2014年03月21日

国立の向こう側

先日16日は国立競技場に『ももクロ春の一大事2014国立競技場大会』を観に行った。

国立の向こう側



ももクロにとって初となる国立でのライブは結成当時……代々木公園の路上で十数人の前でやってた時からの夢であった。

2013年元旦。初の紅白出場を終えたメンバーはデビュー当時からこれまでの道のりをたどるべく、定期イベントをおこなっていた飯田橋、ライブをした秋葉原、日本青年館といった場所をバスに乗って巡った。終点が千駄ヶ谷の国立競技場前で、USTREAM中継された映像を見てなんとなく終点を予想したモノノフが国立競技場前に集まる中、リーダーの百田夏菜子は高らかに「いつか国立でライブをする」と宣言したのであった。

その後、東京オリンピック開催が決定、それに合わせて国立が改装されるということで国立ライブは改装が終了する6年後までないんじゃないか……という残念な予想がモノノフの間にも流れていた。が、去年のももいろクリスマス2013最終日の23日、メンバーにはまったく知らせずに(当日会場に居たファンには事前にモニタで『この後ゲストが出ます』と告知された)ビッグマッチの紹介に必ずサプライズゲストとして現れる松崎しげるが登場。
「今年の正月に みんなで誓った あの夢を今叶えるよ」
と2014年の国立競技場2DAYSが発表されたのであった。

この感動的な場面はUSTREAMでのライブ配信場面でも流れたため、当日会場にいなかった(もしくはライブビューイング会場)ファンでも後に映像で見ることができたので全モノノフがこの瞬間を共有したのだ。
松崎しげるが熱唱した
「ももクロの夢は モノノフの夢さ」
は文字通りみんなの夢さ!
この夢の舞台を見ずしてなんとする!ということで争奪戦に勝ち抜いた最終日16日のチケットを握り締め(現地発券だから実際には握りしめてないけど!)いざ国立へ。

当日物販は抽選の結果午前9時からという早めの時間が当選したので、この時間帯ならまだ客も少ないから物販の列がスムーズに流れているはず、ツイてる!と確信し都営大江戸線国立競技場前駅へ。予想が的中して人は結構いたが列はスムーズに流れて30分ほどで目当ての物が買え、時間は10時にもなってなかった。あとは午後17時(!)の開演を待つまで。時間はたっぷりあるので千駄ヶ谷の喫茶店にて国立競技場大会パンフレットを読む。
今回はついに南国ピーナッツこと松崎しげるへのインタビューを敢行。

「最初はなんでオファーが来たのかわからなかったけど、やってくうちに、彼女たちのひっちゃきに頑張ってる姿に共感したっていうか。彼女たちガンガンにいくじゃない。俺もステージで手を抜いたことないんでね。一生懸命やってる奴には、後ろ指差すやつはいねえなって」
「マネージャーの川上(アキラ)くんが、タレントに惚れて一生懸命やるっていうのがすごく見えたのね。あの熱意はすごいなと思ったね。俺の時代からするとそういう浪花節的な、マネージャーとの一心同体みたいなのってすごく好きで。これが売れる基本なんだろうなって。最近はあそこまで、自分の生活以上にガーッといれこむっていうのはないよね」


という松崎しげるの言葉からすでにグッときたね!私も喫茶店で泣いてたから。始まるまでまだ5時間以上あるんだけど。
パンフレットにはさらにその川上マネージャーからももクロメンバーに向けたメッセージが載っていて、去年の日産スタジアムライブのOPで聖火台に灯す火を川上マネージャーから夏菜子にバトンタッチする、という演出があって

「それはあなたに「ももクロの未来を託しました」ということです。だから国立競技場ではあなたからお客さんに、ももクロの未来を伝えてあげてください」

これ読んでまた泣いた。川上マネージャーってこういうこと面と向かっていうタイプじゃないのでこういうところじゃないと書けないんだろうけど、だからこそこの一文は確実に涙腺緩むわ。他の4人にもいいこと書いてるんだけど、夏菜子へのメッセージが単なるファンの私にすら心に突き刺さった。もうこれ以上は読めない!そっとパンフレットを閉じて店の外へ出たのであった(後に会場でとなりの席に座った人にも「泣けるから後で読む方がいいです」といっておいた)。

