2010年02月28日

『サヨナライツカ』 ☆☆

MUTEKIレーベルの新作『ジェンヌ 水瀬ちあき』が意外にも頑張っていたので(あくまで及第点)驚いた昨今みなさま如何お過ごしでしょうか。

さて先日地雷とわかっていながらポイントカードでタダという理由で映画『サヨナライツカ』を鑑賞。辻仁成の映画といえば以前『フィラメント』(主演TKO)を観に行って週刊現代による『井川遥、壮絶レイプシーン!』という記事を読んで期待に股間をパンパンにして映画館に行った。途中までの退屈なシーンに耐え(TKOが大人になりきれず、日がなボンクラ仲間とテレビゲームに興じている、という描写だけは身につまされたけど)ついにレイプシーン!その描写は・・・

井川遥がDV癖のある元旦那に呼び出され、やり直そうぜと言われるが拒否する井川。元旦那は「そんなこといっても、お前は俺のことが忘れられないんだぜ!」とばかりに迫る。すると外で井川の帰りを待つ父親のカットに変わり、すぐに井川が(事が済んだ後か)ソファの上で裸の上にコートを羽織っている状態で寝ている、というカットに変わる・・・

どこが壮絶レイプシーンやねん!!
週刊現代の捏造ぶりには恐れ入った。

そんな過去を思い出したので覚悟の上、限りなくやる気ゼロの姿勢で映画鑑賞。


西島秀俊は名家のお嬢、石田ゆり子と結婚式を目前に控えいちゃついていた。しかしエリートサラリーマンの西島は務めている航空会社が東南アジア航路を開拓するためにタイへ出張するのだった。
「わたしがいなくても我慢できます?」「たった数カ月だよ」
バンコク支社では同僚が西島の歓迎会を開いてくれることになった。男だらけの歓迎会に同僚(マギー)は美女を呼んでいるという。マギー曰く
「あんな女は見たことが無い」「あの女を見ると男は誰もが言葉を失う」とあらゆる絶賛の言葉を浴びせられ現れた女が中山美穂演じる真中沓子!この世界ではミポリンが最高の美女、というか妖女の類で扱われてます。一目見ただけでミポリンに言葉を失う西島。

タイ最大の航空会社パンナムと草野球の試合に挑む西島。9回裏1アウトランナー一塁の場面。支社長である監督の指示は送りバント。
「なんで送りバントなんですか?俺は今日一発ホームラン打ってるし、やらせてください!」「それ以外は凡フライだろ?自分を犠牲にして後に任せろ」
この後予想通り、監督の指示を無視して西島がフルスイング!逆転サヨナラホームラン打って大勝利。試合後西島が部屋でシャワー浴びているとそこにホームランボールを持ってやってくるミポリン。人の部屋に勝手に上がり込んだミポリン、無言でパンツを脱ぐ!そのまま襲いかかる西島と激しいセックス!

「場外じゃなくって中にホームラン打って!」

というセリフが(私には)聞こえた。ここまで二人はロクな会話を交わしてません。
この一発は気の迷いなんだと都合のいいこと考える西島だが、体は正直なので仕事をサボってミポリンとくんずほぐれつしまくりの日々。それでも『パンナムの隣に窓口を開設する』という偉業を達成した西島はそれを盾にして(いるようにしか見えない)お咎めなし。

ミポリンは高級ホテルでイギリスの作家の名前がついてるスイートルームを自宅のようにしている金持ちの美女という設定でそこに入り浸る西島は従業員から「ミスター・マナカ」呼ばわりされる。
この中山美穂がまったく何者かわからない。なんでこんなスイートルームに住んでいられるんだっていうとまあ、金持ちのパトロンをとっかえひっかえしてるんだ、みたいな適当な説明があるんだが製作者の頭の中では「素性のわからない女=ミステリアスな美女」っていうことなんでしょうか。でも映画を見る限りミポリンはいつでもどこでもパンツを脱ぐ痴女、ヤリマンにしか見えません。

この後石田ゆり子がお嬢特有の性根の悪さを見せつけて二人を別れさせ、西島とゆり子は元の鞘に収まって数十年後、仕事で再びタイに向かう。そこで出会ったのは昔とほとんど変わらぬ姿のミポリンだった!!!
ここで数十年ぶりに野獣のようにまぐわって、そんな時代もあったねと~終わるのかと思ったらこの後が長い長い!くクライマックスではやりすぎの超展開が待ってます。最後には「マイペンライ(大丈夫)」というセリフがあるが辻の頭はちっとも大丈夫じゃないと思う。

僕らのアイドルミポリンを痴女扱いした辻仁成の感性には恐れ入った。つくづく中山忍のファンでああ良かった!



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Posted by 縛りやトーマス at 01:53│Comments(0)映画
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