2019年02月06日

年金はちゃんと払え『ポーラー 狙われた暗殺者』

年金はちゃんと払え『ポーラー 狙われた暗殺者』

 デンマークの至宝、マッツ・ミケルセン主演の『ポーラー 狙われた暗殺者』を観た。ネットフリックスで配信中だ。

 プール付きの豪邸で引退生活を楽しむ男マイケル(『ジャッカス』のジョニー・ノックスヴィル!)がセクシーボディのギャルといちゃいちゃしていると、いきなり数人の男に殺される。
 ミケルセン演じるダンカン・ヴィズラは組織“ダモクレス”の殺し屋で引退を2週間後に控えている。ブラック・カイザーの異名を持つ凄腕だが、組織には「50歳になったら引退」という定年退職制度があるため、それに従って退職金と年金を受け取って余生を過ごそうと考えている。
 組織を父親から受け継いだブルート(マット・ルーカス)は組織の負債を埋めるため、引退する殺し屋たちの退職金と年金を払うのを惜しみ、「受け取り手が死んだ場合、金は組織のものとなる」という契約書の条項を利用して新たに雇った若手の殺し屋をつかって処分する(マイケルが殺されたのもそのため)。

 組織の連絡係、連絡は簡潔に「speak!(述べよ)」の一言のみ(このシーンがクソカッコいい)の女、ヴィヴィアン(キャサリン・ウィニック)を使ってダンカンはおびき出されるが、罠に気付き先手を打って皆殺しに。ブラック・カイザーの凄腕を知るヴィヴィアンはダンカンに手を出すぐらいなら、年金を払った方がマシよと忠告するが「年金を払いたくない!」とブー垂れるブルートは若手に命令してあの手この手でダンカンを葬ろうとする。

 今の日本じゃないんだから、そんなに年金払いたくないの?これは「年金をきちんと払わないとひどいことになる」という内容なので、日本の年金問題にも一石を投じる映画です(嘘)。

 中盤ぐらいまではミケルセンの引退を控えた殺し屋の悲哀が醸し出されていて、ミケルセンの渋い魅力が楽しめるのでそれを目的にして観る人は充分満足できるのですが、次第にトンデモ展開になっていって…マニピュレーターで動かす「軍隊」で追っ手を皆殺しにするあたりはもう何がなんだか。

 とにかく…年金はちゃんと払え!





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