2018年06月20日

ストーカーおーにっちゃん逮捕

 ついにその日が来た!あの迷惑ストーカーのおーにっちゃんが警察にストーカー規制法違反で逮捕されたのです。本名を晒されて…

AKB48元メンバー、岩田華怜さんにつきまとい行為 ストーカー規制法違反容疑で42歳男を逮捕
https://www.sankei.com/affairs/news/180619/afr1806190018-n1.html


 おーにっちゃんはこの日、ストーカー規制法違反に関する聴聞会が行われるため警視庁に出頭せよとの通知を受けていました。その数日前(5/31)にホリプロより内容証明(おそらくこの件に関するもの)が届いていました。これは彼が「相思相愛」と言い張りストーキングしていた元AKB48の岩田華怜さんが出演する舞台に関する問い合わせについてのホリプロからの回答だったのですが、そんな問い合わせは身に覚えがない、というおーにっちゃんは内容証明の受け取りを拒否。これは5ちゃんねるでおーにっちゃんの動向をチェックしているウォッチャーによるなりすまし説が濃厚だったのですが、都合の悪いことは知らんぷりする性格のおーにっちゃんが自分で問い合わせしたのに忘れている可能性も捨てきれません。
 
 これを受けて6/8に秋葉原のAKB劇場で公演をロビー観覧していた(そう、彼はストーカーの分際で劇場のロビー観覧はしょうっちゅう参加していたのです)おーにっちゃんは警視庁の生活安全課の人間3人に取り囲まれ、聴聞会の通知書を渡されます。「通常は聴聞って、容疑を持たれた者の言い分を聞くためにあるはず」とまたまた自分の都合のいいように解釈する彼は不満タラタラの様子で、かつて「自分と岩田華怜は相思相愛なのに事務所が二人の仲を引き裂いている」という主張の元、起こした裁判の結審日に「どうせ恣意的な結論がでるから」と裁判所に行かなかった過去があるので、どうせ今回もトンズラを決め込むだろうと思われましたが当日、警視庁に姿を現したのです。

https://twitter.com/kthid/status/1008923314276843520
https://twitter.com/kthid/status/1008926989024034816

 警視庁にやってきた彼をビデオカメラで撮影する者がおり、これを独自の理論で公安警察呼ばわりしていていました。彼は警視庁に呼び出されたのち、逮捕。逮捕の一部始終はフジテレビの『直撃LIVE グッディ!』のカメラに収められていました。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00394637.html

 そう、彼が公安呼ばわりしていたのはグッディ!のスタッフだったのです。何が公安だ(笑)。都合の悪いことはすべて「公安のしわざ」にしていた彼ですが、まったくのデタラメだったことが判明しましたね。ちなみに僕も「あいつは公安から金をもらっている」と言われたことがあります(笑)。

 念願の全国ニュースデビューできた彼は嬉しそうにニヤニヤしながら連行されていました。よく犯人が護送、連行されている時にカメラに向かってニヤニヤする様子が写されて「逮捕されてるのになんでニヤニヤしているんだ?」と思われがちですが、ああいう犯罪者は現実を認識できていないケースが多々あり、「まるでテレビでよく見る光景だなあ」と他人事のように思ってなんだかおかしくなってつい笑ってしまうという話を聞いたことがあるので、おーにっちゃんもその類でしょう。留置所に入っている今でも自分に何が起こっているのかよくわかっていないことでしょう。


 逮捕について被害者の岩田華怜さんは以下のツイートを投稿。

岩田華怜
@karen0513_

お騒がせしています。そして今までご迷惑をおかけした全ての人に心からの謝罪申し上げます。一緒に闘ってくれたファンのみんな、苦しい思いをさせたね。それでも一緒にいてくれてありがとう。私は大丈夫です。これでこの件が終わりになることを切に祈ります。

https://twitter.com/karen0513_/status/1008998584899915777

 5年間もストーカーされて苦しんだ被害者なのに、なんで彼女が謝罪しなければならないのでしょう?彼女は15歳の頃(平成23年10月)に握手会で容疑者(ついに彼を容疑者として呼ぶことができる日が来るとは)からプロポーズされ、ショックを受けた彼女は「ホントそういうのやめてください。迷惑なんで…」と握手会レーンからおーにっちゃんを追い出し、以後AKSから握手会への出禁が通告。おーにっちゃんは「AKSが自分と会わないことを彼女に強制させている」と斜め上の発想でAKSを提訴したのでした。

