2015年08月16日

劇場版でMAXスピード『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』

劇場版でMAXスピード『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』

 ここ数年の劇場版仮面ライダーは杜撰なものばかりで特撮ファンの俺ですらいいところを探すのが難しく、もうよかった探しは終わりだ!ダメなものはダメと言わないとこのシリーズが本当に終わってしまうぞ!とあえて批判する方向にいたのですが…今回は本編クライマックスの盛り上がりと相まって面白い作品に仕上がっていた。
 この劇場版シリーズがダメだという決定的な部分は敵の設定の適当さで、昨今は『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』あたりの石ノ森作品のキャラを使いまわすか、『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』あたりのとにかく「人類を滅ぼす」か「人類を支配する」と特に理由はないが滅ぼしたり、支配したりする(悪役はそういうものだから!)悪い奴か、『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』の仮面ライダーコアみたいなとにかくデカイ奴(デカイから強い!)ぐらいしかおらず、本編の合間に製作しているがゆえの時間に追われている感がありありとした敵キャラにまったく入り込めずにいたのだが…

 今回の敵ダークドライブは設定が正体がひねってあり、真剣佑(千葉真一の息子!)が演じているというキャストの意外さも裏をかいている。相棒のクリムが敵になるという未来が提示され、暴走という展開を経て進之介との相棒関係が崩れるのだが、信頼するがゆえにやがておとずれる破局を回避するためにベルトを破壊、だがそれは敵の陰謀だった!ということで観客を驚かせて、マッハやチェイスが主人公のサポートに回り、2号ライダーや3号ライダーに活躍の場が与えられているところも評価できる。進之介がクリムとの友情を再確認、チェイスの力で仮の力を手に入れるが通じず、最後に変身能力(と友情)を回復した進之介が大逆転勝利!という流れは無理がなく、クライマックスのセリフのやりとり

「お前は悪の前に転がる石ころに過ぎない!」
「それが悪のつまずくきっかけになるなら俺は石ころになってやる!」

 はあまりにも熱く、「昭和の刑事ドラマ」のノリを現代に持ち込んだ『仮面ライダードライブ』の劇場版としてはもはや完璧といえる。ラストも見事に「まさか!」の未来が示されタイトルどおりの『サプライズ・フューチャー』なのであった。





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Posted by 縛りやトーマス at 23:13│Comments(0)映画特撮・ヒーロー
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