2019年06月29日

ファンドは絶対上がるんだ!『神と共に 第二章 因と縁』




 火災現場で死亡した消防士ジャホンの前に現れた冥界の使者カンニム、ヘウォンメク、ドクチュンの3人ははジャホンを生前、善行を積んだ貴人として生まれ変わることができる七大地獄の裁判を受けさせる。すべてに無罪を勝ち取ればジャホンは生まれ変わることができるのだが、裁判の度にジャホンの隠された秘密が暴かれ、実は貴人ではなかったのではないか?という疑惑が。一方、現世ではジャホンの弟スホンが不慮の事故死を遂げ、その死を隠蔽されてしまったことで怨霊と化してしまい、現世も冥界も大パニック。使者3人の活躍によって騒動は収束し、ジャホンとスホン、そして母親とのあまりに悲しすぎる家族愛の物語が裁判の度に明かされていき、結末は涙ボロボロの大号泣・・・

 で、完結した物語の続編。前回で完結しきっているはずですが、続編では3人の使者の過去が明かされる。そして前回ラストで思わせぶりに登場した屋敷神ソンジュ神、マ・ドンソク兄貴が今回メインで登場!あの思わせぶりでいかにも何かをやってくれそうな感じの登場だったドンソク兄貴が色んなトラブルを腕力で解決してくれるんですね!と大いに盛り上がった。ちなみにドンソク兄貴のクレジットはハリウッド対応のドン・リー名義です。

 カンニム(ハ・ジョンウ)ら3人の使者は今回、ジャホンの弟スホンの裁判を任されることに。彼を生まれ変わりさせれば49人目となり、カンニムらも生まれ変わることができるのだ。しかし怨霊となって大暴れしたスホンを守ったり、現世で色んな厄介ごとに手を出したせいで閻魔大王(『新しき世界』のイ・ジョンジェ)のお叱りを受け、裁判どころではなくなるのだが、カンニムらはスホンが無念の死を遂げたことを証明するとし、できなかった時は3人の使者の肩書を返上し、地獄に永遠に留まることを誓う。閻魔大王は裁判を行う交換条件として、現世でホ・チュンサムという老人の魂を連れてくること、それをことごとく妨害する屋敷神・ソンジュ神(ドンソク)を捕まえることを提示する、


 そしてスホンの裁判はカンニム、現世にはヘウォンメク(チュ・ジフン)とドクチュン(キム・ヒャンギ)が向かうことに。前回とは逆になってるところが観客に「同じことやってるだけじゃないの?」と思わせないようにする工夫が利いている。
 ソンジュ神はボロボロの家に暮らす老人チュンサムと孫のヒョンドンを悪質な立ち退きから守るために居ついていて、とっくに寿命が尽きているチュンサムが孫の小学校入学式を見届けるまでは、という条件でヘウォンメクらを説得、何しろ腕力ではまったくかなわないので、渋々二人はソンジュ神と共に老人らの生活を見守ることに。
 このソンジュ神、「守る」といっても屋敷神なので現世の人間には手を出せない(この屋敷神がどういうものかという説明はあまりされないので、ルールがよくわからない)。ヤクザな連中が来てもドンソク兄貴はやられっぱなしなのだ。なんか、思ってたのと違う・・・
 挙句はチュンサムが受け取っていた立退料を勝手に投資に突っ込んで、大損していた(!)ヘウォンメクから「なんでマンション買わなかったんだ!」と責められると「バカ!マンションなんかすぐに価値が下がっちゃうんだぞ!株やファンドは、絶対上がるんだ!」とどこまでもダメダメな神様。これじゃあ貧乏神だよ・・・

 ソンジュ神はヘウォンメクやドクチュン、カンニムらの過去を知っており、彼らが高麗時代の人物であることが語られていく。今回は同じ時代に生きていた使者たち3人の「因と縁」がメインのお話になる。

 使者3人のうちカンニムだけは過去の記憶を持っており、その記憶を消して生まれ変わりたいと思っている。彼はスホンが「無念の死」を遂げたことにこだわっており、生前の冴えない人生にウンザリして「地獄にいる方がマシさ」なんていって生まれ変わりたいとまったく思っていないスホンに「なんで俺にこだわる?」なんて言われてる。カンニムがスホンにこだわる理由は自分が無念の死を遂げたからだ。
 高麗時代に高名な将軍の父親カンジュの子で自分も将軍だったカンニムは敵対する女真族の兵にまで慈悲の心で接する父の態度に納得しておらず、戦災孤児を自分のもとで養子として育てたうえに自分よりも可愛がっていたことに反発する。やがて剣の腕も人として器の広さでもかなわないようになった義弟を疎ましく思うカンニム。

