2018年05月26日

東映あかりん

 東映の11月公開作品、『走れ!T高バスケット部』のスタッフ、キャストが発表された。


https://www.toei.co.jp/release/movie/1212760_979.html

 弱小バスケット部の青春を描いた同名小説の映画化で、監督は『オトシモノ』『トワイライトシンドローム デッドクルーズ』『アナザーAnother』『ルームメイト』といったホラー、サスペンスでヒットを飛ばし、最近では『今日、恋をはじめます』『クローバー』『ReLIFE』などの青春恋愛映画で話題の古澤健。
 出演は志尊淳、戸塚純貴、鈴木勝大、西銘駿、竹内涼真…という東映おなじみのライダー、戦隊出身俳優で固められてます。そしてマネージャー役に早見あかり!タイトルに『走れ!が入っているのは偶然なのか…公式Twitterでは撮影中にあかりんが行くぜっ!怪盗少女の振り付けをしている動画が…

https://twitter.com/tkoubaske/status/999206410444455938

 俺たちのハートも狙い撃ちする本作は11月3日公開です。

http://tkoubaske.jp/sp/comment.html


  


Posted by 縛りやトーマス at 00:26Comments(0)映画特撮・ヒーロー

2018年02月16日

無国籍・無秩序な大阪ロケの珍アクション大作『マンハント』



 西村寿行の小説を原作にした76年の松竹映画『君よ憤怒の川を渡れ』のリメイク。長年、同作のリメイクを願っていたジョン・ウーにより日中合作映画として制作。大阪フィルム・カウンシルの協力で大阪をはじめ兵庫、奈良などで大規模なロケーションが敢行されたことも話題に。

 リメイク元の76年の映画は 『ゴルゴ13』(73)『新幹線大爆破』(75)などで邦画のスケールに収まりきらない規模のスペクタクル作品を評価されていた佐藤純彌監督が東京・北海道・仙台などを縦断する一大ロケを敢行、セスナ機を強引に着水させたり、深夜の歌舞伎町をサラブレッド群が爆走するという無茶な撮影にも挑んでいるとにかくスケールのでかい映画であった。
 またこの作品は文化大革命後の中国で初めて公開された外国の映画で、劇中無実の罪を着せられ逃亡の度を続ける主人公・高倉健の姿に文化大革命で理不尽な扱いを受け数十万人が殺されたという中国人たちは涙し、当時8億人の国民が映画館にかけつけたそう。
 子供の頃に観たというジョン・ウーは本作をどのようにリメイクしたのか?


 日本の製薬会社・天神製薬の顧問弁護士であるドゥ・チウ(チャン・ハンユー)は大阪にある本社で行われたパーティの翌日、自宅のベッドで目を覚ますと社長秘書の死体が横たわっていた。身に覚えのないドゥはすぐに警察に電話。警察の調べでドゥの指紋のついたナイフが押収され、彼は殺人犯にされてしまう。
 連行されようとしたその時、現場で捜査の指揮を執っていた大阪府警捜査一課係長の浅野(トクナガクニハル)がドゥの手を強引に部下の拳銃に触れさせ「お前は逃亡を図ろうとした」と射殺されそうになる。隙を見て逃げ出したドゥは何者かが自分をハメようとしていると、自ら濡れ衣を晴らそうと逃亡の旅に。
 この一連のやり取りはほとんど意味不明で、のちに浅野は事件の黒幕に雇われてドゥに濡れ衣を着せようとしていたことがわかるのだがこのやり方だと自分の部下にはドゥをハメようとしていたことがわかってしまうから、部下たちもグルなの?と思うけどそんなことは全然説明されなかった

