2018年12月31日

理想の漫画実写映画第二弾『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』



 美少女オカルト麻雀青春物語という、ジャンル付けが不可能な小林立の漫画『阿知賀編 episode of side-A』の実写化作品。
 前作『咲-Saki-』でも徹底された「漫画のビジュアルを極限まで再現する」スタイルは本作でも採用。



 麻雀するときになぜかボウリングのグローブをはめる鷺森灼役のエビ中、中山莉子も衣装からして完全に再現。



 登場時に髪が浮いている、大星淡役の志田友美なども完全に再現。もちろん動いてるときに髪は浮きませんが…


漫画でもおなじみ、雀卓を左手で抑え込んで、右手で気流を起こしながらツモ上がる宮永照(浜辺美波)の必殺技もこの通り再現だ

 他にも「三順先の手が見える」とか「副将が自らに飜数の縛りをかけてその飜数以上で和了ると次に打つ大賞が同じ局で倍の飜数で和了れるというリザベーション」

リザベーションを使うと鎖に両手を縛られるのだ(?)

 などもちゃんと再現されてます。もはや麻雀ではない、能力者同士のバトルものじゃないか!っていわれても、そういう原作の実写化なんで。

 主役クラス以外の脇役のように見える登場人物にも、それぞれの物語があるのが原作漫画の特徴なんですが、実写版も阿知賀監督・赤土と小鍛治プロの関係や千里山女子の園城寺怜と清水谷竜華の本作もっとも百合な関係を限りなく描き切っていたのは特筆に値する。

 原作漫画は10代女子の群像劇で、邦画ではリアルな10代ではない役者を起用することが多いが、本作はあくまで同年代もしくはそれに近いキャスティングをして、前述したビジュアルを完全に再現、その上で演技力よりも10代女子の瑞々しさと百合関係を仄かに匂わせた友情物語を強調してつくられたことがファンも納得できる作品になっている部分ではないでしょうか。

  前作同様、これぞ理想的な漫画実写映画の指標として記録に残したい作品です。

  


Posted by 縛りやトーマス at 17:29Comments(0)映画漫画レンタル映画館

2018年12月31日

ゆく桃くる桃 第2回ももいろ歌合戦 総合司会変更

 大晦日はいよいよももクロの年越しライブ『ゆく桃くる桃 ~第2回 ももいろ歌合戦~』が開催される。が、直前になってまさかの大アクシデント発生です。

千鳥ノブ、31日のももクロライブ司会に急きょ抜てき「とんだ誕生日プレゼント」
https://www.oricon.co.jp/news/2126740/full/?utm_source=Twitter&utm_medium=social&ref_cd=tw

 毎回司会を務めている東京03飯塚悟志がまさかのインフル発症。なので当日チョイ役で出演予定だった千鳥・ノブが大抜擢。とはいえ、ノブさんは『ももいろ歌合戦』の司会やってたし、モノノフだから大丈夫でしょう!(このモノノフだから大丈夫、という謎の信頼感)相方の大悟はももクロにはなんの興味もなくて、ももクロChan出演時に「振るな!俺に!」の名言を残してますけど。

 本家紅白よりも豪華で面白い『ゆく桃くる桃 ~第2回 ももいろ歌合戦~』は当日19時よりAbemaTVで完全生放送!

https://abema.tv/channels/special-plus/slots/9MiUg7Z1Kk2C2b




  


Posted by 縛りやトーマス at 00:45Comments(0)ももいろクローバー行く年来る年

2018年12月30日

改名カルキン

 この間、クリスマスでしたが、この時期に見る映画といえば『ホーム・アローン』ですね。パート2にはあのトランプ大統領も出ているので話題性もバッチリです。
 その『ホーム・アローン』に主演したマコーレー・カルキン君はその後あっという間に人気凋落し、ストリップ・バーでダンサーの胸元にドル札を突っ込むなどイメージを粉々にするスキャンダルばかりが目立つようになり、「堕ちた元子役」「アメリカのケーキ屋ケンちゃん」と呼ばれるように(何処で)。
 そんなカルキンがイメージを払拭すべく、改名することに。

