2017年03月26日

スナック菓子のしょぼいおまけ『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』



 春のクロスオーバーシリーズ第5弾。この手のシリーズのヒーロー同士の対立はいつも「実は争うフリをしていただけだったのさ!」なんだが、今回だけは違っていて、ゲーム『超スーパーヒーロー大戦』をクリアしてゲームをつくった少年を救うためにライダー、戦隊の混成チームをつくり、相手を倒すことでレベルアップしていく…という展開だ。これまでの報告、連絡、相談をしていれば済む程度の争いではない、というだけでも随分レベルアップしたもんだ!

 ゲームから現れたアンドアジェネシス(!)の攻撃によりジューランドは崩壊、唯一逃げ出したジュウオウタイガー・アム(立石晴香)はCRに運ばれる。そこに現れた宇宙戦隊キュウレンジャーは現実とゲームの世界を行き来できるポッピー(松田るか)を捉えようとするが仮面ライダーエグゼイド・永夢の説得により共闘することに。世界を救うためにじはゲーム『超スーパーヒーロー大戦』をクリアせねばならず、永夢はライダー、戦隊の混成チームを結成する。
 このチームをスロットで選ぶのだが(ガチャゲーかよ)、モモタロス(電王)、アオニンジャー加藤・クラウド・八雲(松本岳)、ビートバスター・陣マサト(松本寛也)、仮面ライダーゾルダ・北岡秀一(小田井涼平)という統一感のないメンツ。八雲が魔法の師匠、マジイエローを選ぼうとしたら陣マサトが出て来るとか(どちらも同じ役者がやってる)、北岡先生が「英雄って言うのはさ、英雄になろうとした瞬間に失格なのよ」な名台詞を口にしたりとマニアがニヤリとする演出があったりするのだが、あとは関連性もないキャラクターたちとの無意味な戦いを延々と見せられる羽目に。しょせんはキャラクターに思い入れのない子供がつくったゲームだからなぁ…こんなことになってるのはいつも通りタイトなスケジュールで撮影されているからで、役者のスケジュールを抑えるだけでいっぱいいっぱいであり、ストーリー上の整合性は考えられていないのだろう(ジュウオウジャーでアムしか出てこないといったあたりに現れている)。ゲームの世界で戦うという設定は龍騎や鎧武のようなライダーバトルのシステムに上手く組み込めたはずなのに…(ショッカー首領三世とかの設定はほぼ不要)

 それでもメインで活躍するキャラが仮面ライダーブレイブ・鏡飛彩(瀬戸利樹)にヘビツカイシルバー・ナーガ(山﨑大輝)という主役でない脇をメインにするという物語には裏をかかれてしまった。「実は争っているフリをしていただけだったのさ!」という展開を止めて「実は脇がメインだったのさ!」というわけか。こいつはやられたぜ!

 みんなあまりの裏をかかれっぷりに「そういうの期待してないから」と怒り心頭らしいが、みんなそもそも期待しすぎ!ライダー映画はスナック菓子のおまけみたいなもんだから。おまけがしょぼいからってスナック菓子そのものを否定してどうするんだ。本編のテレビが面白いければいいじゃない!!




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Posted by 縛りやトーマス at 05:24│Comments(0)特撮・ヒーロー
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