「俺はその弟に殺された」

 一方現世ではソンジュによってヘウォンメクらの過去が語られる。ヘウォンメクは高麗時代にあまりに強すぎて敵の女真族もその姿を見れば逃げ出してしまう、と言われいつも白い毛皮を首に巻いていたことから「白い山猫」と恐れられた将軍だった。彼が辺境に向かった際、戦場で両親を殺され、天涯孤独となった女真族の少女ドクチュンを見逃す。彼女は同じように孤児となった子供を集め、山奥の小屋でひっそりと暮らすようになるが、ドクチュンはまたヘウォンメクに見つかってしまう。
「二度と南方に来るな」
 ヘウォンメクは小屋の子供たちを世話して二度、ドクチュンを見逃す。が、病気になった子供のために薬草を取ろうとして山を南に下ったドクチュンはまたヘウォンメクに・・・
 結局ヘウォンメクの部隊は軍事物資をこっそり横流しして子供たちの世話をするように。しかし軍の上司であるミロン将軍にその行為が発覚し、裏切り者とさげすまされたヘウォンメクは飢えた狼の狩場に打ち捨てられる。だが死に物狂いで生き延びたヘウォンメクは小屋に先回りしドクチュンたちを逃がし、ミロン将軍と対決するのだが・・・

 前作と関係ありそうな冥界での裁判パートは簡略化され、前作とあまり関係なさそうな現世でチュンサムとヒョンドンを助けるパートはやたらと長いので、なんだこれはと疑問に思う時間が長い(なにしろ上映時間144分だし)なあ・・・と退屈気味な前半を越えたところで、今まで貼られていた伏線があっという間に回収され、これが家族愛と、贖罪、許しを乞うための物語であることが示され、趣向を変えながらも前作と変わらぬテーマを秘めていたことが判明するのだ。そのためにドンソク兄貴にあまり見ないような情けない役を演じさせるという大サービスぶり。すべての真相が明らかにされるクライマックスは前作以上の涙、涙の感動が待っている。すべてが分かった上で見ると、二度涙する。

 さらに、ポストクレジット後にまた号泣するこの映画は三度泣く。絶対、ファンドは上がるんだ!!


  


Posted by 縛りやトーマス at 14:59Comments(0)映画

2019年06月27日

みんなで幸せになろうよ

 某地下アイドルグループのメンバーがバンドマンと入籍、しかも妊娠していることがわかってファンが思わず絶叫した件(あえて詳細を語らず)。もともとドルオタの中には地下アイドルがバンドと対バンするのを以上に嫌って、ライブ中にアイドルとバンドマンが手をつないだり、肩くんだりするだけで「許せない」と憤り、Twitterでフォローしあってるだけで殺意をたぎらせる、面倒くさいタイプのドルオタが増えてきているのですが、その手の人たちはこの一件を見て

「やっぱりバンドとの対バンはロクなことがない!」

 と改めて怒りをため込むことになったのです。それならいっそのこと、メンバー同士で交際してる方がマシや!といったかどうかは知らないが。メンバー同士で交際するアイドルが爆誕。


永瀬柚花(fairy♡larme)
‏@ponzu_841

ワンマンでの重大発表①

私たち、実は付き合ってます。

ヲタクたちの反応は今さら?みんな知ってるよ…ってかんじだったけど、フェアリルが好きって言ってくれるみんなにちゃんと伝えたかったの~(´。・o・。`)

お互いに傷つけあってしまうこともたくさんあるけれど、だいすきで、しあわせです。

https://twitter.com/ponzu_841/status/1142728097562673154


 静岡のセルフプロデュースローカルアイドルユニット、fairy♡larme(フェアリーラルム)の永瀬柚花と木下ひまりが親権交際していることを告白。
 しょうもない男といちゃついてるぐらいなら百合してる方がマシかもしれんが、本当にしてどうする!?でも

お互いに傷つけあってしまうこともたくさんあるけれど、だいすきで、しあわせです。

 という一文、胸にこみ上げるものがあるな。みんなで幸せになろうよ



  


