2019年04月08日

また困ってもいないのに困ってるアピールか『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』



 いわゆる『壁ドン』ブームのきっかけとなり、流行語大賞も受賞した少女漫画の実写化第二弾。一作目(2014年)は恋愛・壁ドンモノの定番俳優・山崎賢人と剛力彩芽の共演が話題にもならず、興行成績4.2億という大惨敗の結果に終わり、このまま忘れ去られるかと思っていたら、まさかの続編です。
 キャスティングは一新され、ドSで壁ドンの男にはトップコートが松坂桃李、菅田将暉に次ぐ第三の男として売り出し中の杉野遥亮、ヒロイン役には『君の名は。』の上白石萌音。

 紆余曲折ありながら同居生活を続けることになった柊聖(杉野)と葵(上白石)の元にアメリカからの留学生、玲苑(演じるは『列車戦隊トッキュウジャー』でおなじみ、横浜流星)がやってくる。玲苑は柊聖をアメリカに連れ戻そうとするのだが、そのつもりがない。柊聖の家(葵との同居アパート)に押し掛けた玲苑は葵との同居生活を知り、「なんでこんな取り柄もない、カワイイわけでもない普通の女に惚れてるのかわからねえ」とずいぶん失礼なことをまくしたてる。すると柊聖は「一緒にいれば葵の良さがわかる」と。そして三者の新たな同居生活がスタートする。スゴイ。同居に至るまで一分の隙もない…完璧な筋立てだ!ってふざけるな。

 そもそも同居生活は学校にはバレてはいけない、という設定なんだが、同じアパートの隣同士で住んでる時点で怪しまれるだろ…アイドルの住んでるマンションの向かいの部屋をオフパコ野郎があっさり借りられることが大問題になっているというのに!
 モロバレの同居生活の中で反発しあっていた葵と玲苑はやがて仲良くなって、柊聖と葵がモヤモヤする関係になっていく中、玲苑は葵に惚れ始める。ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ!

 この手の少女漫画映画でもっとも腹立たしいのは、葵が二人の同居相手から迫られてどうしよう~と困ってる風を装うところ。ホントは困ってねえだろ!イケメンハーレムでウッハウハ、というのが本音のくせして何困ったフリしてんだ。『兄に愛されすぎて困ってます』のような何の取り柄もない女子が突然イケメンハーレムになるという、こじらせ女子のどす黒い本音が駄々洩れしていた漫画ですら、主人公が困ってるアピールをしていて、ゲボが出そうでした。
 童貞男子のハーレムものには虫でも見るかのような目で見下すこじらせ女子たちは、どうして自分たちのイケメンハーレムにはうれしいくせして困ってるかのようなフリをするのでしょうか。何に対してのアピールなんですか?

 本作、唯一いいところはヒロインの上白石萌音ちゃんが「なんの取り柄もない、カワイイわけでもない普通の女」を完璧に演じていることですね。上白石萌音ちゃんて、どう見ても取り柄のない、カワイイわけでもない普通の女ですからね!剛力彩芽はしょせんZOZOTOWNですから。

  


Posted by 縛りやトーマス at 15:44Comments(0)映画