2012年12月08日

理屈じゃないんだ!アイデアなんだよ!

仮面ライダーシリーズの劇場版最新作『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』を観てきた。

理屈じゃないんだ!アイデアなんだよ!

本作は平成ライダー14作目、前作と今作の仮面ライダーがクロスオーバーするシリーズ第4作目の劇場版。そこまで来ればいいかげんマンネリ化してくるのも仕方なく、特に悪役に関しては完全にネタ切れのようで、最近の劇場版ではショッカーやジェネラル・シャドウといった過去作品の敵組織、敵怪人を新たに登場させ、それすら尽きた前作では宇宙鉄人キョーダインといった石ノ森章太郎の他作品からヒーローだったキャラを悪役に置き換えるという方法をひねり出し、ライダーの劇場版は年に3本も作らなきゃいけないから、悪役のアイデアをひねり出すのも大変なんだなあ。

石ノ森ヒーローの使い回しが上手くいったことで味を占めたのか、今回はアクマイザー3にサナギマン=イナズマン(しかも特撮版ではなく、原作漫画版!)を登場させ、ウィザードが魔法使いという設定なので不思議コメディーシリーズから美少女仮面ポワトリンを起用という荒業をやってのけた!
ネタのどん詰まりから生み出された苦肉の策なわけだが、これが今回、上手くハマっていた。

5年後の2017年を舞台にしたフォーゼ編では超能力を持った少年少女4人の『怪人同盟』の企みをフォーゼ率いる仮面ライダー部が阻止、現れたアクマイザーを追って5年前の世界にタイムスリップする。
2012年が舞台のウィザード編ではアクマイザーによって捕らえられた5人の少年少女を救うためアンダーワールドに侵入したウィザードたちがポワトリンと出会う。
ウィザード編からMOVIE大戦アルティメイタム編、2017年と2012年二つの時代をつなぐストーリーは一捻りも二捻りも加えられており、ある人物に関する意外な秘密が明かされるオチは爆笑必至。
ウィザード編とMOVIE大戦アルティメイタムの脚本は『カーレンジャー』『ポワトリン』でおなじみの浦沢義雄さんなんだけど、途中でいきなり結 婚式が始まったり、ポワトリンの活躍を待ち望んでる人の前でウィザードが大暴れしてブーイングを浴びたりといかにも浦沢義雄な場面が連続し、ウィザードのキャラ設定を放り出してるあたりも素晴らしい。
これはもう、浦沢義雄脚本の勝利としか言いようがありません!

劇場版の悪役はとにかくデカくすればいいとか、本編に出たアイテム全部使える反則キャラとか、出涸らしのようなアイデアに振り回されてる人たちはもう一捻り頑張ってアイデア出してくれ。やはり映画の面白さはアイデアだと確信した。愛ある限り戦いましょうよ!

あとポワトリン役の入来茉里が結構可愛かった。あれは花島優子じゃなくてよかった。



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Posted by 縛りやトーマス at 23:04│Comments(0)映画
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