2013年05月31日

これだから公務員は・・・『県庁おもてなし課』

有川浩原作の映画『県庁おもてなし課』を観る。



高知県庁に実在する「おもてなし課」を舞台にしたフィクション。
観光促進を目的にした観光振興部の新部署・おもてなし課。配属された新人職員の掛水(錦戸亮)はやる気だけは満々で「地元の有名人に観光特使を頼みましょう」と提案。高知県出身の作家・吉門(高良健吾)に快諾してもらうが「スピード感のないお役所体質」とキツイ駄目出しを食らう。
吉門から民間感覚を補うために民間人のアルバイトを雇うこと、県庁内でかつて提案されたパンダ誘致計画について調べること、地元民宿にいる人物を訪ねろとアドバイスされる。
アドバイスに従って県庁のアルバイト・多紀(堀北真希)をスカウト。その理由は出勤時にロードサイクルで全力疾走する掛水を多紀が軽く漕ぐママチャリで追い抜いたからだ!
「こいつ・・・できる!!」
二人はパンダ誘致計画について調べると、県庁職員らの口は重い。どうやらパンダ誘致計画には職員らがふれられたくない秘密があるのか・・・?
二人は民宿を尋ねる。民宿にはかつて県庁の観光課に務めていた清遠(船越英一郎)がいた。どうやら彼がパンダ誘致計画を推進していたらしい。パンダ誘致計画は斬新すぎて当時の職員らにまったく受け入れられなかったらしく、清遠の娘・佐和(関めぐみ)は父親を退職に追いやった県庁を恨んでいた。
民宿に日参する二人の前に吉門が現れる。なんと吉門は清遠の息子だった!!

吉門は過去の誘致計画の顛末などを知っているので親父をアシストしつつ、地元の人間としておもてなし課に協力し、公務員と民間人のタッグによるハートウォーミングなストーリーでも描かれるのかと思いきや、そんなことはなかったぜ!!

吉門は実は清遠とは血が繋がっておらず、清遠とは吉門の母親の再婚相手(お互い連れ子同士の再婚)という関係なの!で、吉門は佐和と「お互い好きだけど、言い出せない」関係で、吉門が家を出て独り立ちする時に関係は切れてしまったものの、佐和のことを忘れられない吉門はおもてなし課の仕事をとっかかりに実家に帰る機会を得たのであった!

・・・おい、公務員相手にエラソーに「お役所体質」「民間感覚を養え」文句垂れてた割に、お前の目的は義理の妹と近親相姦することかい!!

かたや公務員の仕事ぶりも大概で、映画の中で描かれるのは仕事と称して高知県中をドライブ、その間空気の読めない掛水に多紀が「鈍感すぎます!」とふて腐れ「ごめんね。俺空気読めないから・・・」と勤務中にイチャイチャする二人の姿であった。
仕事せえ!仕事!
まさか、これが民間感覚というやつなのか?

清遠は「高知県レジャーランド計画」というのをぶちあげるんだけど、それが「高知県のありのままの自然を活かす」&「おもてなしマインド」(意味不明)という目新しさの欠片もない計画で、こいつが県庁追われたのは無能だっただけじゃねえのかと思っちゃうよ!

映画のラストは「この計画にGOサインが出た」というところで終わっちゃう!!計画が成功したんじゃないのかよ!!それ、話がきちんと完結してないから!!
しかもGOサインが出た理由は高知県レジャーランド計画がアイデアとして優れていたからとかではなく、地元のTVに出た掛水が「一生懸命頑張ってるんで応援してください」というアピールに県知事が心打たれたからって・・・
みんな一生懸命頑張ってるんだよ!それでなんでも上手くいくんなら世の中不可能なことなんてねえよ!頑張ってるだけじゃ足りないから、独創的なアイデア、実現性のある企画力とかが求められてるんじゃないの・・・(それにこの映画の公務員はいちゃついてるだけだから)

それにしても仕事するフリしてバイトとイチャついてばかり、という風に描かれた高知県庁の職員はこの映画に納得してるんでしょうか?



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Posted by 縛りやトーマス at 23:15│Comments(0)映画
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