マコーレー・カルキンがついに改名!正式決定した「新たな名前」は?
https://front-row.jp/_ct/17238987

 新しい名前はマコーレー・マコーレー・カルキン・カルキンに。
 言い難いし、これじゃあ結局マコーレー・カルキンって呼ばれるようになるんじゃない?なんか石森章太郎から石ノ森章太郎に表記が変わった、ぐらいの。全然違う名前にするのかと思ったら…マコーレー・カルキンの名前を忘れないでくれ、という心の叫びが聞こえてくる。プリンスが「かつてプリンスと呼ばれたアーティスト」としても長すぎるから「元プリンス」呼ばわりした、みたいなことになりそうな。
 能年玲奈が「のん」にしたようにカルキンも「マン」とかにするのはどう?


大人になって『ホーム・アローン』のセルフパロディをするカルキン

  


Posted by 縛りやトーマス at 08:21Comments(0)映画ハリウッド・スキャンダル

2018年12月28日

史上最低映画とはこれだ『魔の巣』

 史上最高の映画は何?というのは映画ファンにとって永遠の命題だ。でも好きなものの頂点はそんなに悩まないだろう。僕なら『タクシードライバー』、『博士の異常な愛情』か。邦画なら『恐怖奇形人間』、『ゆきゆきて、神軍』ってところかな。あ、『太陽を盗んだ男』もいいなあ…って全然決められてないやろ。

 では史上最低の映画は?

 以前『死霊の盆踊り』を見たときは退屈のあまり死にたくなった。男女が墓場に迷い込んで女のストリップを見せ続けさせられるという脈略もへったくれもない物語は史上最低にふさわしい。“史上最低の映画監督”として名の知られたエド・ウッドの作品群でもマシな方の『プラン9・フロム・アウタースペース』も確かにひどい。これは「最低映画とはなにか?」を教えてくれる教科書だ。夜の場面が切り返しで突然昼になったり、車が右から走って左に消えていくシーンが何度も使いまわされ、墓場で死体役のおじさんがただ寝てるだけなので、死体役にも演技指導、演出が必要だということを初めて知ったり、「愚か者め!バーカ!バーカ!」という常軌を逸したセリフ…最低映画に必要なものと最低映画にしないためのものはすべて入っていた。『吸盤男オクトマン』は肝心のモンスター、オクトマンの造形がしょぼすぎて腰が砕ける。タコが二足歩行で歩くようにしてあるので、着ぐるみの長い脚は半分にまで手が届かず、そこから先がしおれて垂れ下がってる(笑)。動きもスローモーなので全力で走ったら逃げられるし。バスの中で待ち伏せてるのもどうやって入ったんだ…『ロボット・モンスター』はゴリラの着ぐるみにヘルメットかぶせたやつを侵略宇宙人の手先のモンスターと言い張ってた。こいつも動きが遅い。

 とまあ、最低映画にも候補作がいっぱいあるんだけど、飛び切りの最低映画として君臨しているのが『魔の巣(MANOS: THE HANDS OF FATE)』(1966)。



 アメリカのクソSF映画やゴミ怪獣映画を専門で紹介する番組『ミステリー・サイエンス・シアター3000』で「これに比べたら『プラン9・フロム・アウタースペース』が『市民ケーン』に見える!」とまで言われた最低の中の最低、チャンピオンだ。世界中の映画が集まるデータベース、IMDbの投票で10点満点中評価1.5で何十年もの間ワースト1に君臨していた。

 監督は肥料のセールスマンやってたハロルド・P・ウォーレン。彼は制作・脚本まで手がけたのでほとんど彼の自主映画である。
 冒頭、娘のデビーを連れたマイクとマーガレットの夫婦がドライブ中道に迷って延々と田舎道を走っていくところでもうダメ(笑)退屈すぎて死にそう。夫婦が子供と歌を歌うんだけど、これ、『ダーティーハリー』でスコルピオがバスジャックしたときの「漕げ漕げ漕げよ~ボート漕げよ~ランランランラン~川下り~」の歌だ。歌わないとお前たちのママはみんな殺してやるからな!こんな歌ではじまるなんて、不穏な感じがしますね。

