2016年02月24日

ジョリーの腐った世界『不屈の男 アンブロークン』

ジョリーの腐った世界『不屈の男 アンブロークン』


 ベルリンオリンピックに出場した過去を持つルイス・ザンペリーニが戦争で日本軍に捕まり、収容所でサディスティックな所長にひたすら虐待を受けた実話の映画化。2015年春に日本で公開される予定がネット上で「反日映画だ」という抗議、署名運動が起きてしまう。なにしろ映画そのものを見ないで抗議してるんだから相当頭が沸騰してるんだと思う。

海外メディアの取材を何度か受けた「史実を世界に発信する会」(東京)の茂木弘道事務局長は「映画は見ていないが、事実無根の思い込みや決めつけによる作品で、上映の必要はない。この映画こそ日本人性悪説に基づいた人種差別だ」と語る。
http://www.asahi.com/articles/ASH376H1WH37UTIL01D.html


 この騒動を受け配給会社が上映の延期を決定。だが別の配給会社が約一年後に公開を決定。まさに不屈の闘志で公開されることになったわけだ。


 カリフォルニア・トーランスでイタリア移民の子として生まれたルイス・ザンペリーニは移民いじめをしてくる連中は相手を選ばず叩きのめす不良だった。将来を案じた兄ピートは彼に走りの才能を見出す。次々と記録を塗り替えるルイスはいつしか“トーランスの竜巻”と呼ばれるようになり、高校生の時に出場したベルリン・オリンピックで1週56秒の記録を叩き出す。
 太平洋戦争に参加したルイスの搭乗するB-24がトラブルで洋上に不時着。47日間の漂流の後日本軍に捕らわれ東京の大森収容所に送致される。そこで出会ったザ・バードこと渡辺伍長に目をつけられたルイスは事あるごとに虐待を受けるようになる。

 ここから映画は延々と渡辺伍長による虐待が描かれる。ルイスはトーランスで兄から教わった「耐え抜けばやれる。自分から挫けるな」の言葉を胸に虐待に耐え続ける。
 「お前はアメリカでは死んだことになっているぞ」ルイスは海外向けのラジオ局に呼び出され、日本軍からプロパガンダのための放送をするよう要請される。無事放送を終えたルイスに日本軍は旨い食事や収容所から出してやる、といった甘い餌で釣ろうとするがルイスはそれを拒否して再び収容所へ。戻ってきたルイスに渡辺伍長は「意思が強いやつめ。私と同じだな。私はお前のようなやつが大好きだ!」とより酷い虐待再開。

 劇中、なぜ渡辺伍長がルイスを虐待するのか、その理由がなんとなくわかるのがこのシーンだけで、「好きだから意地悪したくなった」というクラスメイトのカワイイ女子に対する男子レベルの行動。渡辺伍長を演じるのが『ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション』の主題歌を弾いてたギタリスト、MIYAVIでその中性的な顔立ちから虐待ショーというより腐女子のカップリング妄想じみた展開にアンブロークン!!ジョリーは本作をこう語る。

 「世界はこんなにも苦痛に満ちています。今、私達が求めているものはこのような物語なのです。闇の中でも光を求めてやり抜く男たちの旅」

 だと…やり抜く男たちの旅!闇の中に指す一筋の光!

 そう、これはどう見ても監督アンジェリーナ・ジョリーの腐った世界の映像化であり、これに反日だの捏造だの喚いていた人たちは本当にバカですねえ。






同じカテゴリー(映画)の記事画像
地獄だぞ!『地獄少女』
何も始まらないうちに終了『フッド・ザ・ビギニング』
伝説の戦車映画再び『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』
ワケわからんが、スーパーワンな『ロボット2.0』
土壇場からの大逆転、これが上田慎一郎監督の作家性だ!『スペシャルアクターズ』
ロケットやスペースシャトルが出る邦画にロクなものはない『最高の人生の見つけ方』
同じカテゴリー(映画)の記事
 地獄だぞ!『地獄少女』 (2019-11-17 16:41)
 何も始まらないうちに終了『フッド・ザ・ビギニング』 (2019-11-15 20:48)
 伝説の戦車映画再び『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』 (2019-11-04 22:06)
 ワケわからんが、スーパーワンな『ロボット2.0』 (2019-11-01 01:49)
 土壇場からの大逆転、これが上田慎一郎監督の作家性だ!『スペシャルアクターズ』 (2019-10-29 00:28)
 ロケットやスペースシャトルが出る邦画にロクなものはない『最高の人生の見つけ方』 (2019-10-25 22:07)

Posted by 縛りやトーマス at 22:31│Comments(0)映画
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。