まだ開場まで時間があるので国立方面へ戻る。リハーサルの音が漏れ聞こえる中、ぐるり外周を回ると感じるのはとにかくデカイってこと。広さでいうと横アリやSSAもデカイのだが、国立競技場は周囲に秩父宮ラグビー場やら明治公園、神宮球場が周囲にあり、それらより遙かにデカイものがそびえているので「これが国立なのか」と圧倒された。
すでに国立周辺はモノノフでいっぱい。古株らしき人やら新規参入っぽい人、子供連れの家族、車椅子の人もいて色んな人達(約5万人)が5年間を経てここにたどり着いているのかと思うと感慨深くなる。

午後2時開場。そう、ライブ開始は午後5時なのに3時間も前から開場するのだ。ももクリ2013はスタート2時間前に開場しながら列整理の不備などで開演40分押しという事態になっていたので、西武ドームよりさらに多い人数を入れる国立で余裕をもたせたということか。それにしても3時間は長すぎるよ!
当日16日東京の最高気温は19度で、かなり暖かく日差しも差し込んでいたのでTシャツでも余裕で過ごせたから西武のように極寒に凍えることはなかったけど。
今回は入場列捌きもスムーズにいったのか、みるみるうちに客席が埋まる。私の席はアリーナE11ブロック。

国立の向こう側

チケット発券された瞬間に「やった!アリーナだ!」と小さくガッツポーズ。ここまで広い規模の会場だとアリーナでもスタンドでもあまり変わらないけれど、西武がスタンドだったこともあり、今回はメンバーに近い位置で見たかったのでAE(ファンクラブ)枠よありがとう。アリーナE11はメインステージからは遠いけどセンターステージには近く、さらに後ろにあるサブステージにつながる花道があり、ここを通るメンバーの表情がわかるほど近い。これは良席。
メインステージ真正面には聖火台があり、下方にサブステージにつながるゴンドラがあり、アリーナをぐるりと囲む外周という構成。
ある意味王道のステージ構成なので特に奇を衒った企画などもあまりなさそうな直球、いや全力勝負のライブパフォーマンスが見られるのではないかと確信した。
公開直前の『悪夢ちゃん The 夢ovie』予告編とあーりんがアテナ役で声優初挑戦する『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』予告編、ももクロChanDVD宣伝映像が交互にモニタに映され、あとは開演を待つばかり……

そしてほぼ定刻通りにライブ開始。橋本真也の入場曲『爆勝宣言』をBGMに選手(メンバー)紹介。ももクロには前山田健一の『overture』というオープニングテーマがあるのだが、その前は『爆勝宣言』を使っていた時期があったので、古株ファンはニヤリとする展開。聖火台に登場したメンバーが勢揃いし、メインステージのモニターに去年のももクリ2013での松崎しげるによる国立開催決定、それに号泣するメンバーの姿を映したVが流れ、また泣いた。三度目だよ!
あらためて『overture』が流れ、ゴンドラに乗ってサブステージに下りたももクロちゃんは当時の衣装を着てデビュー曲『ももいろパンチ』を熱唱。
セトリは前日と同じ、シングル曲を発売順にやっていくという流れで5thシングル『ミライボウル』まで来たところで過去映像のVTRが流れる。そこには早見あかりの姿も……そう、ちょうどここまでは無印時代なんだよな。衝撃だった日本青年館での早見あかりラストライブの映像。自分は無印時代から応援してるけど、早見あかりのいた6人のももクロを目の前で見たことがなく、そこがモノノフとして欠落した部分なのだと自覚しているのだが、それでもここは目頭抑えたな。この映像にはナレーション担当の立木文彦本人がその場で生でナレーションを入れて進行、PV開けの曲はZ時代初のシングル『Z伝説 ~終わりなき革命~』だが、なんとここでも間奏に入るナレーションの立木文彦本人が生ナレでZ伝説をやるという仕掛けに大興奮。