 おーにっちゃんというのは岩田華怜さんが彼につけたニックネームでそれに舞い上がった彼はファンレターを送り、その中に「俺の言う通りにすれば成功する」というアドバイス(?)をし始める。翌平成24年3月ごろから彼に対する対応はぞんざいになり、ファンとメンバーがネット上で対話できるGoogle+でもアクセスブロックされてしまう。彼女と仲が良いメンバーの田野優花にもアクセスブロックされ、そのことを握手会で「ファンに対して表現をするべきアイドルが,まず自分が思うことを表現もせずに,一方的にアクセスブロックするとは問題であると思う」と,握手券5枚(約50秒)を用いた握手にて静かに言ったところ彼女は泣きだし、それを見ていたファンからおーにっちゃんが取り囲まれるという事態に。

 以降、東京高裁までいった裁判でも敗訴を経て、彼はストーカーへの道をまっしぐら。握手会では会えないからと、イベントのため新幹線に乗る彼女のスケジュールを把握し、なんと新幹線車内に乗り込んで会わせろといいスタッフと押し問答。そのことを逆恨みして彼女の母親に危害を加えてやりたいという殺害予告をネットに書き込み、ストーカー行為に対する警告書を受け取るハメに。

 岩田華怜は平成28年に念願だったミュージカル・舞台に挑戦するためAKBを卒業。その後に行われたファン限定のイベントでオフレコ発言としておーにっちゃんにストーカーされたことでAKBのスタッフから「勘違いさせるような態度を取ったのが悪いのではないか」と言われたことを告白したという。
 彼女を追い詰めているとはまったく思っていないおーにっちゃんはその後も握手会がダメならばとカレンダー、DVD発売のイベントに押しかけようとしたり、彼女が出演する舞台の劇場に現れたりと迷惑をかけまくり今回の逮捕に至ったのです。

 今回の件で信じがたいのが警察の腰砕けな対応です。警告書を受け取ってから2年は経ってるのにその間警告書を無視してつきまといを続けるおーにっちゃんを放置していたのはなぜ?やりたい放題していても何も罰がないのだからそりゃあ調子に乗るよね。毎年のようにストーカー被害が報告されているのにこれじゃ警察は真面目にストーカー問題に取り組む気がないと思われてもしょうがない。

 この逮捕で一定の区切りがついたと言えますが問題はこの後のような気がする。初犯だから罰金100万、懲役一年止まりでしょう。でも彼は明らかに精神面に問題を抱えているので、しかるべき施設で治療が必要だと思うのですがねえ。最近、外国の刑務所は更生を目的としたプログラムを導入して再犯率の低下に成功しているそうですがアメリカや日本は罰則を与えることだけを重視しているので再犯率が高いといいます。おーにっちゃんだってよっぽどのことがない限り反省なんかしないと断言できる(これまでの言動を見る限り)。

 本当、ファンだというなら応援する対象に迷惑をかけるのだけはやめて欲しいものです。




  


2018年06月19日

オッサンを勘違いさせるのはヤメロ!『恋は雨上がりのように』



 週刊スピリッツで連載、アニメ化もした恋愛漫画の実写映像化。いつも不機嫌そうな顔で周囲からはクールと言われている女子校生がバイト先のファミレス店長の冴えない中年に恋をする、という昨今問題のありそうな内容のお話だ。

