2016年07月18日

キャンプやろうぜ

 ストーリー漫画を中心の月刊誌まんがタイムきららフォワードで好評連載中の『ゆるキャン』第二巻が発売。

キャンプやろうぜ

 ソロキャン(ひとりでやるキャンプ)女子高生の志摩リン(6話でようやく苗字が判明)が富士山の麓でキャンプしていると、山梨から引っ越してきて自転車で富士山を見にきた各務原なでしこと出会う。カレーラーメンと携帯を貸してもらったお礼に「今度キャンプへ一緒に行こう」と誘われるのだが、リンは人付き合いが苦手で一人キャンプの時間を脅かされるのが嫌…というのがつい表情に出てしまう。リンと違って積極性の塊で誰とでも仲良くなってしまうなでしこはリンのソロキャン現場に押しかけるのであった。

 タイトルどおりのゆる~いキャンプ模様が描かれる本作はキャンプ素人のなでしこを通じて読者はキャンプに関する知識を得られるようになっている。それらの知識は作者である、あfろが見聞きし体験したものからだろう。年齢性別一切不明なんだけど、この物語のように女子高生ではないと思う(当たり前)。話題の『木根さんの1人でキネマ』『ばくおん!』同様、作者のひけらかしたい専門知識を(あえて)カワイイ女子を使って語らせる…という昨今流行りのテクニックが披露され、読むだけでキャンプに行きたくなる(もしくは行った気分になる)こと請け合い。

 あと時々見開きを使ってキャンプ地の拓けた風景が出てくるのだが、だだっぴろい突き抜けた風景に登場人物がぽつんと描かれている開放感がたまらなく、漫画の魅力になっている。

キャンプやろうぜ
キャンプやろうぜ



 2巻では長野にソロキャンに向かうリンと野外活動サークル(野クル)に入ったなでしこたちが展望キャンプ場に向かう話が同時に展開。
 なでしこら野クルメンバーは温泉に浸かったり、温玉揚げを召し上がり、辿り着いたキャンプ場でなでしこの振る舞う鍋料理を平らげたりと初の集団キャンプを満喫する一方、スクーターで長野に向かったリンはようやく着いた温泉が閉鎖していたというドジに見まわれるもはじめてのキャンプご飯にご満悦。その後互いのキャンプ地の夜景をスマホで送り合う(例の突き抜けた風景の見開き絵)シーンはなんとも感動的で、これをきっかけに二人は準備の時点を含めて初めて「二人だけのキャンプ」をすることになる(第10話)のです。

 あと出てくる女の子がみんなカワイイの。露骨な萌え風の絵ではなく、いかにもその辺に居そうな感じのキャラクターなんだよな。野クルの顔芸担当、大垣先輩が2巻でやらかす大ドジもカワイイし、傍にいるだけでほっこりしそうな犬山先輩(彼女がリンちゃんの性格を見抜くところなんて、上手く描かれてるなあと)もいいし、リンちゃんのいいサポート役な斉藤さんもいい。この漫画、周囲で支えるタイプの人間が丁寧に描かれているのな。
 キャンプには絶対行かないタイプの僕でも楽しめた『ゆるキャン』この夏オススメの漫画です。





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Posted by 縛りやトーマス at 15:04│Comments(0)漫画
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