立木文彦 ‏@Fu_minT61

今日も、ももクロちゃん、全国のモノノフさんとテッテー♪的に春の一大事2014でバカ騒ぎしてきたよ。 路上パフォーマンスからほんの数年で見事!国立競技場2DAYSを完全制覇した“五色の誇り”はこれで最強伝説となった。 by語りモノノフ pic.twitter.com/kvFvRfuZpT

https://twitter.com/Fu_minT61/statuses/445201464638443521


『D'の純情』、夏菜子の「お前ら働けぇ~!」の煽りに乗せて『労働讃歌』そして『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛』では東響コーラス隊参加の豪華な伴奏で会場大盛り上がり。
そしてこの日最初のMC、自己紹介へと続き高城れにの
「国立競技場でのライブは7年先までないので、伝説に残るようなライブにしたい」
で高まるのだが、最後にMCが回ってきた夏菜子はいきなり「ワッショイ、say?」と謎のコール&レスポンスを要求、メンバー、モノノフともに戸惑う事態に。ワッショイ、sayってどう返せばいいんだyo!
ライブ終了後に生放送となったニッポン放送の『ももクロくらぶxoxo』によると夏菜子が「ワッショイ、say?って同じこと繰り返してって意味でしょ?」と勘違いしていたことが発覚。安定のバカぶりを発揮する夏菜子!

そして中島みゆきが手がけた新曲『泣いてもいいんだよ』世界観の作り込みがハンパないので川上マネージャーが泣けるのもわかろうというもの。早くフルバージョンで聴きたいもの。
モニタに再び国立への思いを乗せたVが流れ、いよいよここからは前日とは違うセトリに。東響コーラス隊が再登場し『カルミナ・ブラーナ』が。となれば始まるのは『Neo STARGATE』!レーザーが飛び交うステージ上は一瞬にして5次元世界に。
前日、バスで夜7時ぐらいに東京についたんだけど、外苑辺りを通った時にバスの窓からレーザーが飛び交ってる光景を見て「ああ、国立は盛り上がってるころだなあ!」とシートに身を沈めながら思いに耽っていた。昨日はバスの中だが今日は現地だ。
『BIRTH O BIRTH』『黒い週末』『Chai Maxx』と攻めの曲が続き、MC後の18曲目はカバー曲の『Believe』。曲の後半大サビで玉井詩織のソロパートがあるんだけど、この後で「Say!」って客を煽って続きの歌詞を歌ってもらおうという試みを2011年の国立川(東京都立川市のフロム中武デパートでやったライブイベントで隣の市にある国立と立川をかけて「国立川」と呼ぶようになった。このイベントでは手製のサブステージ、花道をつくり台車にメンバーを乗せて移動させたりする後のライブで実際に使用されるアイデアが生まれた)でやったものの、客に意図が伝わらず失敗してしまったのだが、今回再びチャレンジした結果、みんな続きの歌詞

そして空の向こう 心が描く明日は
もう一度あの場所で 君の隣にいよう


を歌ってくれたのだった。もちろん私も歌った!


みんなで歌おうSay!

こんな数年前の失敗エピソードまでもが国立へと繋がっているのだ。
終盤を迎えた国立ライブはmiwaとメンバーが作った『いつか君が』で最初のクライマックスに。巨大バルーンがアリーナ席に投げ込まれ、客がリレーする……はずだったんだけど、ちょうどこの頃の国立には強めの風が吹き出してバルーンが流されていくというやや残念な演出に。勿体無い!
続いてはしっとりと聞かせるバラード『灰とダイヤモンド』では一気に気温が下がって半袖のモノノフ(私含む)は肩を震わせたが、大サビの夏菜子の歌声はまさに震えんばかりの迫力で国立に響き渡る。もう寒さで震えているのか夏菜子の声に震えているのかわからない中、大量の風船が宙に舞い、幻想的な光景の中

「お前ら声が出せるのか~!」「お前ら拳上げろぉ~!」「高見沢拳上げろぉ~!」
とももクロの煽り上手、玉井詩織の煽りで高見沢俊彦登場!メンバーと3Bjuniorが旗を振り回し『鋼の意思』を劇的に盛り上げて一旦本編終了。

