2011年10月29日

チョンボ批評家・前田有一



大気圏の彼方に吹き飛んだ映画「はやぶさ」


小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還を描いた竹内結子主演の映画「はやぶさ」が大コケしている。10月1日に公開され、興行ランキングでは5位スタート。その後も7位、9位と下降の一途である。
「もはや打ち切りも時間の問題。宣伝費などを考えれば最低でも10億円に届かないと赤字ですが、興収は5、6億円の見込みです」(映画関係者)
 はやぶさ帰還は日本中が熱狂した一大イベントだった。なぜ映画はコケてしまったのか。映画批評家の前田有一氏はこういう。
「『プロジェクトX』のような重厚な人間ドラマを期待していましたが、まったくの期待外れ。突貫工事で映画を作ったため、全体的に作りが粗いのです。そもそも竹内の役柄は架空のオリジナルキャラで、はやぶさ帰還とは関係がない。いてもいなくてもいい存在という設定だからガックリです。しかも、無理にコミカルに演じようとして失敗している。もう一つ、唖然としたのは、CGのはやぶさがアニメ声で“僕は今ここにいるよ”“なんだか力が出なくなっちゃった。みんなの声が聞きたいよ”なんてふうにしゃべり出したこと。せっかくの美談が漫画チックな駄作になってしまいました」
 トンデモ映画の仲間入りは避けられそうもないが、はやぶさ関連の作品は今後も控えている。第2弾は渡辺謙主演で来年2月に公開の映画「小惑星探査機はやぶさ―遥かなる帰還―」(仮題)、第3弾は藤原竜也主演で来年3月に公開の3D映画「おかえり、はやぶさ」だ。こちらは期待できるか。


http://gendai.net/articles/view/geino/133369


というゲンダイネットでお馴染みの自称映画批評家・前田有一の記事がライブドアニュースなどに転載され2ちゃんなどで映画『はやぶさ』のダメ映画ぶりがさらされたわけですが・・・
そもそもこの前田の感想文にはおかしなところがある。


>もう一つ、唖然としたのは、CGのはやぶさがアニメ声で“僕は今ここにいるよ”“なんだか力が出なくなっちゃった。みんなの声が聞きたいよ”なんてふうにしゃべり出したこと。せっかくの美談が漫画チックな駄作になってしまいました

以下は2ちゃんねるの前田スレからの転載。

901 :名無シネマさん:2011/10/28(金) 08:47:02.49 ID:MwZVo4g7
まず「はやぶさ自身」は喋っていない。

主人公の水沢恵が、子供にもプロジェクトの内容が分かるように、
広報の仕事の一環として、絵本で説明することを考えた。
それが「はやぶさ君の冒険日誌」で、「喋ってる」と言われるのがその中のキャラ「はやぶさ君」。

本作は「完全コピー」をうたっており、
リアルさの追求でわざわざプロジェクトのメンバーに専門用語など解説させたりしないし、
させたら興ざめ。
なので、第三者の水沢恵を立てて、
外からプロジェクトの推移を見守る演出に徹してる。

ただ、それだけだと観客が置いてきぼりを食らうケースも出てくるので、
絵本の「はやぶさ君」のセリフを水沢恵で語らせる事で、
何が起きてるのかを観客に説明をしている。

竹内役不要とかアニメ声で喋るとか、お前は何を観てたのかと。


上記の書き込みがすべて説明してくれているが、前田有一ははやぶさの置かれている状況を竹内結子演じる水沢恵が代弁して話しているシーンを擬人化したはやぶさ自身の台詞と勘違いしているのだ!
映画を見るとわかるが、どこをどう深読みしてもはやぶさ自身の台詞と間違えることはない場面で100人が見たら100人が竹内結子が代弁して話しているんだね、とわかるはず。前田有一以外、誰も間違えてないと思うんですけど。


またやっちゃいましたか!
これが超映画批評での発言なら、いつものように当該部分を書きなおして再アップ、何事もなかったかのように振舞うところなんですが、自分に編集権のないゲンダイネット上の記事なのでさあ大変。

この自称映画批評家の駄文に堂々異を唱えた人間がいた。樋口真嗣さんです!



こいつ馬鹿だろ。映画観てりゃ誰のセリフかわかるじゃん。映画を観る知能のない馬鹿が足引っ張るのが一番許せん!
http://twitter.com/#!/higuchishinji/status/129231762504163328

好き嫌いの話じゃない。映画で起きていることをきちんと捉えているかどうかの問題だろう。 RT @jcafred: 客寄せパンダ扱いで竹内さんを安易に起用した点が嫌。
http://twitter.com/#!/higuchishinji/status/129234039440801792



かつての『ローレライ』の潜水艦デザインを「怪しい未来兵器のプラモ並、軍事に詳しい者ならおかしいとすぐにわかる」や『隠し砦の三悪人(リメイク)』での主人公むさしを“たけぞう”呼ばわりしていたなどのチョンボを知っている者からすると、すわ前田VS樋口の対決がついに実現か!とワクワクするねえ!
何しろ“映画を観る知能のない馬鹿”呼ばわりですから。面と向かって喧嘩売ってるわけだよ。さあ前田よ、この喧嘩受けるんだろうな?

しかし現時点では前田はこの件に関してスルーを決め込んでいる。
そりゃないよ。普段は人の作ったもんをエラソーに批評してるんだから、作ってる側からの反論には応じるべきでしょう。それをしないなら前田は言いっぱなし、書きっぱなしなので一切意見は受け付けませんって言ってるようなもん。なら人の作ったもんを批評する資格無し!

ああ情けない。せっかく業界関係者、制作側(樋口さんは『はやぶさ』のスタッフじゃないけど)からの初めての反応なのに。これが町山さんなら「待ってました!」とばかりに喧嘩買うぜ。
このままじゃ前田は口だけ野郎になる。トンデモ批評家の仲間入りは避けられまい。




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Posted by 縛りやトーマス at 00:15│Comments(2)映画
この記事へのコメント
こーなったら堤監督も噛みつきゃあいいのに…

とも思いましたが、それをやったら もしドラのプロモーションと同じになっちゃいますし…
Posted by kajio at 2011年10月29日 22:43
堤幸彦はあんまりそういうのに関わり合いそうにないタイプかも。
雇われ仕事(っぽい)なので作った後はどうでもいいと思ってるかも知れないし・・・・
Posted by 縛りやトーマス縛りやトーマス at 2011年11月01日 23:57
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