2018年06月19日

オッサンを勘違いさせるのはヤメロ!『恋は雨上がりのように』



 週刊スピリッツで連載、アニメ化もした恋愛漫画の実写映像化。いつも不機嫌そうな顔で周囲からはクールと言われている女子校生がバイト先のファミレス店長の冴えない中年に恋をする、という昨今問題のありそうな内容のお話だ。

 小松奈菜演じる女子校生、あきらは陸上部の短距離走者として県大会の記録を出すほどだったが、練習中にアキレス腱を切ってしまい、競技から遠ざかる。失意のあきらがファミレスで雨宿りをしていると、店長の近藤(大泉洋)がコーヒーを勧めてくれ、手品でミルクを出してくる。そんなやりとりに淡い恋心を抱いたあきらはその店でバイトを始めるのであった。
 …って絶対にありえないだろ!こんなの!!こんなことで女子校生にモテるのなら、世間の中年男性はモテ放題ではないか。つい最近TOKIOの山口達也が未成年を家に連れ込んで不埒なことをしていて大問題になったり、NEWSの小山メンバーや加藤メンバーが未成年に飲酒をさせて大騒ぎになっていたけれど、あれはオッサンだから問題になってるんですよ。同年代の男が相手だったらそんなに揉めてなかったはず。
 少し前にチョイ悪オヤジブームとかあったけど、すぐに終わったのは仕掛けた方が男、中年男性の側だったからです。いくらカッコつけても女の子から言わせれば「オッサンじゃん!」の一言でおしまい。若い男と争ったら負けるのだ。近藤の魅力は「誠実で真面目で優しい」ぐらいしか見受けられず、そんなもんは何の魅力もない男の最後の拠り所であり、女子が惚れる要素としては弱すぎる。

 それに女子校生の方から中年男性に惚れるという話が純愛として扱われるのはどういうことか。これが逆だったら純愛として扱われるか?キモイと言われて終わりだ。こんな話にしているくせに道徳的な問題を指摘されないよう、近藤はあきらからのラブコールを大人の男として否定する。あきらが自分に恋心を抱くのは中途半端に諦めてしまった陸上への思いが代償行為として自分に向いているだけだと思い、彼女がリハビリして、再び陸上への情熱を取り戻すように応援する。

 じゃあ初めからこんな話作るなよ…

 この映画は誠実で真面目なら若い女子にもモテる!と勘違いする輩を大量に生み出すだろう。やめろ!オッサンはどんなに頑張ってもモテないんだよ!
 それに大泉洋は「冴えない中年男性」にするのは無理がある。充分冴えてるではないか。恋愛映画として成立させるために最低限のカッコよさが必要なのはわかるけど、それって結局人は見た目が9割ってことですか?そうでないというなら温水洋一あたりでやってほしかった
 こんなに罪深い映画も久しぶりだよ。オッサンに余計な夢を見させるのはやめろ。目を覚ませ!



  


Posted by 縛りやトーマス at 01:47Comments(2)映画