に成功している。『リメンバー・ミー』も明らかにこの流れを汲んでいて人種の多様性をテーマにしている。それを説教臭くいうわけでもなく、娯楽作品として完成させているのはただ事ではない。誰も映画見て説教なんてされたくないもんね。

 後半でヘクターやデラクルスの過去が明かされると、そんな内容だと想像もしていない観客は心底驚かされる。強烈などんでん返しがあって、散りばめられた伏線がきちんと回収されていくクライマックスはさすがピクサーだなと思うし、体中の水分を吸い取られること必至。僕も映画が終わったあとはヘクターみたいにガリガリになっていた。


  


Posted by 縛りやトーマス at 00:31Comments(0)映画アニメ

2018年04月02日

2018年4月告知

4月予定

4月14日(土)
『アイドル十戒 新たなる挑戦其の8』
場所:アワーズルーム
開場:18:30
開演:19:00
料金:1,500円(1drink別)
出演:竹内義和 縛りやトーマス

有安杏果最後の武道館公演DVDレポと劇場版ゴキゲン帝国のマンスリーレポート


4月17日(火)
『スーパーヒーロートーク@紅鶴 』
場所:なんば紅鶴
開場19:45
開演20:00
料金:1,500円(1drink込)
出演 :にしね・ザ・タイガー ソエジマ隊員 花鳥風月 緒形 縛りやトーマス 茅野みずほ

特撮大好き芸人たちがビルドやルパパトのことを熱く語ったり、ひらパーのヒーローショーに興奮したり、カリスバーにいって楽しんできたり、プレバンで買ったおもちゃを披露したりする愉快な集い。


4月18日(水)
『旧シネマパラダイス』
会場:なんば紅鶴
開場:19:30
開演:20:00
料金:1,000円(1drink&1food込)
映画面白コメンテーター:縛りやトーマス

関西で独自の路線をゆく映画面白コメンテイターによる映画イベント。アカデミー賞受賞『シェイプ・オブ・ウォーター』が素晴らしかったので今回は半魚人映画関連としてタコ男が大暴れする『吸盤男オクトマン』を紹介!造形はアカデミーメイクアップ賞を受賞した辻一弘さんの兄弟子、リック・ベイカーだぞ。



4月21日(土)
『僕の宗教へようこそ第一〇四教義~土曜ロードショー第十八幕』
場所:なんば白鶴
開場:18:30
開演:19:00
料金:1,500円(1drink込)
出演:縛りやトーマス アシスタント・トモ

二か月連続の土曜ロードショー、今回は面白い作品が集まった4月公開映画特集とクレヨンしんちゃんのオトナ帝国とアッパレ戦国大合戦以外の面白い映画の話

  


Posted by 縛りやトーマス at 10:17Comments(0)告知