オープンカーでいちゃついているカップルの真横を駆け抜けていくと、「この先には何もないのに」なんていわれます。このカップルは昼間堂々と外でいちゃついているので、通りすがりの警官に「よそでやれ」と追い払われる。
 家族の車はやがて一軒の家に。とりあえずこの家に泊めてもらおうとするのですが、門番をしている足の悪い男、トーゴは「ご主人様のゆるしがなきゃ泊められない」しかしマーガレット(ダイアン・マーリー、この人がゴミ映画にふさわしくない美女で映画唯一の見どころ)を嘗め回すように見て、「でもご主人様はあんたを気に入るよ」

 家には青白い顔をした男の肖像画があり、「この人がご主人様かい?挨拶したいんだが」とたずねるとトーゴは「ご主人様はこの世を遠く離れた」「でもいつも一緒なんだ」と意味不明なことをいうので家族は不安に。やがて夜になり、連れてきた飼い犬が何者かにかみ殺され、止めていた車は動かなくなる。子供がいつの間にかいなくなる…というか、お父さんお母さんが部屋でしゃべっているときにその後ろを無言で移動して、次の瞬間に「あの子がいないわ!」今後ろを通ったやろ!デビーは別の部屋に入ったのに見つけたときはなぜか外にいて(位置関係がまるでわからない)、肖像画に描かれたデカい犬を連れていた。デビーは飼い犬がいなくなったので代わりにデカい犬の方を連れてきた、というのもよくわからん。飼い犬は小型犬なんだけど…女の子は「たくさんの人がいる場所に犬がいた」と。たくさんの人?この家にはトーゴ以外にも人がいるのか?

 怖くなった夫婦は逃げ出そうとするも車は動かない。田舎で撮影しているせいか、カメラの前を蛾や虫が飛び交うのだが、一切カットしない!外に飛び出した夫はトーゴに殴られてものすご~い時間をかけて、後ろ手にされて木に括られる。部屋に鍵をかけてまってろ、すぐにここを出発するから、と言われた奥さんはなぜか服を脱いでシュミーズ一枚で寝る用意を始める。

 そのころ、家のどこかにある薄暗い部屋では眠りについていたご主人様が目覚める。一方、オープンカーのカップルは夜なのにまだいちゃついていて、警官に「またお前らか」(笑)カップルは「俺たちよりほかのやつを取り締まれよ。砂漠にいったやつとか」とへたくそな伏線を張りにくる。
 ご主人様はマノスという邪教の神(マノスはスペイン語で手の意味)をよみがえらせようとしているようで、「時は来た!」と眠っていた妻たちも目覚めさせる。この妻たちは家族3人をどうするかで喧々諤々に。

妻A「男のいけにえは構わないわ。でも子供は…」
妻B「女だけでいいわ。他はみな死ねばいい」「全員よ。正直女もいらないわ」
妻C「子供は女よ。あの子は死なせてはだめよ。女になるのよ」
妻D「死ぬべきよ」

 ご主人様はずっとこのやりとりでポツンと座った状態で聞いてるのだけど、立ち上がって「もういい!こんな戯言はたくさんだ!」ってこっちのセリフだよ!この妻たちのやりとり、何の意味があるのかさっぱりわからない。ご主人様は「そんなことをいうならお前はもう終わりだ」と宣言するも「やれるものならやってみればいいわ」とまるで相手にされてない(笑)ご主人様は偉いのか、偉くないのかどっちなんだ。

 この後妻たちは家族をどうするかを巡って争いに。砂場で突然はじまるキャットファイト!馬乗りになってペチペチ顔をひっぱたいたり、つかみ合いをする(じゃれあってるようにしか見えない)。これじゃまるで『死霊の盆踊り』だ!このキャットファイトシーンも延々と続くのでもう限界。
 トーゴはいけにえに捧げられることに。僕はてっきり妻たちの誰かがいけにえにされると思った。トーゴみたいな汚いおっさん、マノスだっていらないと思うよ。さてトーゴはいけにえに捧げられ、片手をもぎ取られる。手の神様だからね。こんなことをしている間にマイクは拘束を解いてマーガレットとデビーを迎えにいき、とりあえず家から逃げ出すことに…するのですが、マーガレットが何もない砂場で何度も転んで(へったくそに)もう歩けないと、なのでさっきの家に戻ろうという判断はわけがわからない。そして待ち換えていたご主人様にピストルをぶっ放すという唐突すぎる展開のあと、オチになるのですが…あまりにもあんまりなオチなんで、あきれ果てた。あと、いちゃついていたカップルがまた出てきたときは爆笑しました。一晩中やってるんかい!