 場面変わってテロリスト二人が子供を人質に大金を要求している。タンクローリーの座席に子供を縛り付けて爆弾のスイッチをもてあそぶ二人組のキャストは斎藤工&吉沢亮。その現場にカメラを片手にフリージャーナリストを名乗って現れたのは大阪府警捜査一課の係長、谷村(福山雅治)。口八丁でテロリストに近づいた福山、華麗に二人を叩きのめして事件解決。斉藤・吉沢の出番はここだけ!まるで『新幹線大爆破』の志穂美悦子ばりの無駄遣い。
 谷村は新人の百田(桜庭ななみ)を連れて逃亡するドゥの逮捕に向かう。異常にキャピキャピした女子大生風の桜庭の演技に戸惑ってしまう観客。
 上本町駅を逃走し大和川線の工事現場に隠れようとしたドゥを発見した谷村だが、鳩の里(笑)で飛び交う鳩に気を取られた隙に逃げられてしまう。
 府警で浅野から「手を出すな」と文句をつけられる谷村は気にせず百田と二人で独自の捜査を開始、現場検証で「お前が被害者の気持ちになれ!」とキャピキャピ桜庭に被害者を憑依させるという捜査なんだかイタコなんだかわけのわからない推理で、事件そのものに不審を抱く。
 ドゥは天神製薬の新しい顧問弁護士とひそかにコンタクトを取るが、ほたるまちのお洒落なカフェを殺し屋に襲撃され、顧問弁護士が殺される。さらに現場に駆け付けた谷村と堂島川で水上チェイス。大阪市内でのカーチェイスの許可が下りなかったための苦肉の策らしいが、カーチェイスよりよっぽど迫力のある場面だ。メイキングでは福山自らジェットスキーに跨ってチャン・ハンユーと激しく殴り合う。

 必死の思いで逃げ切ったドゥは3年前に天神製薬の企業秘密を盗み出した罪で裁判になり、敗訴した末に自殺した研究員・北川(田中圭)のフィアンセだった真由美(チー・ウェイ)と落ち合い、真由美の実家である牧場に身を隠す。北川は天神製薬で秘密裏に研究されていた人を怪物化させる新薬の開発に関わっていたが危険な薬品だと知らされていなかった北川は薬を無力化する処方コード(?)を真由美に託していた。
 牧場が二人の女殺し屋、ドーン(アンジェルス・ウー、ジョン・ウーの娘)とレイン(ハ・ジウォン)率いるバイカー軍団に襲撃される。その現場にやはり颯爽と駆け付けた谷村!彼はドゥを逮捕するが協力して殺し屋たちを撃退。「日本の警察官は拳銃を二丁持てない」「装填した5発しか撃てず、リロードも不可」という日本警察の設定を逆手にとって日本刀を振り回す大アクションを披露する福山。本人のキャリア中でも最大最高のアクションの切れを見せています。手錠をかけられた二人が二人で一丁の銃を撃つ「二人一丁拳銃」も見せて大暴れ。
 負傷しながらもドーンを葬った谷村はドゥの無実を晴らそうとする。立場も国籍も違う男たちには友情が芽生えつつあった…


 えー「どこが『君よ憤怒の川を渡れ』やねん!」と言いたくなる、まったく別物にされてしまってます。オリジナルでは高倉健演じる主人公が無実の罪を着せられる理由はそれなりに納得がいくんだけど、今回の弁護士役のチャン・ハンユーが濡れ衣着せられる意味はまったくなく、理由も「男女の三角関係のもつれ」というアホらしすぎて笑っちゃうものに。國村準が社長の製薬会社は西成のホームレスを集めてきて人体実験をしていて、使えなくなった人間は捨ててこいとか言ってたので、そんな悪い会社が社長秘書ひとりの死をごまかすのにこんな面倒なことする?ホームレスといっしょにまとめてポイ捨てして終わりだよ。

 中国でも「これのどこが『追補』(『君よ~』の中国版タイトル)やねん!」不評まみれだそうで、一体どうしてこんなことになったのか。スタッフクレジットを見ると脚本家が7人もおり、こりゃあ船頭多くして船山に上るってやつだな。ジョン・ウーはかつて『M:I-2』でトムと二人でカッコイイアクションシーンをいっぱいつくってあとは「このシーンとこのシーンとこのシーンがつながるような脚本にしてくれ」とロバート・タウンに丸投げしたことがあるのでその時と同じこと繰り返してるね。見栄えのするアクションを考えるあまりにストーリー上の辻褄合わせるのがどうでもよくなってる。
 この映画には知り合いが出てるんだけど、その彼も「撮影中脚本が変更されて配役が変わった」と言っていて、辻褄あわせないうえに脚本が変更になるもんだから、それじゃ何一つ話が繋がらないよ!
 でもジョン・ウー本人は念願のリメイクができて、意味が分からない冒頭の居酒屋での銃撃戦や、高倉健の『駅 STATION』を彷彿とさせるラストシーンを撮れて楽しそうでしたね。

