2015年04月24日

アタックオブザキラーサボテン『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』

アタックオブザキラーサボテン『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』

 クレしん映画23作目。前作『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』が『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』で食いついた層を狙い撃ちした号泣モノだったので、今回は純粋なドタバタコメディかつモンスターパニックものにシフトチェンジ。
 …とはいえ、冒頭10数分は別の意味で涙が止まらないのであった。

 メキシコに突然、謎のサボテンが大量発生。サボテンを日本に輸入するためひろしはメキシコ転勤を命じられる。単身赴任しようとするひろしだがみさえの「この子たちと別れて寂しくないの?私たちは家族でしょ!」という言葉で一家引っ越しすることに。
 カスカベ防衛隊のバッチを作っていた風間くんは「うるさいのがいなくなってせいせいするよ…」と強がり、お別れの席にも現れない。ふたば幼稚園ではしんちゃんが幼稚園の仲間や先生たちとお別れ中。

 しんちゃん「それじゃ組長も元気でね!」
 園長先生「園長ですよ…」

 このやりとりはいつものことなんだけど、園長先生の声優だった納谷六朗さんが亡くなられたので、六郎さんの遺作に。このやりとりも二度と聞けないのだ…
 電車の窓から外を眺めているしんちゃん。すると河原を並走する風間くんの姿が!「僕たち、ずっと友達だよー!!」開始10数分で涙止まらねえわ。ひょっとしたらオトナ帝国より泣けるかも!?

 てなわけでメキシコでの新生活が始まったわけだが、メキシコの幼稚園でおっぱいぷるんぷるん、おケツぶるんぶるんのカロリーナ先生(声がなにしろ坂本真綾!)に出会ったら風間くんとの別れに号泣していたこともすっかり忘れておっぱいとおケツの虜になるしんちゃん!ここまで露骨にラテン系のセクシーキャラも随分久しぶりな気がするし、まあ仕方あるまい。男はこれだからな
 その頃みさえは愛の歌で口説きにかかるアントニオ・バンデラス風の男マリアッチ(CV:浪川大輔)に言い寄られ、ひろしはサボテンの取引を進めようとするが、町長のドゥヤッガオ・エラインデス(CV:平田広明)に「街を食い物にするハイエナ」とまともに取り合ってもらえないのであった。
 サボテンフェスティバルの最中、突如サボテンは周りの人々を捕食し始めた!このサボテンの正体は人を食う食虫植物、キラーサボテンなのだった!あっという間に町の人々は食いつくされ、難を逃れた人たちは街のパブに立てこもる。町から脱出して助けを呼ぼうと主張するひろしたちだが、サボテンで町おこしを目論む町長を始めとする人々は誰も同調しない。パブにもついにキラーサボテンの魔の手が迫り、危うく脱出したひろしたちはサボテンへの対抗策を練り始める。

 今までのシリーズでは世界征服を企む悪の秘密結社みたいな明確な意思を持った組織が大抵存在していたんだけど、今回のキラーサボテンはそこに存在しているだけで、町の中心部にいる女王サボテンを中心にして活動するというモンスターパニックものの系譜に繋がる敵で、おそらくクレしん映画初の試み。キラーサボテンは視覚がなく、聴覚だけで獲物の認識をするゾンビスタイルで、それを利用して一網打尽にしようという頭脳戦も描かれ、(作戦があることで失敗し、それが後でさらに結束を深めるネタ振りになっているというひねりも素晴らしい)その手の映画が好きなやつにゃあたまらん描写がてんこ盛り。序盤以降カスカベの住民が一切出てこないので野原一家の力になってくれるのは異国の人だけなんだぜ!ここにいる全員が家族なんだ!

 異国の地の人々と野原一家がひとつになって巨大な敵に立ち向かい勝利した後はまたカスカベに戻る…という流れにはドラえもんの『さようならドラえもん』『帰ってきたドラえもん』を想像させ『クレヨンしんちゃん』シリーズの完結、そして再開という風に受け止めてもいいんじゃないですか。

 あと、ゲスト枠で登場した日本エレキテル連合の、出てきた瞬間の「ああ…こんな人たちもいたよね…」感がすごかった。オファーした時は旬の人だったのにな!!ゲスト出演て難しいよな。





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Posted by 縛りやトーマス at 20:49│Comments(0)映画アニメ
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