Posted by 縛りやトーマス at 23:18Comments(0)アイドル

2019年06月26日

ヒーローショー、ハラスメント問題

 23日、東京ドームGロッソのヒーローショーに出演している司会役の女性が今年のGW公演をもって卒業したとTwitterで発表。卒業の理由は「度重なるセクハラ」であったとしたことから波紋が広がっている。




 ヒーローショーに出演していた女性(仮にAとする)は

「どうして卒業したかというと、入った当初からの度重なる嫌がらせ(基本的に挨拶も無視、握手会中に水を掛けて妨害する、など)と、セクハラ (男性器のあだ名をつけて呼ぶ、すれ違い様にお尻を揉む、避けられない空間での卑猥な質問や直接的に胸を触る、など)に黙って1年耐えていたら、それも不愉快だったのかゴールデンウィーク明けに「力不足なのでもう来なくていいです」と言われてそれっきりです。 会社からは、余計なことを言ったらもうお前に仕事を振らないぞ、と強く言われていましたのでこれを発信するということはそういうことです。」

 と現場での口にするのも恥ずかしいセクハラ行為とそれを黙認していたら仕事を外されるという目に遭ったことを告発。

「わたしの力不足に間違いありません。しかしそれ以上に許してはいけないことが沢山ありました。 特に性的な嫌がらせは、気にしていない、怒っていないフリをし続けなければいけませんでした。 お客様のおかげでお仕事は楽しかったけれど、胸を張って子供たちの前に立つには、少し辛かったのも事実です」
「降りかかる性的な嫌がらせを、気にせず笑って流せるのがよく出来た女だとも言われてきました。でも、平成も終わり令和の時代を生きる子供たちには、前時代的なハラスメントに苦しめられることなく、自らの権利を害されることなく生きて欲しいと思います。そんなヒーローに出会って欲しいと思います」


 セクハラにどれだけ傷ついていたかということ、さらに

「パワハラ、セクハラはただの冗談だから、そういう業界だから仕方ない」と散々言われてきました。お仕事が楽しかったのであれば、本当は余計なことを発信せずに黙って耐えておくべきなのかもしれません。ですが、どんな業界であれ次の世代のために変わらなければいけないと思っています」

 ヒーローショー業界でセクハラが横行している(もしくはこのショーを手掛けているチーム内で)ことも匂わせる発言にはヒーローショーファンの間に衝撃を走らせることに。Aさんに同情的な意見や、業界内のセクハラを非難する声や、Aさんの告発自体がでたらめで、仕事をなくしたことへの恨みつらみではないか、とする色んな反響があり、それに対してAさんがさらに意見を追記。そこには「空気を読むことが苦手で未熟な私が誰かをイライラさせてしまうことは十分にありました」と自己批判する部分も。

 この手のハラスメントで問題なのは、このAさんのように「ハラスメント行為に対して、嫌なことは嫌だと訴えることをしにくい人間」をターゲットにして起こりがちで、またそれを状況、環境的に訴え出ることができることもしにくい、またはさせない空気が出来上がりがちなところで起きることです。Aさんの追記にも「「そういう業界だからうまくやれ」と言われてきました。抗議するようなめんどうくさい人間はいらないと。そのような環境が良いものとは思えませんでしたが、とりあえずは黙って耐えてきました。そんな環境で1年ほど過ごした頃から心も体もついていけなくて、消耗してただでさえ未熟な私が、どんどん周りをイライラさせてしまいました。本当にボロボロで、私の仕事ぶりに問題があると思われる方もいると思います」と、ハラスメントを訴え出ることができない環境であったこともわかります。

 ハラスメント問題に対する大事な対応はハラスメントを受けた相手も嫌なことは嫌だと言えるようになることと、現場の状況、環境的にハラスメント行為についてすぐ訴え出ることができるように、お互いが改善することではないのでしょうか。


 この騒動はショーを運営している東京ドームシアターGロッソと、東映グループの広告会社東映エージェンシー、そして東映の公式サイト上にて騒動に関する謝罪コメントが出されることになった。

ヒーローショー運営におけるSNS上での訴えにつきまして
https://www.toei.co.jp/release/public/1214646_1140.html
ヒーローショー運営におけるSNS上での訴えについて
https://at-raku.com//hero/info/youtube_1/
ヒーローショー運営におけるSNS上での訴えについて
https://toeiad.co.jp/info/index.html


