2017年07月15日

アニメの完コピを実写化とは言わないよ『銀魂』



 福田雄一監督は「酒もたばこもギャンブルもゴルフもやらない」そうである(ウィキペーディアより)。福田の映画は確かに酒もタバコもギャンブルもやらないような人間が撮りそうな映画だね。毒にも薬にもならないってやつ。

 ジャンプで69巻も出ている漫画の実写映画化である。長編なので実写化にあたっては以前劇場アニメ化された『新訳紅桜篇』をベースに、というかほぼ再現。漫画ではなくアニメの実写化であるところが大きなポイントだ。登場人物たちの軽妙なセリフのやり取りとギャグのかぶせあいが売りなので、声優陣の芸達者ぶりがアニメ版の理由のひとつだったので、実写映画はそれを完全にコピーしている。確かにこれはスゴイ。特にメインキャラクターの3人である銀時、新八、神楽をそれぞれ演じた小栗旬、菅田将暉、橋本環奈は杉田智和、阪口大助、釘宮理恵の声を完コピしていて違和感がない。スゴイ!でもそれって実写化なの?ただのかくし芸大会じゃないんですか!?

 小栗らを始め他の俳優陣もアニメのキャラのしゃべりを完コピしており(菜々緒以外は。菜々緒は別の意味でスゴイ。ありえないぐらいの棒読み、大根演技で笑わせてくれた)、改めていうが確かにスゴイ。でもそれならアニメの方を見ればいいんじゃないの!?
 完コピすることが福田雄一の考えるコメディなんでしょうか?コメディでもないよな。パロディでしかない。完コピした部分だけはテンポよくサクサクと進むが、一転シリアスな場面になると役者たちが目一杯演技をし始め、途端にダラダラと冗長になってしまう。ギャグパートはアニメの完コピに徹していた役者たちが今こそ見せ場だと演技し始めるの、もう見ていられない。
 福田雄一監督が唯一見せたオリジナル要素はエリザベスの声が山田孝之という部分。これも単に福田の『勇者ヨシヒコ』シリーズに出てたっていうだけ。友情出演、内輪ネタ。他にもムロツヨシとか佐藤二朗とか、いつもの面子がいつものネタをやるだけ。アニメの完コピと内輪ネタが福田雄一の限界。あのクソ寒すぎるCOUNTDOWN TVギャグとか、どれもこれもアニメの『新訳紅桜篇』に劣っていて(アニメのワーナーとブラザーズに匹敵しようとしたギャグがCOUNTDOWN TVなの?)、実写化という言葉の意味を問いただしたい。
 こんなの見るぐらいなら、アニメの方を100回見た方がマシです!




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Posted by 縛りやトーマス at 05:12│Comments(0)映画アニメ漫画
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