 小松奈菜演じる女子校生、あきらは陸上部の短距離走者として県大会の記録を出すほどだったが、練習中にアキレス腱を切ってしまい、競技から遠ざかる。失意のあきらがファミレスで雨宿りをしていると、店長の近藤(大泉洋)がコーヒーを勧めてくれ、手品でミルクを出してくる。そんなやりとりに淡い恋心を抱いたあきらはその店でバイトを始めるのであった。
 …って絶対にありえないだろ!こんなの!!こんなことで女子校生にモテるのなら、世間の中年男性はモテ放題ではないか。つい最近TOKIOの山口達也が未成年を家に連れ込んで不埒なことをしていて大問題になったり、NEWSの小山メンバーや加藤メンバーが未成年に飲酒をさせて大騒ぎになっていたけれど、あれはオッサンだから問題になってるんですよ。同年代の男が相手だったらそんなに揉めてなかったはず。
 少し前にチョイ悪オヤジブームとかあったけど、すぐに終わったのは仕掛けた方が男、中年男性の側だったからです。いくらカッコつけても女の子から言わせれば「オッサンじゃん!」の一言でおしまい。若い男と争ったら負けるのだ。近藤の魅力は「誠実で真面目で優しい」ぐらいしか見受けられず、そんなもんは何の魅力もない男の最後の拠り所であり、女子が惚れる要素としては弱すぎる。

 それに女子校生の方から中年男性に惚れるという話が純愛として扱われるのはどういうことか。これが逆だったら純愛として扱われるか?キモイと言われて終わりだ。こんな話にしているくせに道徳的な問題を指摘されないよう、近藤はあきらからのラブコールを大人の男として否定する。あきらが自分に恋心を抱くのは中途半端に諦めてしまった陸上への思いが代償行為として自分に向いているだけだと思い、彼女がリハビリして、再び陸上への情熱を取り戻すように応援する。

 じゃあ初めからこんな話作るなよ…

 この映画は誠実で真面目なら若い女子にもモテる!と勘違いする輩を大量に生み出すだろう。やめろ!オッサンはどんなに頑張ってもモテないんだよ!
 それに大泉洋は「冴えない中年男性」にするのは無理がある。充分冴えてるではないか。恋愛映画として成立させるために最低限のカッコよさが必要なのはわかるけど、それって結局人は見た目が9割ってことですか?そうでないというなら温水洋一あたりでやってほしかった
 こんなに罪深い映画も久しぶりだよ。オッサンに余計な夢を見させるのはやめろ。目を覚ませ!



  


Posted by 縛りやトーマス at 01:47Comments(1)映画

2018年06月18日

俺がドン・キホーテだ

 テリー・ギリアム監督の最新作として公開が予定されていたThe Man Who Killed Don Quixote(ドン・キホーテを殺した男)の上映が延期される可能性が出てきた。映画のプロデューサーとの間で権利をめぐるトラブルが発生しており、結果パリの裁判所が権利はプロデューサーであるパウロ・ブランコにあるという判決を下した。

テリー・ギリアム、『ドン・キホーテを殺した男』裁判で敗訴 ― 映画の権利認められず、各国での公開が不透明に
https://theriver.jp/don-quixote-rights-loss/

 映画『ドン・キホーテを殺した男』は2000年に50億円のビッグ・プロジェクトとしてスタートしたが予算と撮影日数不足、ロケ地のトラブル、ドンキホーテ役のジャン・ロシュフォールがヘルニアでダウンといった条件が重なって制作が中止に追い込まれてしまった。そのドタバタぶりは『ロスト・イン・ラ・マンチャ』というドキュメンタリー映画にまとめられた。大金積んで呼ばれた(であろう)ジョニー・デップが事の深刻さがわからないままニコニコ笑顔で現場にやってくる様子は笑えてしまう。その後ギリアムは低予算で映画を作らざるを得なかった。
 そんなギリアムが19年越しの執念の末、完成させた映画なのにまたまたトラブルですんなり上映することができないなんて…まさに本人がドン・キホーテと化しているギリアム監督。お願いだから上映させてあげて!