 Gロッソでは夏の公演が間もなくスタートし、最大の書き入れ時を迎えるので商売のことだけ考えたら黙認することだってあった案件だ。東映側が調査の上、事実の確認をすると公式に宣言したことはこの問題を軽視しないという東映の企業姿勢には驚きを隠せない。それが単なるポーズだけで終わらないことを祈りたい。東映はかつての映画製作の現場では女優がすさまじい扱いを受けていた過去があるが、まさしくAさんのいうとおり「どんな業界であれ次の世代のために変わらなければいけないと思っています」なのだから。


  


Posted by 縛りやトーマス at 12:08Comments(0)特撮・ヒーロー日本のとんでも事件

2019年06月24日

あやち結婚

 6月23日、声優の竹達彩奈さんが30歳の誕生日とともに結婚を発表。お相手は同業の梶裕貴!


竹達 彩奈
@Ayana_take

皆様へ。お誕生日のお祝いメッセージありがとうございました。

大切なご報告がございます。
ぜひ読んでいただけると幸いです。
人としても、役者としてももっと成長していけるよう努力して参りますので、どうぞこれからもよろしくお願い致します。

令和元年 6月23日
竹達彩奈

https://twitter.com/Ayana_take/status/1142600080433696768


 二人の交際の話すら出ていなかっただけに、公国民(竹達さんのファンクラブ、「あやな公国」から、竹達ファンを指す隠語)及び声オタに衝撃が走った。
 声優の結婚話題といえば、宮野真守の時にファンが発狂したケースなど、大抵が大荒れになるものだが、今回は思っていたほど荒れることなく、みんなが祝福ムードに。竹達さんは以前のストーカー騒動もあって、ファンが自制というか、彼女を気遣う雰囲気が出来上がっているので納得いかない部分はあるにせよ、祝福してあげようということになったのかな・・・


※納得いかない部分・・・竹達さんはかつて『行列のできる法律相談所』に出演した際、恋愛、交際について「30歳までは頑張っていこう!」と事務所から言われていることを明かし、「30歳まで恋愛禁止」というお達しが出ているのでは、とファンの間では考えられていて、30歳になった途端結婚とは、恋愛→結婚までずいぶん早いな!と・・・


 そして彼女の結婚に伴いアニメ『けいおん!』の声優バンド『放課後ティータイム』のメンバー全員が結婚ということで、放課後どころか人妻ティータイムじゃねえか!って・・・アレ?みんな人妻だよね??




  


Posted by 縛りやトーマス at 22:56Comments(1)声優けいおん!

2019年06月23日

自分を偉くみせるためのアピールに必死な前田有一

 自称映画批評家の前田有一が珍しくバズっていた。




 これは6月末から公開される映画『新聞記者』についてのツイートだ。『新聞記者』というのはどういう映画か、以下映画.comからの解説文を紹介しよう。

東京新聞記者・望月衣塑子の同名ベストセラーを原案に、若き新聞記者とエリート官僚の対峙と葛藤をオリジナルストーリーで描き出す。東都新聞の記者・吉岡エリカのもとに、医療系大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届く。日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、強い思いを秘めて日本の新聞社で働く彼女は、真相を突き止めるべく調査に乗り出す。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原は、現政権に不都合なニュースをコントロールする任務に葛藤していた。そんなある日、杉原は尊敬するかつての上司・神崎と久々に再会するが、神崎はその数日後に投身自殺をしてしまう。真実に迫ろうともがく吉岡と、政権の暗部に気づき選択を迫られる杉原。そんな2人の人生が交差し、ある事実が明らかになる

 政権の闇を暴こうとするジャーナリストと理想に燃える若手エリート官僚を主役にしたポリティカル・サスペンスで、舞台は日本ということから、加計学園問題を嫌でも想起させメディアに対する政府の介入がテーマ。
 前田はそれをチャンネル桜のコーナーで紹介していて、「忖度など無縁なガチ批評家の私は、こうした気骨ある映画と映画人を今後も堂々と紹介してまいります」と自らいうようにタブーとされるテーマに挑んでいる作品や製作者を支持したい、というわけだ。
 前田はこの手のタブーとされる(と前田は思っている)テーマを取り扱う作品に対してはやたらと評価が甘く、何か使命でもあるかのように語りだしはじめる。


松竹が原発タブー打ち破る 東野圭吾原作「天空の蜂」の衝撃度

「何より画期的なのは、堤幸彦という日本を代表する映画監督が、大手映画会社と一流のキャストで仕上げた堂々たる大作ということです。これほどのメジャー作品が原発タブーを打ち破ったことはかつてなく、その功績はとてつもなく大きい。日本の映画界、ひいては日本の未来を変える道筋を切り開いた堤幸彦監督と松竹の勇気を、今後すべての映画人は全力でフォローすべきでしょう」(前出の前田有一氏)

