2019年05月31日

女優二人の怖顔対決『貞子』

女優二人の怖顔対決『貞子』

 クローゼットに閉じ込められてやせ細った少女を母親(ともさかりえ)がガソリン撒いて焼き殺そうとする、その背後には髪の長い少女が・・・

 というネグレクトからのオカルトという針を振り切った背筋も凍るシーンで幕を開ける『貞子』は『リング』シリーズの最新作だ。『リング』は日本製の恐怖映画、「Jホラー」のきっかけとなった一本で、世界中が恐れおののき、ハリウッドでリメイクされるほどに恐怖は拡散された。
 だが最近では『貞子3D』で蜘蛛貞子を石原さとみがパイプで殴り殺したり、『貞子VS伽耶子』で豪快に飛び出したりとアトラクション映画化が顕著だった。今回は初代『リング』『リング2』の中田秀夫が監督に復帰、初代の怖さが復活した。

 心理カウンセラーの秋川茉優はある少女の担当になる。少女は母親が無理心中を図って焼死するが、からくも生き残ったという事件のショックからか、記憶を失い自分の名前すら思い出せない。カウンセリングは遅遅として進まないが、少女はある一点をすさまじい顔でにらみつけると、ひとりでに物が動いたり、ガラスが割れたりする。すわサイコキネシスか!!
 少女役の姫嶋ひめかはオーディションで見つけた新人とのことだが、にらみつけるときの顔が本気で怖い。

 茉優の弟、和真は動画配信者として活動しているが、最近は動画再生数も伸び悩んでいることもあり、起死回生の企画として肝試し動画を取るべく、「幽霊マンション」と噂のある、マンションの火災現場へ・・・もちろんそこは少女が一命をとりとめた現場だ。
 その動画はものすごい再生回数を記録するが、すぐに削除されてしまう。そして和真は行方不明に。茉優は拡散された動画を自宅でチェック。すると何かを見て、豹変する和真の背後に髪の長い女が・・・!


 少女以上に怖いのが茉優役の池田エライザ。ただでさえ大きな目をこれでもか!とばかりにガッと見開いて目玉が落ちそうになるぐらい。姫嶋ひめかとの「どっちの顔が怖いか対決」といってもいい、貞子より君らの顔の方が怖いよ!!

 もはや呪いのビデオテープを見た人に呪いが移っていく、というスタイルは通じないので、今度の貞子は姿を見た人に移っていくので誰も逃げられない!池田エライザがカウンセリングを担当する倉橋雅美という人物が出てくるのだが、これは『リング』『リング2』に登場したのと同じ役で、演じているのも同じ佐藤仁美。彼女は友人が貞子に呪い殺されるのを見たショックで20年も入院する羽目になり、池田エライザのカウンセリングで立ち直ろうとするものの・・・誰も逃げられない!


 20年ぶりに帰ってきた恐怖は2019年になっても本気で怖がらせてくれた。





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Posted by 縛りやトーマス at 23:10│Comments(0)映画
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