  


Posted by 縛りやトーマス at 14:01Comments(0)映画

2018年06月17日

僕らのスーパー玉手ライフ

 映画『万引き家族』で描かれているような働けど働けど抜け出せない貧困の沼にいる僕にとって大阪の24時間営業激 安店スーパー玉手。食材の安価ぶりでは他に並ぶもののない激 安商売で底辺生活者のセーフティーネットとなっていたスーパー玉手がなんとスーパー事業を売却するというのです。

大阪・西成に1号店、激 安「玉出」スーパー事業売却へ 鶏卵大手「イセ食品」系列企業に
https://www.sankei.com/west/news/180615/wst1806150061-n1.html

 大阪府を中心に(兵庫県に数店舗ある)45店舗を構えるスーパー玉手ですが、最近は閉鎖する店が相次ぎ苦戦が伝わっていたので売却もやむなしか。玉手HDは他にもひまわりという喫茶店や不動 産もやってるのでそちらの方は好調なのかも。
 スーパー事業は継続するそうなので一安心。けれど24時間営業などは見直すかも?とのことでそりゃ困るなあ。朝の4時とかに行っても細かく震えてる爺さんがレジに立ってたりするのが玉手のいいところなのに。以下僕の好きな玉手のいいところを抜粋。

・夏にカブトムシを売っていた(飼育用か、食用かわからず)
・店で買った弁当を外に出たところで食べるセルフイートインする客
・謎の商品名

・売れ残った総菜が翌日の弁当のおかずに入れられる
・鮮魚類の売り方が雑

・前田社長の部屋に全店舗の様子を一覧できるモニタがあり、サボっている店員を社長が一喝(『魔法のレストラン』にて美談として放送された)

 こんな素晴らしいスーパーの良さが売却されることで無くなってしまうかも知れないのです!イセ食品さんには玉手クオリティを守ったまま営業を続けるようお願いします。


  


Posted by 縛りやトーマス at 10:49Comments(0)日記食べ物

2018年06月16日

インスタ巨チン軍

 プロ野球交流戦もまもなく終了、そしてワールドカップ開幕という野球ファンにとって谷間の時期。憂鬱な気分を吹っ飛ばすネタが投下されました。


巨人の河野元貴と篠原慎平 美女2人と「全裸パーティ」の動画騒動
http://news.livedoor.com/article/detail/14867050/

 読売ジャイアンツの若手捕手、河野と投手、篠原が美女二人とパーティーを開催。その席で全裸になり、女性用の下着をつけて大いに盛り上がってる様子を自身のインスタにストーリー公開してしまったのです。

 誘われた美女二人が週刊誌に売るまでもなく、自ら局部公開したという。男らしい!(そうじゃない)所属するジャイアンツは現在交流戦の成績7勝8敗というヘナチョコぶりで若手が己の巨チンを公開してる場合じゃないだろうと。

 とはいえJ事務所の連中みたいに未成年相手に飲酒勧めたり、狼藉を働いたわけでもないので罪は軽い気もしますな。せいぜいが自身の股間を晒して「女性をひどい目に遭わせなかったのはさすが球界の紳士だな」と言われるぐらいですからね。充分恥ずかしいわ!

 かつて「侍が欲しい!」と漏らしていた川上哲治(『侍ジャイアンツ』)ですが、股間をバンババーンと晒していた両名を「きちんとした理論でははかりきれない(股間の)ハミダシ野郎」と評して絶賛するかもしれないぜ。





  


Posted by 縛りやトーマス at 00:14Comments(0)野球ネット

2018年06月14日

あんたも痴人の愛『ファントム・スレッド』



 第90回アカデミー賞で6部門ノミネート、衣装デザイン賞を受賞。1950年代のイギリス・ロンドン。オートクチュールの仕立て屋、レイノルズ・ウッドコック(木彫りの張り型、というひどい名前)は交際していた女性にふられた後、街をうろつき偶然入ったカフェのウェイトレス、アルマ(ヴィッキー・クリープス)と恋に落ちる。アルマを強引に家まで連れてくるのであった。
 相手が有名なレイノルズだと知ったアルマは底辺の生活から脱出できると有頂天。しかしレイノルズのもとで暮らし始めた彼女を待っていたのは抑圧と隷属の日々だった。朝早くたたき起こされ「服を脱げ!」と言われて寸法を測られる。