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/160787/2

私はこの映画を作り、上映する人たちに最大級の賛辞を送る。そして、彼らの勇気を無にしてはならない。日本には、ぶち壊さなくてはならないタブーがまだまだある
https://movie.maeda-y.com/movie/02029.htm


『新聞記者』についても

芸能界全般が忖度ムードに包まれる中、松坂桃李や本田翼をはじめ、出演した人気俳優たちの勇気も称えるべきです。安倍政権のもと、ここまで危険水域に踏み込んだ日本映画はかつてなく、映画としての出来もすこぶる良い。これほどの映画がもしヒットしなかったら、もう日本で社会派映画に挑戦する映画人なんていなくなってしまいますよ」(前田氏)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geinox/256538/2

 この持ち上げよう。

 前田有一は彼がタブーに触れていると感じるテーマの映画について、

「どこも取り上げないだろうだから、自分が取り上げ、タブーを打ち破ってほしいと願い、こんな作品が次々作られてできればヒットしてほしい、いやヒットしなければならない。みんなで応援しよう。そして忖度せずにタブーがテーマの作品でもおそれずに紹介できる私はすごい映画ジャーナリストなんだ!

 という自分をアピールするのに必死だが、そもそも本当にこの手の映画はタブーなんだろうかと。
 前田は彼がタブーとされるテーマを扱った作品たちがまるで何かの圧力におびえながら制作され、一歩間違えば作品自体が封印されかねないような印象を持たせているが、本当にそんな圧力があったのなら公開されてないと思う。制作中、実際に圧力のかかった映画『宣戦布告』などがあるにはあるが、それでも内容の一部を修正して公開に至っている。
 ここからわかることは、圧力がかかったとしても公開することは可能ということだ。タブーとされても制作、公開はできるのだから、気にせずに作ってしまえばよいのだ。一番ダメなのは「これは政治的にややこしい問題をはらんでいて、タブーだからやめておこう」と思考停止に陥ることではないの?

 それをタブーだなんだといってる人の方がこの手の作品を制作することに対してハードル上げてるとしか思えない。
前田のような立場の人間がしなければいけないのは「こんなのタブーでもなんでもないのだからどんどんやればいい」ということで、政治的な問題をはらんだ映画作品をごく普通に取り上げることではないのか。なのに前田は「忖度など無縁なガチ批評家」と自画自賛して、さも自分は世間がタブーとされるテーマの作品も臆することなく紹介する、真の映画ジャーナリストなのだと言わんばかり。自分から「これはタブーだ」といっておいて!

 前田にとってこれらの映画を語ることは、自分を偉く見せるためのネタに過ぎないのだろう。彼がタブーだなんだと言い出して何かを語るときは、必ず前田有一という人物を偉く見せるためのアピールが入っているから、眉唾で読んで欲しいのです。

  


Posted by 縛りやトーマス at 19:22Comments(0)映画お前は何を言っているんだ

2019年06月22日

面白いこと考えてないと死んじゃうの!『スノー・ロワイヤル』



 誠実な仕事ぶりから“模範市民賞”を受け取るほどの普通で生真面目な男が一人息子をギャングに殺されたことから復讐の鬼と化すバイオレンス映画。主演も子供や家族に危険が及んだ途端、殺人マシーンに変貌する『96時間』シリーズ、『誘拐の掟』『ラン・オールナイト』のリーアム・ニーソンというので、どんな殺伐とした血みどろの物語かと思ってたら・・・予想が外れた