 このご主人様と妻たちは何がしたかったんだ。マノスって一体何??

 言い忘れてましたが、マイク役は監督のハロルド・P・ウォーレンその人です。



 漫画『シネマこんぷっれくす!』でも語られてましたが、間延びしたテンポ、ヘッタクソな編集、安っぽい音楽、役者の雑な演技といい、すべてがZ級のシロモノ…たった68分しかないのに、見終わったら脱力感で2時間ぐらいは経った気分になって疲労困憊。
 エンドロールでThe end?とか出てくるのもこざかしい。どうせ続編なんてないんでしょ!




 …と思ってたらなんと、2018年になって続編の『Manos Returns』が公開されていた!しかもオリジナルキャストのご主人様役、トム・ネイマンにデビー役のジャッキー・ネイマン・ジョーンズも出演してる!(デビー役の人がご主人様役の娘というのも、はじめて知った)残念ながらハロルド・P・ウォーレンはすでに亡くなっているので監督は別の人なんですが、なぜやろうと思った?ファンなの?
 謎が謎を呼ぶ『魔の巣』、続編ぜひ日本で公開してくれないかなあ。

  


Posted by 縛りやトーマス at 02:52Comments(0)映画旧シネマパラダイストンデモ映画

2018年12月27日

元クッキンアイドルは?

 プリキュアシリーズ16作目『スター☆トゥインクルプリキュア』のキャストが発表。なんと!主役はでんぱ組.incのえいたそこと成瀬瑛美だ!!


https://www.asahi.co.jp/precure/twinkle/news/20181227_cast.html



 他には『スロウスタート』『かぐや様~』の藤原書記役の小原好美、『キラキラ☆プリキュアアラモード』で古のプリキュア、ルミエル役でシリーズ出演経験のある安野希世乃、『K』『モーレツ宇宙海賊』『バーナード嬢曰く。』のみかこしこと小松未可子が満を持しての起用。フレッシュどころからアイドル、他の役で出演済みのメンバーに待望の出演決定と、幅の広いキャスティングになったのでは。だがやはりえいたその起用は話題性抜群といえよう。

 …しかしこのキャスティングを報道した一部のマスメディアに物申したい。

新作プリキュア主人公にでんぱ組成瀬瑛美 シリーズ初!アイドルを起用
https://www.daily.co.jp/gossip/2018/12/27/0011937233.shtml

>2004年に開始した人気作でアイドルが主演を務めるのは初めて。「えいたそ」の愛称を持つ成瀬は、同作の大ファン。そのことが制作陣にも伝わり、夢が実現した。

 確かに主役をアイドルが演じるのは初めてもかもしれないが、『キラキラ☆プリキュアアラモード』で福原遥が出演してるだろうが…!福原遥は元クッキンアイドルだぞ!記事の見出しに「主役は初」って書いといて!ややこしいから!それに『ハートキャッチ!プリキュア』で水樹奈々さんが主役やってるから!水樹奈々さんは声優アイドルのようなものだから!しっかりしろデイリースポーツ。プリキュア新聞の発行元、日刊スポーツはこんなドジを踏まないようお願いしたい。

  


Posted by 縛りやトーマス at 07:15Comments(0)アイドルアニメテレビ

2018年12月25日

タイトルとは裏腹に、映画館には誰も来ない!『来る』



 中島哲也監督が『渇き。』以来5年ぶりの大作。何しろメインの役者が小松菜奈、松たか子の中島組に加え妻夫木聡、黒木華そして岡田准一という、いずれも演技が出来て客の呼べる俳優たちを並べて万全の布陣で挑んだ文字通りの大作、果たしてどうなったのか?