 そういったよくわからない点を差し引いてもアクション面の迫力と美しさは見事で、日本でしかも映画という芸術関係への興味が微塵もない維新政治がはびこる大阪でこの映画が撮られたというのは驚異。それを象徴するような点が大阪で撮影してるのに誰も関西弁を話さないとか、大阪維新と異常に仲がいい吉本興業のタレントが誰も出ていないところ(『ブラック・レイン』以来の海外資本映画の大規模な大阪ロケなのにあんまやる気なさそう。制作発表時に万博誘致のアピールをしていただけ(苦笑)。これだから大阪維新は…)。
 無国籍かつ無秩序な大阪を代表するアクション映画の珍傑作として語り継がれるべき作品。


  


Posted by 縛りやトーマス at 06:20Comments(0)映画

2018年02月07日

80年代がそのまま戻ってきた『星くず兄弟の新たな伝説』



 1985年に公開された『星くず兄弟の伝説』の33年ぶりとなる続編。35年ぶりに続編がつくられた『ブレードランナー』に44年ぶりの劇場映画となった『劇場版マジンガーZ / INFINITY』といい、何がどうした2018年。ホシキョーまで続編がつくられるとは…

 ミュージシャン、近田春夫が「架空の映画のサウンドトラック」として発表したアルバム『星くず兄弟の伝説』(80)がヒットし、じゃあ本当に映画にしてしまおう、ということで当時学生映画の世界で時の人となっていた手塚眞を監督に起用、メインに久保田しんご(現久保田慎吾)と元東京ブラボーの高木一裕(現DJ高木完)、戸川京子、DER ZIBETのISSAY、尾崎紀世彦を迎え、カメオ出演にサンプラザ中野、高野寛、永島慎二、モンキー・パンチ、高橋葉介、石上三登志、景山民夫、高田文夫、中島らも、新井素子、川崎徹、黒沢清、森本レオ、タモリ、前田日明…というサブカル・オールスター総出演。当時のサブカルキッズたちが興奮したことは間違いない。しかし出来上がった映画はあまりにチープでしょぼくて…
 その一年前にSF、特撮界の大御所が参加した『さよならジュピター』が期待を背負いながらズッコケた記憶が蘇ったのだ。歴史は繰り返す。

 今日の視点で見れば評価できるポイントもあるが(特に星くず兄弟のグルーピーとして登場する戸川京子のかわいらしさときたら、2018年の今でも対抗できる女優はないだろう)、星くず兄弟といえばダメ映画の代表なのだ。そんな星くず兄弟の続編て!しかも主役の星くず兄弟を演じたシンゴとカン役の二人がそのまま年をとって再登場!どういうこと!?

 かつて星くず兄弟として脚光を浴びていたシンゴも今やしがないバーのオヤジ。昔の星くず兄弟の映像を見せては「俺は昔スターだった」といったところで若い客からはダセえと罵倒されるだけ。スターの夢をあきらめきれないシンゴは今や人気DJとなった相棒・カンを無理やり連れ去ってリ・エイジングマシンによって若返る。新たな星くず兄弟を演じるのは『仮面ライダーキバ』の音也役、今やってる『仮面ライダービルド』の猿渡役、武田航平と『仮面ライダーオーズ』のアンク役、三浦涼介だ。この二人が『星くず兄弟の伝説』を場末のバーで歌い踊る場面、完璧な星くず兄弟ぶりに興奮するね。演技と歌に関しては久保田慎吾と高木完より上手い!



 されど二人の唄は鳴かず飛ばず、なぜダメなんだ?落胆する二人の前に「お前らはロックの魂がない!」と愚痴る老人が現れる。誰あろうキング・オブ・ロック・内田裕也!キーポンロッキン!シェケナベイベェ!二人は裕也さんの教えに従ってロックの魂を探す旅に出る。ISSAYも再登場して前作のファンも懐かしい、チープで、しょぼくて、脈絡のない物語が延々と続く…まったく星くず兄弟の「新たな」伝説ではないですか!
 さすがに戸川京子の代わりを務める役者が見つけられなかったので、マリモ風のキャラクターは出てこないけど、それに準じるポジションの荒川ちかが新たな魅力を振りまいている。コケティッシュで、キュートで、気が強めで…




 80年代の浮かれている空気を2018年にそのまま持ってきているのは大したもんだ。僕は好きだね!みんなイライラ尖っている今見てみると斬新に受け取れるかも。33年前のことをやり直してるだけなんだけど。
 しかし33年前は「おれにはこれしかないんだ、だからこれがいちばんいいんだ!!」ぐらいの気持ちでつくっていた手塚眞が何を日和ったのか、劇中何度も「星くず兄弟の新たな伝説を撮影中の映画監督」として登場、「こんなわけのわからない話の何がいいんですか?」と突っ込ませる場面だけは納得できねえ!何自意識に目覚めたオタクみたいなことしてんの!33年も経ってから!



