2019年12月15日

山崎貴、面白いじゃねーか!『ルパン三世 THE FIRST』

山崎貴、面白いじゃねーか!『ルパン三世 THE FIRST』

 デジタルマンガ協会初代会長を務めたりと、デジタルコミックの世界にいち早く飛び込んでいたモンキー・パンチ先生はフル3DCGのルパンに挑戦しようとしていたという。そんなパンチ先生の夢がついに実現・・・したのはいいが、完成品を観る前に亡くなられてしまった・・・

 初のフル3DCG映画となった『ルパン三世 THE FIRST』の監督は山崎貴。観る者の多くをガッカリさせることでおなじみの山崎が初の3DCGルパンを手掛けるのだ。他に人選なかったの?と肩を落としながら観てみると・・・山崎、面白いじゃねーか!初めからそうしろよ!
 ドラえもんの時はスネ夫など、どうしてもフル3DCGに向いていないキャラクターの違和感がありまくりだったが、パンチ先生のデザインはフル3DCGの前にまったく違和感がなかった。


 初代ルパンすら盗み出せなかったとされるお宝ブレッソン・ダイアリーを盗み出そうとするルパン。だが同じ宝を狙っている者がいた。考古学の知識に長けた少女、レティシア(CV:広瀬すず)だ。彼女は単なる一般人に過ぎないのに、危険を冒してまでもブレッソン・ダイアリーを狙おうとする。そんな彼女にいつしかルパンはは協力するようになるのだが、このお宝を謎の秘密組織に属するランベール(CV:吉田鋼太郎)とゲラルト(CV:藤原竜也)も狙っていたのだった。その背後に見え隠れするナチスの残党。やがては銭形警部もルパンたちの仲間となって秘密組織に立ち向かう。

 山崎監督が好きそうな『カリオストロの城』の影響がばっちり伺える展開・物語で、可憐なヒロインに嫉妬故、悪の道に陥る科学者、どこまでも外道な悪役とキャラクターは明確で、王道。張り巡らされた伏線を回収するクライマックスも見事で、どうしよう、褒めるところしかない。山崎貴はたまに大して好きでもないジャンルやテーマを押し付けられて「コレ、大好きなんですよー」と思ってもいないことを言わされてるときがあるけど(ドラえもんとかドラクエとか)ルパンに関しては(特にカリオストロ)本当に好きなんだろうなあ。主題歌まで『炎のたからもの』風なのもたまらんね。人間、好きな仕事をやった方がいい。もうドラえもんとかドラクエとかやらなくていいからCGルパンだけやり続けてくれ。

 ただ唯一気になるのは、カリオストロにあった「埼玉県警」とか「カップラーメン」のギャグがそのまま採用されてるところ。それ、パンチ先生が嫌ってたやつだよ!なぜそれを入れたんだ!そこだけアウト!




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Posted by 縛りやトーマス at 00:23│Comments(0)映画アニメ
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