 会社員の田原秀樹(妻夫木聡)は結婚予定の婚約者、香奈(黒木華)を法事のついでに両親、親戚一同に紹介しようと田舎の実家に連れてくる。田舎特有の人間関係に居心地の悪さを覚え、不安がる香奈に大丈夫だと秀樹は優しく香奈を気遣うのだった。
 東京に帰り、無事結婚式を執り行い、家族のために高級マンションも買い、生まれてきた娘、知紗の成長を見守るブログを開設した秀樹は理想のイクメンパパとして大人気に。順風満帆な日々を送るが会社の同僚は血を流して入院した挙句に死に、自宅のガラスが割れるといった怪現象に家族が見舞われる。学生時代の友人で民俗学教授の津田(青木崇高)に相談した秀樹は胡散臭げなオカルトライターの野崎(岡田准一)を紹介され、野崎は知り合いのキャバ嬢、比嘉真琴(小松菜奈)と秀樹を引き合わせる。霊媒師の一族の生まれである真琴は怪現象の原因は秀樹が妻と子供を本当は愛していないせいだ、と言って秀樹を激怒させる。野崎と真琴は秀樹の家にやってきて、怪現象を目の当たりにし、「私の手には負えない」という真琴は自分の姉で、日本最強の霊媒師・比嘉琴子(松たか子)に頼れという。忙しすぎて現場には行けない、と琴子の電話越しのアドバイスで怪現象の正体である“あれ”に秀樹は挑む。

 第22回日本ホラー小説大賞である『ぼぎわんが、来る』の実写化である本作はホラーのくせにちっとも怖くなく、意味不明で支離滅裂な展開の上に広げた大風呂敷をまったく畳めずに終わってしまう…という、控え目にいって面白くもなんともないバカ映画だ。
 一生懸命に観客を怖がらせようとする描写の数々はどれもこれもなんでそうなるのか意味がわからない。恐怖場面のすべてにまともな説明がなされないのだから、怖がることもできない。TV出演もしている有名なタレント霊媒師の柴田理恵が出てきて、実は一角の実力者であるという柴田理恵が中華料理屋でいきなり腕がちぎれてしまう!普通は怖い場面なんだけど、そんな店で人の腕がちぎれたら大問題になるよ!でも映画の中では何の問題にもならないのだ。どういうことなの?疑問ばかりが頭に浮かんで怖がれないよ。

 日本最強の霊媒師だという松たか子も、この人がなんで最強なのか、まともに説明されないし、また、この人のアドバイスがこれっぽっちも役に立たないのでとても日本最強には見えない。最強すぎるので日本の警察関係を従えていたり、クライマックスに“あれ”に対処するため、マンション周辺を立ち入り禁止にして、でかい祭壇をつくって、松の依頼で日本中から100人以上の霊媒師が集まってくるというほどの力があるようにも、また見えない。永久保貴一の漫画『カルラ舞う!』シリーズでは主人公の扇姉妹やその婆ちゃんが内閣調査室の依頼で怪事件に挑んで、政府の人間と結びつきがあるという説明に説得力があるようにされているけど、そういうのがこの映画には一切ない。なぜか映画では“あれ”と呼ばれてロクに説明もされない怪現象も原作ではブギーマンのことを宣教師が伝えるときになまって「ぼぎわん」になったという最低限の説明があるのに、どうして説明を省いたのやら。

 代わりにイクメンパパを気取りながら本当は外面がいいだけで、誰からも疎ましがられて軽く扱われている妻夫木聡やら、ネグレクトの母親に育てられた黒木華が「自分は母親のようにはなるまい」と思いながらシングルマザーになった後は子育てと仕事に疲れ果てて、娘にイライラを募らせるところとか、人間の悪意だけは強調されるのだった。それにしても妻夫木聡の薄っぺらい人間ぶりは最高でしたね。ホントはこの映画みたいな人間じゃないの?と思ってしまうぐらいの演技だった。黒木華もシングルマザーは辛いよ~といいながら高級マンションにずっと住んでるし。それ売って文化住宅にでも引っ越した方がいいよ!

