2018年05月06日

今度はゲームソフトだ!『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』



 あの『ジュマンジ』が帰ってきた!「なぜ帰ってきた!?」と言われたこのリブートである。95年に公開された『ジュマンジ』は当時流行っていた『ジュラシック・パーク』の影響でCGをやたらと使ってみたかった映画のひとつで、街中でサイが暴れまわることとロビン・ウィリアムズが出ていたことや「CGで演出は派手になったけど、物語は今一つ」と水野晴郎先生がクサしていたことしか覚えていない。同じ原作者による精神的続編の『ザスーラ』はスタン・ウィンストンによるブリキのロボットやトカゲ宇宙人、流線形ロケットなどのガジェット面の見どころが多くて楽しめるんだけどねえ。

 そんなすでに忘れ去られた映画のリメイクがなぜアメリカで大ヒット。ソニー・ピクチャーズの歴代興行成績No.1というのだから…一体なぜ?と思ってたけど映画を見るとすぐにわかった。


 前回で捨てられたボードゲーム「ジュマンジ」はある人物に拾われるが、すでに時代はコンピューターゲーム全盛期。「今どき双六なんかダセえよ!」と見向きもされない。ならばこうだ!とジュマンジはゲームソフトに変身!呪いのビデオで感染する貞子が後のシリーズではネットを使って広がったような進化の過程を見るようだ。そのゲームを始めた少年アレックスはゲームの世界に閉じ込められてしまう。
 時は流れて2016年。とある高校生4人は学校で問題を起こした罰として放課後の学校で掃除を命じられる。4人は地下室で偶然見つけたゲーム「ジュマンジ」をプレイ。スタート時に選べる5人のキャラのうち4人(1人はすでに選択されていた)を選んでスタート。すると4人はゲームの世界に吸い込まれる。そのゲーム「ジュマンジ」の中では彼ら自身が選んだ実際の姿とは正反対のアバターになってしまう。やせっぽっちのゲームオタク、スペンサーは筋肉ムキムキのマッチョマン、ドウェイン・ジョンソンに。アメフト選手のアンソニーは頭脳派キャラのケヴィン・ハートに。シャイな小心者のマーサは超セクシー系の美女、カレン・ギランに。セルフィ―好きでインスタ映えしか考えてないべサニーはデブオヤジのジャック・ブラックに!(このキャラが一番強烈)
 彼らは現実の学校生活でも所属するカテゴリーが違う生徒たちなので、お互いのことをほとんど意識していなかったが、ジュマンジ内でまったく違う自分を演じさせられることで互いのことを初めて理解することができる…これって『ブレックファスト・クラブ』じゃないか!

 『ブレックファスト・クラブ』はジョン・ヒューズ監督のカルト青春映画でスクールカーストをはじめて描いたアメリカ映画とされている。近年『パワーレンジャー』(2017)でも引用されていた。ゲーム世界における荒唐無稽な冒険映画でありながら学生時代に誰もが経験したカテゴリーの違う生徒たちの衝突、それを経てわかりあう様を描いているのでどの世代の誰が見ても突き刺さる青春映画なのだ。こりゃあヒットするわけだ!まさか『ジュマンジ』で泣くとは思わなかった。改めてジョン・ヒューズの素晴らしさも再確認できる傑作なのだった。





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Posted by 縛りやトーマス at 00:40│Comments(2)映画ゲーム
この記事へのコメント
私もどうせ、ロック様のおバカアクションと油断してみたら泣いてしまいましたよ!!人物バランスが絶妙ですね
Posted by 虎丸 at 2018年05月06日 20:16
一方『ランペイジ 巨獣大乱闘』はバカアクションなのでこちらも納得の一本です
Posted by 縛りやトーマス縛りやトーマス at 2018年05月06日 22:57
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