「君のプロポーションは僕の理想のドレスにピッタリなんだ!」

 なんとレイノルズはアルマをドレスの寸法を測るためのマネキンにしたいだけだった!レイノルズは日常生活のすべてが完璧に整っていないと癇癪を起す。庶民のアルマのテーブルマナーはひどく、食器をガチャガチャと鳴らし、トーストを音を立てて食べる。「もう少し静かにできないのか!」と怒りだすレイノルズは「今日一日台無しだ!」とへそを曲げる。ウッドコック家ではレイノルズに気持ちよく仕事をしてもらうために主でありマネージャーでもある姉のシリル(レスリー・マンヴィル)、メイドたちが気を遣うい、ルーティンワークを守らせる。何人もの女性と噂がありながら結婚したことが一度もないし、ドレスには亡くなった母親をイメージしていると。気難しくて癇癪もちでマザコンで仕事のことしか考えてない人間じゃあねえ…
 しかし世の女性たちがレイノルズの仕立てたドレスを着ることを憧れている様子を見、そのレイノルズの恋人だというアルマは優越感を覚える。だがレイノルズに従属するだけの日々は御免だとアルマは彼を自分のものにするため、ある策略を巡らせる。

 それは毒キノコを彼に食わせることだった。細かく削って粉末にした毒キノコを料理に混ぜる。当然レイノルズは仕事の途中でぶっ倒れる。それを熱心に看病するアルマ(?)。母親の幽霊の幻影まで見るほど衰弱するが、アルマの献身によって体調を取り戻したレイノルズは「君なしじゃいられない!結婚しよう!」

 結婚が決まったアルマは食器を鳴らし、トーストを思いきりかじって食べ、紅茶を入れる時にわざわざ高いところから瀧のように注ぐ(『相棒』で右京さんがやってるアレ)。丁寧に最後の一滴を3回に分けて。わざと相手を苛つかせる行動を取る彼女にレイノルズは何も言えない。何かいえば彼女を失ってしまうかもしれないから…
 それでも諍いを起こす二人。アルマは再び料理に毒キノコを混ぜる。今度はオムレツに!なんとレイノルズも毒キノコに気付いていながらそれを食う!彼女を失いたくないから!


 まるで谷崎潤一郎の『痴人の愛』みたいな話だ。世界三大映画祭を制した天才ポール・トーマス・アンダーソンだから谷崎も読んでいたのかもしれない。
 レイノルズを演じたダニエル・デイ=ルイスもアカデミー主演男優賞を3度受賞したことがある天才なので痴れ者の愛に惹かれあったのだろうか。デイ=ルイスは本作を最後に引退を宣言している。今までは『ギャング・オブ・ニューヨーク』とか『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などブチ切れて人を殴り殺す役ばかりやっていた彼が正反対の役で引退とは…ひょっとしたらそんな女性と交際しているのか?
 


  


Posted by 縛りやトーマス at 09:28Comments(0)映画

2018年06月12日

子供の幸せ『ゴーン・ベイビー・ゴーン』

 第71回カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した『万引き家族』には胸を打たれた。一見普通ではない、血縁関係のない家族が血縁関係のある普通の家族よりも温かい、という話で終盤、普通でないことを説教する警察官の高良健吾と池脇千鶴の言葉はまったくもって正しいのだが、正しさ故に家族の心にまったく響かないというのを見て「普通がそんなにいいのか、普通って何?」と思わされた。そして『万引き家族』を見ながら思い浮かべたのが『ゴーン・ベイビー・ゴーン』(2007)だ。
※以下ネタバレしていますのでご注意ください。




 デニス・ルへインの『私立探偵パトリック&アンジー』シリーズの第4弾でベン・アフレックの初監督作品だ。ボストンの街で4歳の少女アマンダが誘拐され、行方不明になる。アマンダの母へリーン(エイミー・ライアン)が目を離した隙にいなくなってしまったのだという。誘拐事件にマスコミが飛びつく中、警察の捜査に進展がないことにいら立ってアマンダの叔母ベアトリス(エイミー・マディガン)は地元に詳しい私立探偵のパトリック(ベン・アフレックの弟、ケイシー・アフレック)と相棒のアンジー(ミシェル・モナハン)にアマンダの捜索を依頼する。