   


Posted by 縛りやトーマス at 21:44Comments(0)映画音楽

2017年05月08日

サメざめ

 AVのナンパシリーズとか職業モノなどのドキュメント風AVは言わずもがな大体仕込みなんですが、さすが本場アメリカは仕込みとは思えないリアルさですな。

【動画あり】水中撮影中の米AV女優がサメに襲われる事故が発生した件
http://blog.livedoor.jp/pururungazou/archives/8864948.html

 女優が入っている檻がどう見てもサメが普通に入ってこられる隙間があって下手すりゃ頭全部入ってこられるやんけ!!一歩間違えたら喰われるレベルで日本の仕込みドキュメント風AVとは格が違う。世の中にはこれ見て興奮する変態がたくさんいるんですね!

 って書いてみたけど、噛まれる瞬間はカメラ回ってないし、(なぜか不自然に上半身だけ写してる)ひょっとするとこれも仕込み、ヤラセかもしれないね。普通に考えて檻を見た時点で「棒の間、広すぎない?」って言うような。流れる血、噛み跡の残る足の傷もハリウッド仕込みの特撮かも知れませんよ。少し前に日本でホラー映画の撮影中、出演タレントがクラゲに刺されて海難事故騒ぎになった、ってニュースがあったけどそれと似たようなもんかな。





  


Posted by 縛りやトーマス at 11:14Comments(0)世界のとんでもニュースAV

2015年10月11日

クラゲ・ショック

 映画秘宝のムック本『映画懐かし地獄70’s』には「ハッタリ宣伝の東和」こと映画配給会社の東宝東和が映画に「決してひとりでは見ないでください(サスペリア)」といった観客の興味を煽るキャッチコピーや謎の上映システム<ビジュラマ>(ファンタズム)<サーカム・サウンド>(サスペリア)<サブリミナル・システム>(アリゲーター)をでっちあげたり、派手な上映イベントを企画したりした結果、大したことない映画にも観客がわんさか(そしてクレームもわんさか)集まってきたという話が書かれてあり、映画宣伝というのは本当に大変なんだなって感じ。

 そして今日もまたあらたな映画の宣伝に苦労している会社の話。


ホラー映画ロケでグラドル70人“海難事故”
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/454658/

 来年公開予定のホラー映画『アンデッド in Japan』のパイロット版の撮影として海に100人ほどの若手グラドルが入ったところ、大量のミズクラゲに刺されてしまったとのこと。約70人が被害に遭い、「殺す気ですか!」と怒り狂っている子がいたとも。
 少し前にバラエティ番組の撮影でヘリウムガスを吸い過ぎた未成年アイドルが倒れて救急車で運ばれたニュースは大騒動になったぐらいなので、このニュースだって大問題じゃないか!と思っていたら報道しているのは東京スポーツ一社のみなのであった。

 ちなみにこの『アンデッド in Japan』、どういう映画なのか。東京スポーツの記事から抜粋すると…


「脚本を手がけた加藤正人氏は、過去に堤真一が主演を務めてヒットした映画『クライマーズ・ハイ』でも脚本を務めている。『アンデッド――』の本編のキャスト陣はまだ不明だけど、堤クラスの大物俳優が顔を揃えるとささやかれていて、来年の注目作の一つと言われている」(映画関係者)


 「堤クラスの大物俳優が顔を揃えるとささやかれていて」出演するとは一言もいっていない!監督は『ケータイ刑事』シリーズや学校や自宅でヤりまくる性欲映画『僕は妹に恋をする』、市川由衣が貧相なおっぱい出してた『海を感じる時』の安藤尋だが、メインキャストの「若手グラドル」たちは加藤麻由美、山丸亜美、長嶺紗也佳、かわい瞳誰一人名前を聞いたことがない…
 まあ、要するに大したことない低予算映画の撮影中に事故が起きた!という記事を東スポに取材させて話題にしようとたくらんだわけですな。種を明かせば!
 それにコレ、パイロット版の撮影なんだよな。本編じゃない(笑)。
 この話題で出資者を集めようということなんでしょうけどヘタしたらパイロット版の撮影のみで終わってしまいそうな。可哀想に。クラゲに刺され損やん!
 映画の宣伝って大変なんだなあ。ホント。






  


Posted by 縛りやトーマス at 13:47Comments(0)アイドル映画