さすがに冷え込んできたので、この時間を利用してフリースを着込んでアンコール。なんとアンコール一曲目が『CONTRADICTION』!一日目のセトリになく、この日もここまでかからなかったので、ひょっとしたら外してくるのかと思ったところアンコール開けの一発目とはやるな。春のライブなので定番曲の『ココ☆ナツ』『ワニとシャンプー』は時期的に外してくるだろうから、するとテンション上げられる曲ってコントラしかないもんな。そして新曲『堂々平和宣言』を披露、私の一番好きな曲『オレンジノート』が続き、メインステージ端の花道からゴンドラに乗り込むメンバー。ということはもちろん『ももクロのニッポン万歳!』移動しながらサインボールを客席に投げ、ラケットで打ち込むメンバー。予想通りラケットを空振りする有安杏果!行き場を失ったボールが転々と……泣けた。しかし有安は号泣必至の東北パートで全国立を泣かせてこの失敗を取り戻すのだった。
ついに終焉となるオーラスの26曲目は『あの空へ向かって』。国立中に響き渡る「世界のももクロNo.1」どこまでも、どこまでも高く空に向かって伸びてゆくリフトに乗った5人が5万人の観客を見渡しこの一曲を歌いあげるのであった。


すべてのセトリが終わり、メインステージに戻った5人。余韻の残る国立の観客が注視する中、高城れにが何も言わずに一人メンバーの輪を離れ、メインステージからセンターステージへと続く花道を歩き出す。
実はメンバーひとりひとりがサブステージのゴンドラに移動して5人揃って聖火台に上がる、という演出でメンバーひとりひとり名前を呼ばれてから移動という流れだったのだが、音声トラブルか何かで高城れにちゃんの名前だけが呼ばれなかったのだ。すると観客は高城れにだけが特別な行動をしているように見えるので「もしかして卒業!?」と早とちりしてざわざわしだしたアリーナの観客が
「れにちゃん辞めないで!」「れにちゃんやめんなー!」
と大声で。みんな落ち着くんだ!私も勘違いしかけたけど!そんな空気を察したれにちゃん、聖火台から
「何年後も何十年後も一緒にいたい」
生涯ももクロ宣言。ほとんど「れにちゃんももクロやめへんでー!」状態やないか!

国立の向こう側
この状態

国立最終日はゲストも最小限、企画コーナーもなく、サプライズもない純粋にライブパフォーマンスのみの構成となり、ビッグマッチになると必要以上の全力ぶりや、時折危うささえ感じるギリギリのパフォーマンスを見せていたももクロがこの日は抜群の安定感を見せ、危うさなどどこにもないではないか。国立という舞台で一回りも二回りも成長したももクロ。最後のメッセージを託された百田夏菜子は聖火台からこう言った。

「今回2日目、私たちメンバーの中では、何かサプライズがあるのかななんて思ってたんですけど、こうやって何もないまま最後まで来て、わかったんです。もう悪い大人は、私たちの前に壁を作ってくれないんだなあと思って。だから私たちが今度は自分たちで、大人の事情とか関係なく、もっといろんなことをやっていけたらいいなって思いました」
「これからも、みーんなに幸せを届けるために、私たちは、たーくさん笑って、バカなことをやって、ちいちゃい会場でライブをしたり、弾丸ライブをしたり、ももクノみたいなちょっとふざけたイベントをやったり、こういう大きな会場でたくさんの方に観てもらったり、いろいろな、まだ皆さんが観たことないこともやっていけたらいいなって思います。目の前が真っ暗になってしまったときは、みんなのそのサイリウムを目当てに、進んでいけたらいいなと思います。皆さん、いつもいつも、本当にありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします!」


川上マネージャーから聖火を託された夏菜子は悪い大人たちの作った壁を乗り越え、パンフレットで川上マネージャーが語ったように自らの言葉でももクロの未来を伝えてくれた。
私は「ももクロは一番いい時に解散して欲しい」と言い続けてきたけれど、ももクリ2013でも「どこまでも行ってみたい」という夏菜子に胸を打たれた。国立のステージを見て本当にどこまでも行けるんじゃないかと思えてきた。こうなったらモノノフも、どこまでも着いていくしかないじゃない!



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