 へリーンは目を離したどころか、子供を置いて男友達のところに行っていたのだ。おまけにドラッグ中毒のへリーンはヤクの売人チーズ(エディ・ガテギ)の運び屋もやっていた。そんなゴタゴタを知っている警察署長のジャック・ドイル(モーガン・フリーマン)ははじめからへリーンのDVを疑っており、警察はアマンダがもう生きていないと決めつけている。ジャックはベテランの刑事レミー(エド・ハリス)とニック(ジョン・アシュトン)をパトリックにつけてやるが、彼らも真面目に捜査しないし、アンジーも「ゴミ箱に捨てられた子供の死体は見たくない」と乗り気でない。

 パトリックはボストンの地元仲間を使って情報を集め、チーズが誘拐の主犯と断定する。身代金と交換でアマンダを渡すようにいう。チーズは白を切るが数日後に引き渡しを指示。レミー、ニックとともに引き渡し現場に行くも予想外のゴタゴタが起き、チーズは誤射され死亡、アマンダは池に落ちて死体は上がらなかった。

 最悪の結末を迎えた事件だったがパトリックはさらに別の幼児誘拐事件に首を突っ込み、そちらも最悪の結末を迎えてしまう。だが、パトリックはついにアマンダ誘拐事件の真相にたどり着く。


 アマンダはそもそも誘拐されていなかった。へリーンに母親の資格がないと思った人物が信用のおける人間にアマンダを預けて育ててもらおうとしたのだ。


 『万引き家族』では父親のリリー・フランキーが家に帰る途中で団地の廊下でポツンとしている女の子を連れてくる。妻の安藤サクラが女の子を家に帰そうとするが、夫婦が激しく罵り合っているのを聞き、「産みたくて産んだんじゃない」と女の子の母親(片山萌美)が叫んでいるのを耳にし、女の子をそのまま連れて帰る。
 二か月後、女の子の家を訪れた児童福祉相談所の職員が女の子が家にいないのをおかしく思い警察に相談して行方不明扱いになる。リリーや安藤サクラたちの家族は女の子をゆりと呼んで家族同然に暮らす。二か月間も子供を放り出しておくような親のところにいるより偽物の家族のところにいる方が幸せだ、というわけ。


 アマンダを引き取った人物は「あんな母親がまともに子供を育てられると思うか?」といい、この国では親権を主張されれば虐待されている子供を親から引き離すことすらできないと。アンジーもアマンダはこのまま愛情のある人間の元で暮らす方が幸せだと言い出す。悩んだ末、パトリックは警察にすべてを話す。子供が帰ってくれば、母親はきっと変わる、と信じて。


 アマンダが無事、自分の元に帰ってきたヘリーンは…何も変わらなかった。男をつくって遊びに出かけるヘリーンは様子を見に来たパトリックを歓迎し、ベビーシッターが来るまでアマンダを見ていてくれといって出かけてしまう。ひとり寂しそうにテレビを見ているアマンダのソファの隣にパトリックは腰を下ろす。アンジーは荷物をまとめてでていってしまった。
 ルへインの原作小説のタイトルは『愛しきものはすべて去りゆく』だ。

  


Posted by 縛りやトーマス at 18:54Comments(0)レンタル映画館

2018年06月11日

今、飲酒できるアイドル

 アイドルが酒場のママに扮する『週プレ酒場』が二年目を迎え、記念グラビアとしてRaMuと長澤茉里奈が登場。公開された2ショットがこちら。



 両名ともに20歳過ぎてるのですが、なんだろうこの溢れる違法感。右の長澤茉里奈ちゃんは普段からビールを飲んでる画像をSNSにアップしまくっているので、そのうち垢BANされないか不安。



 小山メンバーや加藤メンバーも彼女を呼んでおけば騒動にならずに済んだのに。未成年に酒飲ますぐらいなら自分が飲むタイプの僕もまりちゅうならおごってあげたい。ガンガン飲ませたい。でも僕はビールが苦手なので飲み負けると思う。





  


Posted by 縛りやトーマス at 23:10Comments(0)アイドル

2018年06月09日

帰ってきたけいおん!

