2019年11月15日

何も始まらないうちに終了『フッド・ザ・ビギニング』

何も始まらないうちに終了『フッド・ザ・ビギニング』

 何度となく映画化されてきた中世イングランドの伝説上の人物ロビン・フッドの物語。

 イングランドの領主ロビン(『キングスマン』のタロン・エガートン)は領民たちに慕われ、愛する恋人マリアン(イヴ・ヒューソン)とともに幸せに暮らしていた。しかし十字軍の遠征に徴兵されたロビンは「必ず帰ってくる」とマリアンに言い残し戦場へ。
 4年後、ロビンはアラビア兵の弓の使い手、ジョン(ジェイミー・フォックス)に苦戦するも捕らえるのだが、十字軍の上官は無抵抗の捕虜を虐殺、ジョンの息子も斬首される。それを咎めようとしたロビンは上官に忌み嫌われイングランドへ強制送還されてしまう。愛するマリアンの元へやっと帰ることができると気も晴れ晴れなロビンだが、領地には人っ子一人おらず、荒れ放題になっていた。2年前にロビンは戦死したことにされ、領地は没収、領民らは炭鉱で強制労働させられていた。すべてはノッティンガム州長官(ベン・メンデルソーン)の陰謀だった。さらに炭鉱の町でマリアンが別の男と仲良くしているのを見て絶望するロビン。
 そんなロビンの前に現れたのはジョンで、息子を助けようとしてくれた恩に報いるためにやってきたというジョンは共に州長官の野望を食い止め、貧困と重税に苦しむ民衆のために立ち上がろうとロビンを誘う。ジョンの元で弓の腕前を上げたロビンは頭巾をかぶった義賊ロビン・フッドとして立ち上がるのだった。

 ロビン・フッドものは映画でも大昔から何本を制作されており、最近でもケヴィン・コスナーの『ロビン・フッド』(91)や、リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演の『ロビン・フッド』(2010)などが制作されており、定番のネタだ。今回は昨今の映画界で有名な弓を撃つヒーロー、ホークアイっぽいアクションや、『バーフバリ』の弓矢同事三本射ちを上回る4本射ちを披露するなど、現代的アップデートも行われている。

 またケヴィン・コスナーやらラッセル・クロウみたいないけ好かない連中が義賊ぶりたくて作られる題材でもある。そこへいくと今回のタロン・エガートンはコスナーやクロウよりはええ人なのでそれだけで多少は好感がもてるな。

 とはいえ題材の古臭さやジェイミー・フォックスの嘘くさいキャラクター造形が玉に瑕で、ビギニングどころか何も始まらないまま失敗した模様。




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Posted by 縛りやトーマス at 20:48│Comments(0)映画
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