2016年11月03日

へっぽこ先生ボツかれさまです

「先生のマンガ…クッソつまんないですね…」
 デビュー作以来、鳴かず飛ばずの売れないマンガ家、田中一人(名前が超平凡!)についた新たな担当編集はムッチムチのボディをボンデージコスに押し込め、ハイヒールの足音も高らかに田中をバラ鞭でぶっ叩き、「あなたもボツにしてあげましょうか?」言葉責めという名のアドバイスをビシ!バシ!いくでぇ~と食らわせるS編集だった!…というまんがタイムきららの好評連載『担当編集ボツ子さん』の第一巻が発売。


へっぽこ先生ボツかれさまです


 宝分社の新人編集・刺子愛(さしこ・あいと読む)はヒット作を三本も抱える有能編集者で、鳴かず飛ばずの田中を一流にすべくボツを出し続ける。あまりにボツを出し続けられ号泣する田中先生。それでも容赦なく刺子は「ボツボツ飽きてきました」それでもボツ!ひたすらボツ!
「お疲れ様ですへっぽこ先生」「会議に回す価値もありません」「ボツボツ頑張っていきましょう」「先生ボツかれさまです」(このセリフ最高)と言葉の端々に愛(?)の鞭をしならせる刺子だが、本当は子供の頃に田中先生のデビュー作を読んで以来の大ファンで業界的にはまったく無視されている田中を世に出そうという夢があるのだ。田中先生はそんな刺子の片思いにはまったく気づかないまま、「いつか最高のマンガを描いてぎゃふんと言わせてやるんだ」とお釈迦様の掌で弄ばれる悟空になるのだった…この愚か者め!

 田中先生には妹がいるんだけど、この妹も「お兄ちゃ~ん」と甘えながらお弁当の中にエロ雑誌(おかずってこと?)を忍ばせたり、「遅刻するよ~」と朝の3時に起こしたりする刺子以上のS愛を注いでくるわ、それだけではなく刺子の姉で元有能編集者の恋さん(この人が「編集者は優しいだけじゃダメ、時にはビシバシしごくことも必要よ」と刺子に教えた、そもそもの元凶)が刺子以上のSだったりとか、田中先生が様々なパターンのS責めに苛まれる描写がたまりません。これに慣れすぎた田中先生、先生の才能を褒めちぎってくるライバル出版社、かもめ社の犬井さんとかの態度を逆に警戒しちゃうという…基準がおかしくなってるよ先生!でも本当の理由は犬井さんが褒めちぎった部分を全部刺子がダメ出ししており、「作品を良くするためにはこっちじゃないのか?」と思ってしまう…刺子に骨の髄までコントロールされている田中先生を観ていると『GS美神』の横島さんを思い出してしまう。奴隷にされるほど気持ちいい!

 ダメ男のどうしようもない嗜虐心を目覚めさせられる(なにしろ女性キャラのほとんどが母性愛で広く深く田中先生を包み込んでくれるのだ!)開眼M男マンガ(えっ?そんな作品じゃない?)『担当編集ボツ子さん』を読もう!読まないのならあなた自身がボツになります。





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Posted by 縛りやトーマス at 21:21│Comments(0)漫画
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