 今季放送のアニメは『銀河英雄伝説』『ゲゲゲの鬼太郎』『キャプテン翼』『キューティーハニー』『カードキャプターさくら』『フルメタル・パニック!』『イナズマイレブン』と今は本当に2018年なのかと疑わしくなっているのですが、漫画雑誌の方でも過去作品の復活があるようです。

あの作品の続編が遂に登場! 「けいおん!Shuffle」(かきふらい)が表紙&巻頭カラーを飾ります! 今度の主役はドラム担当!?
http://www.dokidokivisual.com/magazine/kirara/




 来月発売のまんがタイムきらら本誌にて『けいおん!』の新作が連載開始!誌面に「連載開始から10年」とあってもうそんなになるんだなあ…と(連載終了からは6年)。もはや若者に縞々パンツや、うんたんの話をしても通用せず、「バンドのアニメと言えば?」に今時のアニヲタは『バンドリ!』『天使の3P!』『風夏』と答えるのでしょう?これに『けいおん!』『Angel Beats!』『マクロス7』などとうっかり答えた日には老害扱いです。

 すでに『けいおん!』ブームも過ぎ去りしつつあるのに、なぜに今更復活するのか。きらら本誌は過去にアニメ化された『三者三葉』『ゆゆ式』『あっちこっち』『スロウスタート』、『うらら迷路帖』『城下町のダンデライオン』の系列誌からの移籍作品が人気連載なんだけど、他には『こはる日和。』、川井マコトの『甘えたい日はそばにいて。』あたりのアニメ化待ち作品以外はパッとしてなくて起爆剤となる新連載が欲しかったのか。
 作者のかきふらい先生も『けいおん!』しかないし、別名義でやっていたとされる『あくまでじょし』も休載続きで完全に煮詰まっており、リフレッシュとして『けいおん!』のリスタートはありかも。

 当時のポスト・涼宮ハルヒの憂鬱として一般社会に浸透するほどのブームを経験したリアルタイム世代の僕は原作漫画はおいといて、3期アニメ化に早くも期待したいぜ!!




  


Posted by 縛りやトーマス at 13:31Comments(0)アニメ漫画けいおん!

2018年06月06日

二次絵で我慢しろよ

 pixivの代表取締役だった永田氏の代表取締役交代が発表された。


代表取締役交代について
https://www.pixiv.co.jp/news/information/article/6273/

>弊社代表取締役である永田及び弊社らに対する現在係争中の訴訟に関する件がインターネット上等に掲載されていることにつきまして、ユーザーの皆様及び取引先の皆様にはご心配をお掛けしておりまして誠に申し訳ございません。

>永田より、現在の状況では代表取締役としての職責を果たすことが困難であることを理由に、弊社及び子会社の代表取締役及び取締役辞任の申し入れがあり、弊社取締役会にてこれを受理しました。


 永田氏は自身がプロデューサーを務めていたアイドルグループ『虹のコンキスタドール』の元メンバーがアイドルとアルバイトの両立に苦しんでいる時に「アルバイトを紹介してやる」といって彼女を呼び出して全身マッ サージを強要。一時間5000円という今時自動車工場で働く外国人労働者でもやらないような激 安価格でコキ使い(文字通り)、旅行先に連れ出しては同室に宿泊し、脱衣所を盗撮していたという鬼畜変態セクハラ野郎。元メンバーは逆らうと何をされるかわからないという恐怖から従っていたというのです。結局元メンバーはこのセクハラを訴えたのですが、和解案を提示した後に名誉棄損で元メンバーを訴えるのでした。ほとんど恫喝訴訟じゃないのか!

 コンキスタドールとはスペイン語で「征服者」の意味であるという。永田氏は文字通りの征服者としてフランコ将軍ばりにメンバーの上に君臨した。Metoo問題が話題になる中、ハリウッドの大物プロデューサー、ワインスタインですら逮捕されているのに、日本はどうしようもないなと思っていたらこの度のpixiv代表取締役辞任という流れに、正義はまだあった!と胸をなでおろしましたが、裁判で実刑を食らわないことには納得いきませんな。

 大体、二次絵を商売にしている人間が三次元女子に手を出しているのが理解できない。二次エロ絵でコイとけや永田。
 こんな状況の元で健気に活動を続けている他のメンバーがかわいそう。



  


Posted by 縛りやトーマス at 15:25Comments(0)アイドル日本のとんでも事件