2012年03月12日

AV30~小室友里列伝

1981年にビデオ生撮り作品が誕生してからなんと30年。AV生誕30周年らしいですよ。
30周年を記念して時代とメーカーを越えた記念事業、オールアダルトジャパン、AVベスト版がリリースされております。

アダルトビデオ30周年記念プロジェクト AV30
http://www.dmm.co.jp/av30/


といっても当の女優たちからは無許可(だと思う)で過去の素材を切り貼りした再編集版が出てるだけなんですけどね・・・そんなの、過去に何度もあったやんか・・・(確かに別のメーカーの作品、レンタル、セル系のメーカーの垣根を越えて一つにまとめられてるのは凄いけど)AV30とか大層に言うほどのことか!?と思ってたら一本だけ、凄いのがあった!

このAV30のスタートを切る一本目としてリリースされた『メーカー横断ベスト!!! 小室友里8時間』だ。
AV30~小室友里列伝

これは90年代最高のAVアイドルとして名高い小室友里のメーカー縦断ベストで、4年間で約60本の作品に出演した中から小室友里本人が24作品をチョイス、中からオススメのシーンをピックアップして2枚組8時間に凝縮したベスト版。
しかも本人がデビュー時から引退まで、当時を振り返るライナーノーツ(といってもペラペラの紙一枚なんだけど)付き。この手の女優再編集ものは何本もあるけど、本人自ら当時を振り返るってのは初だと思う。収録作品とライナーノーツの内容は以下で全文読めます。

http://www.dmm.co.jp/av30/linernotes/aaj_004.html

内容もさすが雑誌でコラムを書いてただけのことはある(今もブレイクマックスで連載中)面白さで、96年末に数ヶ月リリースが止まり、暗黙の了解で「数ヶ月リリースが止まったら自然に引退」という風潮があったので、私も引退と思い込んでましたが97年4月に『ありったけの愛液』で復帰した時のことを振り返り

>実はこの頃、こっそり業界を離れていたんです。とある企業に内定をもらっておりましたもので。ですがその企業がマルチ商法の悪徳業者だと判り、万が一の時のために弁護士を頼んで退職。再びAV業界に舞い戻った、というわけです

これは初めて知った。『ありったけ~』の内容も何かふっきれたようなノリで小室友里作品の中でもベスト5に入る傑作なんだけど、その背景にそんなことがあったとは・・・
他にも小室友里ファンならかゆいところに手が届くことが色々書いてあってまさに30周年記念事業にふさわしい内容ではないか。

彼女の引退時期であった98~99年はちょうどセル系のインディーズメーカーが台頭してきた頃で、まったく新しい形のAVを認知させるために、ベテランの域に入っていた女優が多く起用されており、彼女もそのひとりとしてインディーズ作品をリリースしたのですが・・・

>当時、ソフトオンデマンド、アタッカーズなど、インディーズメーカーがめきめきと力を付けてきたこともあり、ありがたいことに私のような、各メーカーを一回りしてしまい、王道とされたレンタルメーカーでの出演はもう難しい、出がらしの茶葉となったベテラン女優にも出演依頼が殺到していたようでした。しかし、「グラビア撮影の延長だと思えばいいから」と言われて出演した、過去のインディーズ作品が曰く付きの問題作となり、正直なところインディーズメーカーに良い印象を持っておりませんでした。

それがハリウッドフィルムの『ルームサービス』シリーズでビデ倫を通さなかったためにモザイクを薄くすることが出来、ほとんど見えとるやないか、というもので当然摘発を食らいビデオは回収。報道の度にシリーズ一作目に登場した彼女の写真が使われ、風評被害にあっていたそうです。

>90年代後半に活躍した女優たちにとって、インディーズ作品の出演は、ある意味屈辱だったのではないかと思います。
言い訳をさせてもらうなら。それは致し方ないことなのではなかったか…と。蝶よ花よともてはやされたアイドル時代が過ぎ、みるみる間に自分が汚らわしく扱われる。顔はぐちゃぐちゃにされ、ヴァギナはおもちゃにされる。もちろん演出上そうしているだけで、仕事なのだから仕方がないと納得しているつもりでも、心のどこかで否定している自分が居る。それはAV女優としてではなく、女のプライドがそう思わせる業なのではないかと思うのです。まったくもって無駄なプライドです。でもそれを捨て切れない女優たち。だからAV女優として、花を散らすことが出来たのかもしれません。


とこんなことまで語った上で、そのインディーズ作品の何本かをこのベスト版に収録しているというのも凄いわ。
あの飯島愛ですらAV時代のことなんてほとんど語らず、挙句は自伝本『プラトニック・セックス』で過去を都合のいい様にねじ曲げてたぐらいですから、(当時はそうでもしないとAV女優が自分を守れない・・・世間に受け入れられない時代だったんでは、と今では思いますけど)この小室友里ベストがどれだけ画期的なものなのかわかっていただけよう。
というわけで小室友里ファン以外にも、AV史を学ぶ上でも重要な作品なのでぜひ買って欲しい!そして全作品完全な形で再リリースされることを望む。




同じカテゴリー(AV)の記事画像
上原亜衣が帰ってきた
フォトブックの告知とも思えない
瞳リョウさんの初新作
年明けも仲村みう
没入型仲村みう
海外のサーバーなら安全だと言ったな。あれは嘘だ
同じカテゴリー(AV)の記事
 上原亜衣が帰ってきた (2019-06-05 00:34)
 フォトブックの告知とも思えない (2019-04-18 01:18)
 瞳リョウさんの初新作 (2019-01-06 03:07)
 年明けも仲村みう (2018-12-04 18:09)
 没入型仲村みう (2018-11-20 23:50)
 海外のサーバーなら安全だと言ったな。あれは嘘だ (2018-11-15 18:50)

Posted by 縛りやトーマス at 22:46│Comments(1)AV
この記事へのコメント
現在最前線にいる単体の女優さんと比べたら、やたらリアリティーのあるお腹が印象的でした。
Posted by kajio at 2012年03月13日 01:55
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。