 人間の悪意や心の闇をあえてエンターテイメントとして描いちゃうのが中島哲也のスタイルだけど、ホラーは恐怖の部分をきちんと描かなきゃ!何の意味もなく窓ガラスを引っかいたり、電話で呼び出したりしたって、怖くならないんですよ。「お化けや怪物よりも、人間の悪意の方が本当に恐ろしいのだ!」みたいなとってつけた安っぽい結論じゃなくてね。
 客の呼べる役者を揃えて、大セットまで組んで、怖くもなんともないものをつくって、どういうつもりだ。うまく作れば面白くなるシーンはたくさんあったのに。高橋洋ならもっと低予算で遥かに怖いものつくっただろうし、白石晃士だったらバカバカしくも真面目で恐ろしい映画になったと思うよ。中島哲也という人選がすべての間違い。
 しかしキャバ嬢の小松菜奈なんか最高だね。邦画界は彼女の使い方を勘違いしていて漫画の映画化で純愛ヒロインやらせたりしてるけど、本作や『渇き。』のイカレてる役や、『ヒーローマニア―生活―』の現実感に乏しい人の役の方があってるんだから。こういう役者の雰囲気だけは間違いなく、そんなところにだけ中島哲也の才能が発揮されていた。それ以外は全部ダメで、映画館も閑古鳥が鳴いてるんだから。『来る』ってタイトルなのに映画館には誰も来ないんだけど。



  


Posted by 縛りやトーマス at 19:38Comments(0)映画

2018年12月24日

祝え、新たな桃色王の誕生を

 大晦日に放送されるAbemaTVのももクロ年越しカウントダウンライブ「第2回 ももいろ歌合戦」に仮面ライダージオウの出演が決定!



 気志團万博では宇宙刑事シャリバンと共演していたももクロが、今度は仮面ライダージオウと共演だ。ジオウといえば公開された劇場版映画の舞台挨拶でウォズ役の渡邊圭祐が劇中の決め台詞をとちって話題に。

『ジオウ』ウォズ役・渡邊圭祐、決めせりふ「祝え!」で噛む
https://news.nicovideo.jp/watch/nw4435613

 そしてももクロ・百田夏菜子も、2015年の『ゆく桃くる桃』で「2016年もよろしく~」というところを「2015年」と言い間違えてしまったり、2017年では昭和プロの演歌歌手、塩乃華織さんへのメッセージとして同事務所の浜村淳、キダ・タローの応援Vに振ろうとしたときも「関西の珍獣の方からのメッセージが・・・」とやってしまうドジをかましてました。重鎮だよ、重鎮!そりゃ確かにキダ・タローさんは珍獣かも知れないけど…
 今年も夏菜子はドジるのか!?大晦日にこうご期待です。今年はその塩乃さん、ジオウをはじめ大原櫻子T-BOLANBOYS AND MENといった初出場組の他には久しぶりの共演となる東京女子流、妹分のたこやきレインボーモー娘。OGの矢口真里&藤本美貴といったアイドル組も顔を連ね、スタァライト九九組ヒプノシスマイクが声優界からの刺客としてあらわれ、南国ピーナッツこと松崎しげるも満を持しての登場するので控え目に言って紅白歌合戦よりすごい!!大晦日はAbemaTVを見るしかない!



  


Posted by 縛りやトーマス at 23:53Comments(0)特撮・ヒーローももいろクローバーネット

2018年12月23日

元AKBストーカー容疑者の異常な手紙

 元AKBのストーカー、おーにっちゃん容疑者(以下容疑者Oとする)は年明けに判決が出る予定で、今月頭にあった第三回公判では容疑者が常々ネットで主張していたトンデモ発言が繰り返され、本当の〇〇〇〇(現在のコードでは記すことができない表)っているんだなあ、と思い実刑判決まったなしと素人予想するのです。
 僕が彼のことをそれなりに知ったのがネット(5ちゃんねる)のスレッドからなんですが、そこでも常人には理解しがたいトンデモ発言を繰り返して、ねらーたちから暇つぶしにちょうどいいおもちゃだぜ、と弄ばれているのですが、彼は容疑者として拘置所に入れられている今でもおもちゃにされていて、拘置所にいる容疑者Oに会いにいく人まで現れました。彼がどういう意図で会いに行ってるのか理解できませんが、容疑者Oは自分がストーカーでないことを証明してくれる支援者だと受け取って、手紙でのやりとりがスタート。その内容は逐一5ちゃんねるで公開されることに。そこでは容疑者Oが従来の主張を変えずにまるで反省していない様子が伝わってきます。