 コロラド州ロッキー山脈のある雪に包まれた田舎町キーホー。その町の除雪作業員ネルズ・コックスマン(ニーソン)は生真面目な仕事ぶりから模範市民賞を受け取るほどの男だが、授賞式のあと、一人息子のカイル(マイケル・リチャードソン、ニーソンの実の息子)が死体で発見される。ドラッグのオーバードーズで亡くなったという死因に「息子は薬物なんかしない」とネルズは否定するが警察は「親は必ずそう言います」と冷たく突き放す。
 空港で働く息子の同僚だったダンテが地元を支配するギャングのコカインをくすねたことからカイルは巻き込まれて殺されたのだと判明。頭に血が上ったネルズはカイルを殺したギャングのスピード(マイケル・エクランド)の居場所を聞き出す。
 カイル殺しに関わったギャングのスピード、リンボー、サンタを次々血祭に挙げると、死体は川に流す。浮かんでこないよう金網で包んで。ネルズはこれらの知識をいつも読んでいる犯罪小説から学んだ。(そんなんで殺されちゃうギャングって・・・)
 手下が次々行方をくらまし、サンタのコカインも消えてしまう。ギャングのボス、バイキング(トム・ベイトマン)は怒り心頭。ただでさえ彼は一人息子が学校でいじめられていたり(ギャングの息子なのに)、その息子を巡って妻(ジュリア・ジョーンズ)と親権を争っていたりと問題が山積みなのに!
 バイキングはまさか模範市民賞の男が殺しているなんて思っていないので、元々キーホーのドラッグビジネスを手掛けていた先住民族の族長・ホワイトブル(トム・ジャクソン)の仕業と勘違い。彼の息子を報復のため殺害する。やられたらやりかえすとばかり先住民族らはギャングたちと血で血を洗う殺し合いを始める。その間誰もネルズにたどり着かない!なんだこのかみ合わない戦いは!?

 いくらスキー客以外の産業がない田舎町とはいえ、警察は何してるの?地元警察はスキー客が外で堂々と大麻吸っていても「口うるさく言うとスキー客が減って街はさびれちまう」と駐禁以外の取り締まりをしないほどやる気がない。しかし一番の若手女性警官キム巡査(エミー・ロッサム)はバイキングとホワイトブルの殺し合いの現場を見て

「事件が起きたわ!」

 とやたらとハイテンションに!盛り上がってる場合じゃないでしょ!

 かくして模範市民賞の男、ギャング、先住民、警察の四つどもえの“噛み合わない”戦いの幕が上がった!

 雪に閉ざされた町で起こる凄惨な殺し合いを描きながら、パンチの利いたブラックジョークがところどころで顔を出す。ノルウェー映画『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』というB級丸出しのタイトルのハリウッドリメイクであり、監督もハンス・ペテル・モランド自身によるセルフ・リメイク。劇中で人が死ぬ度に

スティーブ・ミリナー“スピード”
ジェイコブ・ラトマン“リンボー”
ジェフ・クリステンセン“サンタ”

 と十字架マークとともに死んだ人物の名前が記されて、まるで『仁義なき戦い』みたいだな。凄惨な殺しを描きながらコミカルさを忘れてない作風は『仁義なき戦い』のようで、お手本にしたであろうコーエン兄弟の『ファーゴ』にも似てるなあ。
 犯罪小説の知識だけでギャングを殺していく主人公や、元嫁に金玉潰されるボス、口先だけのチンピラ、(なぜか)ゲイカップルのギャングと出てくるキャラクターも強烈!普通に血みどろのバイオレンスでも成立する話なのに、ギャグまみれにしてしまったのは、寒い国ノルウェーの作品だからかな。カナダ出身のコメディ俳優、レスリー・ニールセンも

「カナダは寒すぎるから、面白いことでも考えてないとやってられないんだ」

 と言ってたし。この“噛み合わない”笑いもそんな中で生まれたのだろう。空を飛ぶために生まれてきた男のクライマックスに驚いてくれ!


  


Posted by 縛りやトーマス at 17:34Comments(0)映画

2019年06月22日

どっちが税金泥棒だよ

 年金2000万円問題に対する国民の怒りはおさまらないようで(当たり前だけど)、先週末にはデモが行われた。香港の大規模なデモに影響されたこともあって、政権批判につながる報道をあまりしたがらない(どういうことだよ)テレビでも取り上げられていた。

 この国民の怒りをまるで理解していない人がいた。堀江貴文だ。

堀江貴文「税金泥棒」発言で晒した年金問題への無知と頭の悪さ! ラサール石井「頭よくない」は正しい
https://lite-ra.com/dev/print/?url=https://lite-ra.com/2019/06/post-4789.html

 リテラが批判しているように年金制度を崩壊させているのは国の方なのに、堀江は上から目線で「そんなことしてる暇があったら働け」などと言い出す。そもそもデモがあったのは日曜日なんだけど・・・
 まるで自分が富裕層かハイソサエティの一員みたいに低所得者層をこき下ろしてるんだけど、堀江なんか上流社会に憧れてる小金持ちの成り上がりに過ぎないくせに。上流階級に媚び売ったって向こうはあんたを仲間だと思ってないって。

