2013年03月07日

どう?俺『アウトロー』

「トム・クルーズ新シリーズ誕生!」
「それは、トム史上最も危険でワイルドなアウトロー<流れ者>ヒーロー!!」


という映画『アウトロー』の惹句を読んだ時の衝撃ときたら。トム・クルーズほどアウトローって言葉がに合わないハリウッド役者もいないだろう、と・・・

どう?俺『アウトロー』

そんな不安のよそに、トム・クルーズは元陸軍の秘密捜査官でクレジットカードも携帯電話もeメールのアドレスも持たない流れ者を必死に演じている。もう全身から「俺はアウトローだ!」と主張しまくりの演技でそういう奴は却ってアウトローには見えない、と誰か教えてやって。いまどき、西成のホームレスでも携帯電話持ってるよ!

そんなトムは無差別殺人事件の容疑をかけられた男の無実を晴らすべく捜査を始める。その男はかつてイラクで同様の事件を起こしており、その事件は迷宮入り目前だったがトムの執念の捜査によって解明された。つまり、男はトムならば自分の無実を証明するはず、と睨んでトムを呼び出したわけで、もちろん事件には男以外の真犯人と黒幕が存在する。
この真犯人と黒幕の手口がお粗末そのものでトムを罠に嵌めようと酒場で一杯やってるトムに女が近づき、
「お兄さん、ワタシと遊ばな~い?」
と声をかけるのだが、フケ専のトムは興味を示さず、そこに女の連れが「おいてめえオレの女になに手をだしてやがる」とカビの生えたような絡み方で叩きのめそうとするのだが、誰の目にも黒幕に雇われてるのがモロ分かりのチンピラで、返り討ちにあったこいつらを「面が割れた」とかいって全員抹殺。余計に手間かかってるわ!遠まわしやし!!
この手のミステリーにありがちなんだが、観客の裏をかこうとするあまり、必要以上にもったいぶったり、単に遠まわしだったり、無理がありすぎたりというストーリー展開がよくある。この落とし穴にきっちりハマっている『アウトロー』は真犯人の凄腕スナイパーに近接戦闘武器で立ち向かうという無理にもほどがあるクライマックスで幕を閉じるのだった。

シボレーを廃車に追い込むカーチェイスなど見所はあるものの、やっぱトムにアウトローは似合わねえ、という印象が強く残った。スクラップにしたシボレーから下りたトムがバスを待つピッツバーグの貧乏くさい労働者の列に紛れ込んで追跡を交わす(明らかにトムは警察に追われたお尋ね者なんだけど、トムのアウトロー臭を感じてかばってやるのだ!だってアウトローだから!)シーンは失笑寸前。

あとロザムンド・パイク演じる弁護士は胸元見せ過ぎ。あんな弁護士じゃ裁判官が見惚れて仕事にならんわ。



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Posted by 縛りやトーマス at 12:45│Comments(0)映画
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