容疑者からに手紙の一部。もう少し丁寧な字で書こうよ

 容疑者Oは週刊文春で連載中のストーカー被害を受けた女性が裁判で戦った『ストーカーとの700日戦争』でストーカー問題を扱うNPO法人の代表に弁護士を通じてコンタクトを取りたがっているのですが、色よい返事をもらえずにいるので、この支援者(と容疑者が思っている)さんに代表の方の住所を調べられたり、直接コンタクトをとれるのならばお願いできないか、と依頼する始末。
 ストーカーの加害者がストーカーからの被害に苦しむ人を支援している人間に相談ってどういう性格してんだ。この人、文春の連載ちゃんと読んでる?あの連載では容疑者のような自分を悪いと微塵も思っていない人間によって追い詰められる被害者の苦悩の日々が綴られており、700日だから約2年。あんた6年以上だよ。ストーカーとの2000日戦争。
 ストーカーされた元AKBのAさんと同期だったメンバーの父親であるバーのマスターと、まだ連絡取ろうとしてるし。ちなみに容疑者Oが自分はAさんのストーカーではないという証明が、バーで蕎麦を注文した時卵をサービスしてくれたからというもの。常人には理解しがたい。

 容疑者Oはこの手紙をネットに公開してもらうことで自分の現状を伝えれば、さらなる支援者が現れるだろうと考えていて、
「私のことをリアルなプレイヤーとして援助したいと思って頂ける方は必ずいるはずで、そのためにも伝えていただければありがたいです」
 とつづっている。リアルなプレイヤーってなに?現実に馬鹿ってこと?容疑者Oはいつも「自分の現状を伝えれば支援者が必ず現れる」と何年も前から言い続けているものの、実際現れるのは彼をおもちゃにしてやろうという人だけというリアルをいつになったら理解するのでしょう。
 何年も前から自分を警察と公安によって陥れられた哀れな犠牲者だと勘違いしているのですね。確かに哀れではあると思うけど…本人が法廷にまで現れて真実を伝えても「音声変換技術と特殊メイク」による別人だとしているし。自分が特殊メイクみたいな顔してるくせに何言ってんだ。

 とんでもないのがこんな調子の手紙が10枚以上に渡って送られてきて、容疑者Oは被害者のAさんに週に2,3回ファンレターを何十枚にもわたって送っていたそうですが、その異常さを自ら証明しており、この人やっぱりどこかが変だとしか思えませんね。
 さて、このどうしようもない手紙のクライマックスにはものすごいことが書かれてます。え?これ以上まだすごいことがあるの?ってそれがあるんですよ~(失笑)


「私は日立製作所の個人情報保護法違反を訴えて2012年3月、AKBのワシントン公演のついでにニューヨークに行って、ニューヨークタイムズに訴えに行きました。
 さすがにアメリカ、“Hitachi,big Company,Crime!!"とかなんとかいったら話は聞いてもらえました。
その上で「日本の担当者に紹介する」と言われました」


 ここ読んで爆笑した。本当にニューヨークタイムズに訴えたのか?片言の英語で?結局担当者から連絡は来ずに、容疑者Oの方から連絡したが「うちでは扱えないから週刊誌にでも売り込んだら?」といわれたそうです。
 映画『ペンタゴン・ペーパーズ』ではワシントン・ポストより先に膨大な資料を手に入れていたニューヨークタイムズですが、容疑者Oもこういう時にキングジムを持ち込んでいかないと!担当者に紹介するというのも、たらい回しにされただけのような気が…きっとクレイジージャパニーズがやって来た、とかなんとか思われたんでしょうな。大体日本語でも自分の言いたいことがロクに伝わらないのに、片言の英語で伝わるわけがない。

 こんな異常な手紙が送られてきて、支援者(と容疑者Oが思っている)さんもいい迷惑。この手紙が世間に公開されても東名煽り運転の容疑者の出した手紙と同じレベルかそれ以下ですよね。これを見せられてもこの人やっぱりストーカーなんだとしか思えません。支援者は本当に現れるのでしょうか?
  