 そこへ行くと真の富裕層に属する大富豪のビル・ゲイツのいうことは違うね。

ビル・ゲイツ氏、大富豪は「もっと税金支払うべき」 納税額は1兆円超
https://www.afpbb.com/articles/-/3163230

>これまでの納税額が総額100億ドル(約1兆700億円)を超えると明かした上で、自分のような大富豪は税制の恩恵を受けているのだからもっと多くの税金を支払うべきだと語った。

 たくさん納税をしている人は税制の恩恵を受けているのだからもっと税金を払うべきだ・・・さすが本当に稼いでいる人物のいうことはちがうねぇ~

>同氏は、議員らが拡大する格差について考え、低所得者のために「なぜ良い仕事ができていないのか」と自問すべきだと批判した

 返す刀でまさに「税金泥棒」と化している政治家も批判しているゲイツ。これは当然のことで、堀江は安倍政権こそ「税金泥棒」と批判すべきではないのか。

 大体堀江はかつて警察、検察庁、裁判所、刑務所といった税金が使われている施設でサービスを受けていたわけだが、捕まっている暇があったら納税してほしい。




  


Posted by 縛りやトーマス at 06:57Comments(0)日記お前は何を言っているんだ

2019年06月21日

中性ぶったユーチューバーは暴力とSEXが大好き!

 週刊文春が人気ユーチューバー、ワタナベマホトが同棲相手の女性に全治2週間の暴行を奮った容疑で現行犯逮捕。

超人気ユーチューバー・マホトが傷害容疑で逮捕、同棲中の元アイドル女性殴る
https://www.excite.co.jp/news/article/Bunshun_12415/

 暴行に至った理由はマホトが別の女性と関係していることを巡って口論になって顔を踏みつけるといった暴行に出たという。ユーチューバーってやっぱり人間の屑がなる職業なんですねえ。
 この手の中性ぶった顔したユーチューバーは大抵暴力とSEXが大好きなので、女、暴力がらみのトラブルが後を絶ちませんな。中性ぶったところで、所詮股間は反り返っているのですから、気取ってんじゃねえよ!

 そういえばマホトは以前、自分のチャンネルで「大波乱!!第一回高校生YouTuberクイズ!!!」という高校生クイズをネタにした動画で当時人気だったユーチューバーグループ、チョコレートスモーカーズを脱退したばかりのヨハンが出演しており、最後に

「元メンバー ヨハンの顔面2発、腹部1発殴ったYouTuberは?」

 という問題が出され、ヨハン自ら「ジョンレノ」とメンバーの名前を暴露。結果チョコレートスモーカーズが暴行の事実を認めて謝罪してました。



 他所のグループのいじめ、暴行の事実を暴いてこの時はヒーロー扱いされていたマホトですが、自分の暴行の事はひた隠しにしようとしていたとは・・・

 そしてなにより同棲相手が「10代の元アイドル」「現役のユーチューバー」って、該当するのが元夢アドの京佳しかいないんですが。

https://twitter.com/Kyouka_02

 京佳はチャンネル登録11万人で、自慢の巨乳をネタにしたちょいエロっぽい動画やお兄ちゃんとの仲の良さをネタにした企画が話題で、僕はこんなんクソやと思ってますが・・・
 以前からマホトの彼女という噂があり、今回の件で噂が再燃。各所で「10代の元アイドル」「現役のユーチューバー」に該当する名前がほぼ出てこないので・・・
 まあ地下アイドルレベルでもアイドルを名乗れる時代ですから、その程度の娘をマホトが暴力とSEXで支配していただけかもしれないし、ふたを開けたら「誰だよお前」みたいなオチかも知れませんね。






  


Posted by 縛りやトーマス at 00:47Comments(0)アイドルネット週刊文春

2019年06月19日

冴えないヤツらの心の叫びを聞いてくれミュージカル『アナと世界の終わり』



 イギリスの片田舎の町で、過保護な父親トニー(マーク・ベントン)と暮らす高校生のアナ(エラ・ハント)は卒業したら田舎の町を飛び出して海外旅行にいく計画を立てていた。なにせ地元の町には幼馴染のダサ男ジョン(マルコム・カミング)、オラオラ態度が鼻について別れてしまった元カレのニック(ベン・ウイギンズ)、生徒たちを見下してばかりのサジェージ校長(ポール・ケイ)、つまらなくてイライラする連中だらけだから!
 ところがジョンが口を滑らせたせいで海外旅行の計画が父親に漏れてしまい大ゲンカ。

「パパなんか大嫌い!」

 クリスマスだというのに声もかけずに家を出たアナはやっぱり仲直りしようとするが、町にはゾンビがあらわれ大パニック!

