2017年03月30日

笑顔がいいだけで全米が震撼『チア☆ダン』



 『ちはやふる』『怒り』で2016年日本の10代女優界の頂点に君臨した広瀬すず。2017年はより良い作品に出て活躍するところが期待されるが、その2017年第一弾に選んだのはチアダンスであった。なんか、『恋空』で人気爆発した新垣結衣が『フレフレ少女』に出演するぐらい、不安だよ。

 『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』は福井県立福井商業高等学校のチアリーダー部、福井JETSがまったくの素人ながら3年で本場アメリカのチアダンス選手権で見事優勝、その後2017年まで5連覇を達成しているという実話を元にした映画である。こういう話は如何に実際の福井JETSに興味をもってもらえるか、素人が全米No.1ということがどれだけの偉業か、映画から感じてもらえるようにしないといけないはずが、この映画見ても何がスゴイのかまったくわからない。

 広瀬すず演じる主人公、ひかりはサッカー部に入った同級生(真剣佑)を応援したいという不純な動機でチアリーダー部に入るが、「全米選手権出場」を掲げる顧問、早乙女(天海祐希)の指導は「おでこを出せ」「恋愛禁止」とスパルタそのもので、部員は次々逃げ出していく。残ったひかりも運動神経ゼロでまるでついていけず、逃げ出そうとするのだが早乙女から「あんたは笑顔がいい」という理由で残らされる…
 ものすごい技が使えるとか、実は他の部員たちにはない才能があるとかじゃなくて「笑顔がいい」って…そりゃあ広瀬すずの笑顔は現代日本の十代少女で頂点に達するレベルであり、全米笑顔選手権なら7連覇はしそうな気もするが。コレ、チアダンスの話なんで!コメディリリーフとして登場する富田望生が母親にネグレクトされてる妹たちのためにアルバイトしながらダンスの特訓をしてたりする(なんでこんなハードな話が急に飛び出すんだ)ストイックさを発揮したりしているのに、広瀬すずは真剣佑とチャラチャラしながら笑顔がいい!ってええかげんにせえよ!
 そもそも天海祐希の指導力に疑問がある。彼女は夢はでかいけど、指導が適当なので誰もついてこず、最後にはあらゆるスポーツ界の指導者が書いた指導教本を読み漁るのだが、一番影響を受けるのが松岡修造の本って時点で駄目だこりゃ!
 クライマックスも怪我をして全米の舞台に立てない広瀬すずを最後の最後に笑顔を見せるためだけに起用しちゃってそのまま優勝。広瀬すずが笑顔を見せるだけで優勝できる全米って大したことないんだな。全米が震撼した!
 こんな適当な映画つくられちゃって、福井JETSの偉業が霞むなあ。実際のドキュメントを見た方が面白いんじゃない?




同じカテゴリー(映画)の記事画像
出オチ漫画の実写化は止めよう『東京喰種 トーキョーグール』
オヤジなんかいらない『JKニンジャガールズ』
麻しんがゼロ
邦題もシンクロナイズドさせないと
次はマッハバロンでお願いします
ロメロよ甦れ
同じカテゴリー(映画)の記事
 出オチ漫画の実写化は止めよう『東京喰種 トーキョーグール』 (2017-08-03 23:14)
 オヤジなんかいらない『JKニンジャガールズ』 (2017-07-31 05:49)
 麻しんがゼロ (2017-07-30 22:51)
 邦題もシンクロナイズドさせないと (2017-07-23 09:42)
 次はマッハバロンでお願いします (2017-07-21 10:21)
 ロメロよ甦れ (2017-07-18 22:49)

Posted by 縛りやトーマス at 20:35│Comments(0)映画アイドル映画
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。