2013年11月05日

一緒にお風呂入りませんか?『恋するリベラーチェ』

『恋するリベラーチェ』を観る。

一緒にお風呂入りませんか?『恋するリベラーチェ』

50~70代に「世界で最も稼ぐエンターティナー」として知られたピアニスト、リベラーチェの自伝的映画。
リベラーチェは幼少の頃からピアノの天才として知られ、TVショーの出演をきっかけに不動の人気を獲得し、ラスベガスで行われるショーは連日超満員。世界中に愛されるスターだったリベラーチェ。しかし彼には誰にも知られたくない秘密がありました。そう、リベラーチェはオカマだったのです!
というけれど、リベラーチェのショーはオールピンクにラインストーン張りのロールスロイスで登場、ラインストーン(本物のダイヤをつけたのもある)の衣装、ラインストーン張りのピアノに燭台載せて・・・とどっからどうみてもあんたオカマやん!
そんなオカマのピアニスト、リベラーチェが愛した青年スコット・ソーソンとの出会い、恋愛、そして別離までが描かれる。

リベラーチェ役はマイケル・ダグラス、そしてスコット役はマット・デイモン!ダグラスといえばセックス中毒で入院させられたほどの女好きで知られるのに、オカマ役って・・・しかしダグラスはちょっと小太りになって、オカマの人特有のもっちゃりしゃべりをマスターして見事にリベラーチェになりきった。そんなダグラスがデイモン演じるスコットと出会い、リベラーチェの愛犬のために目薬を用立ててくれたことから二人は急接近。自宅であるお屋敷にスコットを招くと
「君ともっと仲良くなりたいの!」
とリベラーチェはスコットをジャグジーに誘う
昔、淀川長治さんがシュワルツェネッガーと対談した時「一緒にお風呂入りませんか?」と誘ってたけど、オカマの人ってやっぱり仲良くなりたい時はお風呂に入るんだなあ・・・

そんな儀式を経てお屋敷に住むようになったスコットはリベラーチェの信頼を得て、もう一つの秘密、カツラの手入れを任され、専属運転手としてショーにも参加するように。ついには「僕の若い時そっくりに整形して!」と頼み込まれ、言われるがままにダイエット、整形を繰り返したスコットはリベラーチェファンのおば様(リベラーチェはおば様層に大人気だった)に実の息子と間違われるほどに。
ついには養子として迎えようと提案され、二人の仲は永遠に続くと思われたものの、ダイエットを繰り返し、薬の副作用で怒りっぽくなったスコットとリベラーチェの関係は少しずつ崩れ始めていく。

大金持ちで人も羨む成功を手にしているのに、少しも満たされずスコットに「誰も僕のこと理解してくないの」と愛に飢えるリベラーチェ。ロールスロイスのコレクション、孔雀のドレス、ミンクのコートに囲まれても少しも満たされない!恋人が居てもいつか失われるんじゃないかと気が気でならない。そんなリベラーチェがスコットを自分そっくりにしようっていうのは象徴的。自分だけが最後に愛せる存在なんだと。

監督のスティーブン・ソダーバーグはこの映画に全身全霊注ぎこんで「これで休業する!」と公言。ソダーバーグ組のダグラスやデイモンがそれに応えるのかのような熱演をベッドの上で汗みどろになって繰り広げるのであった!
同性愛すぎる内容から資金調達が難航し、数年がかりのプロジェクトになり結構な苦労があったよう。その間も出演契約をしたダグラスとデイモンは降板を言い出さなかったというからソダーバーグ、ダグラス、デイモンの三位一体の愛に満ち溢れた映画なんだよ!それがあんなに辛い結末を迎えるなんて・・・オカマって悲しいのね!



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Posted by 縛りやトーマス at 12:39│Comments(0)映画
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