「もう世界は終わりだ!いっそこのまま海外へ逃亡しよう!」

 と上手いこといってアナと恋の逃避行をたくらむジョン。しかしアナは父親と最後に仲直りをしようと、クリスマス学芸会の準備のため、学校にいるであろう父の元へ向かう。退屈でつまらない生徒たちの手を借りてアナは父親と再会できるのか?


 ゾンビものというジャンルにもっとも縁遠いと思われる青春ミュージカルが悪魔合体した結果、出来上がったものは・・・学園生活ではイケてない、冴えないやつらの負け犬の心の叫びを聞いてくれミュージカルだった!楽曲にはマライア・キャリーの『恋人たちのクリスマス』のモロパクリなやつもあるけど、オリジナルのひとつ、『ハリウッド・エンディング』が素晴らしい

♪映画のようなエンディングなんてない
ディズニーじゃないのに僕は勘違いしてた
物事はうまくいかない 僕はスターじゃない
これが映画だったら彼女は僕に夢中 やっとわかったいいヤツでもモテないって
誰も教えてくれない 恋は映画や小説や歌みたいにうまくいかない
ずっとウソの世界を見てきた もうだまされない
映画のようなエンディングなんてない




 ゾンビで青春ミュージカルだって?また恋愛脳に侵された連中が恋愛して、異性に好かれるためにファッションや車やデートにお金を使え!と電通みたいなやつらが消費を促すためにゾンビを利用しようとたくらんでるのか・・・と憤ってましたが、モテない冴えない人々への愛情あふれる視点に涙があふれてとまりません。設定上は悪役っぽく登場する元カレのニックだって実はいいヤツだったというオチもひねりが利いている。
 ちなみに歌って踊ってる間はゾンビも襲ってこないので、ゾンビもいいヤツらだな!ストーリー上悪役が必要なので嫌味な校長だけが唯一の悪なんですが、基本いいヤツしか出てこない。みんないいヤツだらけの珍しいゾンビ映画の誕生です。


  


Posted by 縛りやトーマス at 11:38Comments(0)映画音楽

2019年06月15日

下着のグラビアしただけで文句をいう声優ファン

 人気声優の豊田萌絵さんが前回大好評だった写真集の第二弾を発売!



 その発売を目前に控え宣伝を兼ねてFRIDAYに先行ショットが掲載。



 生唾モノのセクシーランジェリーショット公開にファンもそうでない人も大興奮!・・・のはずが、一部の熱心なファンからはあまりセクシーすぎる活動はいかがなものか、声優は声だけの仕事で認められるべきでは・・・と抗議の声が上がっている模様。

 声優ファンってホントこういう時に視野偏狭になるよな。いつもは竹達彩奈や佐倉綾音、原田ひとみにおっぱいおっぱいといってるくせに、直球で水着や(今回は下着だが)セクシー系の仕事をされてしまうと文句を言いだす人たちって・・・

 なぜ素直に最高でーす!もっと見せてください!勃起が止まりません!ということができないのか。正直になれ!わざわざ画像まで貼って、右クリックした上でシコってるくせに!言い訳自慰ほど見っともないものはないんだぞ。
 
 いくら声優は声の仕事だけで評価されて~こういうのは声優の仕事じゃない~とか憤ったところで、そいつの股間は大体憤っているから説得力ゼロ。
 声優は声の仕事だけしとけ、みたいなのもよくわからんし。グラビアという分野で評価されて仕事を得たのだから、それがだめだという理由がわからない。結局彼らは〇〇はこうあるべき~といった自分の中の価値観だけがすべてで、思い込みだけで豊田萌絵を応援しているのだろう。思い通りにならなかった途端に反発とは、声優ファンもたかが知れている。ファンなら覚悟を決めて応援する対象が何やってもついていけよ。


※追記
のちに豊田萌絵さん本人が写真集リスペクトっぷりを表明してくれているので、ファンなら迷わず応援しておけと
https://twitter.com/toyotamoe/status/1140248196402204678
 

  


Posted by 縛りやトーマス at 23:35Comments(0)声優アニメ