2018年12月23日

スーパー戦隊最強バトルに出る人は誰だ

 2018年のスーパー戦隊、ルパンレンジャーVSパトレンジャーもいよいよクライマックスを迎えようとしており、来年の新戦隊にも期待が高まってますが、予想外の新番組が始まる模様。

4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル!!
https://www.tv-asahi.co.jp/saikyo-battle/#/?category=anime

>子どもから大人にまで、40年以上にわたって幅広い層に愛されてきた
『スーパー戦隊シリーズ』が、初の4週連続スペシャルでの放送を実施!
歴代スーパー戦隊から選ばれた5人の戦士!今回限りのドリームチームを結成!
平成最後にスーパー戦隊最大の“お祭り”最強バトルを展開します!!




 なんと歴代戦隊ヒーローが5人一組のチームとなって最強決戦という、どこのダイスオーなんだ?メインで登場するのは『動物戦隊ジュウオウジャー』のジュウオウイーグル、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイレッド、『宇宙戦隊キュウレンジャー』のサソリオレンジ、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のアカニンジャー、『烈車戦隊トッキュウジャー』のトッキュウ5号。他の戦隊メンバーも出ることをにおわせているので、誰が出るんだろう?
 出てくれそうな感じがするのは、まずスケジュール調整ができる人。東映特撮現場では「来週撮るから来て」みたいな突然の呼び出しがよくあるそうで、スケジュール調整ができずに泣く泣く出演を断念するケースが多いという。なので余裕のある人、ギャラ面で融通の利く人…そしてこの仕事が好きで好きでたまらない人かな。

 その三つの条件にハマる人といえば、『忍風戦隊ハリケンジャー』のハリケンブルー・長澤奈央(2008年に13本もの映画に出て「日本一忙しい女優」と呼ばれてたので、よっぽど仕事好きなんだとしか思えない!)。スーパー戦隊親善大使の松本寛也(マジレンジャー、ゴーバスターズ)も出ないとウソでしょ!あと『特捜戦隊デカレンジャー』のデカブルー・林剛史がGロッソでやってるルパパトショーを突然観に行ってるのですが、これもスーパー戦隊最強バトルに出る前振りか?脚本の荒川稔久、監督の坂本浩一はデカレンジャーのコンビなのでデカレン組全員出てくれるかな?
 昭和のレジェンド組は出てくれるのか微妙だけど、売りとして「あの人も出ています!」というのが一人か二人は欲しいのでライブマンから嶋大輔あたり、頼んだら出てくれるんじゃない?

 夢と期待が膨らむスーパー戦隊最強バトル!!は2月17日9:30~から放送開始!

  


Posted by 縛りやトーマス at 03:51Comments(0)特撮・ヒーローテレビ

2018年12月22日

ボヘミアン・ラプソディだらけの爆音映画祭

 全世界中で爆発的ヒットを記録している『ボヘミアン・ラプソディ』。クライマックスのライブ・エイドのステージをほぼ完全に再現した場面では通常の上映なのに観客が歌いだすという、熱狂ぶりが各地で発生しているという…応援上映向きの映画なのです。
 そんな『ボヘミアン・ラプソディ』の爆音上映が決定。しかも、『ボヘミアン・ラプソディ』しかやらない、独占上映だ。


MOVIX堺にて『ボヘミアン・ラプソディ爆音映画祭』開催決定!
https://www.smt-cinema.com/site/sakai/news/detail/017050.html



>11月9日(金)に全国公開となり、現在、社会現象を巻き起こしている映画「ボヘミアン・ラプソディ」を“爆音”で上映する「ボヘミアン・ラプソディ爆音映画祭」を、ここMOVIX堺にて、2019年1月11日(金)~14日(月・祝)まで4日間限定で開催致します!

 来年の1月11日(金)~1月14日(月・祝)の4日間、なんと『ボヘミアン・ラプソディ』だけの爆音映画祭を実施。全13回、全部『ボヘミアン・ラプソディ』だ!中でも1/12の18時、1/13の15時、1/14の18時は絶叫・応援上映を企画応援するV8J絶叫上映企画チーム登壇による「ボヘミアン・ラプソディ絶叫応援上映」もございます。
 通常上映でつい歌ってしまい、他のお客さんに咎められた経験のある人、今度は歌いたい放題だ!チケット先行発売は29日から!


   


Posted by 縛りやトーマス at 08:58Comments(0)映画音楽